奥穂高岳(白出沢ルート)
hiker-masa
- GPS
- 10:28
- 距離
- 18.9km
- 登り
- 2,182m
- 下り
- 2,166m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
06:07 奥穂高岳登山道分岐
06:49 重太郎橋〜岩切道へ
07:04 鉱石沢
07:29 荷継沢小屋跡
09:33 穂高岳山荘
10:20 山頂
11:31 穂高岳山荘
12:00 下山開始
13:15 荷継沢
13:31 鉱石沢
13:43 重太郎橋
14:17 登山道分岐
15:27 新穂高BT
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 自家用車
レンタカーを借りて新穂高へ向かいます 車中泊になるため、少しでも標高が低い道の駅上宝へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
右俣林道、穂高岳登山道の最初のうちはまったく危険なし 岩切道も慎重に歩けば問題ありません。下り時は特に慎重に 鉱石沢については穂高岳山荘HPでも荒れているの記載。渡れそうな場所を見極める必要があります 白出沢は両岸の落石に注意 小屋から先の岩場は、慎重に進めば何も問題ありません |
写真
ここの先から急登です
鎖が見えますが大したことなし
ここは下りもきついですが、下りの方がマークは見やすい
湾曲地点先は向かって左側にルート
右側は避けるのがベター
ただ、右側を通れば励ましの黄文字は目にできますw
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が、下りの方がマークは見やすい
湾曲地点先は向かって左側にルート
右側は避けるのがベター
ただ、右側を通れば励ましの黄文字は目にできますw
感想
休みの火曜は晴れそうだったので、アルプス遠征を決定。
前回、8月に燕岳を予定していたものの、豪雨によってゲートが閉じていて断念して以来のアルプスです。
あまりはっきりと目的地を決めず、その時しだいで笠ヶ岳、槍ヶ岳、奥穂高岳のいずれかに決めるつもりでした。
無料駐車場からBTへの道中で右俣林道を歩くことに決め、あとは分岐までに決心を固めることに。
BTでトイレを済まして、5時ちょうどの出発となりました。
道中は昨年あった登山者用歩道はなくなり、以前の状態に。
真っ暗ななかを歩いて行きます。
で、ショートカット道を使って穂高平小屋前に出たところで昨年と同様、ヘッドランプは必要なくなりました。
小屋を過ぎる頃にはどちらへ向かうか結論が出ていました。
槍ヶ岳は昨年に登った。奥穂高岳は一昨年に小屋までで断念している。
こうなれば、もう奥穂へ向かうしかないでしょう。
登山道分岐で迷わず右折して、樹林帯の登りに入りました。
登山道はよく整備されているのが、ひと目で分かります。
石が敷かれているので、多少は雨が降っても荒れそうにありません。
ただ、登りはよかったんですが、下山時は歩幅が合わなくて結構しんどい思いをしました。
気持ちのいい森の中を歩き、やがて少しずつ登りが急になり始めます。
その最中、1カ所でとってもケモノ臭の強い場所がありました。
いったいそこには何がいたのでしょう？
帰りには感じなかったのですが気になるところですw
そのうち左に沢の音が大きく鳴り始めると、崖そばを通ることになります。
木材で作った橋などもありますが、ほどなくして徒渉点。
しっかりした橋と、その先のハシゴで岩切道に入ります。
ここは崖に足場を切った道。
足を踏み外して転落するとタダでは済まなさそうにないところも。
ただ、ここにはクサリ、ロープ、ワイヤーがしっかり設置されているので、登り時はそんなに怖いと思いませんでした。
下り時はかなり慎重になりましたが。
岩切道を抜けると鉱石沢の通過。ここは穂高岳山荘のHPでも荒れ気味の記述がありますが、確かに荒れています。
2年前は簡単に渡ることができましたが、今は少し見極めが必要です。
ただ、それほど心配する必要はなく、気を抜いちゃだめよ、くらいのものです。
これを渡って簡単なクサリ場を通過し、樹林帯の急登。結構な傾斜で、時に階段?のようなものも現れます。
危険な場所を通過してきたからか、それほどしんどかったり感じることはありませんでした。
そして樹林帯を抜けると見えてきました。このコースで一番やっかいな、なが〜いガレ場の白出沢。
2年ぶりに見た感想は…こんな急斜面に見えたっけ?
1度上まで登って知っているコース。
それだけに、下から見上げて急に感じるということはこの先の苦痛が思いやられます。
で、実際に本当に苦しい登りとなりました。このガレだけで約2時間も消費しています。
素人同然だった2年前に比べてスピードが落ちているのはなぜでしょう?
ここは全体が浮き石です。ルートはあるにはあるんですが、すぐに見失ってしまいます。
ペイントが落石などで隠れて見えなかったり、埋もれていたり。
ルートが見えればそこを歩き、見えなければ安全そうな場所を歩くという感じです。
そのため、かなり疲れを感じる登りとなりました。
2900�辰�らいになるとかなり寒さも感じ、フラフラになりながらたどり着いた白出のコルには穂高岳山荘。
寒いので、中に入って暖まりつつ、少し休憩させてもらいました。
ここまでたどり着くと、多くの人がいます。なんといっても白出コースは下からここまで6人ほどとすれ違った程度。
登りにとっていたのは僕と、おそらくもう一人いたくらい。本当に人の姿を見ていなかったので、世界が違うような印象です。
ていうか、この日は平日ですよね? 好天の予報に誘われてきた人がそれだけ多かったとうことでしょうか。
さて、ここからは未知の領域です。小屋からの壁については問題ありません。
が、やはり人が多いのでマイペースとはいきません。
それでも見える景色はすばらしく、北アルプスの展望が広がっています。
時間的に余裕があるのでゆっくりと眺めを楽しみつつ、山頂へ向かいました。
最後に雪の跡が残る登りを消化すると目の前にジャンダルム!
初めて間近で見ましたが、いつか行ってみたい。でも、もう少し岩場の登り降りを練習しないとね。
しばしのおあずけです。
ちなみに、ジャンの写真にはまさに馬の背に挑もうとする登山者が写っています。
この写真では小さくて分かりづらいかも知れませんが。
そこからはほんの少しで山頂に到達です。
初めてのアルプスが焼岳。
その山頂から眺めていつか登ると決めてから3年。ようやく到着することができました。
天気に恵まれ、本当にすばらしい眺めが広がっています。
遠くには富士山の姿もあります。
風があってかなり寒かったんですが、結構な時間をここですごしました。
やはり登山は展望があってこそ。久々に絶景を堪能できました。
ただ、あまりゆっくりとしていられない時間になってきたので、下山にはいりました。
下りは相変わらず快調です。ほどなく山荘に到着し、下山前の小休止。
山頂と含めてかなり休んだつもりでも、林道到着時には結構な疲労感でした。
いつかゆっくりと山を歩ける日が来ることを祈りつつ、長い林道歩きをこなして無事帰着。
荷物を車に積み込み、靴を履き替え、休憩もそこそこに平湯に向かいました。
いつも立ち寄る平湯の森で汗を流し、帰りの準備をして高山に。
余裕を持ってレンタカーを返せました。
特急ひだ（高山駅で購入の駅弁をお供に）、新幹線、在来線を乗り継いでその日のうちに帰宅。
大満足で遠征を終えられました。
ただ、この時期の遠征には何かが起こるのが私の定番。
腰の具合はほとんど影響がなかったんですが…
どうやら山頂近くでフリースを着込んだ際に、首にかけていたヘッドランプを置き去りにしてしまったようです。
当日の朝に電池を替えたばかりの(´Д`)
もしも拾われた方がいれば、大切に使ってやってください。
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