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Yamareco

記録ID: 140953
全員に公開
ハイキング
尾瀬・奥利根

紅葉の尾瀬・至仏山(鳩待峠IN/OUT)

2011年10月09日(日) 〜 2011年10月10日(月)
情報量の目安: S
都道府県 福島県 群馬県
 - 拍手
mizuho その他3人
GPS
32:00
距離
22.6km
登り
1,245m
下り
1,226m

コースタイム

9日:6:45鳩待峠-8:50富士見小屋-10:50〜11:30竜宮十字路-13:30尾瀬ロッジ(山の鼻)
10日:6:45尾瀬ロッジ(山の鼻)-9:00〜9:30至仏山頂-10:30小至仏山-12:00鳩待峠
天候 9日: 晴れ
10日: 早朝曇り のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
ビッグホリデーのツアー(往復バスのみ)を利用しました。
行き:8日の新宿発の夜行
帰り:10日の14:10発
コース状況/
危険箇所等
【道の状況】
 ・鳩待峠〜富士見峠:
    緩やかな登りです。危険箇所なし。
 ・富士見峠〜竜宮十字路:
    富士見小屋よりだいぶ手前に竜宮への分岐があります(「→尾瀬ヶ原へ」の道標あり)。途中から少し急な下り。
 ・竜宮十字路〜山の鼻:
    湿原の中の木道歩き(平坦)。
 ・山の鼻〜至仏山頂:
    登り専用(下りでの使用不可)。
    蛇紋岩のゴロゴロした道を歩きますが、蛇紋岩は乾いていても滑りやすいので注意。
    晴れていても水が流れていたりして濡れている箇所あり。
    掴まらなくても大丈夫なくらいのクサリが2箇所。高度感・危険はなし。
    途中から階段が続きます。少々うんざり・・・。
 ・至仏山頂〜鳩待峠:
    山頂付近は岩ゴロですが、危険はなし。
    途中、土のかなり掘れている箇所あり。ぬかるんで滑りやすいところも。

【トイレ】
  鳩待峠、富士見峠(富士見小屋)、竜宮十字路(竜宮小屋)、山の鼻(各小屋)にあり。
  ほぼ全てのところでトイレチップ(\100程度)要です。

【温泉】
  帰りに、鳩待山荘の日帰り入浴を利用。
  お昼頃〜14:00まで。\500。石鹸・シャンプー等不可。
  狭いので、4人位でいっぱいに。シャワーもないので、ざっと桶でお湯をかけ、湯船に浸かる程度。
  足拭きマットがなかったのはなぜだろう?? 

【飲食店情報】
  鳩待峠の花豆ソフトが食べたかったのに、目の前で売り切れに!!
鳩待峠到着。寒かった・・。
鳩待峠到着。寒かった・・。
出発です。
ナナカマドが色づいてます。
ナナカマドが色づいてます。
金色の野!
我々の影が映って。
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我々の影が映って。
どこまでも続く道。
どこまでも続く道。
燧が見えてきました。
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燧が見えてきました。
山肌は色とりどりに色づいてました。
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山肌は色とりどりに色づいてました。
きれいでため息が出てしまう。
きれいでため息が出てしまう。
逆さ燧も撮れましたが、こっちの方が全体的にきれいだったので。
逆さ燧も撮れましたが、こっちの方が全体的にきれいだったので。
竜宮小屋に到着。本当はこの少し手前の分岐を曲がらないといけなかったのだけど。
竜宮小屋に到着。本当はこの少し手前の分岐を曲がらないといけなかったのだけど。
大きなブナの木。
大きなブナの木。
沢が見えてきました。
沢が見えてきました。
こんな穏やかな秋の山が好きです。
こんな穏やかな秋の山が好きです。
グラデーションに色づいて。
グラデーションに色づいて。
どこまでも伸びている。
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どこまでも伸びている。
尾瀬ヶ原に向かって歩いていきます。
尾瀬ヶ原に向かって歩いていきます。
こちらも金色の野。草紅葉です。広いな〜。
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こちらも金色の野。草紅葉です。広いな〜。
ここは交差点。竜宮十字路。
ここは交差点。竜宮十字路。
竜宮小屋です。賑わってます。
竜宮小屋です。賑わってます。
広いな〜。幸せだな〜。
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広いな〜。幸せだな〜。
池糖に空が映ってます。
池糖に空が映ってます。
尾瀬ロッジに到着。もう寒くなってきたので、今回は小屋にお世話になります。
尾瀬ロッジに到着。もう寒くなってきたので、今回は小屋にお世話になります。
中はこんな感じ。
中はこんな感じ。
びっくりさせてごめんなさい。
ビジターセンターにあったはく製です。
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びっくりさせてごめんなさい。
ビジターセンターにあったはく製です。
夕ご飯。豪勢です。
夕ご飯。豪勢です。
2日目。至仏に向かって出発。
2日目。至仏に向かって出発。
早速紅葉のトンネル。
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早速紅葉のトンネル。
山頂が見えてきた!
山頂が見えてきた!
振り返ると、朝靄に煙る燧が。
振り返ると、朝靄に煙る燧が。
きれいすぎて感動し過ぎ。
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きれいすぎて感動し過ぎ。
尾瀬の全容をコンパクトに見ているような。
これで冒険映画を作りたい。
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尾瀬の全容をコンパクトに見ているような。
これで冒険映画を作りたい。
天に続く階段のようですね。
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天に続く階段のようですね。
こんな景色、こんな色を見ることができるなんて!
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こんな景色、こんな色を見ることができるなんて!
山頂までは空中散歩♪
山頂までは空中散歩♪
空が青い!!
山頂に到着です!コースタイム45分縮めました〜。
山頂に到着です!コースタイム45分縮めました〜。
仙丈ケ岳の山頂を思い出します。
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仙丈ケ岳の山頂を思い出します。
こんな岩の山だったのですね。
こんな岩の山だったのですね。
小至仏に向かって。気持ちのいい稜線歩き!
小至仏に向かって。気持ちのいい稜線歩き!
何気に岩ゴロなのですよ。
何気に岩ゴロなのですよ。
振り返って。
小至仏山頂到着。
小至仏山頂到着。
ここから笹原が始まります。
ここから笹原が始まります。
メルヘンの森。
また尾瀬らしくなった。
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また尾瀬らしくなった。
色とりどりの森を上から見下ろして。
色とりどりの森を上から見下ろして。
きれいな葉っぱたち。下山するのが名残惜しい。
きれいな葉っぱたち。下山するのが名残惜しい。
鳩待峠に下りてきました。
鳩待峠に下りてきました。

感想

前回、日の出山に一緒に行った女子メンバー4人で、尾瀬に行ってまいりました。

尾瀬は、過去に2回散策程度で訪れたことがあるのですが、いずれも天気がイマイチだったせいか、山に登らなかったせいか、みんなが「すごくいい!」というのがあまり理解できない場所でもありました。

が! 今回、その素晴らしさを身をもって知ることになったのでした!


<10/9(日)>
 夜行バスにて、鳩待峠にAM5:00頃到着。(バスは一度、尾瀬戸倉でマイクロバスに乗り換えます)
 まだ日の出前で暗く、えらく寒いです。気温は5度。
 鳩待峠休憩所の食堂は満員で座ることができず、上着を着こんで外のベンチで朝ごはん(頼んでおいた「まいたけおにぎり弁当」!)と準備。
 ぶるぶる震えていると、KNさんが「はい、はい」と全員に甘酒を手渡してくれました。
 この甘酒が、冷えた体に染み渡っておいしかったこと!

 さて、日が昇って暖かくなってきた頃、出発。この日は、緩やか〜な登り坂をゆるゆると歩きます。
 薄い黄緑から黄色に色づき始めた木の葉が、きらきらと陽に映えてとてもきれいです。
 ああ〜、やっぱり山は天気だな。晴れた日に来るとこんなにきれい・・・。
 間もなく、湿原に出ました。草紅葉で、そこは一面金色の野。降り立っちゃいました! 青い衣(水色のジャケット)で。
 空の色を映した池糖、遠くに見える山の手編みのセーターのように色づいた斜面。
 感動が向こうの方からぶわーーっと押し寄せてくる感じでした。
 はぁ〜〜、幸せ。
 山の中に入れば、グラデーションに色づいた木々に囲まれ、スポッと抜ければ下に草紅葉の湿原や遠くの山々が見渡せ、湿原に下りれば金色の野、というのを繰り返して、感動しっぱなしです。
 ああ、これが尾瀬なのか・・・。

 そのうち山からは下りて、竜宮十字路に出ました。
 ここは、まさに交差点! たくさんの人たちがあちらこちらと思い思いの方向に歩いていき、あるいはベンチで休み、連休の賑わいを実感しました。
 そこから、この日泊まる尾瀬ロッジまでは、平坦な湿原の中の木道を歩きます。
 広い広い湿原の中に、ポツン・ポツンとあるやせた木が、私にはサバンナを思い起こさせました。
 キリンが走っていたら似合うなぁ〜。
 空気も乾いて、季節はもうすっかり秋です。この空気、大好きです。この横から差す陽の光も大好きです。
 でも、平坦なので段々眠くなってきます。
 どうやら私だけでなく、夜行バスで寝不足だった全員が眠くなっていたようで、みんなで眠い眠いとぼやきながら歩き、倒れる寸前に尾瀬ロッジに到着。
 今回はなんと個室! 6畳ほどの部屋を4人で悠々使わせていただきました。
 到着後、「あなたのザック見せてください」大会が始まり、なぜ荷物が大きくなるのか?重くなるのか?等々を検証。
 それぞれの人柄(もしものときグッズが多い)、好み(毎朝牛乳を飲みたい)などに応じて荷物が大きくなっていることが判明。
 いい加減な私の荷物は、テン泊のときと同様、小さく軽かった・・・。
 その後、ビジターセンターを少し見てから、毛布に包まってしばしお昼寝。のち、お風呂。
 なんと尾瀬ロッジにはお風呂があるのです!
 石鹸類の使用は不可ですが、シャワーの出も良く、暖かいお湯に浸かれるのはとってもありがたいです。
 夕ご飯も、魚あり・肉あり・生野菜ありで、とても豪華でした。もちろんご飯はおかわりを。
 夜は、Nさんがワイン用プラティに1本分の赤ワインを持ってきてくれたので、行動食兼おつまみを出し合って、消灯時間まで宴会しました。
 お布団もふかふか・・・。山では珍しくよく眠れました。

<10/10(月・祝)>
 朝5時に起きて仕度をし、日の出を見に行ったものの(燧ケ岳方面から上がります)、朝のうちは曇り空で見られず。。
 6時の朝食の後、仕度をして、この日は至仏山に登ります。
 朝靄に煙る幻想的な尾瀬ヶ原を抜けて、登山口に取り付きます。
 最初のうちは少し急な登山道ですが、紅葉のトンネルに励まされて上っていくと、道は次第に岩ゴロになってきます。
 ビジターセンターに、「蛇紋岩は滑りやすい」と散々書かれていたので、「蛇紋岩、蛇紋岩」と口々に合言葉のように声を掛け合いながら(?)、注意して歩きました。
 本当にこの蛇紋岩、見事に滑ります。多く人が踏んだ後でもあり、ピカピカに磨かれていて余計に滑る箇所もあり、注意が必要です。
 振り返ると、尾瀬ヶ原が下に見えてきました。そして目の前に聳えるのは燧ケ岳!
 まるで一枚の絵のように美しい光景でした。疲れも一瞬吹き飛びます。
 コンパクトになった尾瀬全体を見下ろしているような、そんな気分。
 道は、段々岩が大きくなり、2箇所だけクサリも出てきたのでストックはしまいました。
 そうしてしばらく岩の道を行くと、今度は木の階段が続きます。これは本当にうんざりしますが、いつの間にか森林限界を超えてすっかり眺望の開けた至仏山は、岩と階段で、まるで「ビッグサンダーマウンテン」のようでした(階段が線路に見える)! どこかにうさぎどんがいるどー!
 見上げると真っ青な空。見下ろせば尾瀬ヶ原と燧の絶景。色づいた山々。遠くの山脈。どちらを向いても素晴らしい景色たちに取り囲まれていました。
 北アルプスの険しい岩山も好きですが、こんな風に適度に木々のある山はもっと好きです。
 階段の斜度も緩くなり、山頂まで絶景を楽しみながら清清しい気持ちで歩きます。
 最後にひどく斜度がきつくなることもなく、唐突に山頂に到着。
 あまり広くないですが、座って行動食を食べたりお茶を飲んだり、ゆっくりしました。
 その後、小至仏山へ。ここからの道も絶景で素晴らしいです。至仏山がこんなに岩の多い山だとは知りませんでした。
 といっても、岩だけではなく緑の中に岩がある感じなので、コントラストが引き立って美しいのです。
 小至仏山から下っていくと、紅葉の山とは一転、笹の緑とまだ色づいていない唐松の、おとぎ話に出てくるような森が現れました。メルヘンチックな場所で、ここにも絶対に妖精がいたと思われます。
 その先は、土の道。(その前は階段と木道でした) 雨のせいか朝の霜のせいか、ぬかるんでいたり、ひどく地面の掘れているところもありました。
 パンツの裾を汚しながら、鳩待峠に到着。無事戻ってまいりました。

 バスの時間まで余裕があったので、鳩待山荘のお風呂へ。
 石鹸類使用できず、また、狭いので、さっと汗を流す程度です。
 お昼を食べて、バスにて帰宅。もちろんバスでも乾杯しました。

 涸沢、日の出山に引き続き同じ仲間と歩け、とても楽しく充実した山行でした。
 私の中では、ガッチリロックオンです。
 また一緒に行きましょ〜♪

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コメント

最高のコース
mizuhoさん  こんにちは

いや〜良いなぁ
何を隠そう(別に隠す事ではありませんが…)
一昨年、山にハマったのは、ま・さ・に・このコース
を歩いたからでした!
このコースを歩いていなければ、きっと山登りは
していないです。と言うくらい思い入れの強い場所です!


尾瀬で一番好きなのは実はアヤメ平とその周辺です
泊まったのは山の鼻小屋でしたが同じくお風呂に入れてビックリしました 笑

草紅葉、やはりナウシカの気分ですね 笑

残雪の時にも行きましたが、きっと惚れ直す
じゃなくてもっと好きになると思いますよ
2011/10/14 14:22
本当に最高でした。
アヤメ平周辺、本当にきれいでした〜。
今まで自分が抱いていた尾瀬のイメージってなんだったのだろう?と思いました。
思い入れの強い大切な山ってありますよね。
一番最初に行って山好きになるきっかけとなった山は特別ですよね。
雪の尾瀬、寒そうだけど、一面真っ白できれいなんでしょうね〜。

至仏もよかったなぁ〜。
次回は燧に福島側からチャレンジしたいです!
2011/10/14 15:33
羨ましい〜
まさにナウシカっすね!見てみたいな〜

火打に負けない位、いい景色(笑)
でも火打は雪にやられてしまっていたので、
mizuhoさんの尾瀬が、今年は勝ちです(^-^)/

いいなぁ尾瀬。行きたいけど愛知から
何時間かかるか想像したくないですよ〜。
また行きたい所が一つ増えました!
2011/10/14 18:54
ナウシカでした〜。
至仏から尾瀬ヶ原へメーヴェでダイブしたかったです。
(脚ヤケドする、とみんなに言われました・・確かに)

火打の紅葉は残念でしたね。
でも、紅葉してなくても十分きれいでしたよ。
では、来年リベンジを兼ねて火打オフですね

愛知からだと遠いですね〜。
夜行バス乗り継ぐ勢いですね。
でも”いつか”というとっておきがあるのもいいですね。
2011/10/15 0:21
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