鹿島槍ヶ岳・五竜岳へ 爺から縦走・遠見下山 おまけに塩の道
- GPS
- 32:00
- 距離
- 37.2km
- 登り
- 2,887m
- 下り
- 3,378m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:30
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 2:00
- 合計
- 11:00
4:00 安曇野穂高発
4:50 扇沢 爺ヶ岳登山口着
<復路>
16:50 簗場駅へ迎えに来てもらい
17:20 自宅着
天候 | 1日目 晴れ 2日目 雨・雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない |
その他周辺情報 | ゴンドラ降り場 エスカルプラザ 竜神の湯 白馬かたくり温泉「十郎の湯」など |
写真
感想
2013年(平成25年)7月31日(水)〜8月1日(木)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳へ
「キレットに 雷響き 鹿島・五竜」
爺ヶ岳へ柏原新道で登り
鹿島槍ヶ岳・五竜岳を目指した。
もう一つ
後立山縦走で針ノ木岳から白馬までの縦走をした時
通過したキレット小屋の存在のすごさを感じ、
ぜひとも一回は泊まってみたいと考えた。
爺ヶ岳での絶景を楽しみ鹿島へと冷乗越へ。
鹿島槍ヶ岳がぐんぐんと迫力をもって近づく。
その麓に冷小屋が建つ。
ここの小屋へ泊り、またテント泊もしたが何年も経つと
建物のこと場所の様子などはすっかりと忘れてしまうものだ。
ただ思い出すのは家内と赤石尾根から冷小屋に泊まった時
小屋の中で日航機の墜落事故を報道するニュースを聞き
その衝撃が大きく冷小屋と鹿島槍と聞くと思い起こす。
冷小屋を越えると布引の長い稜線を鹿島へとひたすら登る。
湧長野県側から雲が湧き立ち。
布引という名の美しさをさらに印象付ける。
鹿島槍ヶ岳は双耳峰。
南峰にたどり着く、鹿島槍ヶ岳の最高峰になる。
目の前にどんと構えるのが立山・剣の岩峰軍。
立山から薬師岳・黒部五郎まで展望できた。
30分ほど下って登ると北峰に着く。
後立山、五竜岳からの険しい稜線が見え
眼下には今日泊まる八峰キレット小屋が小さく見ることができた。
また沢に残る雪の美しい模様が印象的だった。
岩場の急坂を慎重に下りキレット小屋を目指す。
一歩間違えば奈落の底だ。
できるだけ足元に集中して谷底は見ないようにした。
キレット小屋
30年前は通り過ぎた。
この険しい岩場に立つ小屋にあこがれていた。
ようやく念願かなって今回泊まることができた。
平日、天候の不順もあってか宿泊者は少なく、
ゆったり休むことができた。
食事にびっくり!
最近はどこでもよくはなってきているが
山もりのキャベツにポテトサラダ。
ハンバーグの上にタラの芽が2つ。コゴミも付いていた。
あまりの感動に八峰キレットの記念にTシャツを購入した。
今でも着易いのでよく利用している。
翌日、5時に朝食。
なんと雨の中を出発することになった。
雨の中の険しい岩場の上り下りを繰り返すこととなった。
途中で出合ったのは3人の一組だけ。
雨が強くなり、岩場によっては小さな滝上になって水が流れる。
その中を進んだ。
集中していたのか3時間ほどで五竜岳の山頂に付こうとしたその瞬間
岩場で雷がゴロゴロと来たのだ。
朝から雷か!
さらにペースを上げ、
五竜岳の山頂は残念だが通り過ぎるだけになった。
一刻も早く小屋に着きたいという気持ちが強かった。
雷は1回だけでおさまり、その後雷鳴を聞くことはなかった。
五竜岳山荘に到着する。
びしょ濡れにり、小屋の中に入り
1杯の熱いコーヒーを飲んだ。
身体が温まり、遠見尾根を下るエネルギーを得た。
濡れてしまった手袋を、新しくしようと考えた。
直ぐ濡れるだろうが少しでも指先を温めようと五竜岳の手袋を買い求めた。
これも気持ちに落ち着きができ下山の安心感につながった。
長い遠見尾根を下る。
雨足は弱まり、下山に余裕も出てきた。
すると今まで見えていた花にも意識が行くようになり
初夏の花々の美しい山道を下ることになった。
雨は上がり、標高が下がると共に蒸し暑くなり
ゴンドラ乗り場に到着する頃には晴れ間も見えていた。
ゴンドラであっという間に下山。
真夏の日差しが差してきた。
神城駅から電車でと思っていたが
13:40の段階で、16時ころまで穂高方面の電車がない。
そこで白馬の道の駅で天ぷらうどんに、生ビール。
そして酔った勢いで塩の道を南神城、佐野坂そして青木湖へと歩いた。
さすがに疲れヤナバスキー場駅で電車を待つと
なんと夏は停まるわけがない。
さらに中綱湖そして簗場駅へと辿り着いてしまった。
さすがに疲れ、電車で帰るより
ここまで来たら車で迎えに来てもらおうと連絡する。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳に再び登ることができた。
八峰キレット小屋へも気持ちよく泊まることができた。
目標は達成できた。
そして雷の五竜岳山頂を味わい。
長い塩の道まで生ビールの勢いで歩いてしまった。
ふるちゃん
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