燕岳〜大天井岳〜常念岳 北アルプス縦走

2017年09月10日(日) 〜 2017年09月11日(月)

• GPS: 17:14
• 距離: 21.9km
• 登り: 2,302m
• 下り: 2,432m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:03
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:43

7:58 中房温泉登山口
8:38 8:39 第１ベンチ
9:18 9:18 第２ベンチ
9:54 10:06 第３ベンチ
10:42 10:49 富士見ベンチ
11:41 11:41 合戦小屋
11:54 12:00 合戦山(合戦沢ノ頭)
12:43 12:53 燕山荘
13:33 13:34 蛙岩
13:58 13:58 大下りの頭
15:47 15:49 小林喜作レリーフ
15:54 15:55 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
16:41 大天荘

2日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:06

6:08 大天荘
8:30 8:45 常念小屋
10:26 10:38 常念岳
11:26 11:27 常念小屋
12:02 12:02 最終水場
12:42 12:42 笠原沢
13:03 13:03 烏帽子沢
13:25 13:26 王滝ベンチ
14:05 14:06 山ノ神
14:14 14:14 一ノ沢登山口
14:14 ゴール地点

天候

晴れ〜ガス雨

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

自宅〜穂高駐車場　高速（休日・深夜5100円×2）
穂高駐車場〜中房温泉　バス（1700円）
一の沢〜穂高駐車場（4900円）

コース状況／危険箇所等

日本屈指の登山道。とてもよく整備されてます。

その他周辺情報

ファインビュー室山（５３０円）
高級リゾートホテルの日帰り入浴。常念岳や蝶ケ岳なども一望でき登山の余韻に浸りながら疲れを癒せます。コスパいいですよ〜。タクシーの運ちゃん教えてくれてありがとうございます。

写真

9/8 22:48

今回の山メシ。何より食べることが基本。気合い入れて揃えました。

9/10 0:54

深夜のスタート

9/10 6:14

穂高駐車場。凄い雲だ。ここで名古屋から来た方としばし談笑

9/10 7:45

秋ダイヤのため一番バスでも中房温泉に7：40着

9/10 7:53

今回の荷物。15kgほど

9/10 8:16

合戦尾根。ここのところ急登ばかりなのでもう見慣れた風景

9/10 8:34

ふー
ここで大阪から来られたご夫婦と息子さんと一緒に。とても面白い方で抜きつ抜かれつ楽しく登らせていただきました。

9/10 9:12

ふーふー

9/10 9:53

ふーふーふー

9/10 10:40

見えなかったけど富士見ベンチ。

9/10 11:18

スイカあるかな？

9/10 11:23

前を行くのは穂高駐車場でお話しさせていただいた方。同じペースで登ってきました。

9/10 11:27

スイカ〜

9/10 11:47

9/10 11:47

9/10 11:49

小屋を過ぎると尾根が近づいてきた

9/10 11:50

ん？ひょっこりタケノコが生えてるぞ

9/10 12:13

9/10 12:22

合戦尾根唯一の鎖場。ちょっとガスってきた

9/10 12:40

9/10 12:46

先行していた女性の方が凄いですよ〜と教えてくれた眺望。感動が半端じゃなかった

9/10 12:48

女王様もすごく素敵だった

9/10 12:48

それにしてもなんていう眺望だ

9/10 12:49

13時までに到着すれば大天井岳へ行くと決めてました。女王様登頂は諦めて少し休憩。

9/10 12:55

小屋をチラッと覗いて

9/10 12:52

おじさんに挨拶してから

9/10 12:54

大天井岳へ向けて出発！

9/10 12:57

それにしてもこの稜線を独り占めですよ

9/10 13:05

振り返れば燕山荘と女王様

9/10 13:15

この贅沢な眺めを独り占めしながらおにぎり

9/10 13:29

ゲーロと槍！

9/10 13:36

ふふふーん。自然と鼻歌が

9/10 13:57

大下りの頭。ガチで下ります

9/10 13:57

一瞬、大天井への稜線が見えた。見てはいけないと思った

9/10 14:09

花にも癒され

9/10 14:09

気が付くと東側は完全にガス

9/10 15:00

展望の良い便座

9/10 15:43

喜作レリーフ。ここから大天井へ登り返し

9/10 15:53

大下りを振り返る。でけー

9/10 16:15

ふーふー。苦しい登り。先行するカップルと励ましあいながら登ってきました。大変助かりました。

9/10 16:22

9/10 16:29

山頂が果てしなく遠い

9/10 16:31

16：30。やっと見えた。ガスも出てきて気温もぐんと下がってきました。

9/10 16:35

中は暖かくて綺麗で

9/10 16:35

テントは一張700円
缶ビール500円
2Lペットボトル水800円

9/10 17:31

食材がぱんぱん

9/10 17:58

今夜のディナーは中華丼。ウイスキー500ml持ってったけど一滴も飲まず7時には就寝

9/11 5:28

途中何度も起きたけど3時半まで9時間寝袋に籠ってたせいで十分に体は休まった

9/11 5:57

2日目スタート。風も強く気温も低い。槍はこのあとすぐ見えなくなった。

9/11 6:17

振り返ると大天荘と大天井岳

9/11 6:18

この日の予定は蝶ヶ岳まで。正面小ピークの右上あたりに富士山

9/11 6:54

まずは右奥の常念岳

9/11 6:59

横通岳へ続く稜線も見事。動いてないと寒いぐらい

9/11 7:00

しかし足元はガレガレ。景色に見とれてるとコケる

9/11 8:01

突然眼下に常念小屋が出現。その先が常念岳。まるで壁だ。

9/11 8:42

見えてから小屋まで遠かった＞＜。穂高オールスターズを楽しみに来たけど天気は好転せず

9/11 9:36

小屋から常念岳山頂までは400mの登り。この時はまだまだ蝶ヶ岳に行くつもりでした。

9/11 10:07

山頂直下の三俣分岐。雨、風、ガスでまっ白。ちなみにここ、auの電波入ります。

9/11 10:26

山頂。私のほかに3人ほど。天候の急変に皆さん困惑。雨だけならまだしも風も強く展望のないまま進むのもリスクが大きいと判断。残念ながら下山を決意。

9/11 8:25

この天気では三俣より一の沢がいいですよとアドバイスをいただき、山頂のau圏内からタクシーを手配。時間の計算を間違えてコースタイムより一時間早く呼んでしまったので急いで降りる。

9/11 11:41

ベンチ

9/11 12:01

何度も渡河を繰り返しながら降りていく

9/11 12:03

凄い

9/11 12:13

9/11 12:15

凄い階段だった

9/11 13:25

あと2kmが遠い

9/11 14:04

無事に下山

9/11 14:14

一の沢登山口。15分前到着。既にタクシーが待っていた。

9/11 15:45

運転手さんに教えてもらったファインビュー室山。高級感たっぷりのリゾートホテル。530円は安い？

9/11 17:06

腹ごしらえはラーメン。美味しかった〜

撮影機器：

Xperia XZs SOV35 au SONY

装備

備考

ウェアラブルカメラのメモリーカードを忘れた〜

感想

pitapapa

今年の夏は中房温泉から燕岳、大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳、徳澤、上高地までの縦走を計画。構想・準備に3か月ほど。結果は残念だったけど素敵な一期一会が待っていた。

まず9日は息子の体育祭。私も気合い入れてPTA代表リレー走ったよ。なんだかんだ3時間ほどしか眠れず体育祭で余ったおにぎりを4つザックにつめて出発。深夜の高速をひた走りとあるSAへ。休んでいる目の前でトラック風○の現場を目撃！まあ、人類最古の商売ですからねぇ。変な意味で目が覚めて安全運転できましたよ。
穂高駐車場からのバスは途中たくさん人が乗ってきて超満員。結局中房温泉スタートは8時。自分の脚力ではテン泊装備で大天井岳まで行けるかどうか心配する。

ここ最近急登ばかりだったので合戦尾根もびっくりすることはなかったけどキツいのはどうしようもない。前日燕山荘に泊った客が行列をなして下山してきてすれ違いに相当時間を費やす。燕山荘に着いた時の眺めは超絶感動した。この合戦尾根は大阪からきた年配のご夫婦と息子さん、穂高駐車場で一緒にバス待ちした名古屋から来た男性、合戦小屋から頂上まで同じペースだった女性、皆さんとの会話が何よりの励みになりました。おかげで大天井岳まで行く勇気をもらいましたよ。

燕山荘から一歩踏み出すとそこは天空の絶景。正面に槍ヶ岳を見ながら夢にまで見た稜線を進む。はるか前方に1組いる以外は自分だけの世界。もう絶景を独り占めですよ。が、すでに13時を回っているのでのんびりはしてられない。最後のおにぎりを食べて先を急ぐ。大天井岳ってなんとなく稜線の通過地点みたいな予想してたけど実際は大下りの頭からガチで下ってガチに登り返す本格登山道だった。その辺の低山登山より遥かにキツい。ここでも先行する男女ペアと励ましあいながら進み、無事大天荘到着。テント張ってビール飲んで夕食終えたら就寝。

翌朝はマジックライス。普段お通じが不規則なんだけどこの日は朝から快調（すんません）。ただ、寒風が吹き曇天の空は今にも泣きだしそう。予報ではこの日まで晴れだったのに。予定通り蝶ヶ岳を目指すも常念岳山頂で雨、風、ガスで進退窮まる。体力だけなら行けると思うけど初めての縦走路だし展望ゼロだし加えて翌日も雨予報だし、これ以上進んでも高リスク低リターンだろうと自分に言い聞かせ断腸の思いで下山を決意。山頂近くから一の沢までタクシーを手配して穂高駐車場まで戻りました。

こうしてあっけなく夏の大縦走は幕を閉じたけど絶景の景色となにより人との出会いが気持ちを豊かにしてくれた旅でした。下山道もさみしい山道でさみしがり屋の私が心細くなると不思議に登山者とすれ違うというミラクルにも恵まれ難なく下山できました。いい山行をありがとう。山の神に感謝！