富士山(須走ルート)〜今年5回目、通算10回目の登頂へ〜

- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,764m
- 下り
- 1,755m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
吉田・須走山頂直下付近には雪とところどころ凍結している箇所あり、短い区間ですが、アイゼンは必携と思われます(加えて強風もあり、かなり大変でした)。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
2015年9月に初めて富士山に登頂できたのが、須走ルートでした。今回は2度目になります。当日は元々は吉田ルートを登ろうとしてスバルライン五合目に行ったのですが、厳重な通行止めのバリケードや周りが観光客ばかりで登山者は全く見当たらなかったことに怖気づき、すごすごと引き上げてしまいました。いったんは諦めて帰ろうとしましたが、未練断ち切れず、須走ルートに方針変更して仕切り直しです。
須走五合目到着がAM9:20頃、即座に出発しました。
出発が遅かったせいか、登山者らしき人もなく、途中、きのこ採り(山菜かも)のグループと遭遇しましたが、森林限界を越えるころには私一人しかいなくなり、大変心細い限りでした。須走の記憶は2年前ですのであまり確かなものはありません。出発が遅かったので、登頂できなくてもしようがないと思いつつ、一方では登頂したいとの気持ちもあり焦ってしまいます。そんな気持ちと向き合いながらできるだけゆっくりと進みます。新六合目、本六合目、七合目、本七合目まで間隔がすいぶんと長く感じました。途中風が強く感じられました。当たり前ですが上に行くにしたがって寒さも増してきます。時間も時間だし、本七合目を本日のサミットにして引き返そうかとも思いました。ここまで最初のきのこ採りのグループ以外全く人と遭遇していません。本七合目からは八合目、本八合目、八合五勺そして山頂まで視野に捉えられます。もう少し登ってみようと進みますと、やっと二人組の下山者に遭えました。上の話を聞きますと、寒さと特に風が尋常ではないとの事でした。人と巡り合うと不思議なもので俄然やる気が出てまいります。本八合まではご機嫌の登りをすることができました。本八合で外人さんペアと遭遇、この方たちに先行してもらい、後を追従しようとしましたが、いかんせんここからは牛歩で超ゆっくりペースになり、大きく水をあけられてしまいました。また、スーパーカー外人にあっという間に追い抜かれ、がっくりです。しかし、それよりなにより、聞いていた強風と山頂直下のスノー&アイスにはほとほと難儀しました。一応六本の軽アイゼンは持っていましたので迷わず装着です。ストックはカバーを外し突き立てます。先ほどの外人さんたちが降りてきましたが、雪と氷の部分を避けるように登山道以外の岩ゴロゴロの部分を歩いて降りてきました。これはこれでまた危うげでした。トラブルもなく降りていったようでしたが・・・。行きはよいよい帰りは怖いの典型です。日本人の方が一人降りてきましたが、この方は12本のアイゼンとピッケルを持っており、全く危なげなく下山されていきました。ベテランの方のようでした。3600m付近?山頂までほんのわずかな距離でしたが、強風ともあいまってかなり緊張しました。だれもいなかったら引き返していたかもしれません。なんとか乗り切り狛犬ちゃんと久々の対面でした。山頂では強風でデジカメを落としてしまい、レンズが壊れてしまいましたのでスマホ撮影に切り替えました。タッチアンドゴーで即座に下山です。下山は日没までには安全圏に戻りたい一心でかなり飛ばしました。砂走があってよかった!途中ガスで辺りが見えなくなって不安がよぎりましたが、そこは富士山、どこまでいっても道は明瞭でした。ところどころにロープが張ってありますので外れることはありません。しかし、もし真っ暗だったらそこまで余裕があったかわかりません。砂払い五合目で砂払いしたのちは一応ヘッドライトを装着しました。樹林帯に入り暗くなって、迷ったらどうしようと不安でしたが、結果的には特に問題はありませんでした。古御岳神社に戻った時、無事帰れたことに感謝し、お参りしました。登山口の2つの山小屋はすでに閉まっており閑散としていました。駐車場には数台の車しかありませんでした。とにかく無事に帰れたことに感謝ですが、遅い登山の開始時間に対し果たして登頂まですべきだったか(結局下山完了は日没後となった)、山頂直下の雪面、強風下の条件は自分の力量と比べ合わせてリスキーではなかったか(結果的にクリアーできたがいちかばちかの賭けをしなかったと言えるか)などの課題も認識された山行でした。いよいよ雪上訓練の講習を受けますか!!
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