八ヶ岳 西岳・編笠山〜富士見高原から周回

2017年09月09日(土) [日帰り]

• GPS: 06:29
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,313m
• 下り: 1,299m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:46
• 合計: 6:28

5:25 富士見高原リゾート駐車場
5:48 5:48 五叉路分岐
5:55 5:55 不動清水
7:57 8:09 西岳
8:46 8:46 乙女の水
8:54 9:00 青年小屋
9:26 9:53 編笠山
11:08 11:08 臼久保岩小屋
11:27 11:28 盃流し
11:34 11:34 五叉路分岐
11:53 富士見高原リゾート駐車場

○コース参考
・昭文社　山と高原地図　「32　八ヶ岳」（2013年版）

天候

アクセス

利用交通機関：

自家用車

相模原愛川小淵沢　圏央道・中央道　129.1km　2,520
小淵沢I.C.富士見高原駐車場　約8km


起点・終点：富士見高原駐車場

富士見高原駐車場八峰苑　約1km

八峰苑　鹿の湯

八峰苑小淵沢I.C.　約7km
小淵沢相模原愛川　中央道・圏央道　129.1km　2,680

コース状況／危険箇所等

・富士見高原から西岳は、大きな段差も少ない歩きやすい道。山頂近くなると岩が目立つようになり多少の段差はあるがそれでも膝くらいの段差程度しかない。
・一転、編笠山は青年小屋側の道も富士見高原側の道も、岩の上を飛び石に渡って進むところがある。特に富士見高原側はけっこう長く続くので要注意。
・また、富士見高原側の道は飛び石の区間が終わっても、大きな段差のある歩きづらい道がしばらく続く。標高2300mあたりまで下ると段差のない歩きやすい道になる。

その他周辺情報

○温泉　八峰苑　鹿の湯　600　食事セット1,300(800円分の食事券付き)

写真

9/9 5:25

富士見高原のゴルフコース近くにあるB-1駐車場。
ここが登山者用の駐車場。

9/9 5:26

登山者用駐車場は2箇所あって、登山口に近い方はトイレが遠い。

9/9 5:28

今日も今日とて早朝から。
朝5時半。
朝焼けの雲を眺めつつ出発。

9/9 5:30

林道のゲートを抜けて...

9/9 5:32

登山口。
ここで標高1,400m弱くらい。

9/9 5:34

サラシナショウマ。
背丈ほども大きい。

9/9 5:40

ハンゴンソウ。
これも背丈ほどある。

9/9 5:40

クサボタン。

9/9 5:40

クサボタン。
意外と名前を調べるのに苦労した...

9/9 5:42

ハナイカリ。

9/9 5:45

ちょっと危うい丸太橋。
別に回避する道があった。

9/9 5:48

五叉路の分岐。
左が西岳、右が編笠山。
左から登って右から下りてくる。

9/9 5:54

不動清水の分岐。
ここにも編笠山への分岐がある。

9/9 5:55

不動清水までは分岐が多いけど、案内はちゃんとある。

9/9 5:55

不動清水。
ここで標高1,500mくらい。
近くにトイレもある。

9/9 5:58

ママコナ。

9/9 6:05

少し登ると林道を横断。

9/9 6:20

標高1,700m辺りで再び林道を横断。

9/9 6:45

さらに標高1,900m辺りでも林道を横断。

9/9 6:57

標高2,000mくらいになると、木々が細くなり苔が多くなる。

9/9 7:11

ホタルブクロ。

9/9 7:36

標高2,200m辺り。
ひたすら樹林帯でなかなか開けない...

9/9 7:45

標高2,300mを超えたところでようやく開ける。
でもすぐに樹林に入ってしまう。

9/9 7:45

隣りの編笠山。

9/9 7:47

南アルプスは雲に隠れ気味。

9/9 7:52

シラタマノキ。

9/9 7:57

西岳に到着。
富士見高原からひたすら登り続けて2時間半くらい。

9/9 7:57

西岳の山頂。
けっこう広くて休むにはいい場所だけど...
ちょっと雲が多いな〜

9/9 7:57

編笠山にも雲がかかる。
でもこれから晴れそうな感じの流れ方。

9/9 7:59

山頂のマツムシソウ。

9/9 7:59

向こうに青年小屋が見えている。

9/9 8:03

雲が流れて富士山が見えた。

9/9 8:03

編笠山の稜線越しに、雲に浮かぶ富士山。

9/9 8:09

南アルプスの雲は取れないみたい。

9/9 8:23

西岳から少しだけ急坂を下ると、あとは平坦な道が続く。

9/9 8:28

権現の手前にあるギボシは、半分だけ雲の中。

9/9 8:28

編笠山の雲がすっかり取れた。

9/9 8:31

そしてギボシも姿を現す。

9/9 8:33

朝日が差し込む苔の森。

9/9 8:41

9/9 8:46

乙女の水。
青年小屋近くの水場。
一口飲もうかと思ったら、煮沸して飲んでください、と書いてある...

9/9 8:47

見たことない白い花。

9/9 8:48

捻りが入ってるからシオガマ系みたいだけど...
セリバシオガマ。

9/9 8:49

きのこがたくさん。

9/9 8:53

青年小屋に到着。
背後には編笠山。

9/9 8:54

青年小屋の前に権現岳への道がある。

9/9 8:59

青年小屋。

9/9 9:00

穏やかな外観とは裏腹に、編笠山は岩がごろごろ。

9/9 9:01

振り返って青年小屋。
背後に権現

9/9 9:03

目印を辿って岩を飛び石に渡りつつ登る。
けっこうキツい。

9/9 9:09

ごろごろ岩が終わってひと息。
でもまだ編笠山への登りは1/3くらい。

9/9 9:09

道は樹林に入るけど、岩がちで段差が大きい急坂。
でも振り返るといい眺め。
ギボシと権現。

9/9 9:12

いつの間にか、阿弥陀岳が見え始めた。

9/9 9:17

わずか5分で、みるみるうちに晴れていく。
阿弥陀岳が登場。

9/9 9:17

赤岳はまだ雲の中。

9/9 9:22

ゴゼンタチバナの実。

9/9 9:26

突然に開けて編笠山の山頂。
山頂は360度の大展望。

9/9 9:28

雲が取れて、期待していた景色。

9/9 9:29

権現岳。
登ったのは3年前。

9/9 9:29

ギボシ。

9/9 9:29

そして、赤岳。
ここから見ると尖っている。

9/9 9:29

岩ごつごつな横岳。
阿弥陀岳は雲に呑まれてしまった...

9/9 9:39

南アルプスは雲の中だけど、気持ちいい眺め。

9/9 9:39

隣りの西岳。

9/9 9:40

西岳の山頂。

9/9 9:42

天狗岳も姿を現す。

9/9 9:43

富士山は雲に呑まれて頭がほんの少しだけ。

9/9 9:44

西側の景色。
こっちも爽快な眺め。

9/9 9:45

諏訪湖も見えた。

9/9 9:45

阿弥陀岳がようやく再登場。

9/9 9:46

雲が取れて、南八ッの重鎮が勢揃い。

9/9 9:47

南八ッの重鎮。

9/9 9:48

ようやく標柱が空いた。
背景は八ヶ岳。

9/9 9:48

9/9 9:49

編笠山には二等三角点もある。

9/9 9:50

南側は雲だらけ。
もう富士山は見えなくなった。

9/9 9:53

さて、富士見高原の方に下山。

9/9 9:57

下りも岩ごろごろの急斜面。

9/9 10:05

岩だらけの道はけっこう長い。

9/9 10:10

この先で樹林に入るので展望はこれで見納め。
結局南アルプスは姿を見せなかった。

9/9 10:19

高いところは苔の森。
標高2,300m辺りまでは大きいな段差も多くあり、とても歩きにくい。

9/9 10:32

下るにつれて歩きやすい道になっていく。

9/9 10:49

数少ない巨木。

9/9 10:59

タマゴタケ。

9/9 11:03

標高1,800mくらいになると、笹の緑。

9/9 11:07

臼久保岩小屋。
この辺りはこういった巨岩が並んでいる。

9/9 11:11

秋はまだ先。

9/9 11:21

ミドリヒョウモン。

9/9 11:23

2度ほど林道を横断する。

9/9 11:28

神仙秘境と謳われる盃流し。
が・・・紅葉の頃に来るといいのかな？

9/9 11:33

草地に咲いている小さな花。
名前見つけられず...

9/9 11:34

朝にも通った五叉路の分岐に戻ってきた。

9/9 11:37

アサギマダラ。

9/9 11:43

道標の赤とんぼ。

9/9 11:43

ゲンノショウコ。

9/9 11:48

キツリフネ。

9/9 11:48

登山口。
下りは2時間くらいだった。
それにしても、日差しが暑い...

9/9 11:53

駐車場に戻ってきた。
車はいっぱいになっている。

9/9 12:01

温泉は車で1分のところにある八峰苑へ。

9/9 12:53

温泉後に、ソースカツ丼。
半そばを付ける。

撮影機器：

PENTAX K-3 ペンタックス

感想

WashiTabi

年に一度は八ヶ岳。
今年の八ヶ岳は、まだ歩いていない南の端の編笠山。
観音平から登った方が少しだけ標高差は少ないけど、となりの西岳も歩いておきたかったので、富士見高原から西岳→編笠山の周回にした。
今週もまた朝5時半からの早朝歩き。

西岳への登山道は展望のない樹林帯をひたすらに登る道。
でも傾斜は思ったほどでもなく、何より大きな段差もなく歩きやすいのが救い。
まだ鳥も虫も眠っているのか、鳴き声ひとつ聞こえない。
風も穏やかで木々のざわめきもなく、静寂そのものだった。

西岳の山頂に着くと、意外に雲が多くて主脈方向は全く見えなかったけど、隣の編笠山と南アルプス方面の眺めは良かった。
編笠山の稜線の向こうに、雲に浮かぶ富士山も見えた。

西岳でひと休みしたら、そのまま稜線を進んで青年小屋を目指す。
少しだけ急坂を下ると、あとは平坦。
ここも基本的に樹林帯だけど、時々正面にギボシ、右手に編笠山が見える。
乙女の水の水場に出ると、青年小屋は近い。

青年小屋からは、編笠山の丸い山容が美しい。
でも、編笠山は岩だらけの山。
大きな岩が降り積もったように積み重なっていて、これを飛び石に登っていく。
最初は楽しくていいけど、長く続くとしんどいところ。
そういえば、北八の高見石とか天狗岳辺りにも同じような所があったか。

一旦樹林に入るけど、道は岩がちな急坂で段差は大きく歩きにくい。でも振り返るといい眺め。
突然に開けると、編笠山の山頂。
山頂一帯に岩が積み重なっていて、蓼科山の山頂に似ている感じ。
八ヶ岳の北の端の蓼科山と、南の端の編笠山が同じような山頂というのも面白い。

編笠山の山頂からは360度の大展望。
山側には南八の荒々しい重鎮達。
反対側は編笠山の長い裾と、八ヶ岳と南アルプスの間の谷が一望できる。
でも南アルプスは、雲を被ったまま出てこなかった。

編笠山からの下りも積み重なった岩の急斜面。
飛び石に渡っていく道が長く続くので、けっこうキツい。
樹林に入ってもしばらくは、木の根に岩に大きな段差があってイヤな道が続く。
標高2,300m辺りまで降りると段差のない歩きやすい道になる。

あとは淡々と展望のない樹林の道を下っていくだけ。
苔の森から笹の森。標高1,800m辺りから一気に緑が多くなる。
こんな植生の変化などを見ながら歩くと気が紛れる。
盃流しに出て富士見高原まで降りて来れば、花も多い。

というわけで、八ヶ岳の西岳と編笠山。
この山はなんといっても山頂からの展望。
赤岳・阿弥陀・権現などの荒々しい南八の重鎮達の眺めはもちろん、
八ヶ岳の端にある山なので、麓側の景色も爽快で素晴らしい。
樹林帯の長い登りがキツいけど、この眺めのために登る価値はあると思う。


○すべての写真（googleフォト）
https://photos.app.goo.gl/lY36XNf2poNv4J6D3

○過去の八ヶ岳
・2016年　八柱山・白駒池・剣ヶ峰　（八千穂高原から）　https://yamare.co/972547
・2015年　硫黄岳・峰の松目　（桜平から）　https://yamare.co/744935
・2014年　権現岳　（天女山から）　https://yamare.co/464474
・2013年　天狗岳　（唐沢鉱泉から）　https://yamare.co/357754
・2012年　丸山・中山・にゅう　（麦草峠から）　https://yamare.co/227112
・2010年　北横岳・縞枯山・茶臼山　（麦草峠から）　https://yamare.co/204640
・2009年　蓼科山・双子山　（大河原峠から）　https://yamare.co/211296