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Yamareco

記録ID: 1250879
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳(大弛峠からのピストン)

2017年09月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:19
距離
20.8km
登り
1,656m
下り
1,651m
歩くペース
とても速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:16
休憩
0:32
合計
7:48
8:18
12
8:30
8:30
14
8:44
8:46
2
8:48
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4
8:52
8:53
64
9:57
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25
10:22
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11:18
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26
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9
11:53
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12:33
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31
14:04
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21
14:25
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15:40
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5
15:49
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4
15:53
15:53
5
15:58
15:58
6
16:04
16:04
2
16:06
ゴール地点
※GPSログはバッテリー切れのため、帰りの水師あたり以降は手書きとなり、
通過タイムはカメラの撮影時間から割り出しています
天候 晴れ&ガス
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大弛峠駐車場
(無料/8時前に到着時、駐車場はすでに満車のため250mほど山梨側に下った路肩に駐車)
※満車の場合、大弛峠の手前から車を停めてはいけない場所には
斜線が引いているので、それ以外の路肩に止めます
コース状況/
危険箇所等
●大弛峠〜国師ヶ岳
大弛小屋の脇から延びる登山道を進むと木階段が連続します。
前国師岳まではほとんどが木の階段です。
前国師岳を過ぎると三繁平で登山道は奥秩父主脈縦走路と
奥秩父最高峰の北奥千丈岳から黒金山・乾徳山方面との二股に分かれます。
縦走路を進むとすぐに国師ヶ岳山頂へと至ります。

●国師ヶ岳〜東梓
国師ヶ岳山頂から縦走路を進むとすぐに天狗尾根との分岐が現れ、
その後縦走路は樹林帯の中をP2465、P2295、P2236と3つの小ピークを経由して
国師のタルまで一気に高低差450mほど下ります。
国師のタルから緩やかに登り返し、3つほど小ピークを越えると東梓へと至ります。

●東梓〜甲武信ヶ岳
東梓からほどなく進むと山梨側に切り立った稜線に出ます。ここが両門ノ頭で、
国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳間のルートで唯一の眺望の開ける場所です。
その後、名前の割には眺望のない富士見を経て鞍部から一直線に高低差120mほど
登り返すと水師です。
2353で千曲川源流ルートと合流。高低差120mほどで甲武信ヶ岳山頂に到着です。
山頂直下はちょっとしたガレ場になっています。

 
中房から移動して大弛峠へ
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中房から移動して大弛峠へ
遅い時間からのスタート
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遅い時間からのスタート
まだ準備中の大弛小屋。営業は9時からって山小屋じゃないな
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まだ準備中の大弛小屋。営業は9時からって山小屋じゃないな
大弛峠から国師ヶ岳まではほぼ木階段と桟道1
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大弛峠から国師ヶ岳まではほぼ木階段と桟道1
大弛峠から国師ヶ岳まではほぼ木階段と桟道2
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大弛峠から国師ヶ岳まではほぼ木階段と桟道2
振り返ると金峰山と五丈岩
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振り返ると金峰山と五丈岩
金峰山と五丈岩をアップで(photo komemame)
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金峰山と五丈岩をアップで(photo komemame)
前国師ヶ岳で眺望が開けます
前国師ヶ岳で眺望が開けます
三繋平を過ぎると…
三繋平を過ぎると…
国師ヶ岳山頂に到着
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国師ヶ岳山頂に到着
先に進みます。天狗尾根との分岐を過ぎると…
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先に進みます。天狗尾根との分岐を過ぎると…
国師のタルまで大きく下ります
国師のタルまで大きく下ります
高低差は450mほど
標高を下げると苔むした倒木地帯に
標高を下げると苔むした倒木地帯に
国師のタルに到着
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国師のタルに到着
ここからは緩やかに登り返します
ここからは緩やかに登り返します
タマゴダケ(photo komemame)
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タマゴダケ(photo komemame)
眺望もない樹林帯の中…
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眺望もない樹林帯の中…
3つほど小ピークを越えると…
3つほど小ピークを越えると…
東梓へと至ります
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東梓へと至ります
黙々と進みます
倒木の間をすり抜けます
倒木の間をすり抜けます
樹林帯に日が差してきました
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樹林帯に日が差してきました
(photo komemame)
いい雰囲気
苔むした石の上に木が生えています
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苔むした石の上に木が生えています
東梓からほどなくすると…
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東梓からほどなくすると…
山梨側が切れ落ちている眺望の開けた箇所に出ます。ここが両門の頭。国師ヶ岳と長野県側の林道が見えています
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山梨側が切れ落ちている眺望の開けた箇所に出ます。ここが両門の頭。国師ヶ岳と長野県側の林道が見えています
右に木賊山と隣に甲武信ヶ岳
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右に木賊山と隣に甲武信ヶ岳
今回のルートで唯一眺望のある場所でした
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今回のルートで唯一眺望のある場所でした
雲は多め(photo komemame)
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雲は多め(photo komemame)
富士見を通過。その名前の割に眺望はまったくありません
富士見を通過。その名前の割に眺望はまったくありません
富士見との鞍部から…
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富士見との鞍部から…
水師に向かって…
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水師に向かって…
高低差120mほど登り返します
高低差120mほど登り返します
登山道は水師に向かって一直線にのびています
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登山道は水師に向かって一直線にのびています
水師に到着
水師からの下りの露岩帯でチラッと甲武信ヶ岳が見えました
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水師からの下りの露岩帯でチラッと甲武信ヶ岳が見えました
こちらは木賊山。この山域に来るといつも思うんだけど、甲武信よりも木賊山の方が立派だよなぁ
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こちらは木賊山。この山域に来るといつも思うんだけど、甲武信よりも木賊山の方が立派だよなぁ
2353で千曲川源流ルートと合流。ここからは賑やか
2353で千曲川源流ルートと合流。ここからは賑やか
甲武信ヶ岳の山頂直下で樹林帯を抜け…
甲武信ヶ岳の山頂直下で樹林帯を抜け…
ガレ場を登ります
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ガレ場を登ります
甲武信ヶ岳に到着。相変わらずご立派な頂上標。山頂はたくさんの人
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甲武信ヶ岳に到着。相変わらずご立派な頂上標。山頂はたくさんの人
山頂より。歩いてきた縦走路。正面は金峰山、国師ヶ岳は雲の中
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山頂より。歩いてきた縦走路。正面は金峰山、国師ヶ岳は雲の中
山頂より。御座山方面
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山頂より。御座山方面
さて、下山開始です
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さて、下山開始です
ガレ場を下り…
再び樹林帯の中を黙々と戻ります
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再び樹林帯の中を黙々と戻ります
水師までの登り返し
水師までの登り返し
日が入りいい雰囲気の樹林帯1
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日が入りいい雰囲気の樹林帯1
日が入り雰囲気の樹林帯2
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日が入り雰囲気の樹林帯2
苔とキノコ
両門ノ頭まで戻りました。行きは雲で隠れていた国師ヶ岳が見えました。この山、デカイ
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両門ノ頭まで戻りました。行きは雲で隠れていた国師ヶ岳が見えました。この山、デカイ
正面の凹んだところが大弛峠。右に朝日岳〜鉄山〜金峰
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正面の凹んだところが大弛峠。右に朝日岳〜鉄山〜金峰
東梓に向けて緩やかに上り始めます
東梓に向けて緩やかに上り始めます
代わり映えのしないルートが続きます
代わり映えのしないルートが続きます
無の境地になって淡々と歩ければいいのですが、「夜ごはんどうしよう?」なんて話しながら雑念だらけで歩きます
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無の境地になって淡々と歩ければいいのですが、「夜ごはんどうしよう?」なんて話しながら雑念だらけで歩きます
木漏れ日
ベニテングダケ(photo komemame)
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ベニテングダケ(photo komemame)
たまにこのように開けたところがあり和みます
たまにこのように開けたところがあり和みます
撮っても撮っても同じような写真ばかり
撮っても撮っても同じような写真ばかり
国師のタルまで戻りました
国師のタルまで戻りました
切り倒された木にも苔
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切り倒された木にも苔
ここから高低差450mの登り返し
1
ここから高低差450mの登り返し
国師ヶ岳山頂が見えました
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国師ヶ岳山頂が見えました
天狗尾根との分岐地点
天狗尾根との分岐地点
国師ヶ岳まで戻りました。ここで小休憩
国師ヶ岳まで戻りました。ここで小休憩
あとは下るだけ
階段地帯へ
大弛小屋を通過して…
大弛小屋を通過して…
大弛峠まで戻りました。お疲れ様でした!
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大弛峠まで戻りました。お疲れ様でした!

感想

朝5時。
赤岩岳を目指し宮城ゲートに到着すると、中房はおろか宮城ゲートの駐車場もすでに満車。
係員の人にゲートからさらに1km以上離れた駐車場に止めて
そこからバスに乗ってくださいと言われます。

これじゃ、登り始められる時間は何時になることやら。
合戦尾根は渋滞が予想され、思うように歩けないだろうし…。

「無理だ、時間ないわ」

ということではるばる北アまでやってきたにも関わらず別案を考えます。
移動時間を考えるともうあまり長い時間&距離を歩くこともできないし…、
こうなったら山域を変えちゃおうと奥秩父に向かいます。

奥多摩駅から瑞牆山荘まで奥秩父主脈縦走路で唯一繋がっていなかった
甲武信ヶ岳(正確には千曲川源流ルートの分岐)〜国師ヶ岳間を歩こうと。
この区間、ホントは西沢渓谷から廃道を辿り天狗尾根を登って周回したかったのですが、
急遽だったため他に良い案も思い浮かばず、ピストンするとします。

長い長いクネクネ道を辿って、8時に大弛峠に到着。
5時間以上運転しっぱなしでグッタリ&頭がボヤボヤで歩き出しました。

国師ヶ岳〜甲武信ヶ岳は奥秩父主脈縦走路の中でも一番地味な区間かもしれません。
山と高原地図にも「平凡な尾根道」なーんてコメントが書いてあり、
そんなの他に見たことないぞ。

でも、歩いてみると確かに地味っちゃー地味ですが、
シラビソとコメツガの原生林の中、苔むした倒木や岩が何処までも続くルートは、
人も少なくて静謐の奥秩父らしさを満喫できます。
奥秩父とドップリと向き合いたい人にはオススメかな。
特に帰りの国師のタルから国師ヶ岳までの登り返しが長くてキツく感じましたが、
同時に国師ヶ岳の大きさも実感しました。

そうそう、今回の山行では甲武信ヶ岳の山頂でaonisaiさんと会いました。
最近、衝撃的な記録を拝見したばかりだったのでビックリ。
話を聞くと同じく大弛峠からとのこと。若くてよく歩けるナイスガイでした。

さて、今回の山行で奥多摩駅〜瑞牆山荘まで奥秩父主脈縦走路を繋ぐことができました。
改めて振り返るとすべて日帰りの山行でした。

それにしても…、
もうハイシーズンの中房には近づけないなぁ。
いずれ上高地とか南ア広河原のように直アクセスできなくなっちゃうのかな。
 
 

人がいっぱいでカラフルな北アから一転、
静かで地味色な奥秩父へ。
奥秩父はけっこう好きなエリアなので、
かえってこっちに転換できてラッキーでした。

このルート、ピストンでしたが行きも帰りも歩きごたえがありました。
とくに帰りの国師への登りがかなり長くかんじられて、
時間のわりに疲れました。

今回何気なくこれまで歩いたマップをみたら、
奥秩父は意外と歩いていて、あと西御殿岩〜雁峠間だけあるいたら、
ぜんぶつながることに気づいてしまい、
歩いてしまいたい気持ちになっています。
けど、danyamaがいっしょに歩いてくれるはずはなさそうなので、
機会があったら、ひさびさソロ歩きになるのかなと思っています。

この日、山頂でaonisaiさんにお会いしました。
元気で軽々と歩く好青年っぷりは、
先日のものすごい経験をされた方と思えないくらいでした。
またどこかでお会いできたら!と思います。

それにしても今週末の連休の天気はどうなることやら……?


おしまい。

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コメント

中房温泉への入山は厳しいですね
danyama家も中房温泉に撃退されましたか
私も7月に撃退されました。最近のシーズン中の合戦尾根の人気はちょっと異常で、深夜に到着しても駐車場に入れない状態でした。
路上駐車は路線バスの妨げになるし、空いている駐車場は遙か下。
結局私は諦めて沢渡に向かい上高地のハイキングになってしまいました。
ハイシーズンに中房温泉の駐車場に駐めるには、夕方下山してくる頃を狙うしか無いのかもしれませんね
でも怪我の功名、静かな奥秩父歩きも良かったのでは?
大弛の林道が通るまでは国師や北奥千丈岳は奥深い山だったのですが、今ではその先まで行かないと静かな奥秩父が味わえないのはちょっと寂しいですね。

赤岩岳狙い、danyamaさんなら湯俣から貧乏沢を詰めても日帰りで楽々行ってしまいそうですね
2017/9/13 15:50
Re: 中房温泉への入山は厳しいですね
yamayaさん


こんにちは。

そーなんですか、中房は深夜INでもダメなんですね。
ウチはワンコがいるため、日帰りの場合でも夕方INはおろか深夜INも難しいんです。
紅葉終わりから雪が積もる前の短い期間をピンポイントで狙うしかありませんね。

奥秩父、よかったのはよかったのですが、
せっかくの晴れ&暑さも和らぎ森林限界上を快適に歩ける機会を
みすみす逃しちゃったいう気持ちがあったのと
よりによって雲が多いところを選んじゃってちょっと失敗したかもという気持ちもあり…。
でも、まぁ、あの時点ではベストな選択だったと思いたいですね。

>赤岩岳狙い、danyamaさんなら湯俣から貧乏沢を詰めても
>日帰りで楽々行ってしまいそうですね

→ここは軟弱に、上高地INで水俣乗越からがイチバン楽かなぁ、なんて(笑)

コメントいただき、ありがとうございます。
2017/9/13 17:44
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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