アサヨ峰〜高嶺へ 北沢峠から早川尾根縦走・広河原峠を下る
- GPS
- 24:47
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,733m
- 下り
- 2,260m
コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:38
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:04
1日目:11時間0分 2日目:3時間20分
天候 | 1日目:晴れのち曇ったり晴れたり 2日目:晴れ(下山直後からガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
1日目は連休の日曜日なので、たくさんの乗り合いタクシー、三台の芦安発のバス、二台の甲府発のバスが満車でした。芦安発広河原行き・広河原発北沢峠行きとも、臨時で定時より早めに出てくれました。 帰りの2日目は、定時は10時のバスでしたが、芦安駐車場に再度登山者を乗せに戻る回送の乗り合いタクシーに8時前に乗ることが出来ました。 当然運次第というか運行シフトや状況次第ですので、いつもこのようなことがあるわけではありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北沢峠〜仙水峠 小屋まではなだらかな登り坂が多く、小屋を過ぎて峠が近付くと、大きな岩のガレ場になります。 仙水峠〜栗沢山 段差の大きい岩の登りをどんどん登ります。 栗沢山〜アサヨ峰 稜線上を歩きます。基本的には明瞭で危険はありませんが、ハイマツが出ていたり岩またぎだったりで歩きにくさはあります。 アサヨ峰〜早川尾根小屋 最初は急な下り坂ですが、その後は樹林の下のなだらかな土道になります。 小さめのアップダウンはたくさんあります。 早川尾根小屋〜広河原峠 最初はとてもなだらかな土の道で、峠の少し手前で下ります。 安定した土と岩の登山道です。 広河原峠〜赤薙沢の頭〜白鳳峠 最初は急な岩の多い登り坂を登ります。赤薙沢の頭の少し北から数百メートル、崩落の影響で下の巻き道を歩きます。整地度合いが弱いので歩きにくさはありますが、安心して歩けます。 赤薙沢の頭からは通常の下り坂になります。 白鳳峠〜高嶺 岩場またぎ・ハイマツの出っぱりの多いとても急な登り坂になります。 ところどころガスが出ていたら迷いそうなところがあります。 白鳳峠〜白鳳峠入口 上部では整備が多少少ない分、そういう箇所には丁寧にピンクテープが多めに付けてあり、明瞭な部分では少なくなっています。 全体的にはしっかりとルートを確認しながら安心して歩けます。 中部は一般的な登山道で、最下部は砂利のなだらかな林道上になっています。 白鳳峠入口〜広河原 バスも通る、舗装された林道です。意外に下り坂は強めです。 |
その他周辺情報 | 帰りに身延山に寄り道したので、入浴はその後に身延のなんぶの湯で入りました。500円です。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
去年今年とあまりアルプス高山に行けていませんでしたが、9月に入ってから週末の天気がなんとかいい週に一気に北アルプスの針ノ木スバリ稜線、中央アルプスの木曽駒空木稜線を歩きましたが、さらにアサヨ峰を中心とする、南アルプス早川尾根に挑戦しました。
以前夜中に歩いた仙水峠付近のガレ場と、仙水峠からの甲斐駒・駒津峰の眺望を楽しみ、栗沢山へ登り始めますが、分かっていたとはいえ、もの凄い急登でした。
栗沢山からアサヨ峰は本当にすぐで、あっという間に到着できる感じでした。
その後の稜線は軽いアップダウンが何度もありますが、早川尾根小屋まではスイスイ進むことが出来、この頃には小屋着が、予定より2時間早くなることが予想され、どれだけしんどくても高嶺まで向かうことを考えていました。
実際に小屋に着くと、バスが20分早く着いてくれたこと、ペースも快調だったことから予定より2時間15分早く11時15分頃に到着したため、これで止まっても暇すぎる・コースタイムが5時間10分なので16時から16時半には戻ってこれる・翌朝早く降りられるということで、昼食と荷物の軽量化をして高嶺へ向かいました。
元々の予定では、2日目に白鳳峠まで全ての荷物を背負って、白鳳峠で軽量化して高嶺へ向かい、荷物を背負い直して白鳳峠ルートを下る予定でしたが、荷物をデポした早川尾根小屋まで戻るため、下りは広河原峠に変更になりました。
最初は軽い荷物で快調でしたが、予定外の長距離となったため段々とスタミナが削られていき、最後の高嶺への登りはゆっくりのトボトボ歩きになってしまいました。
アサヨ峰までは快晴だった稜線上もその後はずっとガスだらけで、近付くオベリスクがあまり見えなかったのは残念でした。
登頂後は来た道を早川尾根小屋へ戻りますが、高嶺から300m以上下り、その後100m弱の登り返し二度はなかなかにきつかったです。
小屋に戻ると誰も姿が見えず、暗い避難小屋に一人かと思いましたが、直後にお一人小屋泊の方が到着され、就寝まで楽しく山談義をして頂きました。
この日はテン泊の方もお一人後に到着され、合計3名だったようです。
帰りは定時が10時のバスが芦安へ向かう始発であることは分かっていましたが、連休直後の月曜であるため、もしかしたら何かあるかもと明るくなり次第広河原へ向けて走るわけではありませんが、快調に下山しました。
そして下山後に本当に嬉しい奇跡が起こりました。やはり芦安から登ってくる登山者が多く、朝の便で上がってきた乗り合いタクシーが芦安へ戻るので、たった一人なのに乗り合いタクシー料金で2時間も早く帰ることができました。前日に行程を頑張っておいたのと合わせ、合計で4時間も早く大阪へ戻ることが出来ました。
本当に本当に幸運でしたが、これはタクシーの運行シフトや状況次第なので、通常では起こることではありません。
今回の山行で、百高山で300名山でもあるアサヨ峰登頂はもちろんですが、甲斐駒&仙丈山域と鳳凰山域、さらに登山口の広河原で北岳山域と赤線をつなぐことができたことに喜びを感じています。
コメント
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espritさん、こんにちわ。
一日違いでなかなか近くに居たようで
日曜の早い時間はガスが多くこちらからは甲斐駒などは見えなかったのですが、もうチョイ待てば青空だったんですね。
アサヨを歩くこのルートはわたしも興味あるので参考にさせていただきます
(早川尾根小屋の人の少なさが心配 )
peachk4cさん、こんにちは〜
本当にお近くにいらっしゃったんですねー
日曜日の朝、バスに乗っている間は稜線はほぼガスの中でした。
晴れ てきたのが7時半くらいからだったので、青空は本当にタッチの差だったみたいです。
私が仙水峠に上がって鳳凰を眺めたとき、peachk4cさんはもう薬師岳の南の方の見えないところにいらっしゃったみたいで、残念です
帰ってヤマレコを見て、peachk4cさんが鳳凰山に行かれたことを見たとき、ふとなんとなく、この早川尾根の稜線にも興味もたれるんじゃないかなと虫の知らせのように感じたんですが、当たりでした
早川尾根小屋は本当に人が少なくて寂しいんで、お誘いしてご一緒するのも一興だったなぁと思ったりしてます
こんばんは!
仙水峠から地蔵岳の間は、賑やかな南アルプスの中でも歩いてる人がホントに少なくて静かな山歩きができますね。(笑)
数年前に行った夜叉神から農鳥岳へのテント泊縦走を思い出しました♪(笑)
こんばんはー!
今回は土日ではなく、日月と歩いたとはいえ、連休がらみということで、北沢峠〜甲斐駒・仙丈界隈だけでなく、栗沢山と北沢峠の日帰り周回やそれにアサヨ峰までを加えた日帰り、そして広河原から高嶺や、鳳凰方面から白鳳峠に至るルートは割合人が多かったですが、やはりアサヨ峰〜白鳳峠間は本当に人が少なくて、避難小屋に一人で宿泊が実現してしまうところでした
例年秋雨前線で週末の天気が悪いことの多い9月ですが、今年はこれまでの週末悪天候の鬱憤晴らしか天気がいいことが多いですね。去年も7月の百軒洞・白馬の2回の後、9月に負傷であまりアルプス高山に行けなかったので、今年の天候と合わせ、鬱憤晴らしというところのおうな気がします
それにしても、、、 夜叉神から農鳥への長期縦走レポ拝見しました。長大で充実した南ア縦走ですね。きっとそのうち仙塩尾根縦走とか、鳥倉ー悪沢縦走とか、百軒洞とかのレポを見られる気がしてます。
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