赤城山黒檜山〜地蔵岳 覚満淵・小沼氷上歩き
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 06:43
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 983m
- 下り
- 989m
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- 山行
- 5:36
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:41
| 天候 | 晴れのち曇り、強風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
赤城県道の日陰は凍結、姫百合駐車場から上は積雪凍結。特に早朝は凍結多く良く滑る。 白樺純林地のヘアピンカーブは日中でも凍結。赤城大胡線は土砂崩れのため通行止め。冬季閉鎖と同様だが災害のため歩行者、自転車も立入禁止。一部登山道になっているのだが・・・ 全行程積雪凍結箇所多いが滑り止め非装着。ただし小沼氷上のみチェーンスパイク装着。地蔵岳北面コース樹林帯内は積雪した急坂、下りは装着したほうが良い。 覚満淵沼水は凍結し東側を歩行。西側は未確認だが、木道脇に薄い所が見られた。 小沼西岸際の氷上を歩いたが、未だ完全凍結ではなくかなり危険。東岸は北西の風の影響と浅瀬なので充分歩けると思うが未確認、自己責任で。 両沼共に透明度の高い氷のため湖底が良く見える。美しい。 |
写真
花見ヶ原分岐から60歩で展望ポイントへ。駒ヶ岳、長七郎山、地蔵岳、小沼、関東平野。霞んでいなければスカイツリー、都心ビル群が見られる。
2
凍結した沼水。透明度の高い氷で駒ヶ岳が反射する。氷上に積雪すると白く濁り、雪の下で見えなくなるため僅かの間しか見られない。
1
万が一に備えて、スリングで簡易チェストハーネスを作成しカラビナ装着。これなら自己救助が容易で、最悪は沈んでも引き上げが早い。
3
調子に乗り中央寄りを歩んでいく。中央の方が氷が厚い様に見える。分かってはいるが行く気にはなれない。今度は浮き輪を持ってくれば安心して行ける。
2
感想
平標、仙ノ倉山を予定していたが、正午近辺の悪天候予報で延期に。影響を受けるのが遅くなる赤城山へ。前日の気温と風の条件が悪く、霧氷は絶対に形成されない。
yasubeさんのレコを拝見し、小沼の氷結具合が気になったので確認も兼ねて黒檜山から地蔵岳まで周回することに。
自宅を5時半に出発。第1カーブの日陰から凍結している赤城県道。特に早朝は日陰の凍結が多く良く滑るので注意。凍結にビビって引き返そうとする走り屋のあんちゃん達を蹴散らしながら抜き去り、大沼湖畔をゆったり周回しながら夜明けを眺める。
平日登山者の特典、黒檜山登山道口前に路駐。車から下り立つが暖かく気温2℃。
天候の急変が午後に予想されるが、オーバーパンツ、アイゼンは置いていく。この程度なら滑り止めは要らない。
まだ薄暗い猫岩からは朝日に輝く地蔵岳と大沼、落葉し藪が薄くなった樹林帯越しからは谷川主脈のモルゲンロートを見ながら登っていく。まだぬかるみになっていない分岐から山頂までの道を行く。当然気温が高く霧氷は見られない。
1時間で山頂に着くが素通りし展望ポイントへ。北東の日光白根山から南西の八ヶ岳まで続く雪の山並みを眺める。気温が高くやや霞んでいるが素晴らしい眺望。しばし鑑賞し山頂へ踵を返す。再び無人の山頂で記念撮影し駒ヶ岳へ。
途中、花見ヶ原方面の展望ポイントへ120歩の寄り道。広大な関東平野を眺める。霞んでスカイツリー、都心のビル群は見られなかった。筑波山はガスに覆われていた。駒ヶ岳着くころには筑波山も見られ、富士山もきれいに見られた。
下りこんで覚満淵へ向かう。凍結した氷上には無数のビーストトレース。西側はまだ氷が緩そうなので浅瀬の東側へ行き、ザックをデポして木道から凍結氷上へ下り立つ。ゆっくりと凍るため、細かい気泡が入り透明度の高い氷が出来上がる。氷上に積雪すると白く濁り、雪の下で見えなくなるため僅かの間しか見られない。
グリセードの要領でスケートのように滑り歩く。何度も転んだが楽しい。ただ足下は沼底が丸見えでスリリング、また氷にヒビが入るピキピキ音が恐怖心を煽る。しばし遊んで鳥居峠経由で長七郎山へ。
長七郎山山頂では今日唯一の登山者とすれ違い。広大な関東平野を眺めていると、来年の初日の出観賞はここにしようかと思案。大晦日元日の天気と雲量で判断することに。下山して小沼へ向かう。
水面に波が見られないので、ほぼ完全凍結している小沼。とりあえず鳥居の所で下準備。救助と引き上げを考慮してスリングでチェストハーネスを作成する。自己救助や水中に沈んだ際の引き上げも容易になるだろう。氷上からの水中転落は、氷で滑り自分自身の力では這い上がりにくい。私は大沼で何度か落ちているのでよく分かる。経験者は語る。チェーンスパイクを履いていざ氷上へ。
岸から5m程度離れ恐々歩き出すが、予想に反して氷の状態は良く、ヒビが入る音すらしない。行けると判断して歩きだす。ここも透明度が高い氷で沼底が丸見え。下を見ると恐怖心を煽られる。しかし慣れてくるとそんなことは忘れ、調子にのってさらに中心寄りを歩いていく。
歩き出して300mほど経った時、いきなりピシッと氷が割れる音。岸と氷の接合部から私の足元まで一気に氷が割れた。10mほど走って岸に待避。なんとか水中への転落を免れた。暖かいとは言え寒中水泳はしたくない。
災害復旧工事でゲートが閉まる八丁峠を過ぎ地蔵岳へ。東電が電波塔の工事を行っていた。地蔵岳山頂からは、もう谷川岳方面は雪雲に覆われていた。その影響で北西の冷たい風が吹き付ける。誰もいない山頂で天ぷらそばの昼食。しばらく景色を眺めていると赤城山にも灰色の雲が押し寄せてきた。早々に下山することに。
ひと気の全くない大沼湖畔を歩き、水際でできた氷のオブジェを観賞する。枝を氷が覆い羽を広げた白鳥や、石に氷が被り砂糖菓子のようになっていた。風に流された薄い氷が波打ち際に漂着しクラゲのように浮いている。その氷がぶつかるシャラシャラ音がなぜか心地良く聞こえた。今年の冬はラニーニャで極寒の予想だが、完全氷結にはあと1か月以上かかるだろう。
赤城神社で参拝し、出立時と全く変わらない風景に佇む車へ戻って帰路についた。
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growmonoさん、こんにちは。
黒檜山〜長七郎山〜地蔵岳と歩くと12.24kmも歩けるのですね。覚満渕の氷上歩きにはドキドキしてしまいました！
地元の赤城山も捨てたものではありませんね。
hareharawaiより
こんにちは、hareharawaiさん。
今週は火曜から寒気が入り悪天候ですね。冬晴れの前橋市から上越の山並みは一切姿を見せません。今日は子持山、赤城山もガスの中で、美しい霧氷が週末にも見られるでしょう。
このルートは私の赤城山半日コースです。赤城山の主要ポイントをほぼ網羅し、距離も短いので気軽に楽しめます。1日あれば姫百合から上がって黒檜まで周回できます。
覚満淵と小沼は凍結が始まったばかりで、透明度の高い氷に出会えました。日にちが経つと白濁し積雪してしまいます。僅かの時期にしか見られないので良かったです。大沼も同様に見られ例年1月下旬から2月上旬にガラスの地面が出現します。足元が底まで透けて見えるのはスリリングです。度胸がつきますよ。
冬季の赤城山は大沼、覚満淵、小沼の氷上横断、猫岩のシリセード、駒ヶ岳、地蔵岳の冬季限定下りなど楽しみどころ満載です。長七郎山、小沼近辺でラッセル練習もします。ちなみに大沼は赤城漁協の管轄なので、ワカサギ氷上釣り解禁されないと原則氷上には入れません。
覚満淵は割れ落ちても余裕で足が付きますが、小沼は本当に危なかったです。東岸際なら十分行けると思います。今週末は天候がどこも悪そうなので、日曜にまた再訪するかもしれません。
growmonoさん
翌日赤城山へ登りました。
ありえないくらいの寒さに風、登ってるのに次から次へと霧氷が散り、山頂につく頃には霧氷は丸坊主でした（笑）
小沼、チャレンジャーですね
早く真っ白になった赤城山に登りたいです。
その前に星撮りかな？
こんばんは、Jimny-Hikerさん。FC2も拝見してますよ。
12日は寒気が入ってきて、強風の極寒をよく登りましたね！
散る霧氷は当たると痛いです。特に顔。
桜や紅葉と違って風情などあったもんじゃありませんね。しかも丸坊主とは！
小沼は全く当てにならない経験で歩いてみました。よくよく考えると西岸は切り落ちてるので深いんですよね。夏の写真見たら水深は3ｍ以上ありました。アホなチャレンジャーです。
今日の赤城山はガスの中で午前中は全く見られず、午後から姿を現しました。
黒檜山は霧氷がきれいに出来てます。今週末も極寒なので期待できますね。
昨日からふたご座流星群がピークを迎えています。
今日明け方南方を少し眺めてましたが、あまりよく見えませんでした。
今夜から未明にかけても見られるので、また眺めてみようかと思います。
Jimny-Hikerさんはフィッシュアイ持ってらっしゃるので、羨ましいです。
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