南ア 仙丈ケ岳(地蔵尾根から)
- GPS
- --:--
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 2,477m
- 下り
- 2,485m
コースタイム
天候 | 晴れ (0:00 柏木 8℃ 、 3:30 松峰小屋 8℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
松峰小屋まで雪なし。 地蔵岳およびその先の2460mくらいのピークのトラバースは踏み抜き地獄です。 2736mピーク直下の急斜面は心配していたクラック等なし。締まった雪。 仙丈ケ岳前後、気になるような雪庇はありませんでした。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ドームシェルター
ダウンブランケット
シュラフカバー
マット
テントシューズ
ガスバーナー一式
燃料ガス(新品250g缶x1個)
コッヘル
アイゼン
ピッケル
ヘルメット
ストック
サングラス
普通食(朝夕x1セット)
行動食(2セット)
非常食(3食分)
500ccテルモス
ダウン上下
手袋1式x2セット
予備手袋+靴下
目出帽など
地図(2.5万図)
ヘッドライト+予備電池
予備電池2個
非常セット(予備ライト・ろうそく・ レスキューシート・ テーピング・ ガーゼ+包帯・電池・薬品等)
ヒトココ子機
ビーコン
スコップ
ゾンデ棒
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備考 | 携帯電話を車に忘れてしまい下山。 |
感想
2月頃から計画する度に大寒波や雨で中止していたのだが、今回やっと天気に恵まれて行くことができた。
踏み抜きでどの程度時間を取られるか判らないが、運がよければ初日に甲斐駒まで往復。北沢峠あたりで一泊して地蔵尾根で戻る予定。地蔵尾根の状況が悪ければ、戸台口にエスケープか。
金曜夕方に駐車場に到着し、5時間ほど就寝。
気温も高く、地蔵尾根2736mピーク下の状況が判らず雪崩が心配なので、早めに出発した。朝というか夜から暑い。
松峰小屋の上で氷を踏み始め、すぐに雪が増えてくる。踏み跡が固まって溶け残っているのでルートはそれなりに判る。
登りは良いが、トラバースになった途端に踏み抜き多数。どうせなら全部均等に踏み抜いた方がまだ楽なのに、と判ってても思ってしまう今日この頃。やっぱり時間がかかるが、先行者の踏み跡が幾らか残っており、かなり助かった。
地蔵岳の先にはテント一張りあり。もう起きていたようだが、変な時間に人が来てビックリされたことでしょう。ごめんなさい。
2736m下の急傾斜に入ると雪が締まり、踏み抜きはほぼ無くなる。この辺は積雪後の雪崩に注意の地点とのことだが、春の情報は見つからず。クラック多数でズタズタになっていた場合には戻る事も考えていたが、現時点ではクラックなどは一つもなし。上部はハイマツの頭がだいぶ出ている。心配していたような事もなく超えられて一安心。
急登を超えて尾根に出ると、夏道がほとんど出ている。来週くらいからは仙丈小屋の分岐下に出る雪面まではアイゼン脱いでいく感じかと思います。
仙丈ケ岳山頂は程よい風で快晴。今日は遠くまでよく見えました。
山頂でメールをしようと思ったら、車に携帯を忘れたことに気づく。車中泊の目覚ましで後席ドアポケットに置いてたので、出発時チェックで見逃したようだ。重要装備の忘れ物であり登山中止にするか迷うが、とりあえず北沢峠まで行って考える。
山頂先のナイフリッジ?は全然ナイフでなくなっているので特に問題なし。その先の急斜面は雪が腐ってきておりアイゼン雪団子だけ気を遣う。
小仙丈まで気持ちよく到着。ちょっとのんびりしてから下山。
大滝の頭まではよかったのだが、その先からそろそろ踏み抜き地帯に突入。
長衛小屋との分岐あたりで踏み抜きがだいぶ収まってくるが、踏み跡を外すとやはりハマる。
かなりドタバタしながら何とか北沢峠に到着。人が全くいないので、なんだか違う場所のようでした。
大休止しながら今後の方針を再考。時間的には予定より1時間ほど早く、体力的にもまだ少し余裕あり。甲斐駒も十分行ける状態ではあるが、忘れ物という時点で登山失格。落ち着いて考えれば判る事なので下山決定。
戸台口までの道は初めて。
大平山荘の少し下まで道に氷が残っていた。足元はカチカチだが、森は深い苔と木漏れ陽でなかなか幻想的な雰囲気。やっぱり南アルプスですね。
河原に出ると、思ったよりしっかり道がついている。今日は気温26℃と夏日だが、ずっと風が吹いていて、暑いは暑いのだがかなり助かった。とはいえ河原をもうろうと歩いていると、だんだん自分が何をしているか分からなくなってくる。
戸台大橋のたもとまで来ると公衆電話があり、妻にも生存確認の電話もできたのであとはダラダラ下るのみ。ザックをデポしようとも思うが、なかなか良い場所が見つからない。
ボケーっと歩いていたところ、地元の兄さんに声をかけてもらって仙流荘の下までクルマで乗せて頂いた。馬の背ヒュッテに居た事がある方で、今日は鋸尾根の下まで入って渓流釣りをしていたとの事。羨ましい環境で最高ですねえ。歩いて1時間分くらいをショートカットでき、本当にありがとうございました。
クルマには15時半頃には到着。
一泊の予定が日帰りとなってしまったが、けっこう充実した一日でした。
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