記録ID: 1424811
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積雪期ピークハント/縦走
東海
乗鞍岳 冬季 お鉢巡り ALPINE TRAVERSE 2018.4.8
2018年04月08日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:37
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,668m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:28
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 10:44
距離 16.9km
登り 1,668m
下り 1,668m
6:41
86分
スタート地点
17:25
ゴール地点
冬季乗鞍お鉢巡りコース
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朴の木平スキー場から平湯トンネル周辺(-6℃)は10cmほどの積雪。釜トンネルから乗鞍休暇村までは雪はほとんどなし、橋の上に一部凍結あり。 帰りには全行程で除雪はしっかりされていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
位ヶ原より上のトレースは降雪で消えています。(8日終わり) 吹き溜まりは腰ラッセルでした。溶けた氷が寒波でクラストしてその上に雪がしっかり乗っています。 バックカントリー人気ルートなので週末トレースには事欠きませんが寒気が入るとあっというまにトレースが消えますのでご注意ください。 |
その他周辺情報 | 湯けむり館 駐車場から5分 しっとりまろやかな泉質で非常によかったです。 TSカード(トヨタカード)提示で100円引き 720円→620円 |
写真
剣ヶ峰ダイレクトルートで最短コースをとる。
基部の勾配がきつくなるあたりで滑落停止の確認をして登りだす。
始め右手からの猛風であったが2800mあたりから左手(南風)からの烈風に変わった。肌の露出は完全にNGである。
基部の勾配がきつくなるあたりで滑落停止の確認をして登りだす。
始め右手からの猛風であったが2800mあたりから左手(南風)からの烈風に変わった。肌の露出は完全にNGである。
剣ヶ峰到着。
さて今日の目的はGPSを駆使したお鉢巡り縦走である。
両者ともに疲労や狼狽の色が見えた時点でここが折り返し地点となるが、それもないためお鉢巡り決行となった。視界は悪い方が訓練になる
さて今日の目的はGPSを駆使したお鉢巡り縦走である。
両者ともに疲労や狼狽の色が見えた時点でここが折り返し地点となるが、それもないためお鉢巡り決行となった。視界は悪い方が訓練になる
装備
個人装備 |
モバイルスピーカー BGM用
|
---|---|
備考 | ゴーグルの曇り止めをやっていけばよかった。 |
感想
残雪期も寒の戻りがあると3000m稜線は厳冬期。7日8日と寒気が入り込み3000mではー18度、風速20m/sの予報。厳冬期の寒波である。
この冬の課題であった乗鞍お鉢巡りを敢行する。お鉢巡り自体は難しくないがホワイトアウトとラッセルが心と体を揺さぶる。エスケープは往路を戻ることしかできないので剣ヶ峰の往復は笑顔でパスできなければならない。
今回の目的はGPSを駆使してホワイトアウトした稜線をどこまでスムーズに歩くことできるか
(岩稜をどのように巻くか、等高線の微妙な幅から弱点を読み取る、GPS自体の保管とグローブ操作、極寒での電池の持ち具合と電池交換など)
でありいろいろ想定して現場に臨んだ。GPSのフル活用として良い経験を持ち帰ることができた。
反省はバラクラバとゴーグルの間にわずかな隙間があり、右の頬が軽い凍傷になっていたこと。3000m稜線で活動することを前提とするのであれば、ゴーグルとバラクラバの互換性(隙間の有無、呼気の抜け具合など)がしっかり合ったモノを選択しなければいけないと感じた。顔は1レイヤ―なのでウインドストッパーなど防風性能に特化した素材が好ましい。メリノウールでは風は防げない。顔もレイヤリングを採用したほうがよいかも。バラクラバのラインナップは少ない。
ゴーグルが凍結しだしてからは呼気をかけて溶かして指でこするという手間がかなり増えた。これが雲り止めで回避できるか試してみたい。
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