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Yamareco

記録ID: 1271814
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ハイキング
富士・御坂

三ツ峠山

2017年07月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:38
距離
10.5km
登り
659m
下り
1,281m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:50
休憩
1:48
合計
6:38
距離 10.5km 登り 664m 下り 1,281m
9:51
9:52
74
11:13
11:14
3
11:17
11:18
10
11:28
11:32
9
11:41
12:35
19
12:54
12:57
31
13:28
13:29
27
13:56
13:57
8
14:05
14:11
10
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14:22
15
14:37
11
14:48
14:49
3
14:52
14:53
21
15:14
10
16:12
16:13
0
16:13
ゴール地点
 
天候 曇り〜小雨
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:富士急行・河口湖駅、富士急行バス・天下茶屋
帰り:富士急行・三つ峠駅
コース状況/
危険箇所等
コースは歩きやすく、危険箇所等はありませんでした。
その他周辺情報 下山後の入浴:三つ峠グリーンセンター
予約できる山小屋
三つ峠山荘
緩やかな上り坂からスタート
緩やかな上り坂からスタート
ヤマオダマキ
クガイソウ
シモツケソウ
トリアシショウマ
トリアシショウマ
ウスユキソウ
アサマフウロ
三ツ峠山荘前から撮影
三ツ峠山荘前から撮影
三ツ峠山荘と四季楽園の間の展望地
三ツ峠山荘と四季楽園の間の展望地
四季楽園前
雲海の彼方に八ヶ岳を確認
雲海の彼方に八ヶ岳を確認
スポンサー待ちの大きな広告塔のようなアンテナ
スポンサー待ちの大きな広告塔のようなアンテナ
開運山山頂!よっしゃ〜久しぶり!
開運山山頂!よっしゃ〜久しぶり!
さわさわとたなびく姿が癒される、風を知る草”風知草”
さわさわとたなびく姿が癒される、風を知る草”風知草”
休憩所で昼食
昼食とは言いながら、酒とつまみ...
昼食とは言いながら、酒とつまみ...
低トレ部の代名詞、シャウエッセン炒め!
低トレ部の代名詞、シャウエッセン炒め!
会津若松の宮泉銘醸の銘酒、寫楽(写楽)。すっきりとした味わいで冷やが合う
会津若松の宮泉銘醸の銘酒、寫楽(写楽)。すっきりとした味わいで冷やが合う
福島県産、鯉のくんせい
福島県産、鯉のくんせい
ふわっと薫りが漂いますが、鯉なので味は淡泊。酒のつまみに最適
ふわっと薫りが漂いますが、鯉なので味は淡泊。酒のつまみに最適
雨歩きも楽しみのひとつです
雨歩きも楽しみのひとつです
ヤマユリのツインズ
ヤマユリのツインズ
八十八大師。
江戸時代、各地に四国遍路の代わりとして、八十八体の弘法大師像をお参りした(流行り?)ようで、この石仏群を八十八大師と言うそうです
八十八大師。
江戸時代、各地に四国遍路の代わりとして、八十八体の弘法大師像をお参りした(流行り?)ようで、この石仏群を八十八大師と言うそうです
数えてませんが、きっと八十八体いらっしゃるんでしょうね...
数えてませんが、きっと八十八体いらっしゃるんでしょうね...
雨が上がり、カッパを脱ぐ
雨が上がり、カッパを脱ぐ
後半は、足早にひたすら山を下るのみとなりました
後半は、足早にひたすら山を下るのみとなりました
”股のぞき”からの富士
”股のぞき”からの富士
町営グリーンセンターで一風呂
町営グリーンセンターで一風呂
帰路は三つ峠駅から
帰路は三つ峠駅から

装備

個人装備
雨具(レインウェア) 着替え 入浴セット 飲料
共同装備
昼ご飯

感想

 三ッ峠山は、山梨県都留市と富士河口湖町及び西桂町の境に位置し、奈良時代から修験道の霊山として知られてきました。開運山、御巣鷹山、木無山の3山の総称を指し、一番高い開運山を指すことが多いようです。名の由来は、山頂付近の湧き水を水峠と呼んだのが由来とか、三つの尖峰(トッケ)があるからなど諸説あるようです。富士山の北側の眺望と、登山道の山野草の2つが楽しめる山です。
 河口湖駅から、朝しか便のない天下茶屋行きのバスに乗車します。川口湖には霧が覆い被さり、山容も雲に隠れ、いつ雨が降り出してもおかしくない天候です。いや、些少の霧雨は既に降っています。三つ峠登山口は終点のひとつ前ですが、ここで下車したのは私たちだけでした。
 舗装道路を行くと、駐車場とトイレがあり、登山道に入ります。ウグイスの声を聞きながら林道に入っていきます。九蓋草(クガイソウ)や鳥の足のように白い花弁を四方に広げた鳥足升麻(トリアシショウマ)、山苧環(ヤマオダマキ)が黄色い可憐な花を咲かせています。下野草(シモツケソウ)、薄雪草(ウスユキソウ)などたくさんの山野草を愛でながら、ゆっくりと歩いていきます。そのうち、山荘の標識が現れ、三ッ峠山荘に着きました。
 山荘前のベンチからは、真っ黒な富士山が雲の上に裾野を広げていました。絶景ポイントです。手前には富士吉田市の市街が広がります。四季楽園の休憩所の先に、三ッ峠山頂への分岐があります。南の木無山と北の御巣鷹山への分岐です。山頂方面の標識が開運山の山頂です。木段の急斜面から巨大な広告看板ような2つのアンテナ塔の前を登り、公共放送の放送設備を過ぎます。振り返ると、遠く八ヶ岳が霞んで見えます。
 山頂付近まで来ると、雨が降り出しました。1,786mの山頂から、黒富士をバックに記念撮影して、すぐに下山します。雨の中、先ほどの分岐を通り越して、山荘の休憩所まで戻りました。休憩所に屋根はありませんが、枝葉が茂る木の下で昼食にしました。
 まずは、定番のシャウエッセンを焼いて、ビールで乾杯です。日本酒に合うツマミとして、Nさんが福島から”鯉くんせい”を差し入れてくれました。淡白ながら燻製の香りと身の旨みが絡んでなかなかの美味。これを会津若松の日本酒”写楽”で流し込みます。
 本降りとなった雨がやむ気配はありません。小一時間程で昼食を切り上げ、合羽に身を包んで四季楽園方面に戻ります。
 しばらく下りると、さきほど見下ろした屏風岩の前に出ました。見上げると、遥か真上にクライミング中の男女が見えます。 開運山の直下の屏風岩は、ロッククライミングの登竜門だそうです。
 屏風岩の最後には、西国三十三カ所観音文字塔があります。傍らにはオレンジ色のヤマユリが綺麗に咲いていました。
 この先は狭い崖の道になっていて、右側の断崖にロープが張ってありますが、杭とロープが少し外れた場所でO部長が右足を滑らせて転倒しそうになり、危うく滑落するところでした。
 斜めに傾いた木の橋や、草が茂って地面の見えないガレた道を下ります。八十八大師の像に着いたころに、ようやく雨が上がりました。江戸時代に四国88箇所遍路に行けない人が、ここの88体の弘法大師の石仏坐像をお参りしたそうです。
 空胎上人の墓のある休憩所で雨具を脱ぎました。まだ標高は1,400mあります。休憩所からは勇壮な姿の黒富士と取り巻く白雲がよく見えます。
 ”不二石”や”愛染明王塔”をを過ぎます。愛染明王は人間の煩悩(愛欲)を悟りに変える明王です。この碑は、三ツ峠山中興の祖・空胎上人の後継者、二世豊恭和尚によって建てられました。
 風が吹き始めて木の枝を揺らします。この標高で吹く風は、運動中の火照った身体を癒してくれます。
 ”馬返し”や”股のぞき”を越え、道が緩やかになってきたら”大曲り”です。達磨石方面の標識を右に入ると森の道で、沢の音がしてきたら、達磨石の休憩所に着きます。この先から舗装道路になり、いこいの森の中を進みます。
 山祇(やまつみ)神社まで来たら、その先に町営グリーンセンターがあります。テニスコートを左折して、裏の駐車場側から入りました。グリーンセンター手間の道端には蛍袋(ホタルブクロ)が咲いていました。
〔感想〕
 登り始めの山道沿いに咲く数々の山野草が楽しい。また、三ッ峠山荘前からの富士山の眺望は素晴らしく、今回は夏季の黒富士を堪能できました。山頂到達までの前半は、山登りというよりは、さながら山野草と黒富士の撮影会の様相。昼食からの後半は、残念ながら雨足が強くなってしまい、足早に山を下りました。

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