蕨山〜鳥首峠周回（白岩社会科見学）

2018年01月16日(火) [日帰り]

• GPS: 04:46
• 距離: 10.7km
• 登り: 998m
• 下り: 990m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:18
• 休憩: 0:29
• 合計: 4:47

距離 10.7km 登り 998m 下り 998m

9:49 スタート地点
10:00 名郷
11:32 11:53 蕨山（展望台）
11:59 12:00 蕨山（最高点）
12:06 逆川乗越
12:26 12:27 橋小屋ノ頭
12:39 12:43 ヤシンタイの頭
12:57 滝入ノ頭
13:38 13:39 鳥首峠
14:10 14:11 白岩登山口
14:36 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大鳩園P（700円）に停めた。平日で管理事務所に人が居なかったので、封筒に駐車代金を入れて、管理事務所前の料金箱に投函。バス停の前にも駐車場がある。

コース状況／危険箇所等

所々にザレの急斜面があり、転落注意。ストックやチェーンアイゼンがあると良いかも。

その他周辺情報

さわらびの湯（800円）←ネットで配布されている100円割引のチケットは、スマホの画面を見せるだけではダメで印刷して持っていかないとダメだそうです。(´；ω；｀)

写真

ハイキング地図を持ってないので、地形図頼みなのですが、地形図にあった道は、一部大きく変わっていました。（下の黄色いマーカールートAを通るつもりで行ったが、途中から無くなってたので、踏み跡＆道標通りに登っていたところ、Bルートになった。）

帰宅して調べてみると、ヤマプラのルート図（山と高原地図）は、ちゃんとBを通るようになっていますね。しかしAとCもまだ記載されている模様。（Cは道標はないものの、入り口は確認できました。）

1/16 10:13

沢沿いに林道を歩いて、登山道への入り口にはしっかりした道標が。ここで沢を渡り、左右に割れた沢の中間尾根に取り付くはずだが、途中から道が逸れ、どんどん沢伝いに奥へ行きはじめる。明らかに地形図とずれているが、今日はハイキングなので、あえて踏み跡通り忠実に行ってみることに。

1/16 10:26

すると、さらに支沢を渡った先に、立派な道標とベンチがあった。つまり、地形図上に記載された登山道は消滅し、これが新しい登山道なんですね。

1/16 10:27

振り返って、これが第一ベンチ。

1/16 10:43

第二ベンチを経て、稜線に乗りました。（当初予定していたルートとはかなり違う。）

1/16 10:46

稜線上も道標明瞭、踏み跡明瞭。天気もよく快適に歩いていく。

1/16 10:59

帰りに下りる予定の白岩鉱山がよく見える。

1/16 11:12

ところどころこういう岩のピークがあるが、石灰岩のザレ系なので慎重に。木の根がありがたい。

1/16 11:20

見えてきた蕨山と雄大な金比羅尾根。

1/16 11:27

やっとついた。といっても、ここは分岐で、親切な説明看板があった。わかりやすくてとても良い。

1/16 11:31

てなわけで展望台のピークへ。12年ぶり2回め。

1/16 11:31

貸し切り山頂。空を舞うトンビと私だけの贅沢ランチタイム♡

1/16 11:27

さっきの分岐に戻って有馬山方面へ。

1/16 12:06

コル部に林道が上がってきていた。

1/16 12:06

目指すはあの山なので、この林道を降りたらあかんでござる。

1/16 12:07

分岐を登山道のほうに登ると、こんなすてきな休憩場所が。埼玉県お金持ちだなぁ。Σ(゜Д゜)

1/16 12:11

そして最後一気に150m登るのだが、それがなかなかの急傾斜でびっくりした。写真だと伝わらないなぁ。(；・∀・)

1/16 12:16

ザレてるのでスリップしやすく、結構緊張しました。

1/16 12:25

ニセ有馬山到着。下に小さく、橋小屋ノ頭って書いてあるが、ここから1kmちょい離れた所にある「本当の有馬山の山頂」（1332m）は、地味にタタラの頭って書かれてるだけだった（12年前調べ）。なんでやねーん。

1/16 12:35

そのまま北に向かう。稜線の右（東）が飯能市、左（西）が秩父市なのだが、秩父市の設置した鹿よけフェンスがすごくて、

1/16 12:35

皆伐後に杉の苗木を植えてあるのだが、草ぼうぼうで、鹿がいないとほんとはこんな風景なんだなぁと感心してしまった。

1/16 12:40

そしてヤシンタイの頭。個人手作りの道標がありました。

1/16 12:46

石灰岩の山だから、チラホラ見えるボルダー群がかっこいい。

1/16 12:47

このあたりは皆伐のおかげで開けた眺望。

1/16 12:47

素晴らしい景色。ゴキゲンの稜線でした。

1/16 12:50

妙にかわいい「しょうじくぼ」。なぜここだけひらがななのかw

1/16 13:06

鳥首峠へ。この看板の真下の下りが一番怖かった。ザレて崩壊して急斜面になってしまってるので、トラロープに頼らないと下れなかった。

1/16 13:19

送電線下でちょっと休憩。

1/16 13:19

これから下りる白岩鉱山がかっこいい。

1/16 13:37

すぐに鳥首峠到着。冠岩沢登った時にここから降りたんだった。

1/16 13:54

スタコラ降りていくと、わかりづらい渡渉ポイントとかには丁寧な道標があって親切。

1/16 13:57

そして廃集落に出た。前に来た時よりだいぶ建物が減ってる気がする。

1/16 13:58

ここまで電柱が電線を引いてきてた。消火栓もあった。しかし、昭和60年に無人になったらしいが、電柱が新しい気がする！？Σ(゜Д゜)　

1/16 13:59

上を見上げると、破鉱場？と、白いガレが。このあたりから一人社会科見学大会になり、下山のスピードが遅くなってしまった。あれこれ覗きに行ったり、考えたりしながら下りる。

1/16 14:02

途中、モノレールがあった。沢脳なので、ワサビ田か？と思ってしまったが、この上にはそんなものはない。てことは、もしかして鉱山へはこれで行くんだろうか？！

1/16 14:05

と想像しながら降りていくと、なるほどやっぱりそうみたい。動いてるとこ見てみたいなぁ。誰か通りかからないかなぁ。

1/16 14:09

と思いながら降りていくと、なんと、降り口は完全な廃墟（の、基礎のみ）で、とてもびっくりした。いや待てよ、前は建物あったはずなんだけど！？

1/16 14:12

建屋は取り払ったものの、コンクリの基礎だけは撤去してないみたい。じゃあ上で取れたやつはどうやって運んでるんだろう。まさかモノレールじゃないよねえ。（1度に運べる量が少なすぎるし。）

1/16 14:12

しかしこの看板ではまだ採掘してるみたいだ。しかし下部施設は取っ払ってしまったということか。うーんうーん。

1/16 14:13

そして白岩集落の説明書きも。てっきり採掘関係者の集落かと思いきや、林業で生計を立てていたのね。

1/16 14:14

下から見た採掘現場と下部の廃墟部分。（最後は完全な社会科見学となってしまったw）

5/21 9:29

オマケ。2006年に撮った写真。確かにこの頃はちゃんとセメント工場があったんですね。

5/21 9:42

この廃屋はもうなくなっていて、家の基礎のコンクリだけ残ってました。でもこの頃から軌道があったんだなぁ。

5/21 10:42

12年前の採掘場の様子。まだ荒く掘ってる感じだが、12年後は全部段が出来ていて、変化が面白い。

撮影機器：

DMC-FX7 Panasonic

iPhone 7 Apple

感想

Lynn_Kato

夕方からの用事に合わせてスキマ時間ハイキング。
さわらびの湯にはハイカーが結構居たけど、
山ではまったく誰にも会わず、ラッキー。
一人で静かな山を楽しみました。
前半は地図読み、下山時は社会科見学モードで、
メリハリがあって面白かったです。

白岩鉱山がめちゃくちゃ気になったので、これを書きながらググった所、なんと私の数日前に記事にしてくださった方がいらして、とても勉強になりました。なるほど。3年前までは動いてたのかー。
http://sanpototabi.blog.jp/archives/1062955307.html

で、往時の写真もありました。もう撤去開始してからの写真だそうですが。
http://open.mixi.jp/user/1335677/diary/1946060909

自分が行った時はどうだったのか、写真を見てみたら、稼動しているセメント工場の写真がありました。ああ良かった、記憶は間違ってなかった。
社会科見学ハイキング、楽しいですw