海の日連休に月山と鳥海山をハシゴしてみた。


- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
月山8合目05:03-05:58畳石の手前06:07-06:21仏生池小屋-07:16月山神社07:57-08:50仏生池小屋09:03-10:11月山8合目
7月17日(日)
鉾立山荘05:10-05:56最初の水場(1500mくらい)06:11-06:19賽ノ河原-06:46御浜小屋07:00-07:37七五三掛07:53-08:51大物忌神社-09:08新山09:26-09:58七高山10:20-11:35七五三掛11:55-13:01賽ノ河原13:14-13:51鉾立山荘
天候 | 16日(土) 晴れ、山頂ガス 17日(日) ガスのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
行楽日和で3連休の16時過ぎという特殊なことが重なったため、渋滞が起こったのかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎月山 少し雪渓の上を歩くけど、特に問題ないです。 ◎鳥海山 雪渓ルートは雪渓を登っている人が大半だけど雪渓を登らなくても、20m程雪渓を横断すると対岸に夏道があり、ここを歩けば土の上です。 そして、延々と雪渓を上るのではなく、途中で左にある登山道に取り付くので、雪渓をずーっと真っ直ぐ登っていると縦走路に戻れなくなります。 |
写真
感想
毎年恒例の海の日山行。
実は・・・・今年の行き先は去年から決めていました。
やっと念願の月山&鳥海山へ。
まず、名前に惹かれた。シンプルだけど綺麗そうな名前。
花鳥風月とか雪月花とかこんな漢字が入っている山は綺麗に違いない、うん。
出発は15日の夜。
21時に東京駅の日本橋口でGTとNDを拾って、呉服橋入口から首都高に乗り、東北道でひたすら北上。
今日はどこまでいけるのだろうか。限界になったらSAや道の駅でお泊りの予定。
16日は栃木県内で迎える。
東北道に入ると意外にもトラックが多い。中型車以上は無料というのが関係しているのかな。
宇都宮を過ぎると3車線が2車線に減るのだけど、トラック同士の追い越しが度々あり、道が詰まる。
山形自動車道では17℃という表示があり、なかなか涼しそうだ。『東北=涼しい』と勘違いしたとき。
途中で何度か休憩を挟み鶴岡ICに到着。何か、明るくなり出してるんですけど。
この勢いで月山の登山口まで行くことに。
4時半ごろに八合目の駐車場に到着。8割ほど空いている。
ところで、既に明るい。どうする?
このまま登っちゃおう。彼方に鳥海山が見える。まずまずの天気だ。
弥陀ヶ原は快適な木道歩き。
尾根の反対側からお日様がおはようございます。
途中で雪渓の上を10m程歩くけど、問題なし。
それよりも、高度を上げるにつれてガスに包まれしまう。
月山の三角点は月山神社の少し手前(北側)の道から外れた尾根上にある。
三角点のところにも月山神社にも『月山山頂』などと書かれた案内板がなく、ちょっと寂しい。
景色はというと、一面ガス。晴れることを期待して神社の前で少し待つことにする。
時折東側の斜面が一望できるようになるけど、回復しなさそうだったので諦めて下山。
下山中には白装束の方と何度もすれ違う。修行ツアー?
そういえば登山道には円柱(直径35cm×高さ15cm)が無数にある。
いったい誰が何の目的で設置したのだろう。修行の一環だったのだろうか?
登山道の整備のためと思うところや不必要なところに1個だけポツンとあったりするなどとても不思議である。
下山するにつれ、ガスがなくなっていく。登るときに見れなかった景色をようやく拝むことができる。
あの斜面にはあんなに雪渓がべったりと付いていたのかと驚く。7月中旬なのにこんなに雪渓があるとは。
弥陀ヶ原まで降りると観光客もちらほらと現れる。弥陀ヶ原の中央を通り、新緑の草原を下っていく。
駐車場はもちろん満車。だけど路肩に止まっている車はほどんどない。
車に乗って出発すると対向車がいっぱいくること。大型バスも混ざっており、退避場所まで何度もバックを強いられる。
┏━登山と全く関係ないです━━━
┃さあ、お昼を食べに行こう。
┃
┃NDが持ってきた情報誌に載っているレストランに決定。
┃ナビに従って進むと、未舗装の狭い道となり、そこはなぜか田んぼのど真ん中。
┃ここ、ドコだ。お店なんて見当たらない。農作業をしている人が不審そうにこちらを見ている。
┃ナビのデータ(2004年)が古すぎたのか?
┃さっきはナビに電話番号を登録したのだけど、今度は住所を登録したらなぜか違う場所が表示される。いろいろ頑張って某レストランに到着。
┃車外に出るとそこは灼熱。やっぱり東北も暑いんだな。
┃
┃食後、酒田の海鮮市場や蔵元に寄り道。気温MAX。東北とは思えない暑さ。これ、ヤバイ。
┃酒田市内のロックタウンで翌日の朝食etcを購入し、また北上。
┃
┃『道の駅鳥海』で夕食を済ませ、鳥海山の麓の海沿いにある十六羅漢岩に立ち寄る。
┃17時半ごろに着いたので十六羅漢を探しながら日の入りまで待ってみよう。
┃三脚を持った集団が観光バスでやってくる。詳しいことは知らないのだけど、どうやらここは夕日の名所のようだ。
┃18時20分ごろまで待ったけど、まだ太陽が高い。5分、10分後に日の入りという感じではない。
┃ムシムシと暑くて我慢できないので涼しいところ(登山口)へ移動。
┃
┃大平山荘に着くと涼しい。標高1000mなので6℃ほど下がったのか。
┃夕日を見るのに最適ないい感じの高台があったので、そこから日の入りを見ることに。
┃実際の日の入りは19時ごろであった。ナイスタイミング。下で待ってなくてよかった。
┃正面には真っ赤に燃える夕日、振り向くと赤く照らされた鳥海山。贅沢なロケーションだ。
┗━━━━━━━━━━━━━━━
日の入り後、大平山荘からさらに移動して鉾立山荘の駐車場に到着。19時過ぎにもかかわらず、かなり混んでいて8割ほど埋まっている。
今日これから下山してくる人はいないだろうから、ここに止まっている車は山小屋に泊まっている人と車中泊する人だろう。
テントも多数設営されている。我々も同様に邪魔にならない場所にテントを張り、お休みなさい。
17日、寝坊。
3時に目覚ましをセットしていたのだけど、寝坊して4時に起きる。
消した記憶があるから消したのだろう。他の2人も起きたらしいが二度寝したようだ。
1時間出発が遅れても余裕なので、気を取り直して出発。
展望所までは舗装された階段を登る。そこからようやく登山道になるわけだが、整備っぷりがすごい。かといって景観を壊すようなものでもなく、とても歩きやすく快適。
最初の水場で休憩。雪渓水のため、冷たすぎて10秒も手をつけていられない。
いつの間にか周囲は一面ガスになっている。まさか、昨日と同じ末路を辿ってしまうのだろうか。
広い賽ノ河原を経て御浜小屋に到着。
ごめん。もう少し先に進みたいけど、変に疲れたので休憩にしちゃった。
眼下には鳥海湖。こんなところに大きな湖があるなんて不思議だ・・・・となるはずだったけど、ガスガスで湖のみの字すら見えず。
扇子森を過ぎて織田ヶ原分岐に向けた下りに差し掛かるとガスが晴れて、キレイな石畳が続いているのが見える。
そう、これを待っていたんだよ。
七五三掛まで来るとようやく山頂が。ガスは完全に消えて、天気は快晴。
ここまで長かった。これからが鳥海山の本当の登りだ、頑張ろう。
これから先は外輪山ルートと千蛇谷の雪渓ルートとがあるのだけど、他者の記録を拝見して登り→雪渓ルート、下り→外輪山ルートとした。
こうすると帰りは正面に日本海、右手には登ってきた雪渓が見えたりととっても楽しそうである。
雪渓の登りは斜度が緩く、アイゼンは不要。むしろサングラスが欲しい。眩しいー。
200mほど雪渓を登ると左にある登山道と合流する。登山道に戻ってからの登りのほうが疲れる。
山頂直下にある神社からは瓦礫の山のような新山が目の前に。
どこを登ろうかと迷うこともなく、白ペンキがいっぱいあるのでそれに従って登ります。
頑張って手を全く使わずに山頂まで行くことに成功♪
新山が鳥海山の山頂のようです。
山頂は狭いのに混んでいて、登頂写真は順番待ち。
撮り終わったら後の人に場所を譲ってください。
ということで、隣にある景色が良さそうな小ピークで休憩する。そこからの景色はというと・・・・鳥海湖、日本海を元とする絶景。
斜面に残っている雪渓がいい味を出していて、新緑の緑、雪渓の白、海の青、空の青とコントラストが素晴らしかった。
景色を十分に堪能して外輪山の七高山へ移動。
胎内くぐりなど面白い(かがんで歩くため、手を使ってしまった)イベントあり。
通過後、雪渓を歩いている人がいたので我々も雪渓に降りたのだが・・・・そのまま進むとナイフリッジとなり、どこかに取り付けるわけでもなく、素直に元の登山道に戻って雪渓を下から回って七高山へ。
七高山からは東〜南の景色が望める。
けど、そちらは雲が出ていてあまりよく見えない。
あ、でも、昨日の月山は見える!ちょっと感激。
今、月山に登っている人はきっとこちらの景色が見えているんでしょう。
下山は外輪山ルート。正面に日本海を見ながらの下山。
いやー、今さらだけど海が見える山ってそんなにないよね。
織田ヶ原分岐からは湖の南側のルートを選択。
このルートはお花がいっぱい。
左手には広大な鳥海山の尾根が望める。
鳥海湖まで来ると御浜小屋がはっきりと見える。
今ならあそこから湖が見えるのか。悔しい。
御浜小屋から続く尾根に出ると、笑っちゃうくらいニッコウキスゲ(でいいのかな?)がいっぱい咲いている。
さながらオレンジの絨毯。
駐車場まで戻ると車がさらに増えてる。後から来た車は空きがある駐車場内を探さずに路駐している。
下山後は鳥海温泉『あぽん西浜』。鳥海山の入り口にあるところなので登山者でいっぱい・・・・と思いきや、海の横にあるので海水浴客もいてなかなか混雑している。
┏━登山と全く関係ないです━━━
┃今日は山形市内で夕食を食べたいため、酒田みなとICから山形自動車道に乗り、山形市内には18時ごろに着く予定であった。
┃
┃走っていると『庄内あさひ〜湯殿山で渋滞7km』と電光掲示板に書いてある。
┃こんなところ(ゴメンナサイ)で渋滞が起こること自体に疑問に思ったけど、大丈夫でしょうと安直に考えて渋滞に突っ込む。
┃庄内あさひICを過ぎると確かに渋滞。徐行からやがて止まる。止まる。止まり続ける。動かない。
┃少し動く。また止まる。しばらく動かない。の繰り返し。
┃ここまで動かない渋滞はなかなか珍しいぞ。道を完全に塞ぐような事故か?
┃
┃この渋滞の正体は本線にある湯殿山料金所。
┃ここは山形県。被災者は無料のため、一般レーンに長蛇の列ができている。
┃そして、一般レーンとETCレーンが1つずつしかないため、時間がかかる。
┃
┃料金所を過ぎるとバイパスでガラガラ・・・・だったのに2キロ程走ると再び渋滞。今度は何だ。また料金所か?次の料金所ってどこにある?
┃引き返して山道の国道112号で迂回することにする。
┃
┃湯殿山有料道路の入り口に差し掛かると先のバイパスへ戻ることも可能であるため、様子を見に行ってみる。
┃やっぱり、渋滞している。迂回して正解。元の山道に戻り月山ICの東700m程のところで新国道112号に合流。
┃渋滞はなく、ガラガラ。また、月山ICからの山形自動車道はナビの表示では渋滞になっていないため、山形自動車道に乗って20時ごろにようやく山形市内へ。
┃湯殿山IC〜月山ICの間に何があったのだろうか。
┃
┃某飲食店で山形名物の芋煮を食べて道の駅でお休みなさい。
┃
┃
┃18日、今日は山形を観光して帰る日だ。
┃
┃まずは松尾芭蕉の俳句『閑かさや〜』で有名な山寺へ。
┃情報誌では朝8時から営業となっているけど、実際には何時でも入ることができる。
┃ひたすら階段が続く。暑い。登山をしているのだからサクサク登っていくのが理想。実際は・・・・。
┃
┃次はGTの希望で天童の将棋資料館へ。
┃周辺には○○王将など将棋にあやかった名前の店がいろいろとある。
┃
┃南下して牧場に寄りつつ蔵王エコーラインを通って白石ICから東北道へ。
┃蔵王のお釜?とても混んでいたので見ませんでした。
┃高速に乗ったのは13時ごろ。渋滞直撃か?
┃
┃少なからず渋滞はあるものの、18時過ぎに東京駅に到着。地震&高速1000円終了の影響もあってかやっぱり車が少ない。
┗━━━━━━━━━━━━━━━
遠くから駆けつけれくれたGT、徹夜で仕事を片付けて・・・・ND、ありがとー。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する