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Yamareco

記録ID: 137240
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無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

蓮華温泉から「坂の上の雲」の道を歩く 小蓮華山〜白馬岳〜旭岳

2011年09月24日(土) 〜 2011年09月25日(日)
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GPS
32:00
距離
21.3km
登り
2,098m
下り
2,093m

コースタイム

9月24日(土)
  蓮華温泉登山口7:00
8:35天狗の庭
9:40白馬大池10:00
11:30小蓮華山12:00
12:50三国境
13:30白馬岳13:40
14:00頂上宿舎
          歩行時間6時間
9月25日(日) 
  頂上宿舎6:30
7:10旭岳7:30
9:25三国境9:35
12:00白馬大池12:30
13:20天狗の庭13:30
14:40蓮華温泉登山口
          歩行時間7時間
天候 第1日目 曇り後晴れ
第2日目 快晴後曇り後雨
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道148号線、平岩駅前より蓮華温泉駐車場まで22km。
道路はカーブが多く狭い箇所もあります。待避線が所々あります。
9月23日(金)14:00蓮華温泉駐車場着。(駐車場は舗装)
既に満車状態でしたが、運よく一台分のスペースあり、駐車できました。
駐車料金は無料。水洗トイレあり。
コース状況/
危険箇所等
特に危険箇所はありません。
天狗の庭〜白馬大池の登山道上の石はぬれると滑りやすいです。
船越ノ頭近辺〜白馬岳は長野県側が切れ落ちています。
連休中で登山者が多く、すれ違いには気を遣いました。
稜線上は視界があれば問題ないですが、雲に覆われたり、強風時は注意が必要です。
白馬大池分岐には午後二時以降の白馬岳登山は止めるようにとの看板が出ています。
寒かったのですが、雪倉岳に当たった朝日の色が美しくて、シャッターを
2011年09月24日 05:44撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 5:44
寒かったのですが、雪倉岳に当たった朝日の色が美しくて、シャッターを
天狗の庭という地名はあちこちにありますが、険しい岩場をそう名付けたのでしょうか?
2011年09月24日 08:38撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 8:38
天狗の庭という地名はあちこちにありますが、険しい岩場をそう名付けたのでしょうか?
アザミの花も枯れ、葉の上に真っ白に霜が降りています。冬はすぐそこ
2011年09月24日 08:53撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 8:53
アザミの花も枯れ、葉の上に真っ白に霜が降りています。冬はすぐそこ
コバルトブルーに輝く白馬大池
2011年09月24日 09:46撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 9:46
コバルトブルーに輝く白馬大池
とうとう来ました…「坂の上の雲」の道
2011年09月24日 10:40撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
11
9/24 10:40
とうとう来ました…「坂の上の雲」の道
まだ続く登り!小蓮華の山頂が遠くに
2011年09月24日 11:28撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 11:28
まだ続く登り!小蓮華の山頂が遠くに
真新しい像が建てられていました。朝日岳・雪倉岳を背にしています。
2011年09月24日 11:35撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 11:35
真新しい像が建てられていました。朝日岳・雪倉岳を背にしています。
荒々しさを感じさせる、雲湧き起こる白馬の山頂
2011年09月24日 12:21撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 12:21
荒々しさを感じさせる、雲湧き起こる白馬の山頂
三国境、鉢ヶ岳が足元。大きな山に囲まれながらたおやかな美しい峰
2011年09月24日 12:50撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 12:50
三国境、鉢ヶ岳が足元。大きな山に囲まれながらたおやかな美しい峰
明日登る旭岳。白馬岳に負けていない存在感
2011年09月24日 13:20撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 13:20
明日登る旭岳。白馬岳に負けていない存在感
いつもならもっと鮮やかなウラシマツツジだと思うのですが、色褪せている感じです。異常気象が心配です。
2011年09月24日 13:24撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/24 13:24
いつもならもっと鮮やかなウラシマツツジだと思うのですが、色褪せている感じです。異常気象が心配です。
三回目の白馬山頂!また来てしまった!
2011年09月24日 13:32撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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9/24 13:32
三回目の白馬山頂!また来てしまった!
反対側からの旭岳、明日はこの稜線のふち辺りを登るのだろうか?不安です
2011年09月24日 15:12撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
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9/24 15:12
反対側からの旭岳、明日はこの稜線のふち辺りを登るのだろうか?不安です
オレンジ色に輝く嬉しい朝です、わくわくしてきます
2011年09月25日 05:33撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2
9/25 5:33
オレンジ色に輝く嬉しい朝です、わくわくしてきます
這い松の枝につりさげられているプレートは字が消えてしまっていて何の表示かわからないのですが、旭岳山頂ということに…
2011年09月25日 07:18撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 7:18
這い松の枝につりさげられているプレートは字が消えてしまっていて何の表示かわからないのですが、旭岳山頂ということに…
毛勝三山のりりしい姿。いつか猫又山に登ってみたいと思っていますが。
2011年09月25日 07:23撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 7:23
毛勝三山のりりしい姿。いつか猫又山に登ってみたいと思っていますが。
ピークの向こうに見えるのは青海黒姫山でしょうか?そしてその向こうは日本海です
2011年09月25日 09:05撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 9:05
ピークの向こうに見えるのは青海黒姫山でしょうか?そしてその向こうは日本海です
三国境に戻ってきました。写真ではわかりにくいですが、富山湾の向こうに能登半島の影が見えました
2011年09月25日 09:29撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 9:29
三国境に戻ってきました。写真ではわかりにくいですが、富山湾の向こうに能登半島の影が見えました
天狗の庭師が剪定したわけではなく、雪と風の仕業なのでしょうね
2011年09月25日 13:17撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 13:17
天狗の庭師が剪定したわけではなく、雪と風の仕業なのでしょうね
蓮華温泉のポスターにもなっている名物露天風呂を遠望
2011年09月25日 14:23撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
9/25 14:23
蓮華温泉のポスターにもなっている名物露天風呂を遠望
撮影機器:

感想

今年8月初め、長年夢に描いていた栂海新道の計画を敢行しました。
暑さと虻の猛攻に苦しみ、果てしなく繰り返される登り返しに
苦しめられた長い道のりが今は懐かしい思い出です。
その貴重な思い出の出発点だった蓮華温泉が、
今回また出発点になりました。
「坂の上の雲」の道を歩き、日本百高山二山に登頂する計画を
今年中にとの思いからです。
小蓮華山は日本百高山71番目、そして旭岳は39番目の山です。
ただ、旭岳は清水岳を経て祖母谷温泉に下る道沿いありながら、
登山道がないらしくて不安でした。
頂上宿舎の受付の方に丁寧に教えて頂き、迷わず登頂できた事を
この場をお借りして報告申し上げ、お礼を申し上げます。
有難うございました。

第1日目
明方かなり冷え込んでいて、ついぐずぐず、
六時出発予定が七時になってしまいました。
頭を雲の中に隠した朝日岳、雪倉岳を、右前方に見ながら
緩い斜面の道を歩きます。
曇っているので大して汗もかかずに白馬大池に到着。
前日、稜線上に時ならぬ雪が降ったようで、道理で今朝寒かった訳!
もう山のシーズンも終わりかと思うと寂しくなります。

視界が一気に開け、目前の青い池と山荘の赤い屋根の
コントラストに見とれます。
気持ちも一気に高揚して、小蓮華山目指しガレ道を歩き出しました。
青空も次第に広がり、心が弾んできます。
なんと三連休の中日だったのですねえ…
白馬方面から次々に降りてくる登山者の数に圧倒されました。
若い方が多く、しかもさっと道を譲ってくださるマナーにびっくり。
すれ違った皆さん、お気遣い有難うございました。

小蓮華山頂では、ちょうど新しい仏像を設置していました。 
こんなところに出会えたのも何かのご縁ですね。
黙々と作業を続けておられた方々、本当にご苦労様です。

初めて泊まった頂上宿舎、夕食とても美味しかったです。
食べられるだけ皿に取るという方式、大賛成です。
今まで、日帰りとか通り過ぎるだけでごめんなさい。
祖母谷温泉に下る計画を実行する時は
是非お世話になりたいと思います。

満天の星でした。
天の川が白い帯に見える満天の星なんて、
一生に何回見られるでしょうか?

第2二日目
昨夜の星空の予告通りの快晴、無風の絶好のコンディション!
昨日に比べたら、嘘の様に暖かく感じます。
旭岳は白馬山頂に対抗するように台形にそびえる堂々たる体躯の山。
負けてないぞと言わんばかりに存在感があります。
分岐から見えるかすかな踏み跡は近づくと案外わかりにくいです。
急斜面はガレとザレが入り混じって滑りやすく、登りはちょっと緊張。
多少道をはずれても、明瞭な箇所もあるので、
迷わず山頂に到着できました。
79番目の日本百高山登頂を達成しました!

白馬岳山頂からは正に360度の大パノラマを満喫しながら、
快適な稜線歩きです。
北側には日本海、西に目を向けると能登半島の影が薄く見えます。
この夏、やっとの思いで歩いた犬ヶ岳に至る長い尾根も見え、
感慨ひとしお。
見えている山々の思い出を一つずつ手繰り始めたら限がありません…

NHK「坂の上の雲」、今年の放送が今から楽しみです。
エンディングの映像を見る時、きっと今日の感動を重ね合わせ、
胸がいっぱいになっていることでしょう。

正午、白馬大池山荘前で昼食です。
昨日、所狭しと咲いていたテントの花もごく僅かになって、
広いテン場が手持ち無沙汰。
わずか数時間のうちに周囲は雲に覆われ、薄暗くなっていました。
白馬乗鞍岳に寄ろうと考えていましたが、下山することにしました。

天狗の庭を過ぎ、熊笹の茂る道を下る辺りから雨が当たってきました。
雨具を着るよりも蓮華温泉に急ぐ方が先と思い、歩調も早まります。
露天風呂の案内板もちらりと見ただけ、写真も撮らずに通り過ぎ、
ちょっぴり心残り。

温泉の駐車場に着くと本降りになり、
着替えを持ってロッジに入った途端に土砂降り。間一髪でした。
内湯は熱めの硫黄泉で、疲れを癒してくれ、湯冷めしにくい感じです。
何回来てもまた来たくなる本物の温泉!硫黄の香がずっと残ります。
山に登れなくなっても、露天風呂巡りがあると思うと心強くなります。

久々に歩いた秋晴れの天空の散歩道!
鮮やかに思い出に残る山旅になりました。
来年は、祖母谷温泉へ下ってみたいと思います!

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