エベレスト山群大展望 ゴーキョピーク登頂とレンジョパス越え

2018年03月14日(水) 〜 2018年03月26日(月)

• GPS: 289:26
• 距離: 102km
• 登り: 8,318m
• 下り: 8,305m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:31

10:31 ルクラ空港
15:02 パグディン

2日目

• 山行: 7:14
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:14

8:08 パグディン
15:22 ナムチェバザール

3日目

• 山行: 3:32
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:02

7:34 ナムチェバザール
9:38 10:08 エベレストビューホテル
11:36 ナムチェバザール

4日目

• 山行: 4:03
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:03

7:36 ナムチェバザール
11:39 モン・ラ

5日目

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:46

7:29 モン・ラ
11:15 ドーレ

6日目

• 山行: 4:16
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:16

7:56 ドーレ
12:12 マッチェルモ

7日目

• 山行: 4:17
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:17

8:09 マッチェルモ
12:26 ゴーキョ

8日目

• 山行: 4:46
• 休憩: 0:36
• 合計: 5:22

6:50 ゴーキョ
10:01 10:37 ゴーキョ・ピーク
12:12 ゴーキョ

9日目

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:30
• 合計: 4:52

6:05 ゴーキョ
10:27 10:57 レンジョ・パス
10:57 ランデン

10日目

• 山行: 5:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:56

7:56 ランデン
13:52 Thame

11日目

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:57

7:36 Thame
11:33 ナムチェバサール

12日目

• 山行: 7:34
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:34

7:31 ナムチェバサール
15:05 パグディン

13日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:01
• 合計: 4:02

7:50 パグディン
11:47 11:48 ルクラ空港
11:52 ゴール地点

天候

1日目及び13日目：晴れ後小雨、その他晴れ

アクセス

利用交通機関：

飛行機

バンコク経由カトマンズ。カトマンズより小型飛行機でルクラへ。

コース状況／危険箇所等

トレッキングルートは整備されていますが、湿気がほとんどないため、ほこりがすごく、喉をやられてしまいます。マスクが必須ですが、きめが細かすぎると、呼吸が苦しくなります。(コースタイム、写真の時間はすべて日本時間なので、3時間15分進んでいます。)

写真

3/14 12:59

カトマンズ空港からは15人乗りの小型プロペラ機なので、視界不良の場合運航できないので、その場合には、1人5万円でヘリコプターをチャーターすると、予告されていました。早朝から待機したものの、霧が深くて1時間以上待たされましたが、何とか1時間後にルクラに向けて飛び立ちました。(時間はすべて日本時間です。3時間15分進んでいます。)

3/14 13:56

ルクラに着いて、早速トレッキング開始です。

3/14 13:58

麻尼車。これから村々の辻などにもれなく出没します。これを回すと、お経を1回唱えたことになるのだそうです。

3/14 14:03

ルクラの入口の門には、エベレスト登頂の中国人女性が門に飾られていました。

3/14 15:02

約1時間歩いた村です。麻尼車とタルチェ(旗)は、どこの村にもあります。

3/14 15:15

麻尼石

3/14 16:16

同行のコックさんが日本の味を工夫して作ってくれます。

3/14 17:21

功徳があるように、一つ残さず右回りに回していきます。

3/14 19:24

パクディン。今夜の宿泊ロッジです。帰りにも1泊しますが、なかなか立派なロッジです。

3/14 19:28

この花、名前は不明ですが、昨年四川省の山にも咲いていました。

3/14 21:37

夕食はロッジのではなく同行コックさんが作ります。即席みそ汁がとてもうれしい。超えた土ではありませんが、必ずジャガイモ料理と青梗菜が付きます。主菜はチキンカレー。

3/15 10:29

食器を洗う手間を省き、朝食のみそ汁のお椀でお粥を食べます。ツアーなので、添乗員がフリカケや梅干し、塩昆布を用意してくれました。

3/15 13:31

3/15 14:03

村の入り口には必ず門があります。

3/15 15:25

ロバは、大切な運搬手段です。大体10頭単位でプロパンなど運んでいます。すれ違う時は待ちます。我々は高山病予防のためゆっくりペースなので先に行かせます。

3/15 15:55

先に二重のつり橋が見えてきました。昔は下を使っていましたが、現在は上を利用しています。

3/15 16:21

橋までついた時、ゾッキョがやってきました。ゾッキョは雌のヤクと雄の牛をかけたものです。ロバより重量の重いものを運べます。

3/15 18:25

ナムチェは、中継点となる賑やかな街です。この間の大地震で大きな被害を受けたと聞きました。

3/15 18:28

町の入口には、大きな麻尼車。

3/15 21:01

タムセルク6,608mに暗雲が漂っています。

3/15 21:43

ネパールの餃子(モモ)中身は水牛の肉で茹でてありました。人参とインゲンも茹でたもの。とても甘い。

3/16 9:54

朝の御粥は塩昆布満載。

3/16 11:01

心配だった天気は朝にはすっかり晴れて、感動的な景色に全員圧倒されました。白い山はコンデリ。

3/16 12:49

今日は高度順応のため、憧れのエベレストビューホテルに行きました。このホテルのオーナーは日本人です。

3/16 13:01

ベランダでホットチョコレートを味わいながら、後ろのはアマダブラム6,812m。

3/16 13:23

右の異様な姿の山がアマダブラム。エベレストは一瞬顔を出しましたが、ほとんど雲の中でした。

3/16 14:03

ヤク。高度4500mでも荷物を運んだり、放牧されています。立派な角に似合わず、かわいい顔。

3/16 14:21

一周してナムチェに戻ってきました。午後は買い物タイム。いろいろな登山用品(マムート風やなんちゃってゴアテックス)が安い。土曜日はバザールで、町の人々の生活物資が売られていました。冷蔵庫のない生活ですが肉も売っていました。

3/16 20:25

ナムチェの街並みの後ろにタムセルクが聳え立って絶景です。

3/17 11:04

学校の運動場。こんな高度なのに、バトミントンをしています。

3/17 11:11

いよいよゴーキョへ。

3/17 11:19

ネパールの国鳥ダフィ。ちょうど運よく見ることができました。

3/17 13:16

3/17 15:06

エベレストビューホテルから斜め上の尾根上に見えたモン・ラの街、今夜の宿泊地。高度順応の為、小刻みに進みます。

3/17 15:11

昼食はやっぱりジャガイモのカレー炒めにソバとうどんの中間のもの。

3/17 16:20

エベレストビューホテルが見えます。

3/18 11:51

3/18 13:03

石の階段の急登。

3/18 13:10

滝の水がガチガチに凍結。

3/18 13:48

右よりタムセルク、カンテガ（馬の鞍の意味）、左端の白い山がアマダブラム。

3/18 15:12

今日の昼食はソーメン。

3/18 17:26

8,000峰チョーオユー(8,201m)が真っ白な姿を見せ始めます。今夜の宿泊地はドーレ。

3/19 12:42

展望ポイントでチョオユーをバックに記念写真。

3/19 13:04

左の白い筋がトレッキングルート。

3/19 15:19

マッチェルモに到着。中央のパラボラアンテナみたいなものの上に薬缶がセットされていて太陽熱コンロ。

3/19 15:27

3/19 20:31

食堂に寛いでいると、ネパールのライチョウが現れる。

3/20 11:39

3/20 13:53

一番目の湖。まだ凍っていません。

3/20 14:33

二番目の湖からは凍っています。この辺りからガイドさんが毛糸の帽子で脳を保護して高山病を防ぐように指示しました。

3/20 14:42

ヤクが荷物を運んでいます。ばっちり防寒。

3/20 15:28

三番目は神の湖。我々のベース、ゴーキョはすぐそこです。

3/20 15:28

明日登るゴーキョピークへの登山道が見えます。

3/20 21:29

晩御飯はすし飯ですが、下痢が始まった私は食欲なし。

3/21 9:13

チョオユーの朝焼け。

3/21 10:33

3/21 12:03

5,100mまで登ると左の黒い山の後ろにエベレストが顔を出してきました。

3/21 12:37

3/21 13:17

ヤッター、ゴーキョピーク5,360m。エベレスト級の山々がそろい踏み。

3/21 13:43

3/21 13:56

さっさと下山。

3/22 9:22

チョオユーが輝いています。今日は予備日なのですが、日程に余裕を持たせるため、レンジョパス越えをはやめるこtです。

3/22 9:26

右がゴーキョピーク。後のギザギザの山の鞍部がレンジョパス。

3/22 9:30

ゴーキョピークとレンジョパスの分岐。

3/22 10:05

氷とコバルトの水のコラボ。

3/22 10:06

三つの低い鋸歯の右がレンジョパスです。

3/22 11:22

3/22 11:36

この時点ではエベレストが見えていました。

3/22 12:13

ここで初めて氷が現れますが、軽アイゼンを使うことはありませんでした。

3/22 13:51

エベレストが雲に隠れてしまいました。

3/22 13:53

レンジョパスに到着。

3/23 10:25

ランデンに宿泊し、7時に出発。

3/23 11:31

蟻の行列みたいな黒い点はヤクの隊列。

3/23 11:31

大きな岩の上には神様が祀られていました。

3/23 11:55

3/23 11:56

3/23 12:19

我々が歩いていると突然ジャラル(大型のカモシカ）が山を駆け下りてきて、川を渡ろうとするのですがあまりの急流に渡れず、右往左往していました。みんなで応援したところ無事にわたることのできる岩を見つけ、一件落着。

3/23 13:16

3/23 14:31

こちらでは洗濯機がないので、朝早くから金盥でいっぱい洗濯をして石の上などに干しています。皆ユニクロのダウンみたいなものを来ているので、水洗いしたものが干してありました。

3/23 15:11

昼食のロッジにはチベット仏教の本尊と経が置いてありました。

3/23 15:44

ターメの立派なゴンパ(寺院)をお詣りしてから宿泊ロッジに行きます。かなり山の上の方にある寺にはタルチェが張り巡らしてあり、35人僧が生活しているそうです。

3/23 15:54

3/23 16:06

若い僧に撮影は禁じられました。

3/23 16:38

3/23 17:08

ターメのロッジ。

3/24 9:49

3/24 10:48

このロッジのご主人はシェルパとしてエベレストに6回チョーオユー他8000m級の山に登った英雄です。野口健とも登ったそうで、彼のくれた日の丸が飾ってありました。

3/24 11:08

翌朝一気に下り、釣り橋を渡って対岸に。

3/24 11:09

3/24 13:00

正面に見えるのがシェルパ族の神の山クンビラ。登ってはいけない山だそうです。

3/24 14:31

タムセルクの聳え立つナムチェに戻ってきました。

3/24 21:19

3/25 11:31

朝、最後のエベレストの雄姿を眺めるために、テンジン像が建っている岡に。

3/25 13:35

ポーターさんが大きな荷物を運んでくるのですれ違いは避けて待ちます。

3/25 13:39

3/25 13:48

3/25 14:54

3/25 16:20

私たちが登頂している間に、すっかり里は春になり、石楠花が満開。

3/25 16:36

馬酔木の花も。

3/25 17:08

桜と石楠花がそろって咲いています。

3/26 11:08

帰りもパグディンに泊。行きは我々が独占状態でしたが、帰りは大勢の人が泊まっていました。道も大勢の人で賑わっていました。

3/26 13:49

泰山木のような辛夷のような花

3/26 13:52

3/26 14:52

空港のあるルクラに戻ってきました。トレッキングも終わりです。

3/26 21:45

トレッキング最後の晩はビールで乾杯。すし飯とポコーラと呼ばれるかき揚げ、フライドチキンとお祝い食です。

3/26 22:23

トレッキング成功のケーキはブラウニーです。

3/27 9:25

3/27 9:51

心配された霧もなく、カトマンズに飛び立ちました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-1 オリンパス

感想

c-tanaka

8000m級の世界の頂点を実際に見ることができて、この上ない幸せでした。全く未知の世界を体験できて体中の細胞が生まれ変わったような気分でした。

コメント

ninchi

ご同慶の至り
エベレスト街道の日本ツアー会社の朝食は、どこでもまずは味噌汁、おかゆなんですねえ。のりたま、塩昆布、ゆかりは必須で。
帯同コックの料理よりロッジの料理のほうがよほど旨いのに、なぜに連れて行くのか不思議でしょうがないです。
花はサクラソウです。群生していますね。長旅、お疲れさまでした。