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Yamareco

記録ID: 1221124
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沢登り
中国

扇ノ山(上地川本谷左俣)

2017年08月11日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
5.5km
登り
698m
下り
695m

コースタイム

上地登山口(6:20)〜手前の二俣(7:10)〜中の二俣(7:32)〜奥の二俣(7:41)〜登山道にでる(9:10)〜扇ノ山(9:17〜9:29)〜上地登山口(10:17)

所要時間3時間57分
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上地登山口横の駐車スペースに車二台くらい停められそうだが、この日は先客がいたため、登山口横の膨らみに停めさせてもらった。前回は北の海上林道を使っていったが、今回は南の姫路公園経由で向かった。今回の方が林道部分が少なく多少快適だったような気がする。
コース状況/
危険箇所等
*ヘルメット、沢靴など必須です。
*熊がでやすい山のため注意が必要。

 まずは上地登山口から登山道を歩いていく。ぐにゃっとしたカーブの手前から入渓。しばらくは比較的平易だが、簡単な岩登りがあるので飽きない。標高830あたりで最初の顕著な二俣(手前の二俣と命名)がある。ここを左へ。標高900くらいで二俣(中の二俣と命名)があり、ここも左へ。
 標高950あたりの二俣(奥の二俣)の両方には大きな滝がかかっている。個人的には右側を登りたいところだが、左側へ。弱点をみつけフリーで突破。以後高さのある滝が連続する。ロープは持ってないので無理をせずいくつかの滝は巻く。
 標高1150あたりで急な斜面は終わり、水も少なくなる。適当に藪こぎして河合谷登山道にでる。そのまま山頂へ。
 下山は上地ルート。登山口に(上級者向け)と書いてあるだけあって急斜面が多い。ロープがだしてあるところもいくつかあった。ここは沢靴からランニングシューズに変えて下った(通常は登山靴の方がいいと思う)。
橋の奥の右側が駐車スペースになっているが先客がいたので、手前側に停める。
2017年08月11日 06:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 6:20
橋の奥の右側が駐車スペースになっているが先客がいたので、手前側に停める。
上地登山口。なんつってもここまでのアクセスが悪い。林道をぐにゃぐにゃ通ってこなくてはいけない。もったいないなあ。
2017年08月11日 06:20撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 6:20
上地登山口。なんつってもここまでのアクセスが悪い。林道をぐにゃぐにゃ通ってこなくてはいけない。もったいないなあ。
入渓する。
2017年08月11日 06:22撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 6:22
入渓する。
水量は豊冨。
2017年08月11日 06:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 6:30
水量は豊冨。
序盤は簡単な岩登りを楽しむ。
2017年08月11日 06:34撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 6:34
序盤は簡単な岩登りを楽しむ。
右斜面に一際大きな滝が出現。
2017年08月11日 06:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 6:42
右斜面に一際大きな滝が出現。
2017年08月11日 06:44撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 6:44
2017年08月11日 06:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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早朝なので熊の出現率も高いため、時折手を叩いて音をだしながら進む。
2017年08月11日 07:02撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:02
早朝なので熊の出現率も高いため、時折手を叩いて音をだしながら進む。
練習がてら倒木の上を歩いて滝を突破する。滑りやすいので注意。
2017年08月11日 07:06撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:06
練習がてら倒木の上を歩いて滝を突破する。滑りやすいので注意。
手前の二俣。右側奥に滝が見える。
2017年08月11日 07:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:10
手前の二俣。右側奥に滝が見える。
近づいてみる。いい滝だ。でもここは右俣なので引き返す。
2017年08月11日 07:12撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:12
近づいてみる。いい滝だ。でもここは右俣なので引き返す。
いい瀞(とろ)だった箇所。
2017年08月11日 07:15撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:15
いい瀞(とろ)だった箇所。
水際を積極的に歩いていく。
2017年08月11日 07:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:17
水際を積極的に歩いていく。
花はほとんど目に入らなかったが、これはイワタバコというらしい。一瞬イカリソウだと勘違いしそうになった。そのほかにはアジサイも咲いていた。
2017年08月11日 07:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:17
花はほとんど目に入らなかったが、これはイワタバコというらしい。一瞬イカリソウだと勘違いしそうになった。そのほかにはアジサイも咲いていた。
ここが中の二俣。右奥に小さく見える流れも滝っぽいの。左へ。
2017年08月11日 07:32撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:32
ここが中の二俣。右奥に小さく見える流れも滝っぽいの。左へ。
はじめて見たこの日登るのに歯ごたえがありそうな滝。
2017年08月11日 07:38撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:38
はじめて見たこの日登るのに歯ごたえがありそうな滝。
ここが奥の二俣。左右に大きな滝が見える。
2017年08月11日 07:41撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:41
ここが奥の二俣。左右に大きな滝が見える。
右の滝。
2017年08月11日 07:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:42
右の滝。
左右の滝を背景に自撮り。もってきていたゴリラポットを枝にくくりつけて撮る。
2017年08月11日 07:46撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:46
左右の滝を背景に自撮り。もってきていたゴリラポットを枝にくくりつけて撮る。
左の滝は赤線のルートで登った。一目見て登れないだろうなと思ったが、弱点を発見したのでフリーでいけた。
2017年08月11日 07:53撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 7:53
左の滝は赤線のルートで登った。一目見て登れないだろうなと思ったが、弱点を発見したのでフリーでいけた。
凹凸を確認してから登っていく。
2017年08月11日 07:54撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:54
凹凸を確認してから登っていく。
ストームクルーザーを頭までしっかりかぶり、水際に突入して登る。冷たいが気持ちいい。
2017年08月11日 07:59撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 7:59
ストームクルーザーを頭までしっかりかぶり、水際に突入して登る。冷たいが気持ちいい。
これも登れた(と思う、たしか)。
2017年08月11日 08:05撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 8:05
これも登れた(と思う、たしか)。
2017年08月11日 08:11撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:11
2017年08月11日 08:13撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:13
2017年08月11日 08:26撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 8:26
2017年08月11日 08:27撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:27
この滝は左側を登ろうと思ったが、案外ホールドが少なく断念。巻いた。
2017年08月11日 08:30撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 8:30
この滝は左側を登ろうと思ったが、案外ホールドが少なく断念。巻いた。
無理はできない。
2017年08月11日 08:31撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:31
無理はできない。
威圧感のある壁のような滝。たしかこれも巻いた。
2017年08月11日 08:36撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:36
威圧感のある壁のような滝。たしかこれも巻いた。
門番の滝と命名した滝。真ん中にいい段差があるので利用して登る。
2017年08月11日 08:42撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:42
門番の滝と命名した滝。真ん中にいい段差があるので利用して登る。
大きな滝はこれが最後。より困難な右側の水流のルートを選択。
2017年08月11日 08:47撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:47
大きな滝はこれが最後。より困難な右側の水流のルートを選択。
標高1150を超えたら斜度も下がる。
2017年08月11日 08:49撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:49
標高1150を超えたら斜度も下がる。
細かい二俣がいくつかあったが、集中力を切らしたのか間違えて結果ちょっとの藪こぎ。
2017年08月11日 08:52撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 8:52
細かい二俣がいくつかあったが、集中力を切らしたのか間違えて結果ちょっとの藪こぎ。
登山道に飛び出る。予定していた鞍部の少し南寄りだった。文字通り「詰めが甘い」。
2017年08月11日 09:10撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 9:10
登山道に飛び出る。予定していた鞍部の少し南寄りだった。文字通り「詰めが甘い」。
山頂避難小屋は被害を受けていた。噂によると台風の影響らしい。
2017年08月11日 09:17撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/11 9:17
山頂避難小屋は被害を受けていた。噂によると台風の影響らしい。
左俣を最後まで忠実に詰めるとこの木道あたりにでるみたい。
2017年08月11日 09:37撮影 by  TG-620 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/11 9:37
左俣を最後まで忠実に詰めるとこの木道あたりにでるみたい。

感想

 昨年は扇ノ山の唐戸谷を遡行したが、今回は南にある本谷を遡行することにした。偶然にも山の日。快適な遡行ができた。扇ノ山や氷ノ山は自宅から遠く、2時間かかるのでなかなかこれないが、今回は妻の許可をもらってくることができた。
 前回の唐戸谷でも思ったが、水量が豊冨でまとわりついてくる虫がいない。熊の生息地帯なので単独ではなかなかこれないが、沢登りの対象としては適していると思う。
 来年も一つくらい扇ノ山の沢をやりたい。

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コメント

いつも 丁寧なレコありがとうございます。
はじめまして。大阪府在住のkent8639と申します。
先日、sappanさんのレコを参考にして本谷左俣遡行に行って来ました。
sappanさんのレコは、写真とコメントが多く、いつも大変役に立ちます。
僕は、たまに家族と山行するとき以外はいつも単独なので、フリーで行かれることが多いsappanさんの記録は、行くかどうか・行けるかどうかの判断基準として大いに参考にさせてもらっています。
また、sappanさんのみならず、tolchopさん・glaybe2さんらの山仲間の方々のレコもよく参考にしていて、マネやそれのアレンジの山行もやって来ました。この山仲間の皆さんは、“鳥取の誇るチャレンジャー軍団”と、僕は思っています。
昨年9月に約20年振りに大山に行った後、大山にハマってしまい雪が消えるまでで十数回は行っちゃいました。これらの山行計画を支えたのは、多くは“鳥取の誇るチャレンジャー軍団”の記録でした。いつも丁寧なレコ 有難うございます。
まとな雪山行くのが初めての私でしたが、縦走・北壁・西面などある程度の成果を上げることができました。
このお盆中に八木川源流左俣と右俣を連続で計画しております。またまた“チャレンジャー軍団”皆さんのレコも参考にさせてもらうことになります。
今後とも興味あるレコを期待しています。また、単独フリーの多いsappanさん、くれぐれも滑落等に気を付けつつも、チャレンジングに頑張って下さい。
まあ、それは僕にも当てはまりますが・・・
2018/8/12 10:33
Re: いつも 丁寧なレコありがとうございます。
>kentさん
 コメントありがとうございます。大阪の方なんですね。今実は勉強のために大阪に何度か通っています。箕面あたりにいい山があるそうなんですが、まったくいける気配なしです笑
 左俣いかれたんですね。ここはものすごくいい沢だったんで、また違うルートかもしれませんがいきたいです。
 そうなんです。沢を単独でしかもロープももたずにいってるもんで、ある意味かなり危険なんですが、そこは自分の力量を客観視してできなさそうなところはなるべく避けてるつもりです。
 tolさんも「ぐれ」君も山の友人で、どちらも単独でなかなかの山をやる人物です(一番僕が下っ端です笑)。彼らは道具を駆使して山をやりますが、僕はフリーなので間違いなく一番危ないのは僕なのですが、このフリーの身軽な山がどうも自分にあってるようなので体力のある限りこのスタイルで行く予定です。
 お互いがんばりましょう!
2018/8/13 10:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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