冬季テント泊…またしても実現せず 天狗岳,硫黄岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 1,332m
- 下り
- 1,706m
コースタイム
- 山行
- 3:55
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 4:35
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:00
登山口までバスがある日程で休みが取れ、天気予報もそれほど悪くない。
今やらなくていつやる!と思っていたが、日程が近づくにつれモチベーションダウン。
結局は冬季小屋泊でお茶を濁し、登山計画も実行できず中途半端な山行にあいなった。
天候 | 5日 晴れ間がのぞく曇り、6日 山頂はガス中腹以下は曇り気味の晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トレースばっちりで、今回の条件で同コースならチェーンアイゼンがベスト |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
前夜テント泊の準備をするものの、寒中の設営撤収を思うと憂鬱になる。
この際小屋泊プランに変えようかと思い、八ヶ岳の地図を開き検討する。
しらびそ小屋は一度泊まってみたいが宿だが登山口からは少し遠い。
本沢温泉ならほどよい距離で、温泉もあるので候補にあげとく。
北八ヶ岳でもよいが白駒荘は年末の火災で宿泊できない様子…
…と脳内登山している間に現実世界の出発が迫り、いい加減腹を決める。
オーレン冬季小屋泊を基本に、状況次第で現地小屋泊という臨機応変プラン。
テント泊の荷物からテントを抜いて実測24kg(但し冬靴含む)だった。
始発電車で御茶ノ水駅と八王子駅で乗り換え約5時間かけ茅野駅に到着。
前夜一睡もできず、代わりに乗車時間の半分は寝てて体感ではあっという間。
1時間ほどバスを待ち、終点の渋の湯まで行き、登山届を出し登山開始。
計画書には天狗岳→冬季小屋泊→硫黄岳→横岳→赤岳→美濃戸口で提出した。
正月休みに、沢山の登山者が踏んだであろうトレースはとても明瞭だった。
樹林帯を黙々と登っていると急に開けた場所に出て、そこが黒百合平だった。
テントが一杯かと思いきや、ちょうど撤収した時間帯なのか一張もなし。
アイゼンの装着などしていたら、テント泊と思しき登山者が数名やってきた。
中山峠を経て天狗岳へ向かう、稜線に出るとやはり強風に吹かれた。
ガスに包まれていたが東天狗岳辺りで一時的に視界が晴れ西天狗岳が見えた。
早めに冬季小屋に着きたいので、西天狗岳はスルーして根石岳へ向かう。
根石岳山荘辺りはさらに強風で足が止まりかけるが、歩かなければ進まない。
箕冠山からは樹林帯に入り、風に悩まされることなくオーレン小屋に到着。
例年に比べ積雪は随分少ないようで、峰の松目方面にも十分いけそうな感じ。
冬季小屋に荷物を降ろし、宿泊者名簿に記載して使用料を箱の中に納めた。
腕時計の温度計では小屋内でも−10℃以下(−9.9℃以下は表示が出ない)。
昼間食べようと思っていたおでんを温め直し日本酒を飲みながら夕食の準備。
今回はすきやきを作る、100g750円(但し半額商品)の高級黒毛和牛を200g、
白菜1/4、エリンギ二本、卵二個、豚肉100g、葱一本、豆腐半丁など、
うどんも二玉持ってきたので、一度では鍋に収まらず二回に分けて作った。
夕食を食べながら日本酒を四合ほど飲んだら眠くなり、20時前には就寝。
深夜2時すぎに目が覚める、トイレに行くため外に出たら星が綺麗だった。
日本酒はシャーベット状に凍りかけていたので、軽く温めてから飲んだ。
5時には出発しようと本を読んでいたが、寒さに耐えきれず寝袋に篭る。
いつの間にか眠っていたらしく、再び目を覚ますと既に6時半を回っていた。
夕飯の残りを温め直した朝食をとり、荷物をまとめ部屋を掃除し7時半に出発。
この時点で赤岳まで縦走するのは時間的に厳しいかもしれない、と考え始める。
出発時点では晴れていたが、夏沢峠を越した辺りから山頂を雲が覆い始めた。
硫黄岳に到着、一旦横岳に足を向けたが赤岳まで縦走となるとやはり厳しい。
ガスってるし風もそこそこ強いしで、今回はここまでで下山することにした。
次々と登ってくる登山者とすれ違いながら、樹林帯を下って赤岳鉱泉に到着。
意外なほど疲れているのを感じ、赤岳鉱泉前で昼食を兼ねて小休憩をとった。
アイスキャンディにチャレンジするクライマーを眺め赤岳鉱泉を後にする。
北沢に沿って下山、南沢に比べると沢にかかる橋を渡る場面が多く楽しい。
美濃戸山荘でひと休みして、林道を下って13時半頃に美濃戸口に到着。
次のバスは14時45分発、J&Nでお風呂に入って食事をとることにする。
ビーフシチューを食べたかったが、バスの出発時間を考慮しカレーを頼む。
個人的にはスパイシーなのが好きだが、深みある優しい味で大変美味しかった。
少し早めに食べ終わったので、しばしマロと遊んで茅野駅行きのバスに乗った。
冬靴(ザンバランDRU GTX)のレビュー
冬靴代わりに履いていたソレルのスノーブーツ(カリブー)と比べ足先が冷える。
アイゼンがかっちり付く感じで、斜面を登るときはこちらの方が断然良い。
林道など平地を歩くときは、底が固くてロボット歩きになり歩きにくい。
ワンサイズ大き目にしたが正解だったと思う(靴下二枚履きも可能)。
お疲れ様でした!
あの爆風稜線越えてオーレンだったんですね!
メスナーの寝袋ちょうど良かった?ですか?
テントも避難小屋も、厳冬期は厳しいですよね!
寝袋ひとつとっても、登山用品って凄いなぁ。。。と、改めて有り難みを感じています。
寝袋って人間自体が熱源なんで、理論的には沢山着込まない、熱を遮断する例えばレインウェアとか…着ても意味ないけど…
そのまま即行動だから、(寝袋から出たら一瞬で寒い)結局雪山テント、避難小屋はがっつり着込んでしまうから寝袋の本当の良さはわからないよね。。。
帰宅後…まだクローゼットの扉に広げてかけてあるTakemo11を母が見て
『家で寝袋使って寝たら暖かそうね』…
感心してますが、
私が今回の山行中、家の猫(私の番猫)がずっと鳴いていたり、走りまわったりし落ち着きがなかったから私になんかあるんじゃないかと心配され
雪山のテント泊は危ないから小屋泊にするように…と、あれから毎日言われてます。
(´Д`;)…次回雪山テント泊は、ごまかして家出なきゃです。😓
今年寒さは半端ないので、晴れでも雪山強風予報は小屋泊も避けて、雲取山、丹沢で山を楽しんだほうが無難です。
そうなると夏沢鉱泉も中々行けないかもです。。
上半身はTシャツにブレスサーモの長袖、インナーダウン、フリース、その上にかなりふわふわのダウンジャケット、下半身はタイツにダウンパンツ、その上に断熱材入りのスキーパンツ、靴下は厚手の二枚重ね、顔はバラクラバで覆い頭はダウンのフードを被り、当然手袋もして使い捨てカイロ2つとハクキンカイロを装着して、万全の態勢で寝袋に入ったので寝ているときはさほど寒さを感じませんでした。(それでも寒ければ冬季小屋に毛布もあったがさすがに必要なかった)
が、こんなでも本でも読もうと寝袋から半身出すと寒くていられない感じでした。
タケモ11は暖かそうですが、モンベルだと0かEXPくらいのスペックあるんですかね?
Takemo11
嵩張るからイスカのコンプレッションバッグLL(笑)でダウンとダウンソックスも超圧縮してザックに入れました。
嵩張るのが欠点だけど強風で−15℃以下は確定の中私はTakemo11に守ってもらった(安心)
以下スペック
mont-bell以上です!
最低使用温度 マイナス30℃
付属 ストリージバッグLサイズ φ35cmX90cm
厳冬期の国内3000m級の山岳にも使用可能な非常に保温力の高いモデルです。
それはなかなかデカイですね、
ニッピンのセールで、さらに寒冷用のメスナーシュラフが同じ値段であったのですが、凄く大きく(多分42リットルザックがそれだけで一杯になる)て小さい方だけにしたのですが、今思うと予備の布団代わりに買っといても良かったと思ってます。
でも山にはとても持ち運べない大きさでした。
店の人が海外の高山でもいけると言ってたのでヒマラヤとか7000メートルクラスの山用かもしれません。
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