八ヶ岳


- GPS
- 31:40
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,541m
- 下り
- 1,536m
コースタイム
自宅5:10-7:15美濃戸口7:30-8:15美濃戸8:20-10:15行者小屋10:30-
12:10赤岳12:45-14:30横岳14:40-15:30硫黄岳山荘
9/19 2日目
硫黄岳山荘6:15-8:20赤岳鉱泉8:30-9:45美濃戸9:50-10:25美濃戸口10:45-
12:50自宅
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
槍ヶ岳登山は各自の都合からなかなか実施できない中、脚力維持も兼ねて
一人で八ヶ岳に行くことにした。母ちゃんがかつて中学時代に登山
したことがあるとのことで自分も行ってみたくなったのである。
工程を検討すると稜線を歩くと1日では返ってこられず
初めて山荘を利用することになった。
天望荘、頂上小屋が満室で硫黄岳山荘を予約した。ルートの組み立ても
硫黄岳山荘に15時〜16時に着くルートとなる。
美濃戸口から行者小屋、文三郎尾根から赤岳を目指し横岳、硫黄岳
から再び美濃戸口に戻るルートにした。今回から登山計画書を書くようにした。
単独での登山は何か問題があった場合に備えなければならない。
美濃戸口を出て林道を上がる。キャンプ装備の単独登山者としばらくともに歩く
行者小屋でキャンプを張るそうだ。汗が額から目に入りコンタクトが脱落した。
再度付け直すが面倒だ。タオルではちまきして汗の応急処置をした。
行者小屋までは比較的なだらかであるが、ここからは階段も多くきつい登りだ。
装備は10kg程だが多めに設置された階段のピッチがペースと会わず休み休みとなる。靴はC1-02.
稜線で心地よい風に体を休めながら眼下の街を眺める。雲が多くなってきた。
頂上直下の鎖場を乗り越え頂上に着く。
横岳は危険な個所があるとの情報であったが霧でかすみよくわからずにどんどん進む。
抜きつ抜かれつであった若者と横岳で会い、記念撮影を頼んでから意気投合した。
宇都宮から来ているとのこと。気を付けて・・。余裕をもって予定通りに
硫黄岳山荘に着く、山荘とは一体どんなところかと期待と不安を持って受付する。
丁寧な応対。寝る場所に案内される。驚いたのはまるで押入れの中の2段収納を
大きくしたような20人程寝られる上下の寝床であった。それが4通りほどある。
ざっと160名は寝れる計算だ。幅は70cm程か着いた順に場所が決まるので
山荘に着く直前に追い越したご老人が後から寝床に来た。八ヶ岳が好きで70歳であるが
毎年来ているそうである。無料パンフレットは是非持ち帰りなさいとのお話から
さっそく山荘から頂いたが、情報満載のパンフレットでこれはお得感があるものであった。
おじいさんありがとう。寝床は老若男女が次から次へとやってきて満室状態との
事。大勢いるが皆静かにしていて絶対的なルール順守に登山者は意志が強いと
つくづく思う。気分よく生ビールを飲むが外は10℃で次第に寒くなる。これは失敗。
夕食は大勢で座って食堂で頂くスタイルだ。茶碗にご飯をよそったり、みそ汁を入れたり
お茶を入れたりで隣の人と必然的に会話できる環境だ。関西からグループで
来ている年配のおばさんと槍ヶ岳の話をしたり、剣岳に登頂した小田原から来た
若いカップルと情報交換したり心地よく夕食が摂れた。洗面とトイレは驚くほどきれいである。
消灯は20〜21時頃で明日朝は5時半が朝食との事。少し早く起きて朝日を
見る事にする。
しかし夜となってなかなか眠れない。疲れているはずなのに何かの音に
耳が反応する。
せき、携帯(Docomoは通じるらしい)、寝返り、おなら、トイレに行く人。
それでも4時間程寝ただろうか。
朝、風が強く寒い。下界は今年は猛暑で残暑も厳しいが山は秋を通り越して
冬になろうとしている。朝日は雲の間から鈍く輝く。
雲りであるが霧になっておらず硫黄岳からやっと八ヶ岳の全貌を見る事が出来た。
朝日が当たり霊山的な威厳を感じる。ケルンが多い。硫黄岳では山頂が広く霧が
多いので道標としているようだ。ここからは赤岳鉱泉経由で岐路に着く。
途中単独の若者と話し、昨年南沢でクマに遭遇した話を聞いた。クマと20m位の
距離をおいてクマは微動だにせずに登山者が過ぎ去るのを観察していたようであったとの事。クマ避け鈴は大事なんですね。
知識を得た楽しい八ヶ岳登山であった。
また汗除けでバンダナを付けようと思う。
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