【動画】阿蘇根子岳の土砂崩れの谷を下山してみたら、、、危なかった


- GPS
- 06:42
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 711m
- 下り
- 701m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【行き】道中朝早いこともありスイスイ。 【駐車場】鍋の平キャンプ場が安全でしょう、牛逃亡対策開閉式ゲート柵(鍵は無し)まで950m程進めます。 【帰り】阿蘇大橋の代理で重宝されている長陽大橋が渋滞してそうなのでコンビニ?だったか途中から左折して萌の里ルートへ変更、萌の里を越えた辺りで混みそうな雰囲気だったが結果止まらず。集合場所から迂回して白川へ逃げたが白川の橋は結構車が進んでいたので東バイパスに戻ると熊本インター付近から渋滞 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今回の下山時の一般ルートではない「土砂崩れの谷」は落差のある岩で下りれないところ多々で巻き道も霜柱が融けたり、落ちたら危ないところ。 |
その他周辺情報 | 高森温泉館300円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット(1)
ハーネス(1)
デイジーチェーン120cm(1)
スリング60cm(2)
環付きカラビナ(1)
|
---|---|
共同装備 |
環付きカラビナ(4)
練習用5mロープ
クイックドロー(6)
|
備考 | ATC-GUIDE,ピッケル(土砂崩れ谷の下山時の滑り防止とかその他) |
感想
推敲してませんのであとから読んで頂けると更に写真コメント、本文ともに読みやすく追記されていると思います。
〜〜〜
鍋の平キャンプ場(一人500、テント500円程度)に10張くらいテン泊者がいた、朝の澄んだ空気の中でいいな〜
支度して先に進む放牧のゲートを閉めてさらに登山道へ、登山道入り口に変なクリック音が何度も続いてしてした、機械的なようで一定間隔ではなくが一定に近い、いったいなんだろう。
登り始めるとしばらく急登でところどころ凍ってる、40分くらい掛かったかも、それから少し落ち着いたかと思ったらまたもや急登で帰りが思いやられる(帰りの心配、、、ここから始まったのか。)、ま結局根子岳はどこも急登ってのが来るたびに分かる、、、
20180311-01根子岳西峰から日ノ尾峠手前から谷筋下山
途中展望が良いところから阿蘇高岳東側の雰囲気が良く分かる、鷲ヶ峰とかウハウハ。
途中で上から下がってるロープがあった、登り時上下とも固定されてると勘違いしたが、実は下側は凍ってただけなので注意が必要。
途中左側が切れ落ちているところがあった、下は木々がある急な斜面なので下山時が大変怖そう(結局土砂崩れルートに行ったので未確認)
山頂付近西峰が近くなると地面に残雪と樹氷の欠片、氷のガラス状の破片が沢山落ちてる、「これはエビ」だな、食べれないけど、山頂付近に行くとそれらが顕著になる。
荷物を岩陰に置いて軽アイゼンとハーネスを装着して先に進む、二人を環付カラビナとロープでつなぎ、動画に収めたが上に木々から樹氷の欠片のエビの尻尾が降り注ぐ、しかも地面にはそれらが大量に降り積もってる。軽アイゼンは無いよりまし程度。
そこの核心を抜けたらこれより先危険の看板があり崩落している、除くとfixクライミングロープが張ってあるので行ってみる、と地面は霜柱も無難に進めた。
危険なくいけるところでゴジラの背中を撮影し戻ります。
カラビナ崩落斜面のfixロープにテープスリングをフリクションヒッチで巻いて確保しながら戻る。
動画ポイント特定https://youtu.be/tYeGIDusjbU?t=7m4s
エビの尻尾の海(しのちゃん表現でダダ滑りだった)(俺的には三恒成果のミニサラダ一番が敷き詰めてあるような、、、)
https://www.sanko-seika.co.jp/sys/product/dtl/287
を抜けてハーネスから環付カラビナ&ロープを外す。※1「それらを『解体せず』に収納する。」
軽アイゼンは履いたまま下山開始。
登りでつけなかった軽アイゼン、やっぱり効くねぇ〜と登りでも履けば良いのにといつも反省。
西峰(日ノ尾峠登山道)から下山時に土砂崩れで開けたところがちょっと歩きやすそうな谷筋だったので、一般登山道コースを外れてこの谷へ降りることに、「危ない時は止める」で安全なところまで行きましょうで行くことする。
20180311-02根子岳日ノ尾峠登山口
最初は溶岩が固まったような岩肌などもあり、まだ歩きやすかった。次第に土斜面や岩斜面になり、土斜面は霜柱が融けて滑るし、岩もゴロっと動いたり難易度があがります。
また、岩壁の落差が大きく降りれないところ数回、以下覚えているところで
【岩肌の崖で巻き】順序不明
その1:右にしか巻けないとこと。
その2:左右行けるが左に巻いて、やや傾斜がある(20度?)斜面の上からエントリーさせて霜柱が融けた土をしのちゃん、中央よりの霜柱ない斜面を私が滑り降りる、滑り落ちたらフォールライン(落下点)次第でグランドフォール。手を突いたのはここだけ。
その3:右にしか巻けないところで60度ほどの土斜面をしのちゃんはお尻をつきながら、先に降りた私が倒木を拾って足掛かりにしようとしたところ。
しのちゃんはその前から何回も巻いてる時からズボンはかなり汚れてたが追い打ちした。
【最後の核心】
左右に巻いてかわして防砂堤が500m先(GPS分析で300mと判明)ほどに見えて来たのでそろそろ最後の核心部かと思ったところで、俺が下へ一段降りて先の下見に行ったら降りれない落差の岩壁で(落ちたら救助要請が必要)ダメだったので、上で待機していたしのちゃんに「上からトラバース出来る?」迂回ルート探してもらおうと聞いたら「見てみます」とのことだった。で急斜面で小高い細いところを登り返していると「宙さん降りれません」との声が聞こえた、急ぎ覗き込むとの背丈以上の土砂崩れ脇の土壁を下が土だからと木をつかんで降りてしまった!それに気がついて「待て待て!」木を頼りに降りたものの、信頼置けない木だったので途中で動けない。ビレイ出来そうな信頼置ける木にテープスリングをラウンドヒッチでfixし、※1「それらを『解体せず』に収納する。」を再び出して半マストでお助けロープを出すが間に合わず、
以下の想像部分はもっと危険な状況だったのがしのちゃん本文で分かりました。
↓↓ この間のしのちゃんを参照、私の想像がいっぱいなので ↓↓
「あ”〜」っと足を載せてた盛り土がドサっと崩れたのか、50cm〜1m?落ち、土斜面を滑って、、、止まった。何とか止まったが崖まで数メートル?もっと近い?
↑↑ この間のしのちゃんを参照、私の想像がいっぱいなので ↑↑
止まらなかったらその先の落差が不明なところに落ちてヘルメットは被ってても遭難、救急車・救助要請だった、引率者失格、、、彼女は結構アドベンチャー好きだかあれは怖かったと。
しかし※1「それらを『解体せず』に収納する。」(ロープの両端に環付カラビナ装着のまま)とハーネスを着けたままでよかった。。。ここでハーネス着けて無くて時間掛けてたらもっと滑り落ちていたかも。
その崩落は近寄らないことにして更に上(50m→訂正20m上部が正しそうとGPS結果から分析)から巻いて横移動することに、登山道は100、200m(GPS分析で150mと判明、目測は正しかった)だがどうするかと思ってたら広めで視界の効く谷に斜面にネット、木で流れ止めの段差が大きく作ってある手の入った谷に出たので棘(いばら)を避けつつ下に下りる、この辺りは鹿の糞などの痕跡が多数あった。しばらくして鹿毛のポイントに着き林道へ戻って、あー良かったとなった。
GPS分析より結局土砂崩れで出来た谷筋は450m、標高差250m下った模様。
自宅に帰って洗い物する、ズボンはほとんど汚れておらず少しだけお尻に汚れが。
アイゼンはそのまま持ち帰ったので泥まみれ。
一度着いた手袋も泥だらけ。
そうそう2本ストックは登りで多少役立った、下山は使う暇なく、ザックにつけてたけどギリギリじゃまになるので思いっきり上になるように固定を見直したが、今度は上が少々じゃまになる、結局収納は短いほうがいいと思う。
であれば良かったのはピッケルだった。
今度は登りで見に行きたいと思う土砂崩れ的な谷筋だった。
俺が見ていないあそこを一度確認したい。どうするしのちゃん。。。もう見たくないか。
【携帯電波】アンテナ3;格安SIMスマホ(Docomo回線)
【飲料】麦茶1.0L消費(1.0L準備)、予備水なし【食料】:小さいおにぎり1つ
【ウェア】
上下インナー:finetrack「パワーメッシュ Tシャツ/ボクサー」
上半身:finetrack「ドラウトエアジップネック(長袖襟有り)」、「ポリゴン4ジャケット」、モンベル「ライトジャケット」
下半身:finetrack「ストームゴージュアルパインパンツ」
レインウェア:finetrack「エバーブレスバリオ」(当日は快晴だが万が一で夜寒くなるとか、、、)
下着パンツ:ユニクロ
手袋:ブラックダイヤモンド「クラッグ」
靴下:finetrack登山用「メリノスピンソックス アルパインロング中厚手(オレンジ線)」
ブーツ:ガルモント「ダコタライト」
帽子:青キャップ
ヘルメット:ブラックダイヤモンド「ハーフドーム」
【歩数】13000歩
【体重】1.0kg減量
【装備】7kg?
【筋肉痛】
当日:腰、腿、
翌日:肩、二の腕、腰、腿、土踏まず、指先
人体図 筋肉名称 - goo ヘルスケア
http://health.goo.ne.jp/medical/mame/karada/jin008.html
「久々に山に行きたい」というchuさんのLINEに
「chuさんが一緒なら西峰登ってみたい!」とお願いし(笑)
1人ではイマイチ腰が上がらなかった根子岳の西峰へ。
偽ピーク以降は「ベテランCLが一緒でなければ駄目」という看板があるので
細尾根を通って本峰へ行けるのかどうか、ばかり考えていましたが
敵(根子様)もさるもの!
予想外の障害物に難儀しました・・・それはエビの尻尾(笑)
硬い氷がものすごい勢いで連続的に落ちてきて
バシバシと私たちを攻撃・・・イタッ! イタッ!と叫びながら
「ヘルメット着用していて良かった」と、こんなとこで思うとは(^^;)
しかも、その落下したエビの尻尾が登山道に降り積もり、
アイゼンがまったく効かない「ダダ滑りロード」を作り上げていて、
ザラザラと滑り落ちる氷の上を落ちないように歩くので必死・・・
本峰を目の前にして、ここでギブ(><)
私のスキルがもすこし上がったら再挑戦したいです。
危険を避けて本峰を諦めたはずなのに
下山に、登山道ではない崩落谷を下ってみる私たち。
ところどころ、ズドンと切れ落ちていて、そのたびサイドに巻いてみたり
色々手を尽くして、あと少し、というとこまで泥だらけ(私だけ)になりながら下降。
ところが
ラスボス的な切れ落ちがどうしても降りれず
私が右巻きで行けるか見に行こうとしたのですが、
降りてはいけない落差を降りて、
手を置いた大きな岩が、土が柔らかいので体重に耐え切れず抜け落ちて滑り落ち。
切れ落ちた崖の数センチ手前でかろうじてストップ。
そこから落ちたら、下の岩場に叩きつけられること必至。
しかもchuさんがロープを投げようと準備してくれている間も
ジリジリと少しずつ滑り続け、更に捕まるものが何もない。
唯一、15センチくらい上に、枯れ木を発見したけど
あれに捕まれたとしても、死んでる木で、抜けたら私もヤバイ(><)
ゆっくり少しずつ重力に逆らって怖いけど木に命をかけてみたら
どうやら根っこはしっかりしている模様。しかしいつ抜けるかわからん・・・
chuさんがロープを投げてくれると言うけど
とりあえずchuさんのロープまでは自力で到達しないといけないので
枯れ木に全体重をかけないようにしながらズルズル滑る地面をプッシュホールドしながら上昇・・・
ようやくロープをキャッチ!
決して頼ってはいけない物ばかりに頼ってのギャンブルでした。
降りてはいけない段差を降りてしまったこと、反省しております。
結局、ここを下ることはできず
尾根に登り返して下山。
勿論藪こぎまくりで、新品ヘルメットは傷だらけ、
トレッキングパンツはボロボロで再起不能→泣く泣く廃棄。
なにはともあれ、怪我がなく下山できて良かったです。
コメント
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シノさんの感想読んだら間一髪でロープが届いたような・・
あんまりむちゃされないように!
死んだり怪我したらもとも子もないですよ(^^)
にしても危険なところを偵察に行くときは、ロープ固定して見に行かんといけんですね。
ほんとお二人、怪我なく良かったです。
ホントに無事で、、、
見てみてがこんなに危険となりうるので、お互いのすり合わせは大切ですね。。。
現場を下から見てみたいが、、、
ちゃんさんの言う通りロープ繋いで見に行くべきでした、反省(>_<) chuさん、またいつか下から見に行きましょー!
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