絶景の白馬岳とたくさんの雷鳥たち(大雪渓登って栂池に下る)
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- GPS
- 12:20
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 2,015m
- 下り
- 1,423m
コースタイム
6:15 猿倉
7:05 白馬尻小屋
11:20 白馬岳頂上宿舎(ランチ)12:00
12:15 白馬山荘
その後白馬岳山頂往復
9/9
6:15 白馬山荘
6:30 白馬岳
7:30 小蓮華山
8:55 白馬大池 9:05
11:35 栂池ロープウェイ栂池自然園駅
天候 | 9/8 快晴!(最近このあたりでは珍しいくらい晴れとこと) 9/9 ずーっと雨・ガス。逆にこの天気だからあいつらが出てきたのか |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓はアイゼン必要。 猿倉山荘で4本爪の簡易アイゼン1,000で充分でした。 栂池ゴンドラの山麓駅にある栂の湯は、ゴンドラの搭乗券を見せると100円引きの600円で入浴できます。 |
写真
感想
猿倉から大雪渓を登って白馬山荘に泊まり、栂池に下るという王道の登山ルートです。コースタイムも両日6時間程度と比較的楽で、その割にはいろいろ楽しめた、よい山旅でした。
9/8
前日夜からクルマを飛ばして、道の駅白馬で4時間程度仮眠をとり、それから猿倉に入りました。道の駅白馬は駐車場が国道に近いので騒がしく、あまり快適とはいえません。猿倉の駐車場まで行ってしまったほうがよかったかも。
猿倉山荘で車の回送を頼み、アイゼンを\1,000で買います。4本爪で紐で結ぶ原始的なアイゼンですが、あるのとないのと大違いであることがあとでわかりました。(当たり前か・・・)
白馬尻小屋を過ぎて30分ぐらい登って、アイゼン装着となります。自分用の6本爪アイゼンは同伴者に貸して、自分は4本爪を使います。初めての雪渓歩きでしたが、斜面の角度にあわせて靴を置くコツをつかむと全く滑らずに登れる、ある意味感動的でした。40分ほどで雪渓は終わり、あとは単調な急登が続きます。所々お花畑と沢渡りがアクセント。
村営頂上小屋に到着し、お昼ご飯を食べます。今回も中華スープにアルファ米を入れて煮込んだもの。その後15分程度で白馬山荘に到着。一休みしてから白馬岳山頂に行きます。
天気がよくて絶景!
日本海から剣岳、槍ヶ岳、富士山、妙高の山々とぐるっと一周遠くまで見渡せました。その後白馬山荘に戻ってラウンジにてティータイム。贅沢な時間です。というか山小屋にあるまじき豪華な施設です。さすが日本最大の山小屋です。
夕方は、夕日を見ながら変わり行く空を楽しみます。日が沈んだ後、富山方面と白馬方面の街の明かりまで見えました。澄んだ空気と天気のおかげです。
9/9
朝から霧雨。ちょっとしたら晴れるかな〜と軽い気持ちでジャケットだけ羽織って再び白馬岳山頂へ。昨日絶景だった白馬岳山頂は霧の中です。まったく晴れる気配なしで、稜線は風が強くて飛ばされそう。レインウェアフル装備で着込んで、小蓮華山方面に降りていきます。
山頂から10分下ったところで、最初の雷鳥に出会えました。ことし巣立ったひな鳥かな?1羽単独でした。
小蓮華山、船越ノ頭を越えていくルートは、アルプス稜線らしいガレとハイマツの道です。歩いていて楽しい。
そして雷鳥坂。ということで早速3羽の雷鳥親子を発見。残念ながら登山道から遠かった。次に雷鳥坂中腹で、登山道近くにいました。3羽の小鳥と少し離れて1羽の小鳥、そして親鳥。小鳥に近づいたら、親鳥に威嚇されました。たぶん威嚇だと思います。蛙のような鳴き声でした。さすが雷鳥坂、名前のとおりでした。
そのまま降りていくと白馬大池です。茂みの間の登山道を抜けるとぱっと広がる大池。でかい。こんな高所にこの池はすごい。
話は脱線しますが、大糸線に「白馬大池」という駅がありますが、駅から本当の白馬大池までクルマとゴンドラ、徒歩で半日以上かかります。駅名としてどうかと思いますよ、JR東日本さん。
白馬大池を過ぎて乗鞍岳山頂からちょっと行った先に、またいました。1羽で遠目でした。今日だけで合計10羽。天気が悪かったのが幸いでした。悪い天気のなか歩くモチベーションを上げてくれる雷鳥君たちに感謝です。
天狗原まで降りてくると、もう植生が変わって笹藪を切り開いた登山道です。気温もあがってきてムシムシしてきました。こうなってくると稜線の飛ばされそうなくらいの強い風が逆に恋しくなります。
天狗原から栂池の間で、まさかの道迷いをしました。岩を超えたら結構しっかりした道があり、左手にお花畑。でもその先に道は続いていませんでした。戻って改めてみたら、もっとしっかりした道があります。それほど疲れていたわけでもないのに、こんなルートでも道迷いするリスクを改めて感じました。
12時ちょっと前にロープウェイ栂池自然園駅に到着です。時間もあるので自然園散策も良いかなと思っていましたが、相変わらずの雨でモチベーションがあがらず。レストハウスに入ってソフトクリームをいただきます。前の山旅から下山後のソフトクリームにはまってしまいました。
疲れた体にしみこむ甘さ。幸せです。
ロープウェイとゴンドラを乗り継いで山麓駅まで降ります。
中間駅で強制的に写真を撮って山麓駅で販売する、ディズニーランドとかでおなじみのサービスやってます。ゴンドラの中でいくらで販売しているのか予想して、「800円!」を決めて降りたら、正解は1000円。いくらなんでも高すぎるぞ。
回送されたクルマが駐車場においてありました。
山麓駅自体が栂の湯という温泉だったので、入ってさっぱり。中はガラガラです。季節もありますが、学生時代によく行った頃のスキー場のイメージからすると、寂れた感じの栂池でした。
ちょっと軽めで快適な山旅でした。
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