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Yamareco

記録ID: 1409014
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

乗鞍岳(Mt.乗鞍リフト利用)

2018年03月24日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:16
距離
12.1km
登り
1,074m
下り
1,487m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:36
休憩
0:40
合計
8:16
10:26
10:27
56
11:23
11:36
119
13:35
13:36
9
13:45
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6
13:51
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11
14:02
14:22
10
14:32
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3
14:35
14:36
6
14:42
14:43
46
15:29
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34
16:06
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40
17:35
17:35
2
17:37
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
Mt.乗鞍スノーリゾートの複数点在する無料駐車場を利用します。
通常はリフト終点まで1回券3枚が必要ですが、中腹のやまぼうし駐車場に停める場合、初めに少し自力でゲレンデを登れば1回券2枚で済みます。
リフトの始発は休日も8時45分で、ロングコースの割にはやや遅めのスタートです。
帰りはリフトが使えないので、ゲレンデを歩いて下ります。
コース状況/
危険箇所等
気象条件が終日良好という条件付きですが、技術的に特に難しい場所はありません。
一方、標高差は登りが約1000m、下りが約1500mあり、上部では酸素も薄くなりますので、バックカントリー装備なしの場合、日帰りだと体力的にはかなりハードな部類に入ると思います。
アイゼン、ピッケルは必携ですが、降雪後は意外と足が沈む場所が多いので、登りの前半はスノーシューが有効です。
朝日岳への登り以降は傾斜がきつくなるので、肩の小屋の辺りか、その手前のトイレ小屋でアイゼンに履き替えて、スノーシューをデポするのが得策です。
稜線上はかなりの強風帯なので、十分な防寒対策が必要です。

登山口に登山ポストは見当たりませんでしたが、リフト係員に預けることも可能なようでした。
トイレはゲレンデ下以外にはなく、途中のトイレ小屋は2棟とも冬季使用不可です。
携帯電話(au)は全域で通じます。
その他周辺情報 乗鞍高原には泉質良好の日帰り入浴施設が多数あります。
ゲレンデ底部から仰ぎ見る快晴の乗鞍岳です。
2018年03月24日 08:46撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 8:46
ゲレンデ底部から仰ぎ見る快晴の乗鞍岳です。
かもしかリフト終点からスノーシュー着用でスタートします。大勢の人達が身支度を整えて山頂へと向かっていきました。
2018年03月24日 09:21撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 9:21
かもしかリフト終点からスノーシュー着用でスタートします。大勢の人達が身支度を整えて山頂へと向かっていきました。
緩急の顕著な坂を登っていくと、目指す乗鞍岳が見えるようになってきてテンションが上がります。
2018年03月24日 10:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
3/24 10:06
緩急の顕著な坂を登っていくと、目指す乗鞍岳が見えるようになってきてテンションが上がります。
右手には穂高連峰も望めるようになってきました。
2018年03月24日 10:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 10:13
右手には穂高連峰も望めるようになってきました。
樹林帯を抜けた先にある位ヶ原山荘の案内図です。コース中唯一の案内標識となります。
2018年03月24日 10:28撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 10:28
樹林帯を抜けた先にある位ヶ原山荘の案内図です。コース中唯一の案内標識となります。
乗鞍岳の見える角度がどんどん変わっていきますが、案内標識の上の小高い地点辺りから望む山容が尾根と谷筋がくっきりでいい感じです。
2018年03月24日 10:47撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 10:47
乗鞍岳の見える角度がどんどん変わっていきますが、案内標識の上の小高い地点辺りから望む山容が尾根と谷筋がくっきりでいい感じです。
槍穂連峰もどんどん新顔が登場です。
2018年03月24日 10:48撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 10:48
槍穂連峰もどんどん新顔が登場です。
大平原の先のまだ遠い乗鞍岳を目指して進みます。
2018年03月24日 10:54撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 10:54
大平原の先のまだ遠い乗鞍岳を目指して進みます。
バックカントリー組には大変おいしそうなバーンに見えますが、雪崩には要注意ですね。
2018年03月24日 11:14撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 11:14
バックカントリー組には大変おいしそうなバーンに見えますが、雪崩には要注意ですね。
よい目標物となるトイレ(冬季使用不可)が見えてきました。奥の摩利支天岳も格好いいです。
2018年03月24日 11:14撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 11:14
よい目標物となるトイレ(冬季使用不可)が見えてきました。奥の摩利支天岳も格好いいです。
肩の小屋と気象観測所が見え始めましたが、肩の小屋には立ち寄らずに朝日岳への登りにかかりました。
2018年03月24日 12:02撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 12:02
肩の小屋と気象観測所が見え始めましたが、肩の小屋には立ち寄らずに朝日岳への登りにかかりました。
乗鞍岳上空にかかるハロ(日暈)の下弦の虹がくっきりです。
2018年03月24日 12:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 12:13
乗鞍岳上空にかかるハロ(日暈)の下弦の虹がくっきりです。
稜線は強風帯のため随所で小ぶりなシュカブラを見ることができます。
2018年03月24日 12:18撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 12:18
稜線は強風帯のため随所で小ぶりなシュカブラを見ることができます。
朝日岳へは今日一番の急登です。肩の小屋から稜線を進むグループと、左側をトラバース気味に進むグループに分かれていました。滑落を恐れて朝日岳に直登しましたが、帰りにトラバース道を通ってみたら普通に進めたので、トレースに沿ってトラバースするのが省エネです。
2018年03月24日 12:23撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 12:23
朝日岳へは今日一番の急登です。肩の小屋から稜線を進むグループと、左側をトラバース気味に進むグループに分かれていました。滑落を恐れて朝日岳に直登しましたが、帰りにトラバース道を通ってみたら普通に進めたので、トレースに沿ってトラバースするのが省エネです。
傾斜がきつくなってきた辺りにスノーシューとストックをデポし、1年ぶりのアイゼンとピッケルに換装して登ります。稜線上の雪の状態は意外に緩めで、登りは足が結構ズボズボ沈んで苦労しました。トラバース道を目指す人達が多数見えます。
2018年03月24日 12:58撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 12:58
傾斜がきつくなってきた辺りにスノーシューとストックをデポし、1年ぶりのアイゼンとピッケルに換装して登ります。稜線上の雪の状態は意外に緩めで、登りは足が結構ズボズボ沈んで苦労しました。トラバース道を目指す人達が多数見えます。
空気が薄くて重装備なせいか、途中から足が止まってペースがガクンと落ちましたが、何とか朝日岳のピークに立てました。目指す剣ヶ峰まであともう少しです。
2018年03月24日 13:32撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 13:32
空気が薄くて重装備なせいか、途中から足が止まってペースがガクンと落ちましたが、何とか朝日岳のピークに立てました。目指す剣ヶ峰まであともう少しです。
ここまで来て初めて御嶽山が見えました。
2018年03月24日 13:32撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 13:32
ここまで来て初めて御嶽山が見えました。
西には白山が存在感を放っています。
2018年03月24日 13:33撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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西には白山が存在感を放っています。
小屋の奥に北アルプスがずらりと並んで壮観です。
2018年03月24日 13:34撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 13:34
小屋の奥に北アルプスがずらりと並んで壮観です。
鞍部から朝日岳を振り返ります。剣ヶ峰には神社が建っているので、一地点から全方位丸見えのピークはルート上で朝日岳だけでした。
2018年03月24日 13:46撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 13:46
鞍部から朝日岳を振り返ります。剣ヶ峰には神社が建っているので、一地点から全方位丸見えのピークはルート上で朝日岳だけでした。
いよいよ最後の登りにかかります。山頂にはたくさんの人影が見えます。
2018年03月24日 13:46撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 13:46
いよいよ最後の登りにかかります。山頂にはたくさんの人影が見えます。
4時間40分かかってついに憧れの乗鞍岳の山頂に立ちました。
2018年03月24日 14:01撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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4時間40分かかってついに憧れの乗鞍岳の山頂に立ちました。
雲が多めですが、八ヶ岳と南アルプス方面の眺めです。
2018年03月24日 14:02撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:02
雲が多めですが、八ヶ岳と南アルプス方面の眺めです。
南アルプスと中央アルプス方面の眺めです。
2018年03月24日 14:02撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:02
南アルプスと中央アルプス方面の眺めです。
御嶽山が真正面にどかーんと望めます。
2018年03月24日 14:02撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:02
御嶽山が真正面にどかーんと望めます。
釜の向こうに白山が浮かんでいます。
2018年03月24日 14:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:03
釜の向こうに白山が浮かんでいます。
今日一番のご褒美の北アルプスの全景です。
2018年03月24日 14:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:03
今日一番のご褒美の北アルプスの全景です。
山頂神社がすっかり凍りついています。
2018年03月24日 14:04撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 14:04
山頂神社がすっかり凍りついています。
南アルプスをアップで。全山確認できないのが惜しいです。
2018年03月24日 14:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:07
南アルプスをアップで。全山確認できないのが惜しいです。
中央アルプスをアップで。こちらは夕刻に雲が取れてきました。
2018年03月24日 14:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:07
中央アルプスをアップで。こちらは夕刻に雲が取れてきました。
巨大な御嶽山をアップで。盛んに噴煙を上げて西風に流されています。
2018年03月24日 14:08撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:08
巨大な御嶽山をアップで。盛んに噴煙を上げて西風に流されています。
雪深い白山をアップで。今年の長野の山は雪が少なめとも聞きますが、北陸の白山はどっさり大雪でしょうか。
2018年03月24日 14:09撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:09
雪深い白山をアップで。今年の長野の山は雪が少なめとも聞きますが、北陸の白山はどっさり大雪でしょうか。
北アルプスの主稜線を切り取ってみました。
2018年03月24日 14:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:10
北アルプスの主稜線を切り取ってみました。
槍穂連峰と前衛群をアップで。とても神々しい眺めです。
2018年03月24日 14:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:11
槍穂連峰と前衛群をアップで。とても神々しい眺めです。
ぼんやり見える八ヶ岳です。
2018年03月24日 14:15撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:15
ぼんやり見える八ヶ岳です。
見えるだけの北アルプスをほぼ全部収めています。
2018年03月24日 14:17撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 14:17
見えるだけの北アルプスをほぼ全部収めています。
バックカントリー装備がないと下りも大変そうなので、もったいないですが、あまり山頂には長居せずに早々に下山します。
2018年03月24日 14:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 14:37
バックカントリー装備がないと下りも大変そうなので、もったいないですが、あまり山頂には長居せずに早々に下山します。
下山途中に中央アルプスがクリアに望めるようになりました。
2018年03月24日 15:53撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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3/24 15:53
下山途中に中央アルプスがクリアに望めるようになりました。
ゲレンデ途中から振り返る乗鞍岳です。最後のゲレンデの下りが長くて大変でした。
2018年03月24日 17:08撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
3/24 17:08
ゲレンデ途中から振り返る乗鞍岳です。最後のゲレンデの下りが長くて大変でした。

感想

先週末は日曜が鉄板快晴予報でしたが、気温が上がりすぎて霞むのが必至な状況でしたので、土曜に憧れの冬季3000m峰初アタックを敢行しました。
乗鞍岳は天気に恵まれれば、技術的には楽な部類に入るものの、体力的には日帰りでは相当ハードで、自分の中では去年の大佐飛山以上にきつい山のような感覚を覚えました。
昼過ぎから多少雲が湧いてきてはいたものの、苦労して登頂した山頂から眺める北アルプスの壮大な稜線の連なりはまさしく圧巻の一言で、今季一番の会心の雪山登山になったと思います。

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