記録ID: 1440379
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
硫黄岳・横岳 ☆快晴のGW初日!積雪・凍結、岩場、泥濘MIX☆
2018年04月28日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:50
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,366m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:21
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 9:50
14:56
ゴール地点
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝5時頃先に駐車していたのは8台のみで空いていました。 そこに至る道には積雪、凍結はありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
融雪が進んでいますが、凍結箇所、積雪はあるのでアイゼン、ピッケルは必須と思います。 横岳のトラバース、地蔵尾根を一応危険個所に挙げます。 横岳のトラバースは鎖は出ていますが雪の斜面も残っているのでそれなりの装備は必要と思います。滑落を想定すればピッケルは必要と思います。 地蔵尾根は岩が露出している箇所が多いですが、積雪個所がまだ多く残っています。 気温によって雪質が大きく変化しそうです。 美濃戸山荘から北沢コースで赤岳鉱泉目指しましたが、途中に凍結箇所や鉱泉に近づくに従い積雪があります。ここまではツボ足でした。 赤岳鉱泉から硫黄岳はしょっぱなから積雪有、赤岳鉱泉の方から最初からアイゼン装着するようアドバイスいただきました。 途中積雪の無い個所もありますが、赤岩の頭までアイゼン装着して進みました。 赤いリボンとトレース頼りに進みますがわかりにくい個所がありジオグラフィカで位置確認しながら正しいコースを確かめながら進みました。 赤岩の頭から横岳までは積雪個所が時折ありますがツボ足でした。 横岳(奥の院)登りは雪が緩んでいる状態で鎖が出ているので、特に危険は感じませんでした。 さらにいくつかの峰をトラバースを繰り返して進みますが後半”日ノ岳”先の東側のトラバースで再びアイゼン装着、鎖も出ていましたがピッケルも装備して進みました。 トラバース道は雪が残っており危険は感じなかった一方で緊張感はあります。 そのまま地蔵の頭まで進み、さらにそのままの装備で地蔵尾根を行者小屋まで降りました。 地蔵尾根は積雪のある個所と雪のない個所がはっきり分かれていました。 積雪個所は雪がやや緩んではいるもののアイゼンの効きは良好でした。 岩場や階段が露出しているところはアイゼンでは歩きにくさがありますが、全体通せばノーアイゼンというわけにはいきません。 万が一の滑落想定すればピッケルも必要と思います。 行者小屋から美濃戸山荘は最初はしっかり積雪あり、何度も踏み抜きます。 やがて積雪のない個所も現れ、後半はほぼ夏道です。 樹林帯の中の日陰では積雪が凍結しているので滑りやすくチェーンスパイクを履いたり脱いだりを繰り返しました。 ストック持っていないおかげで外した時のチェーンは手にぶら下げてました。 ほとんどの方はツボ足だったと思います。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
---|
感想
今回の目玉は積雪期の横岳でしたが、ずいぶん融雪が進んでちょっと遅すぎの感じでした。
正直いえば凍結した横岳のトラーバースにビビッていたのです。
夏山では何度か訪れている横岳ですが、よく知っているだけにそこが凍結している様を想像すると怖くて近寄れずにおりました。
積雪期の赤岳は何度か登ってますが、おいらのイメージの中では横岳の方がさらに手強いイメージ。
何とか自信もって登れるようになりたいものです。
さて今回、GWにどこ行こうか考えたときにふと浮かんだのが横岳でした。
初日から天気良さそうな予報。
どこ行っても混みそうだけど、初日なら人出も大したことあるまいと思い出かけましたが正解でした。
コース状況にも書いたとおり、雪と岩のミックスで歩きやすいとは決して言えない状況。
一方で天気は快晴、風も穏やかで絶好の登山日和でした。
稜線部を薄着で歩いていると風がなければ気持ちよいのですが、少しの風でも体が冷えるのでアウターを羽織る、熱くなってまた脱ぐの繰り返しでした。
北アルプス方面にわずかに雲がかかりましたが、360度の眺望は申し分なしでした。
富士山もすっきりとした姿を見せてくれてました。
何よりもここで美しいのは八ヶ岳の峰々です。
なんともダイナミックな山容は初めて登った時と変わらぬ感動を与えてくれます。
詳細は写真の方をご覧いただけたらと思います。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科 [2日]
美濃戸(南沢)〜行者小屋〜赤岳(文三郎尾根)〜横岳〜硫黄岳〜赤岩の頭〜行者小屋〜阿弥陀岳(ピストン)
利用交通機関:
車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
残雪のこのコースをいつもあこがれています。横は夏でも怖かったですが、なんとか無事赤岳山頂まで縦走できました。
平日で初夏だったせいか2人しかあわず 横岳ではほんとうにびびってしまいました。 おいらは白州の甲斐駒岳横手の登山口にちょっとした小屋を持っており時々いって 田舎暮らしを楽しんでいます。今年こそ塩見や赤石にのぼるつもりですが。・・・・・お元気で おいらは北海道十勝育ちです。年をとるとふるさとが妙に恋しいこのごろです
北さん、コメントありがとうございます。
おっしゃる通りですよね。
八ヶ岳の通常の登山ルートの中では横岳はけっこうスリリングな気がします。
まして雪山となるとちょっと怖くて行けないので、残雪期に初めて縦走してみたところです。
もっと雪の多い時期に行ってみたいけど修行が必要で、今年はロープワークなども学ぶ予定です。
ああうらやましや!
横手の登山口に拠点をお持ちとは!
甲斐駒ヶ岳日帰りを目論むおいらにはうらやましい限りです!
(まだ、実現に向けて修行中ではありますが・・・)
塩見や赤石・・いいですね。
塩見は昨年ようやく登れましたが、赤石、荒川は私の今年の目標でもあります。
偶然お会いできる、なんてことがあると楽しいですね。
私は生まれた地域で暮らす身なので、ふるさとのお話・・切ない気持ちになります。
故郷の話をして 申し訳ありません、 この秋には川崎から白秋に移住して農的な生活をしながら 山登りを楽しむ予定です、どこかで偶然おあいできるかも、
北岳の山頂で武かh氏の同僚とばったりあったことがあり感動でした。
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