記録ID: 1327636
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
和名倉山(将監登山道コース)
2017年12月03日(日) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:01
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,374m
- 下り
- 1,372m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:01
15:44
ゴール地点
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
満車の場合は、少し下にある一之瀬高原キャンプ場の駐車場を利用することも可能ですが(1日500円)、駐車区域は入口から奥まったキャンプ施設手前の広場になるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山口〜山ノ神土 易しい一般ハイキングコースです。 牛王院平を経由するルートの方が効率がよく、上部は展望も開けます。山と高原地図で実線になっている七ッ石尾根と、今回間違えて登ってしまった隣の高丸戸尾根(一部地形図に登山道の表記なし)のどちらを進んでも大差ありません。高丸戸尾根への入口には特に案内標識はなく、牛王院下分岐よりも少し手前に明瞭な踏み跡があります。 将監小屋を経由するルートは、若干遠回りになりますが、小屋まで終始作業道を進むのでより安全です。 ○山ノ神土〜東仙波 分岐から一歩和名倉山方面に分け入ると、明らかに登山道の様相が一変します。踏み跡こそ比較的明瞭ですが、やはり入山者がぐっと少なくなるという印象を受けます。 最初は足元を覆うほどの低い笹原の中を進みますが、足元が見えづらくて歩きにくく、つまづきや足の踏み外しに要注意区間です。 リンノ峰〜東仙波まではアップダウンを繰り返して進みます。踏み跡は明瞭なので、迷う心配はないと思います。 東仙波手前のピークでは、コース中一番の大展望が広がり、遥かなる和名倉山も確認できます。この東仙波までの往復でも十分価値があると思いました。 ○東仙波〜和名倉山 東仙波からは進路を90度左の北に切り替えて進みますが、ここの区間もまたアップダウンが多く、行きも帰りもしんどい区間です。踏み跡は比較的はっきりしているので、踏み跡とピンクテープをしっかり追って進めば大丈夫ですが、一部踏み跡が薄い区間もあるので、何かおかしいと思ったら必ず戻ってピンクテープを探すべきです。特に川又分岐手前の幅広の尾根は、行きだと尾根を直進してしまいやすいので、左側に注意を払います。 展望地は前半にいくつかありますが、後半は全く展望が得られなくなります。 二瀬分岐まで来ればあともうひと頑張りですが、山頂までの道がこれまた若干不明瞭ですので、特に下りは進路を間違えないように油断禁物です。 山頂はまことに地味でひっそりとしており、かえってそのいかにも深山な雰囲気に感慨深くなります。この時期は山頂12時折り返しがデッドラインかと思います。 帰路もうんざりするほど長いので、余力が残っていないと厳しいです。 登山道に雪はほとんどなく、歩行の支障には全くなりませんでした。 積雪があると踏み跡が見えづらくなるので、冬季は難易度が上がると思います。 登山口に登山ポストは見当たりませんでしたが、民宿みはらしに登山届を預けていくことでも代替可能です。 トイレは民宿みはらしで利用できます。将監小屋は通過しなかったので、バイオトイレの状況は不明です。 携帯電話(au)は登山口付近では全く通じませんが、少し上部に登ると電波が入るようになり、山ノ神土までは通信可能な区間が多いです。山ノ神土から和名倉山方面への登山口に分け入ると、最初の南側が開けた笹原の展望地以外は全く通じなくなり、往復5〜6時間位は電波が入らないので、必要な通信はここで済ませておくべきです。 |
その他周辺情報 | 一之瀬高原キャンプ場は通年営業です。水は要煮沸なので、必要分を持参した方が便利です。 最寄りの日帰り温泉は丹波山温泉のめこい湯ですが、勝沼方面に下る場合は大菩薩の湯が便利です。 |
写真
撮影機器:
感想
和名倉山は以前からずっと登る機会を窺っていましたが、奥秩父の山は後回しになりがちで、日が短い12月に入ってようやく挑戦することが叶いました。
噂通りの大変ハードなロングコースで、登りの後半は日没アウトリスクとの戦いとなってかなり焦りましたが、何とか無事登頂を果たすことができました。
帰りも日帰りでは相当しんどいルートで、これは本当に十分な準備と余裕を持って登らないと危険な山だと心底実感しました。
展望にはさほど期待していませんでしたが、東仙波付近から広がる大展望には感嘆し、これこそ晩秋〜初冬登山の醍醐味でした。
下山後は民宿みはらしの女将さんにお茶をご馳走になり、色々な話を聞かせていただいたこともまた楽しく、今年一番きつい夏山登山でしたが、充実感満点の和名倉山でした。
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