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Yamareco

記録ID: 128032
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳-1日目

2011年08月11日(木) 〜 2011年08月13日(土)
 - 拍手
GPS
07:00
距離
7.9km
登り
1,443m
下り
570m

コースタイム

阿弥陀岳〜中岳〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜などなど
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
小海線というかわいい電車が僕を置き去りにしていきました。
2011年08月14日 08:11撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:11
小海線というかわいい電車が僕を置き去りにしていきました。
バスの運転席の脇に座ってやがれとおっちゃんに言われました。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
バスの運転席の脇に座ってやがれとおっちゃんに言われました。
空は青く雲は白い、我が家の家計は赤い。
2011年08月11日 12:26撮影 by  814T, TOSHIBA
8/11 12:26
空は青く雲は白い、我が家の家計は赤い。
現実逃避に来たものの恐るべき現実が眼前にそびえだす。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
現実逃避に来たものの恐るべき現実が眼前にそびえだす。
牛首山を超えていきます。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
牛首山を超えていきます。
変わらない景色であることを身勝手にのぞんだり。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
変わらない景色であることを身勝手にのぞんだり。
テントやらがやたら重くなってきます。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
テントやらがやたら重くなってきます。
もううんざりしだしてますが、文句をいう相手も周囲にはいません。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
もううんざりしだしてますが、文句をいう相手も周囲にはいません。
なぜなら私がバカだから。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
なぜなら私がバカだから。
雨が降ってきたのでテン場へ急ごう、そして酒でも静かに飲もう。
2011年08月14日 08:12撮影 by  814T, TOSHIBA
8/14 8:12
雨が降ってきたのでテン場へ急ごう、そして酒でも静かに飲もう。
撮影機器:

感想

山にこもるのにも関わらず、食料をあまり持ってこれなかたので清里駅から10分ほど歩いてセブンイレブンへ。ペットボトルにウイスキーを移したり、夜まで食事をとらなくても大丈夫なようにバカ食い。
ゆらゆらと満腹の腹で駅まで再び戻る。
タイミングよく来たバスに乗り込み揺られてたどり着いた美し森では、林道からの登山口を間違えて森で迷う始末。
ほんと、駄目ね。素人がショートカットをしようものなら木立の中をうろつきまわって獣道を勘違いし、動物の糞に怯える。冷静に考えたら鹿程度の糞なわけだ。

「あ、あそこの流れ込みが登山道の入り口だったんだろうな…でも、もうちょっとこの林道を行ってみて」なんつってると後戻りが億劫になる距離まで行っちゃう、でもってショートカットして更に傷口を広げる。人生と似てますな。

登山道にでてずんずん調子よく進むけれども、高度が上がらないので景観もとぼしい。おかしな機械音がすると思ったらリフト乗り場の脇に出る。小路では大量のおばちゃんがお昼ごはんを召し上がっているのだ。ヒーフー言いながら通り過ぎるしかないのだけれどもおばちゃんからすればイイ迷惑なのだ。

牛首を越えて暫くすると段々と岩場が多くなる。こうでなくてはいかんのだ。人影も無いので鼻歌よりもかなりはっきりと、労働歌にもやや似た適当な歌を奏でる。はきだす。

鎖をそれほど頼りにはせず四肢であがる。食料や水、テントやシェラフや調理器具。3日の生活がすべて背中に乗っかっているということはこういうことなのかとしみじみと考える。(もちろん、その道の人々からみれば鼻糞みたいなことなのだがその道ではないので存外しんどいのだ)

そしてパラパラと雨が降ってくる。
とにかく赤岳へ登りきらなければ話にならない。パラパラの間は気にせず進む。出発が昼前だったのですでに3時を過ぎている、おそらく4時に赤岳、無難におりても6時に行者小屋、そこからテントを設営しても落ち着くのは7時頃か。暗くなると面倒だから少しでもすっ飛ばして行きたいが、重いのだ。腕で身体を持ち上げるのはいいとしても、押し上げる大腿筋は仕事しっぱなしである。労働歌はとうにやめて「ふがー!」と奇声をあげて岩を登る。重いー。

ガスの中の赤岳。

先月に権現からみた赤岳だと思うとちょっとしたものがある。などと感傷に浸るまもなくザックを置いてある分岐まで戻り西へと下る。鋼製のメッシュで作られた階段などを踏みながら(ほんとうに設備を整えるのは大変なことだ。善し悪しはおいといて。もちろんこれがなくては僕などはどえらい事になるのは明確)
くだりはとにかく膝をやらないようにテンポで降りる。出来ればヘッドライトは使いたくないがすでに上着のポケットには用意してある。明確な登山道だから迷うことは無いけれども浮石なんかで足をくじくのは勘弁だ。

水の音が聞こえてきたので小屋に近いことがわかり安心する。完全に日が落ちるまでにはテン場に着けそうだ。
木立の向こうで人の笑い声や話し声が聞こえてくると、さて今度は平場はまだ空いてるかなと心配になってくるから現金なものです。
全体で20張から30ぐらいのテン場に出会い、小屋での受付の前に仲の良さそうなご夫婦の隣に挨拶をして設営させてもらう。
「お隣でテントを張ったら怒ります?」なんつったりして。人間というものはそこかしこで図々しいのだ。
ソロテントが多いのでほっとするけれども、やはり集団も少なくない。
ま、いいのだ。
夜と黄昏のコントラストに色を失くしていく赤岳や横岳を見上げながら、ややお疲れの満足のまずは一杯。

こんな場所でやる酒もやたらうまいのだ。

とにかく酒は重くても担ぎあげろ、なのだ。

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