20180317 大山七合沢(カチカチ)
- GPS
- 08:34
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 2:58
- 合計
- 8:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大山ホワイトリゾートの今シーズン営業終了のため。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日:朝雨〜雪 登山道:今シーズン最も硬い。三合目〜五合目氷化、七合目〜八合目氷化 登山道外:山頂台地氷化 六合西沢硬い雪の上にうっすら新雪 七合沢上部〜七合尾根末端凸凹でカリカリ特に七合尾根側は氷化、雪面がスプーンカット状でエッジが接地しにくい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
バラクラバ
ネックゲーター
毛帽子
ザック
行動食
飲料
水筒(保温性)
コッヘル
ライター
コンパス
笛
ヘッドランプ
携帯
時計
サングラス
カメラ
ヘルメット
スキーブーツ
スキー
クライミングスキン
ストック
ゴーグル
アイゼン
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感想
オソラはこの週末で終了、大山ホワイトリゾートは雨に勝てず予定より早まって終了。
まだまだ滑りたいので、土曜日の1日だけ再び大山へ。
木曜日から金曜日にかけて雨、その後冷え込み大山寺も小雪。
土曜日は快晴!登山するには最高の日!
この天気で山の様子はだいたい想像はつきましたが、予想以上に悪かった(スキーヤーとしては)。
三合目下から積雪が氷化してカチカチ。安全策で五合目でアイゼンを履いた(先週に続き今シーズン二度目)。スキーブーツは足の動きが制限されるのでアイゼンを履くとフラットに足を置きにくい。
登山道から見ると六合沢も七合沢もテカテカに輝いている。
四合目ですれ違った方の情報によると、六合西沢は吹き溜まりのパウダーになっているらしい(この方は先週も情報頂いたかも?)
1本めは緩み待ちを兼ねて六合西と決めた。
九合目下で正面登山道を登った登山者二人組と話をした。雪は少なくアイゼンなしで歩いたらしい。
頂上避難小屋でスキーと登山者という変わった組み合わせの二人組と話をした。彼らはここで緩み待ちをするようだ。
アイゼンで横手口沢源頭を覗きに行った。喉までしか見えないが雪は繋がっていそうだった。
いつものように避難小屋西側でラーメン休憩。
山頂滑走。
草地に阻まれて一度板を脱いだ。
キャラボクとテカテカに光っている所を避けて、石室周回路が戻ってくる先まで滑った。
板の手持ちは止めてはザックに着けて、坪足で慎重に下った。この日は落とすと一番下まで回収しに行くことになる。
六合目避難小屋脇から西側を見下ろす。
柔らかい吹き溜まりで多少立木は煩いが問題なさそうなのでドロップ。
しかし、騙された。薄い新雪の下はアイスバーンではないが硬い雪。斜度もそこそこで灌木をすり抜けてのターンは難しそう。かといって沢芯はボコボコにに見える。
30m程降りていたが少し考えた後、板を脱いで登り返しに決めた。面倒がってアイゼンは履かなかったが、ブーツの爪先が3センチ程しか入らなかった。
避難小屋で待機に決めた。
同じく緩み待ちの二人組と単独者とお話し。
向かいの稜線上で鳥取県のヘリがホバリングしているのが見えた。ユートピア避難小屋の少し上で振り子沢の源頭付近のようだ。
ワイヤーで隊員らしき人が降り、暫くすると1人吊り上げられていった。救助だろうか。
1時間半程待って、単独者は六合目したからトラバース、二人組は登っていった。
二人組の後を追うと、50m程上で滑走準備をしていた。
七合沢を覗くとスキーを担いで降りていく人が見える、何故??
後ろから追い付いた単独のスキーヤーか「おー、シートラシートラ!」彼は七合沢を滑って登り返してきたそうだが、「いやー、50m滑落してウィペットで何とか止まったよ!」
草鳴社ケルン脇のドロップポイントまで行きたかったが、無難に七合目下からドロップ。
下の小尾根の付け根まで横滑りで降りようとしたが、カリカリ斜面で谷足のエッジをが外れ慌てて山足に乗り換えると、右足で左の板を踏んでしまい左が外れ・・・。
直ぐ下が吹き溜まりだったので、何とか左を履き直すことが出来た・・・。
気を取り直してトラバースで七合沢に入ったが、ピタッと停止。
硬すぎてエッジが外れそう。ターンなんか出来るわけない!
覚悟を決めて200m横滑りで降りた(涙)
七合尾根末端の登山者が「どうぞー」と言うが無理!
七合尾根末端辺りで急に雪が緩み、さっきまでは何だったのかと思うくらい快適な斜面になった。
八合沢側に移ると開けて気持ちよかった。
最終堰堤の喉もまだ繋がっていた。
ノーワックスの板もよく回り、大堰堤まで転倒なしで滑走終了。
治山林道を下ろうかと考えていたが雪が切れていたので、坪足で大神山神社〜大山寺〜佐陀川を渡って左岸を歩いた。
地元山岳会の山小屋付近からは、名残惜しく板を履いて50mばかり滑った。
追伸1
本日の滑落者(本人からの話し。怪我なし)
七合沢 スキーヤー1名 50m、アイスバーンのため、ウィペットで停止。
八合沢 スキーヤー1名 100m、片ブーツが歩行モードになっていたため。
これらの話を聞いて、アイスバーンの滑走時にはウィペット等のピック付きストックが必須と感じた。
その他不明分
振り子沢源頭付近 鳥取県ヘリにて1名救助。登山かバックカントリーか不明
(50m滑落し左足骨折の重傷者だった。)
この日は、登山道又はその周辺を歩く登山者にとっては、日中も雪が緩まずアイゼンもよく効き絶好の登山日よりとなった。
しかし、スキーヤースノーボーダーにとっては厳しく、承知の上で突っ込むか、或いは指を咥えて待つかの残念な日だった。
追伸2
西中国山地や大山界隈で活動する某山岳集団の方に遭遇した。
くわしくは彼らのブログで(たぶん出ます(笑))
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