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ヤマレコ

記録ID: 1407065 全員に公開 積雪期ピークハント/縦走栗駒・早池峰

中央分水嶺 須金岳 竹ノ子森ダイレクト尾根を行く

日程 2018年03月20日(火) [日帰り]
メンバー
天候快晴
アクセス
利用交通機関
車・バイク
寒湯沢(ぬるゆさわ)の林道入り口に車二台ほど駐車できるスペースがあるが、この日は杉林の伐採作業をしていたため、県道の路肩に駐車した。
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地図/標高グラフ


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歩くペース 0.8〜0.9(速い)
※ヤマプラ掲載の「山と高原地図」標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率(全コースのうち35%の区間で比較) [注意事項]
表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
6時間21分
休憩
37分
合計
6時間58分
Sスタート地点09:0509:17須金岳 上ノ台登山口09:3111:20中ノ沢森11:2212:52竹ノ子森13:1214:22須金岳14:31仮の山頂14:3215:52須金岳 上ノ台登山口16:03ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/
危険箇所等
🐻登りに使用したタケノコダイレクト尾根〜タケノコ森〜須金岳(仮の山頂)に至る登山道は無く、無雪期藪漕ぎを別にすれば、積雪期限定ルートである。

🐻今時期の寒湯沢はそれなりの水量があり、濡れずに対岸へ渡るのは中々難しいと思う。登りは初めの堰堤を越えた辺りから飛び石を利用して渡渉した。下りは登山口のすぐ手前辺りが渡渉ポイントとなる。沢石は滑り易いので、ストックやピッケルを利用してなるべく体重を分散させて突破されたい。

🐻中ノ沢森までの尾根は細長い形をしているので、迷うことはないだろう。尾根上にはうっすらと踏み跡が確認できる。細尾根にもかかわらず倒木が多いが、回避は可能。須金岳〜タケノコ森の稜線が美しく目を引く。中ノ沢森までなら、ちょっとした里山歩きの様相。

🐻中ノ沢森まで登ると、栗駒が顔を出す。稼いだ標高をすぐに吐き出すように鞍部へ降りる。タケノコダイレクト尾根は等高線の混み具合からわかるように結構な傾斜だ。タケノコ森直下は膝が斜面に着くくらいの傾斜ポイントが数十メートルに渡る。僕は一度不意を突かれたように踏み抜いて態勢を崩して、そのまま滑落しそうになったので、ピッケルは必須である。足元装備はアイゼンを使用した。

🐻タケノコ森から須金にかけての稜線上は素晴らしい眺望が広がる。特筆すべきは須金岳へ続く分水嶺の稜線と、荒々しい虎毛山の東斜面の姿。この二つが並んだ姿は、かなりレアな構図ではないだろうか。稜線上は所々藪が出ており、やや歩きにくい。鞍部を過ぎて傾斜がきつくなると、ブロック状の雪塊と藪が交互に現れる。須金岳山頂に近づくとだんだん傾斜が緩くなって白亜の世界が広がる。

🐻須金岳から下った尾根は夏道がついている。特筆するような危険個所はないが、一点だけ。Co980付近の尾根が二股に分かれるポイントは迷いやすいと思うので注意してほしい。左手に小ピーク850を見つけて進むとよい。

【関連記録】
山猫森 竹ノ子森ダイレクト尾根を行く
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-428347.html

山猫森北東1017峰 幻の分水嶺を行く
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-619897.html

虎毛山 中央分水嶺をゆく
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-185278.html
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図 [pdf]

写真

寒湯沢林道入り口から歩き出す。
正面にタケノコ見えるね。
2018年03月20日 09:09撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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寒湯沢林道入り口から歩き出す。
正面にタケノコ見えるね。
1
杉の伐採作業中。
2018年03月20日 09:14撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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杉の伐採作業中。
尾根には踏み跡がある。
2018年03月20日 09:48撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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尾根には踏み跡がある。
1
何か住んでいそうな樹洞と中ノ沢森、奥にタケノコ。
2018年03月20日 10:04撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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何か住んでいそうな樹洞と中ノ沢森、奥にタケノコ。
4
マンサクの花
2018年03月20日 10:06撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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マンサクの花
5
倒木が多い道
2018年03月20日 10:08撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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倒木が多い道
1
須金岳山頂部と下りの尾根を眺める。
2018年03月20日 10:12撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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須金岳山頂部と下りの尾根を眺める。
8
雪の上を行く。
2018年03月20日 10:52撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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雪の上を行く。
雪が途切れたら稜線上へ。
2018年03月20日 11:01撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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雪が途切れたら稜線上へ。
1
中ノ沢森まであと少し。
2018年03月20日 11:10撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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中ノ沢森まであと少し。
1
これから歩くコースの全貌が見えてきた。
2018年03月20日 11:11撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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これから歩くコースの全貌が見えてきた。
1
中ノ沢森山頂から見える栗駒山。
2018年03月20日 11:25撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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中ノ沢森山頂から見える栗駒山。
6
正面に竹ノ子森が迫る。
2018年03月20日 11:25撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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正面に竹ノ子森が迫る。
4
鞍部めがけて下る。
2018年03月20日 11:38撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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鞍部めがけて下る。
3
登り返し。
2018年03月20日 11:41撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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登り返し。
2
左側の斜面は雪崩ている。
2018年03月20日 11:54撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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左側の斜面は雪崩ている。
3
もこもこした段差が厄介。
2018年03月20日 12:24撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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もこもこした段差が厄介。
あそこの斜面が最難関。
2018年03月20日 12:26撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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あそこの斜面が最難関。
1
振り向くと鬼首の風景が一望できる。
2018年03月20日 12:42撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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振り向くと鬼首の風景が一望できる。
5
こちらは栗駒から焼石方面。
2018年03月20日 12:55撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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こちらは栗駒から焼石方面。
3
僕の好きなタケノコの山頂。
2018年03月20日 12:56撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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僕の好きなタケノコの山頂。
9
待ち望んでいた風景。
2018年03月20日 12:57撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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待ち望んでいた風景。
15
高松岳から吹突岳方面
2018年03月20日 12:58撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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高松岳から吹突岳方面
2
山猫森へ続く分水嶺。彼方に栗駒。
2018年03月20日 12:59撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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山猫森へ続く分水嶺。彼方に栗駒。
7
GWには栗駒までつなげるかな。
2018年03月20日 12:59撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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GWには栗駒までつなげるかな。
2
それではあの本当の山頂まで参りますか。
2018年03月20日 13:00撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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それではあの本当の山頂まで参りますか。
6
もう一つ楽しみにしてた鳥海山は雲隠れ。
2018年03月20日 13:05撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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もう一つ楽しみにしてた鳥海山は雲隠れ。
1
ワイルドトレッキングの始まり。
2018年03月20日 13:25撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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ワイルドトレッキングの始まり。
6
中々の道が続く。
2018年03月20日 13:28撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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中々の道が続く。
2
鞍部からタケノコを振り返る。
2018年03月20日 13:32撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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鞍部からタケノコを振り返る。
中央分水嶺。わくわくする道。
2018年03月20日 13:36撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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中央分水嶺。わくわくする道。
4
これがほんとの須金岳の姿か。
2018年03月20日 13:39撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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これがほんとの須金岳の姿か。
3
タケノコを振り返る。
2018年03月20日 13:43撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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タケノコを振り返る。
藪と雪塊の階段を行く。
2018年03月20日 13:44撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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藪と雪塊の階段を行く。
2
またまたタケノコを振り返る。
2018年03月20日 13:55撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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またまたタケノコを振り返る。
1
雲に手が届きそうだ。
2018年03月20日 13:57撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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雲に手が届きそうだ。
6
登り切った?
2018年03月20日 14:01撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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登り切った?
2
太陽の祝福
2018年03月20日 14:08撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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太陽の祝福
7
素晴らしき中央分水嶺の世界。
2018年03月20日 14:10撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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素晴らしき中央分水嶺の世界。
8
虎毛ドーム。
2018年03月20日 14:15撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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虎毛ドーム。
12
白亜の世界を空中散歩。
2018年03月20日 14:15撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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白亜の世界を空中散歩。
7
振り返る。
栗駒行きたいね。
2018年03月20日 14:17撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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振り返る。
栗駒行きたいね。
3
あの辺が須金岳本当の山頂かも。
2018年03月20日 14:20撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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あの辺が須金岳本当の山頂かも。
6
虎毛まで近そうに見えちゃう錯覚がやばいのよね。
2018年03月20日 14:20撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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虎毛まで近そうに見えちゃう錯覚がやばいのよね。
虎毛山塊渓谷美
2018年03月20日 14:20撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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虎毛山塊渓谷美
8
素晴らしい日の登頂に感謝。
2018年03月20日 14:22撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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素晴らしい日の登頂に感謝。
9
名残惜しいが、帰りますかね。
2018年03月20日 14:27撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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名残惜しいが、帰りますかね。
2
神室の稜線も少しだけ見えるね。
2018年03月20日 14:29撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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神室の稜線も少しだけ見えるね。
6
虎毛もそのうち行きたくなってきたな。
2018年03月20日 14:32撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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虎毛もそのうち行きたくなってきたな。
1
あそこから大鏑も何とかしないとね。
2018年03月20日 14:32撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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あそこから大鏑も何とかしないとね。
3
帰りの尾根はひたすら下っていく。
2018年03月20日 14:39撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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帰りの尾根はひたすら下っていく。
1
Co980付近にて。写真右に進みそうになるが、左の尾根が正解だからね。
2018年03月20日 14:48撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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Co980付近にて。写真右に進みそうになるが、左の尾根が正解だからね。
3
稜線を振り返る。
2018年03月20日 15:25撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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稜線を振り返る。
1
登山口に降り立った。
2018年03月20日 15:44撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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登山口に降り立った。
最後に渡渉して、おしまい。
2018年03月20日 15:51撮影 by NIKON D300, NIKON CORPORATION
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最後に渡渉して、おしまい。
4
撮影機材:

感想/記録
by toole

須金岳は本当の山頂までの登山道が無く、分水嶺上に仮の山頂を置く山だ。禿岳、栗駒、虎毛山、神室山などメイジャーな山々に囲まれているからだろうか、須金の登山道はいつもひっそりとしていて、ひたすら森の中を歩く印象が強い。そんな寂峰なのだが、静かな山歩きを堪能できる喜びに満ちている。この山域は僕のお気に入りだ。

今回の山行は4年前に山猫森に到達した分水嶺歩きの続きでもあるし、6年前に寒湯沢から虎毛山に至った続きでもある。

竹ノ子森ダイレクト尾根はその行程に山登り技術の要素がぎゅっと凝縮されている魅惑的なルートだ。里山から始まって、急坂下降、踏み抜きトラップの急登、登り詰めるともう何も遮るものがない。抜群に美しい眺望広がる竹ノ子森の山頂に到達する。運が良ければ竹ノ子森山頂から鳥海山が見えるのだが、僕はこの風景見たさにいつかまた竹ノ子森を訪れることがあるような気がする。

竹ノ子森から鞍部に至り、須金岳へ続く稜線はワイルドトレッキングといった趣き。クラストした固い雪にアイゼンの刃が気持ちよく刺さる。標高を稼いでいくと、いつの間にかまっ平らな白亜の世界に迷い込んでしまったような気持ちになった。これが須金岳の本当の山頂。

もし今回の周回ルートに夏道を通したら、もう少し魅力的になる気がするのは僕だけだろうか。せっかく夏道をつくっても藪がひどくて眺望なんて期待できないんじゃない?という声も聞こえてきそうだ。

美景が広がるこの山域も決して多くの人の目に触れることは無いだろう。少し勿体なさを感じる半面、秘境は秘境らしくひっそりと在り続ければいい。時折鈍い光が差し込むくらいがちょうど良いのかもしれない。


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この記録へのコメント

登録日: 2011/7/18
投稿数: 935
2018/3/21 19:33
 tooleさんの庭
24番の写真なんか見ると、tooleさんがこの山域をお気に入りなのもわかるような気がしますね
でも実際に登るとなると、竹ノ子森ダイレクト尾根の急斜面はもちろん、須金岳への崩壊しつつある雪庇と藪のミックス・・ここに鈍い光を差し込むのは、tooleさんと
mountrexさんぐらいでは・・

夏道作るんなら、須金から虎毛東壁と万滝が見れるポイントが欲しいところかなあ

ところで下山時のポイントですが、こういう傾斜に変化がない広い尾根は難しいですね。右の尾根の方が大きく見えたら引っ張られそうです。
登録日: 2011/5/31
投稿数: 1428
2018/3/22 14:35
 kamadamさん☆
須金と虎毛をとらえたNo.24の写真は竹ノ子森の山頂でしか見られない構図なんですよね。竹ノ子森も地味な山ですが、中ノ沢森からNo.16のようなベストショットが見られます。このような地味な山をいくら宣伝しても人気化することは無いでしょうから、鈍い光がほんの少しでもあたってくれれば良いのかなという感じです
mountrexさんは三角点ハンタ―藪漕ぎのスペシャリストなので、この山域のまた違った風景をご存知なのだと思います。

虎毛山も宮城側から登山道があったほうが面白いと思うのですが、山頂が秋田の山だから難しいのでしょうね、きっと。

仰る通りで広尾根の下りは難しいですね。右手の斜面の方が緩くて思わず進みそうになりました。地形図でこの先小さなピークを通過するということを覚えてないと、加えて視界が良好でないと、遭難につながることもありそうです。

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