武川岳〜二子山 初登りは雪まみれ
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 904m
- 下り
- 915m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪から間もないので凍結箇所は無し。 積雪の下りは慎重に!踏み込んだ足元が木の根や浮き石だとバランス崩すのは避けられない。 雪の脇道も滑落のリスクは普段の比ではないので注意。 |
その他周辺情報 | あしがくぼの氷柱はオススメ。 |
写真
感想
年明けからズルズルと先送りしてましたが、やっと初登りとなりました。
今回は奥武蔵の武川岳。2日前に関東ではかなりの降雪があったので、アイゼンも装備に入れて出掛けました。
飯能駅からのんびりとバスに揺られること1時間、山あいの集落・名郷に到着。周りの山々は白い。トイレと軽い補給を済ませてから出発。
しばらくは車道歩き。所々でショートカットも通りながら高度を何気に上げていく。20分ほどで山道が始まる登山口に。ちなみに踏み跡は見当たりません。ここからも割ときつ目の角度で上がっていくが、南向きの樹林帯のせいか積雪は薄い。尾根筋に出ると多少増えるが、それでも5cm程度。やがて道筋が岩がちに変わり始め、出発から1時間で天狗岩の下に着く。ここから男坂・女坂に分かれるが、迷わず大変そうな男坂へ。期待通りにアクロバティックな岩場が始まる。所々に雪を被っているが、凍結はしていないようなので、基本の三点支持に忠実ならば、楽しい岩場登りである。10分ほどでてっぺんに登りきれる。
そこからは傾斜が緩くなるが、積雪量が断然多くなってくる。風の吹き溜まりになるような場所では10cm以上はある。もちろん踏み跡は無いので、のっぺりとした木立の中の山道らしき筋をザクザクと進む。
やがて前武川岳の分岐に出ると、山伏峠からの踏み跡に合流。少しホッとする。ますます増える雪の中を一旦下り、最後の急登に取りつく。頂上到達。無人の陽だまりの山頂は、丹沢方面が望める南側の一部以外は木々に囲まれているが、何だか青空が広く感じられて心地がよい。
しばしマッタリしてから、次の目標・二子山に向かって武川岳山頂を後にする。これから先どんどん雪に苦労させられることになる。この辺りから雪質もサラサラのパウダー状になり、雪量も膝位までの所も出でくる。一足ごとに雪に足がハマるのは、普段の山行では味わえない感覚。最初は楽しくも、徐々に煩わしくも思えてくる。特に下り部分では、踏み込んだ足元に木の根や浮き石があるとバランスを崩すのを避けられず、何度か尻餅をつきながら進む。慣れない状況と急に強まった寒風に四苦八苦しながらも、左手に武甲山を眺めながら何度かアップダウンを繰り返し、武川岳から2時間弱で二子山雄岳に到着。数分で雌岳の方にに移動して補給休憩。手袋を外して素手でやっていると、風も相まって急速に手先が悴んでしまい、全身も冷えてきてしまう。身体を動かして体温を上げるために、慌てて下山を開始する。
いきなり今日一番の急な下り。おそらく岩場のために張られているロープが、今は雪の斜面を滑り落ちないための助けとなっている。何度も足を取られ、一度は人生初の3mの滑落をするものの、ロープのおかげで何とか無傷で難所を抜ける。尾根筋を下り、沢沿いの道に出ると風も避けられ、やっと落ち着いた山行に戻る。兵ノ沢を過ぎると、電車の通過音も聞こえてきてゴールが近づいているのが分かる。
西武線の下をくぐり登山口に出ると、ウッドチップの道と幟が現れ、横瀬町の冬のイベント・あしがくぼの氷柱へ誘われる。5分ほどで会場に。地元の方々の手による力作は、なかなか壮観な光景を見せてくれる。夜のライトアップはさぞかし綺麗でしょう。山行の最後に良い観光となりました。
2018年の初登りは雪まみれ。冬の高山に登らない身としては稀な体験に楽しみながらも、慣れない状況にやはり本格的な雪山はハードルが高いのかなぁ…と実感する山行でした。次は雪が無い方が有難いなぁ。
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