十勝岳(他では見ないダイナミックさ)


- GPS
- 09:55
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,699m
- 下り
- 1,696m
コースタイム
5:50望岳台展望所-6:35十勝・美瑛岳分岐-6:45十勝岳避難小屋-7:40見晴らしポイント(朝食休憩15分)7:55-8:50十勝岳山頂
・下山
9:30十勝岳山頂-11:00美瑛岳・美瑛富士分岐-11:10美瑛岳山頂(休憩20分)11:30-11:35美瑛岳・美瑛富士分岐-12:05美瑛富士直下分岐-12:25美瑛富士山頂(休憩35分)13:00-13:15美瑛富士直下分岐-14:05美瑛岳分岐-15:20十勝・美瑛岳分岐-15:45望岳台展望所
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポスト情報・・・登山口付近にある案内板左手に入林届けのボックスあります。 ・トイレ情報・・・駐車場のみ。途中は見る事ありませんでした。 ・水場情報・・・美瑛岳と美瑛富士との分岐に水場とおぼしき案内板ありました。 しかし、確認には至ってません。基本なしと思った方がよいです。 ・山道情報 望岳台→十勝岳頂上・・・小高い見晴らし台、その後のなだらかな砂場地帯は問題ないです。頂上直下及びその下の急登な登りは真下に後続のハイカー居る為落石に注意です。傾斜あるので踏ん張りが利き難いです。 十勝岳山頂→美瑛岳・・・十勝岳からの下りはそれなりの傾斜あるので注意です。後、細かい火山の石ころの堆積した下りはスピードの出し過ぎに注意です。勢い余って落ちる可能性あります。その後は、概ね問題ありません。 美瑛岳→美瑛富士分岐・・・下りですが岩がしっかりしているので歩き易かったです。 美瑛富士分岐⇔美瑛富士・・・赤茶の踏み跡を頼りに登ります。分からなくなることはないそうないです。 美瑛富士分岐→美瑛岳分岐・・・巻き道になりアップダウンはないものの、人の往来が少ないせいか草木が生い茂っていて道に覆い被さっています。歩き難さを感じました。しかし、危険なところはありませんでした。 美瑛岳分岐→ポンピ沢・・・下りで利用しましたが、垂直に数メートルも下る箇所が幾度かあります。ここでは体力消耗しました。疲れました。 ポンピ沢→望岳台・・・ここも巻き道なので比較的楽です。一箇所だけロープ、鎖を利用して垂直に降りる場所があります。ここは、慎重に下る事になります。7〜8m未満の落差でしょうか。 |
写真
感想
北海道三日目の山は今回のメインかなと思っている十勝岳とその周辺の山々です。
前日の二日間はちょっとだらけて、遅く出発したのですが今回はしっかり起きて準備しました。
途中、昨日寄った「美郷不動尊の名水」にて水を調達した。協力金も気持ち賽銭として納めた。
望岳台には昨日より少し近い位置にあるので問題なく到着。
準備をして早々に出発です。いつもの通り、意識してゆっくりゆっくり歩いて美瑛岳の分岐から非難小屋へ。ここまでは、ちょうど良いウォーミングアップです。
非難小屋からは左の斜面に渡り登りが続きます。旭岳同様、火山礫の山道は自分の歩幅で歩ける為比較的楽でした。
この当たりは十勝岳の頂は見る事が出来なくなり、手前の見晴らしの良い場所を目指します。
程なく、その見晴らし台に到着。眼下には雄大な大地が伺え、ピークに目をやるとこの世の光景とは思えない程のダイナミックな光景が飛び込んできて圧倒されました。
確かに、緑の欠片もない殺風景な光景かもしれないけどこれこそ十勝岳なんだなと感じました。
軽く朝食を取り、緩やかな砂地の道を進んでいく。周辺にはかつての噴火口跡が幾つも点在し噴火の凄さを物語っていた。
左手に雪渓の河を見ながら山頂手前の急登な登り。足元が滑りやすいのと、その真下には後続の登山者がいるので滑らないよう落石を起さないよう注意して登った。
そして、最後の山頂直下の登りを終えて山頂到着。
思いの外、楽に登れた。他の女性の方も「もう着いちゃったの?」と言っていた。
この日は、360度展望が開けていて周辺の山々を見て楽しんだ・・・つもり。
なんせ、相変わらずだけど山分からないんです。きっと、勿体無いんですよね。
頂上からの眺望を楽しんだ後は、美瑛岳方面を目指すため反対側の斜面を下ります。
いきなりだけど、どこ歩くのか分かりずらかった。
また、火山の小さな石ころ状の道を下るのだけど、まるで、那須は茶臼岳からの下りにそっくり。調子に乗って滑るように下ってしまった。
途中、ひと山越えて同じように下り左に巻いて早歩きで下るがスピードの出し過ぎで、本気で右斜面に落ちてしまうのではないかと焦った。調子に乗りすぎは危険の元ですね。
目指す美瑛岳は先に見えるのだけど中々近づかない。しかし、周辺にはお花畑が点在し飽きる事はない。千島桔梗になるのかな、今まで見た事のない程元気にたくさん咲いていた。
左に目をやれば奇妙な形をした奇岩もバックの青空に映える。
意外と遠いいと思ったが、美瑛富士への分岐がやっと見えた。先に美瑛岳を目指した。
分岐から頂上はすぐだった。誰もいない。雲もかかってきて時折、十勝岳が顔を覗かせる。
あんまり眺望も望めないので、早々に美瑛富士を目指す事にした。
分岐手前で、同じルートを歩いてきたご夫婦に会った。十勝岳山頂で快く写真を撮って頂いた方々だ。山頂で、写真を撮ってくれるつもりだったみたい。
今度は専属でお願いしますを冗談を言って別れた。
美瑛富士への下りは霧に覆われ、時々、青々とした山並みが見える。
そんな中、蝉の鳴き声が聞こえる。しかし、どこにいるんだろう?探してみると岩に止まっているって言うかそこにいる。踏みそうな場所に。
他には、雌の蝉がいるのだろうか。こんな所じゃ出会いも無いだろうと思った。
程なく、美瑛富士への分岐に差し掛かる。ここからは、見える山頂を目指し黙々と歩く。20分くらいかな。もう、山頂だろう!と思いきや「あっちかぃ!」良くある自分突っ込みだ!
天気は、また、大分良くなってきて周辺も見渡せるようになった。
オプタテシケ山も良く見える。避難小屋には人の姿も見えた。早速、キャンプの準備していた。
ここでは、遅めの昼食。しかし、メジャーな山頂以外は貸切が続いた。ちょっと話し相手もほしいなぁ。
さぁ、ここまで来れば後はお帰りルートだ!美瑛岳を巻いてずーと先まで見える山道を歩く。
人の通りが少ないのか、道が草木に覆われ思うように歩けない。
美瑛岳との分岐までが長く感じた。
そして、ポンピ沢への下り。とにかく疲れた。疲れた。こりゃ、登りも相当大変だろう。美瑛岳へはこのルートを辿るのだから。
そして、また巻き道を歩いていると、先ほどのご夫婦に会った。流石に何度も会っているので少し話をして、そして先を急いだ。
やっと、行きに通った分岐に辿り着いた。その先は、2kmちょいとを早歩きで相棒の待つ駐車場に到着。
もちろん入林届けに下山の報告も忘れずに!
とても、楽しかった。前日も前々日もずーっと楽しかった。
明日の四日目はと思っていたけど、結局翌日の天候は良くないので山登りはこれでおしまい。
20・21日は美瑛の丘を満喫し、小樽から新潟経由で自宅に帰った。
北海道経由で帰るなんて思ってもみなかったが、時間があれば北海道と九州をいっぺんに制覇したいな。
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