白峰南嶺(笹山激登り〜笊ヶ岳激下り)


- GPS
- --:--
- 距離
- 38.6km
- 登り
- 3,718m
- 下り
- 4,074m
コースタイム
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 7:29
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:38
天候 | 11/3晴れのち曇り 11/4曇り時々雨 11/5快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笹山〜奈良田越間が道迷いしがちです。何度か迷いGPSで確認しました。ただし、赤テープはあるので慎重に探せば大丈夫。 それ以外のルートは明瞭でした。 広河原の渡渉が水量多く通常コースは危険でした。20m上流を半分渡り中瀬の岩を下り、最後はジャンプしましたので靴を脱がなくて済みました。 |
写真
装備
個人装備 |
テント
ストック
カメラ
テントマット
シェラフ
チェーンスパイク(非使用)
|
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感想
笹山と笊ヶ岳は2度、伝付峠も来ている。しかしその間を通ってない。笹山1900m、笊ヶ岳2200mと登るにしても下るにしても骨の折れる山だ。
他の山域が風雨で困難な時に行こうと暖めていたルートだが、今般絶好の機会が訪れた。
11/3(金) 奈良田の吊り橋からスタート。水を4リットル入れて久々の20kgの荷が重い。昨日微熱があったからか、一月ぶりの山だからか、ペースが上がらない。半年ぶりの重い靴も失敗した、ローカットでくれば良かった。登山口で居合わせた二人組は直ぐに見えなくなった。とろとろ登っていくと、1500mあたりの林が紅葉盛りだ、日が射して鮮やか。
鳳凰が見え、北岳が頭を出す。富士は樹木越しに望める。ゆっくり自分のペースで行くと辿り着くもんだな。でも15時。笹山南峰は風の影響を受けるから少し北峰の方に進み樹間に幕営した。夜は風が強まりテントを揺らしたが我関せず11時間熟睡する。
11/4(土)強風で出発を遅らせ7時。笹山からの降り口は吹きさらしで難渋するも程なく樹林帯へ。ハイマツ帯は覆い被さり道は見えないが下には明瞭な道がある。しかし、樹林帯は所々道に迷いGPSで確認しながら進んだ。
奈良田越からは旧林道を進む。1ヵ所崩落箇所があり高巻を案内されていたがそのまま進む。数メートルだけ緊張した。昨日の遅れを挽回しようとするがペース上がらない。伝付峠から水場に下り3.5リットル補給する。これが後々苦境を招くことになる。
伝付峠からは平坦な道を辿るが体力は既に消耗している。休憩していると登山口であったパーティと再び。予想した通りダンヤマさんとコメマメさんだった。言葉かわして生木割山まで行こうとするも、我が体力も尽き天上小屋山で終わりとした。
11/5(日)最終日。早く降りなきゃならないが、6時スタート。笊ヶ岳前から三人パーティと出会い、笊ヶ岳で一緒になった。笊ヶ岳、初めてピストンした時は二度と来るかと思ったが、1月にテン泊で2度目。もう来ないと決意したが、また来てしまった。でも3回とも晴れてる、相性がいいのかもしれない。
下山は、ふと見かかった赤テープに進むと目の前に小笊が現れる、鞍部まで来た、しまった間違った。急坂を登り返し30分ロスする。改めて布引山に向かうも元気が出ない。
原因の一つは水不足。昨夜はウィスキーが進んで予想以上に水がなくなり、笊ヶ岳で残り300ccとなる。広河原に着くまで一口ずつの給水で我慢することになった。
それと、2200mの下り、太腿に既に筋肉痛がきて踏ん張れない。それに桧横手山で左靴のソールが半分剥がれてぶらんぶらんとなってしまった。下りは得意な筈がこの日は違った。コースタイム程でとぼとぼ下る。山の神で再び三人パーティに追い付く。広河原では水量が台風の影響で多かったが先に靴を脱がずに渡渉でき、ルートをお伝えしたが、先を急がねばならず、その後どうなったかはわからず仕舞いだった。
一ヶ月ぶりの登山でこのコースですか!
一ヶ月山に行かなかったからテント泊での南アルプスは無理と言っていた40代の南アルプス好きの男性もこのレコ見るかなあ〜〜〜
やっぱり若いころから山に行っていたnagaさんの底力でしょうか。
ウィスキー飲み過ぎて水が無くなる!わかります!!
水の計算するとき、ウィスキーのこと考えないんですよね。
ウィスキーはアルコール度が高いから軽くていいと思って山に持って行くけど、水がたくさんいるんですよねえ〜〜〜
でもまあ、脱水症にならずに下山できて何よりでした。
下山後のビールはおうちまでお預けだったのかな。
まゆつぼさん、こんにちは
途中の稜線は平坦だと気軽に考えていましたが、私の体力ではいっぱいいっぱいでした。こんなんじゃ雪山いけないなあと、少しトレーニングする必要がありです。
水の分量を見誤りました。1泊目は日本酒を飲んだのと、二日目までは寒くて行動中の消費が少なかったのに、2泊目はウィスキーを調子に乗ってやり過ぎて、おまけに3日目は暑くて。水は大事ですね。ギリギリはだめだとつくづく思いました。
下山後は反省して休肝日にしました、えらい。
どーもその節は
広河原では我々にお気遣い頂きありがとうございました。
広河原の渡渉は荷物の重さや疲労度合などの事情で靴を脱いで通過しました。
1月の笊山頂テン泊なんて凄いですね。
カレー入りはんぺん!おいしそう
ankimoiさん、こんにちは
こちらこそありがとうございました。
笊ヶ岳、一人じゃなくてよかったです。道中ずっと一人で歩いてましたから。
広河原はお三人を気にしつつ、急がないとタクシー呼べないと焦ってましたので失礼しました。ギリギリタクシーを呼べました。あと10分遅ければ閉めていたそうで、自宅に帰れないところでした。
重装備でこのルート、流石ですね〜✌️
いつまでも元気で羨ましいです❗️
3日の夜からの強風には参りました😅
南アルプスで、またお会い出来ると良いですね🎵
o-tarさん、こんにちは
元気かというと、そうでもないですよ。今回はかつかつでした。老いがヒタヒタと迫ってるような感じです。
o-tarさんこそ、バリルートばかりお元気ですよ。息子さんに引っ張られているのかな。
南アでまた会いましょう。
激登り、激下り。まさにそうでしたね。
ここのルートは最初からお水をいっぱい担がなければならないのが
たいへんですよね。
nagaさんは、ウイスキーのお水も必要だから、
なおさらだったのでは、、笑
二日目は夜からの風の音で、やる気が起きませんでしたが、
nagaさんのクマ鈴の音のおかげでスイッチが入り動き出せました。
じゃなかったら、あのままずーっと寝ていたかもしれません。
予定通り歩けたのもnagaさんのおかげですーーー。
私は激下りの後遺症で、いまだに筋肉痛が治りません。
こんなに長引くなんて、久々です。
今回はお会いできてよかったです。
またどこかで!
コメマメさん、ダンヤマさん、ありがとうございます。
登山口でお会いしてピンときました。
魅力的な山行をされていて、しかもダンヤマさんが撮るコメマメさんの麗しいお姿がいつも眩しくて。
僕も同じような縦走をしていますので、いつかお会いできるんじゃないかなと密かに思っておりました。
今回は全く同じコースでしたね。しかし、スピードは全く違うし、テン泊場所も違った。まあ、それがこういうコースのいいところですけどね。
二日目は前日11時間寝たからか、調子に乗って日本酒の残りとウィスキー300cc行っちゃいました。水無くなるのは必然ですね。
三日目は早かったですね。僕はノンビリし過ぎて、さらに道迷いしたり、靴ソールが剥がれたりして、日暮れ前ギリギリの下山でした。
今度はどこかの雪山でお会いできるのを楽しみにしております。
初めまして。
積雪期の笊、女峰も歩いてらっしゃるんですね。
mayutsuboさんのコメント、「一ヶ月山に行かなかったからテント泊での南アルプスは無理と言っていた40代の南アルプス好きの男性」です(笑)
10月頭に二週連続で笊登り、その後下界の野暮用で伝付から大門沢下降点までの踏破は来年に繰り越しになってしまいました。
偃松尾山のガレ場からの展望、やはり素晴らしいんですね。
私が通った時はガスガスでした
やはり水は生命線、来年覚悟決めてしこたま担ぎます。
なかなか予定通り進めないものなんですね。
私も新倉から笊まで届かず、水場分岐で幕営しました。
また来年保守的な山行計画立ててこのルート歩きたいと思ってます。
笊、いい山ですね、登るのは嫌ですけど
はじめまして、tomhigさん
笊ヶ岳に2週連続で行かれてたのは見てましたよ。並みの人にはできないですね。
布引山から先に行かれたんですね。すると崩壊地も通られたってことですね。
僕の方は、今回の山行で甲斐駒あるいは鳳凰から笊まで繋がりましたので、崩壊地が大丈夫ならば、さらに山伏まで繋げてみたいと思ってます。ただし当分の間は行きたくないな。好奇心の虫が湧き出てきたら行くことにしようと思います。
また笊に行くのかと思うと少し憂鬱になりますけどね。
あれ、まゆつぼさん、どこに行ったかな?
昨夜は酔った勢いでふざけたコメントをしてしまい、朝になって削除しました。
でも、本当に大笑いしてしまったんです。
ネットでの友人同士が繋がっていくのは楽しいですね。
tomhigさんとは6月に初めてお会いして浅草岳に一緒に行きました。
いつかnagaさんとtomhigさんが南アルプスのマイナーコースでばったり出会ったら楽しいですね。
そうでしたか。
確かに、ただ笑ってるだけのコメントでした。
まゆつぼさんも失敗するほど酔うことがあるんですね。
tomhigさんとは、南アのどこかでいつか会うような気がします。しかもマイナールートでね。深南部かもしれない。
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