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記録ID: 1322431
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沢登り
丹沢

原小屋沢

2017年11月26日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.0km
登り
919m
下り
921m

コースタイム

魚止橋7:45―(最初の渡渉点で沢装)―雷平8:45―9:00雷滝下9:10―(途中10分休憩)―10:30ガータゴヤの滝下―11:20原小屋平(沢装解除)11:40―12:00榛ノ木尾根分岐―(途中10分休憩)―13:15魚止橋
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
早戸川国際マス釣場先のゲートは開いており、本間橋先で林道が早戸川本流を横切る所(魚止橋)まで車で入れる。まとまった駐車場所は無いが、周辺に駐車可能なスペースが散見される。
コース状況/
危険箇所等
原小屋沢の大きな滝は基本的に巻き道がしっかりしており、これらを直登するのでなければ癒し系の沢と言える。豊かな水量を有するが膝以上を濡らさずに遡行することも可能で、盛夏から晩秋まで幅広い時期が適期となりそうだ。源頭部は長いが傾斜がほとんどなく、沢の詰めとしてはかなり楽な部類に入る。下山の榛ノ木尾根は末端部が急で、特に落ち葉の時期は神経を使わされる。
早戸川本流にかかる魚止橋まで車で入れる。ここから歩き始めます。
早戸川本流にかかる魚止橋まで車で入れる。ここから歩き始めます。
渓谷沿いには紅葉が残る
渓谷沿いには紅葉が残る
ちょっと危なっかしいところも
ちょっと危なっかしいところも
ここで沢装準備
原小屋沢に入るとまずは大岩のゴーロ帯
原小屋沢に入るとまずは大岩のゴーロ帯
表丹沢にはない透明度
表丹沢にはない透明度
側壁が立派
堂々たる雷滝(原小屋沢でイチ押し)
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堂々たる雷滝(原小屋沢でイチ押し)
ポカポカ陽気です。この辺で休憩しました。
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ポカポカ陽気です。この辺で休憩しました。
煌く陽光
つい撮りたくなるサイダー
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つい撮りたくなるサイダー
日が射すと水の美しさが映える
日が射すと水の美しさが映える
ゴルジュの中には、
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ゴルジュの中には、
バケモノ滝(右岸巻き)
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バケモノ滝(右岸巻き)
ゴルジュ内の小滝
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ゴルジュ内の小滝
3段20m。帰って遡行図を見ると左からとなっていましたが、落ち葉の堆積もあり悪そうだったので左岸から巻いてしまいました。
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3段20m。帰って遡行図を見ると左からとなっていましたが、落ち葉の堆積もあり悪そうだったので左岸から巻いてしまいました。
一応懸垂で沢床へ(懸垂しなくても降りられます)
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一応懸垂で沢床へ(懸垂しなくても降りられます)
ボコボコ滝。水流が冷たかった。。
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ボコボコ滝。水流が冷たかった。。
クライマックスのガータゴヤの滝。単独&水に濡れたくない、ということで左岸巻き(今日は巻きばっかり、、、)
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クライマックスのガータゴヤの滝。単独&水に濡れたくない、ということで左岸巻き(今日は巻きばっかり、、、)
ありゃ、わりと暖かく感じていたのだが…
ありゃ、わりと暖かく感じていたのだが…
ガータゴヤの滝を上から
ガータゴヤの滝を上から
左の壁をへつります
左の壁をへつります
ここまでくると滝は終わり
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ここまでくると滝は終わり
さながら箱庭のようです
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さながら箱庭のようです
霜柱だらけ
ラクな詰めで気持ちの良い原小屋平へ
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ラクな詰めで気持ちの良い原小屋平へ
沢装を解除して再び出発
沢装を解除して再び出発
富士山が良く見えます
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富士山が良く見えます
姫次。素晴らしいロケーションです。
姫次。素晴らしいロケーションです。
この辺りはブナが見られます
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この辺りはブナが見られます
ここから榛ノ木丸へ至る尾根へ
ここから榛ノ木丸へ至る尾根へ
霜柱!!!
最後は急斜に落ち葉が堆積しているため神経を使う
最後は急斜に落ち葉が堆積しているため神経を使う
ヘアピンカーブに到着♪(ここから車まではすぐ)
ヘアピンカーブに到着♪(ここから車まではすぐ)

感想

今回は、今まで足を踏み入れたことのなかった早戸川流域に目をつけました。水の冷たい晩秋&単独ということで、基本的に大きな滝は高巻き、サクッと遡行するスタンスでの入渓です。おそらく2017年の沢納めとなるでしょう。

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場合によっては早戸川国際マス釣場先のゲートが閉じられていることもあるらしいが、今日は幸い開いており、魚止橋まで車で入ることが出来た。

魚止橋に車を停められていた別の方がちょうど同時に出発されたので、どちらに向かわれるかお聞きすると蛭ヶ岳とのこと。どこの尾根から登られるのだろうか。

雷平までは一応登山道が整備されているが、トラバースなどちょっと危なっかしい箇所もあった。

渡渉が何回かあるので、最初の渡渉点で沢装に変え、雷平へ。赤テープがそこら中にある。

原小屋沢に入り、少し大岩のゴーロ状を行くと、いきなり目玉の一つである雷滝が登場。今日はまだ水量は少ない方だと思うが、それでも幾筋もの水流を末広がりに落とす様子は豪快で見ごたえがあった。

記念撮影をして右岸巻き。

11月下旬とはいえ、快晴のため沢床は暖かい。行動していると暑く感じることもあるくらいだ。

カサギ沢を右に分けると間もなくゴルジュが発達し、中にバケモノ滝が顔を覗かせている。あまりバケモノがいるようには見えない汗

こちらは右岸を巻いて越える。踏み跡明瞭だ。

続く3段20mは右岸のスラブにロープが見えたが、ツルツルで落ち葉も堆積していやらしそうなので、左岸から大きく高巻いて越えた。

いくつか小滝や中堅クラス?の滝を越えると、フィナーレのガータゴヤの滝が出現。
全体的にボコボコしているが、流石に単独で直登は厳しそうで、しかもこの時期で濡れるのは避けたいため、これも右から小さめに巻いた。

ちなみに、巻き終わり地点にはたくさん氷柱がぶら下がっていた(あんまり寒さは感じないんだけど…)

ガータゴヤの滝とその上の小滝が終わると、基本的に滝はお終い。あとは箱庭のような平和な源頭部を心も穏やかに辿っていく。この源頭部には結構な数の魚影が確認できた。どうやってここまで来たのだろうか…

最後は適当に尾根にあがったところ、ドンピシャで原小屋平着。ここから姫次、榛ノ木丸を経由して魚止橋まで下っていく。丹沢でもこの辺りは表丹沢の喧騒とは対照的で、人はいるものの静かで丹沢最奥部といった趣を漂わせている。

榛ノ木丸の尾根はわりと明瞭な踏み跡があり、また赤テープも大量にあるため、迷う心配はあまり必要ない。しかし、末端部がかなり急になっており、落ち葉もたくさん積もっていたため、かなり気を使いながら下山した。下手すると沢よりもこっちのほうが神経を使ったかも。

そんなこんなで、尾根を降りた先はまさにヘアピンカーブの部分。ここから車まではわずか2,3分ほどである。

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基本巻きばかりとなってしまいましたが、渓相は良く詰めも楽なので、初心者を連れてくる場合などに良いかもしれません。また、水量豊富なもののあまり濡れずに遡行することも可能なので、夏はもちろんこの秋の深まった時期にもおススメです。

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