記録ID: 140555
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
恵那山(100名山)
2011年10月10日(月) [日帰り]
Junjapa
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,122m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
10/10
05:30起床・広河原駐車場06:00-06:20広河原登山口-07:10三合目上休憩07:20-08:157合目上休憩08:25-09:00恵那山三角点頂上09:05-09:15恵那山避難小屋-09:20恵那山最高地点09:25-09:30避難小屋(昼食)10:10-10:20恵那山三角点-11:30丸木橋11:35-12:00広河原駐車場P
05:30起床・広河原駐車場06:00-06:20広河原登山口-07:10三合目上休憩07:20-08:157合目上休憩08:25-09:00恵那山三角点頂上09:05-09:15恵那山避難小屋-09:20恵那山最高地点09:25-09:30避難小屋(昼食)10:10-10:20恵那山三角点-11:30丸木橋11:35-12:00広河原駐車場P
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
[復路]10/10 往路を戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
深田久弥は「日本百名山」のなかで島崎藤村の「夜明け前」の一節を引用して、恵那山の項をスタートしています。 「遠く美濃の平野の方へ落ちている大きな傾斜、北側に山の懐をひろげて見せているような高く深い谷、山腹にあたって俗に『鍋つる』の名称のある半円状を描いた地形、蕨平、霧が原の高原などから、裾野つづきに重なり合った幾つかの丘の層まで、遠すぎもせず、近過ぎもしない位置からこんなにおもしろく眺められる山麓はちょっと他の里にないものであった」 斜陽が山襞の一つ一つを浮き彫りにしている。 恵那の大きな躯体がより大きく悠揚迫らざるかたちでそびえ立っている。 圧倒的な重量感は目に痛いほどに迫ってくる。 藤村の心に自分の気持ちを重ねながら、秋の一日を思いました。 そうだ、恵那山に行こう! NJ氏とともに出発しました。 10/09 東名高速・吉田ICより恵那山トンネルを経て園原ICで下り広河原駐車場Pを目指しました。 園原ICを下りて最終集落を過ぎると道は舗装はしてありますが狭い林道になりました。 いつ来ても真夜中の林道を走るのは気持ちのイイものではありませんね。 しばらくの登りで、林道通行止めの表示・フェンスとその脇に広い駐車場。 全部で5台ほどが駐車していました。 さっそく、シュラフに潜り込んでNJさん持参の焼酎で一杯やって寝る。 二人とも1分で眠りにつきました(笑) 空はと見ればおぼろ月夜。☆も瞬いているのできっと明日も天気でしょう。 10/10 05:30 起床 薄明りの中で起床! 06:00 出発 そそくさと準備をして出発しました。 このPの標高が1140m。 頂上が2101mということは約1000mを登ることになります。 大丈夫かなーと思いつつ。 「熊出没注意」の看板もあり、出だしから鈴♪をつけて歩きだしました。 06:20 登山口通過 沢筋沿いの林道はいったん折り返したあと短いトンネルを越えると20分ほどで立派な登山口の標識がありました。 先行していた男女の2人組が休んでいて、この方々と抜きつ抜かれつ頂上を目指すことになります。 本谷川を渡る丸木橋はしっかりしています。 ここから登り始めますが、道は急傾斜にならないように刻まれていて、助かります。 登山口には0/10といういう表示があり、ゼロ合目という理解をしました。 上がるにつれて1合目・・2合目という具合にこれが1/10,2/10と上がって行きます。 まだ、紅葉は始まっていません。 道はよく踏まれており、また登山道の両側のササもよく刈られています。 登山道のお世話をする方々に頭が下がる思いです。 07:10 3/10標識上 休憩 快調に進みます。 空気はすがすがしく涼しいほどです。 風が強く風の音がします。 道が歩きやすい、あまり急登がないことには感謝かんしゃです。 空を見れば快晴です。 07:20 発。 08;15 7/10標識上 休憩 景色の開けるところもありますが空気が霞んでいて遠くが見えないのが残念。 それでも頂上がだんだんと近づいてくるのがわかります。 08:25発。 09:00 恵那山三角点ピーク着 平らになったなーと思ったらひょっこり頂上に着きました。 広場になっていて、ヤグラがありますが、ヤグラに登っても特に展望が開けるというわけではありません。 ヤグラといえば、むかし、南アルプスの深南部・大無間山の頂上にももっとボロイやつだったけどヤグラがありました。 ヤグラに登ると遠く南アルプスの主稜の展望が見えました。 そのヤグラもいつのまにかなくなってしまいました。 そんなことを思い出しました。 17cm角のでかい一等三角点が鎮座していますが、頭が2カ所欠けていて痛々しげです。 2組ほどの男女が休んでいました。 聞くと、この先10分ほどのところに避難小屋があるとのことでその先に三角点ピークよりも1mだけ高い最高点があるとのことで行ってみることにしました。 09:05発。 09:15 避難小屋着 いったん鞍部に下って少し登ると黒井沢コース(現在・通行止め)を合わせるところにトイレ棟がありその少し上に避難小屋がありました。 大きな避難小屋ではありませんが、中はとてもきれいです。 この通行止めの黒井沢コースは、深田久弥が登ったコースでもあります。 はやくの復活を望みたいところです。 09:20 最高点着 神明社が狭いピークを占拠していて、雲が去来する場所でした。 久弥は「頂上からの南アルプスの大観はすばらしかった」と述べています。 どこからその大観を望んだのか、興味がありますね。 一応写真を撮ってそそくさと退散。09:25発。 09:30 避難小屋着(戻る) 避難小屋の中は暖かく、ここでラーメンを食すことに。 NJさんが栄養のバランスを考えたLightカップラーメンを持ってきてくれました。 ラーメンを食べている間もひっきりなしに登山者が来ます。 さすが100名山だなと思いました。 避難小屋にある訪問者記録を見ても相当の頻度で訪れていることがわかります。 落し物らしい山の記録手帳があったので、持ち帰り持ち主を探すことにしました。 10:10発。 10:20 三角点ピーク通過。 先ほどより多い登山者たちが休んでいました。 今いちどヤグラに登ったが、やはりダメですね。展望は。 「どのくらいで下れますかね」といいつつ、だんだんとスピードは速くなってきます。 とにかくどんどん下ります。 多くの登山者たちに出会います。 家族連れ…犬を連れた人…山ガール…ソロ… 11;35 丸木橋着 とにかく下りに下り1時間15分で本谷川の沢に降り立りました。 沢で顔を洗い、沢水を飲むとすっきりしました。 11:40 発 12:00 広河原駐車場P着 駐車場に14台。その下の林道脇にも7〜8台。 さすがに人気の山でした。 そのあと温泉に入り、ごはんを食べて帰りました。 |
写真
撮影機器:
感想
・黒井沢のルートは崩落のために閉鎖されています。頂上から決して下らないようにしてください。
・クマが出るようです。夏のシーズンは特に注意が必要だと思います。鈴を忘れないように
・広河原のルートは、記録にも書いたようにとても歩きやすくできています。おしゃべりをしながら、あるいは瞑想に耽りながら、3時間ほどで頂上に導いてくれることでしょう。
・頂上は何も展望が見えません。むしろ途中のコースを振り返ると展望が開ける場所がありますので写真を期待の方は登りでときどき後ろを振り返るといいでしょう。
・帰りは昼神温泉に行けば日帰り湯があります。(500円/人)
阿智村公営日帰り温泉施設 「湯ったりーな 昼神」(0265-43-4311)
http://w1.avis.ne.jp/~turumaki/yutari.htm
・朝市(昼もやっていますが)があります。NJ氏は果物のジュースを、私は、混ぜ物なしのハチミツを買って帰りました。
・ちなみに、NHKアナウンサーだった草野光代さんは旧恵那郡(現中津川市)の出身です。恵那の里は木材を産出したりしてきた里だと新聞で語っていました。
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