権現岳(観音平〜編笠山〜権現岳〜三ツ頭〜観音平)


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,420m
- 下り
- 1,414m
コースタイム
天候 | 晴れ 雲あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝4:00到着時ですでに30台弱駐車車輌あり 車中泊の方多そう? 簡易トイレ2基あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは登山口の案内板にあり。 用紙&ボールペンも設置されていました。 権現岳手前で鎖あり。 当然ですが油断をすれば危険ですし、それなりの注意は必要だと思います。 |
写真
感想
三連休初日の土曜の早朝4:00丁度駐車場に到着。
日が長い7月とはいえ、あたりはまだ夜の暗さ。
同行のKazumin夫妻は直後に到着。4:30まで少しだが仮眠を取り、夜も明け辺りは明るくなって来ましたがまだヘッドランプは必要な明るさ。
登山計画書に書込み及び出発準備をして入山した5時過ぎにはすっかり明るくなりました。
が明るくなり始めると同時に各レポートに出ている様に、案の定アブが出始めました。この後登り行程では"時々"アブ、ハチ、子バエ等々を含む虫達の歓迎!?を受けながら行く事に。
同行のKazuminご夫妻は昨年秋以来のご一緒の山行。
お二人とも山行自体もそれ以来との事なので今回大丈夫なのか...
初めのポイントの雲海までは順調に到着。小休止後さぁ出発と言うところで先着されていた方から「ご覧になりましたぁ?」と言われ後ろを振り返ると、なんとそこには雲海にぼんやりと浮かぶ富士山が。
うぁ見事!これを見ずして行こうとしてしまうなんてなんてお間抜けな僕たち。と言う感じ。そういえば各ヤマレコレポートや他のWebサイトでの紹介でもここが出ていたなと、思い出しました。 教えて戴きうれしいです。
さて雲海を出発後登りも徐々にきつくなってきました。自分は先々週の瑞牆山にいったばかりなので、まだ体が覚えている?状態だったので、そこそこの運動の気持ちよさを感じながら登れました。
がご夫妻は徐々にペースが落ち始めたので、様子を見ながら&自分自身も調子に乗り過ぎない様にと気を付けて次のポイントの押手川に到着。
ここで前回瑞牆山の時の経験を生かし、編笠山山頂方面と青年小屋方面への道を間違えない様にしっかりと確認し(当たり前だヨ、オレ!)進みました。
うっかりしていると微妙に分岐が分かり辛そうな感じはありましたが。
でここからも徐々に登り傾斜はキツくなって来ます。また虫さん関係の暖かい歓迎の頻度も増えて来たかな。
ここも樹林帯ではありますが時々振り返ると、切れ間から見える雲海の向こうに浮かぶ富士山、南アルプスの山々が見える様になってきます。
ものすごく感動!鳥肌モン。上に行くともっと凄いんだろうな、容易に想像がつきます。
樹林帯を抜けると急に岩場の風景になり、編笠山の山頂にいる人の姿が目に入ります。そして程なくして山頂に到着。
先程から背後にあった風景が360度のパノラマで見える様になります。本日目指す権現岳も。(このときは手前のギボシの事を本日目標の権現岳と思っていましたが)赤岳も。またまた感動!!!これは凄い。本当に来て良かったと思います。
山頂で大休止し本日の自分達の目指す核心の権現岳へ。
で次なるポイントの青年小屋へ。
山頂からはまずは樹木の中の道を降りて行きます。これまた前方には権現岳が大きく。先程から何度もカメラに自分的感動風景を収めているのですが、この直接目の当たりにしている風景が「画像だとどうしても伝わらないんだよなぁ...」と思いながらも撮らずにいられません。
ボクはカメラマニアではないので詳しくないですが、それなりのカメラだとその感動がより近いものになるのかな?
で突然視界が開けたと思ったら大岩がゴロゴロしている岩場に。赤ペイントを頼りに下ります。
直下には青年小屋、正面には権現岳が。序所に近寄ってきているんだなと感じます。
青年小屋に到着してからは休憩。トイレ(100円)も済ましリスタート。
ちょっと休み過ぎてしまったので、体が登山モードからすっかりリセットされてしまっているので始めがキツく感じてしまいます。
でなんだかんだとノロシ場到着。ここでは目の前に大きくギボシが迫ってきます。
凄く迫力を感じます。先行する登山者の方々の姿を見るとあんな急登をこれから行くのかー、と心地よい少しの緊張感で気が引き締まります。
登りが急になり始めた頃、足元の石の踏み音が妙に子供の頃に遊んだプラスチック製の将棋の駒をカチャカチャする時の音に似ているなと、山とは全く関係のない記憶が何故かよみがえりました。
キボシ頂上?に近づくにつれ、鎖場も出てきて自分自身にとってはこれまでにない長い区間の鎖場が続き、楽しい&緊張が続きました。
まぁ今後の自分自身の為にも、登山を続けて行くにはこういったコースを経験しておきたいと言うのもあったので非常に良い経験が出来ました。
そんな中、同行者のKazumiパパの方のソール剥れが発生。
まだ鎖場が続く箇所ということもあり、そのまま何とかだましだまし進みギボシの頂に。ここで赤岳と再会。荒々しい迫力が感じられます。
稜線上に続くルートはそのまま権現小屋横を通り、赤岳と権現岳との分岐に。
ここでまた小休止。ここでも赤岳に見とれて次は行くゾーと心に誓います。
すぐ向こうにはあの剣が立っている権現岳頂上の岩が見えます。(ここから剣は見えないですが)
そしていよいよ今回目指した権現岳山頂に到着。頂上には剣が刺さって(立てて)います。
でもこの時は本来は真直ぐ立っているものらしいですが斜めになってしまっていた様です。
山頂岩の向こう側は絶壁。覗いたらチン寒。
山頂を堪能しさぁ取り合えず狭い山頂だし、ここを降りてお昼にでもしましょうか、と言うときとうとう同行者のパパのソールダメージは両方に、かつ先に剥がれていた方は完全に綺麗!?に剥がれ落ちてしまいました...
そんな話をしている所でそこで先に休憩中の方からガムテープを譲っていただき補修ができました。 何とか下まで耐えて欲しいです。
さて山頂直下、三ツ頭方面に少し行ったお昼に丁度よさげな場所で休憩。
そこでコンロを取り出しお湯を沸かそうと思いきや、ガスはしっかり出つつも着火せず。ライターも持ってはいましたがこちらも電子式、オバカでした。
因みにプリムスP153でハイパワーガスの組合せです。翌日家では全く問題なく使用できました。着火装置の問題かガスの問題か、まともな石ライターを持ってなかったので今となっては原因不明。多分火付の問題なのでしょうか。
昼食後には三ツ頭方面へ行きますがしばらくしてまたまた虫の歓迎が。
この虫はアブ、ハエその他達は、その後下山し駐車するまでご親切にも一緒して戴けました。耐え切れず防虫ネットを今回初めて使用しました。これはこれでちょっと快適!?でした。
下山中は大きく変化のない景色と、虫さん達の大歓迎のおかげで、ちょっとモチベーションを保つのが厳しかったです。
また八ヶ岳横断歩道に出てからもまだかまだと言う感じで精神的にトドメを差される感じでちょっと飽きました...
そんなこんなで無事に観音平駐車場に到着。
でも車の周囲はアブだらけ...。逃げる様に車に乗り込み小渕沢IC手前のセブンイレブンに。冷たいドリンクでやっとほっと一息できました。
駐車上に入りきれない路上駐車の量は凄かったです。
道路横の展望台?のあたりを過ぎてもまだ駐車車両が繋がってました。
三連休なので尚更なのでしょうか。
今回は暑さのせいもあり下山中、手持ちのドリンクも心細くなり(今回2.5L)
ちょっと不安でしたが何とか持ちました。でも行動食で持っていった大豆バーとかはのどが通らなくなってしまうので、自分にはやはりゼリーものとか必要だなと感じました。
これまでに無かった素晴らしい景色・経験が出来、また今後に繋がる教訓も得られとても有意義な山行を安全に終える事が出来ました。
同行していただいたKazumin御夫妻&気持ちよく山行を許してくれる家族そして今回の山に感謝です!
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