大船山〜平治岳・指山(坊がつるテン泊)
- GPS
- 80:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 1,746m
- 下り
- 1,731m
コースタイム
天候 | 5/3 晴れてたがずっとバス乗車の無駄な移動日 5/4 晴れ+強風 5/5 絶好の登山日和 5/6 曇りのち小雨+強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
羽田空港〜阿蘇くまもと空港 旅割21E 25,590円 阿蘇くまもと空港〜肥後大津駅 大津ライナー 無料 肥後大津駅〜熊本駅 JR豊肥本線 460円 熊本〜別府 九州横断バス 4,500円 別府〜くじゅう登山口(長者原) 九州横断バス 2,300円 くじゅう登山口(長者原)〜阿蘇くまもと空港 九州横断バス 2,700円 阿蘇くまもと空港〜羽田空港 旅割45G 22,290円 羽田空港〜川崎駅 京急バス 280円 交通費合計58,527円(T_T) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・全体的に登りやすく特に危険箇所はなし 花にはまだ早く、咲いてたのはクサボケとリンドウぐらい ・大船山〜北大船山から平治岳に向かう鞍部の大戸越に下る道は やや急で噴石?で滑る ・平治岳への上り専用道は激急登! 下り専用道は緩やかで安全 全面といっていいほどミヤマキシリシマの群落が続き、 花期は桃源郷だろうなぁ(でも空いてる方がいいし…) ・今回登れなかった三俣山への登りはけっこう急なので怖いかも ・指山は破線ルートだが道は明瞭で道に沿ってロープも張られている 雨で滑らない限りはむしろ非常に登りやすい道 山頂まではほぼずっと樹林帯なので雨風の影響が少ない シャクナゲも咲いてたし山頂は360°の大展望! |
その他周辺情報 | ・羽田空港ANA便は手荷物預かりが自動化されたのですが 65ℓのデカザックはどうしてもエラーになってしまい お姉さんのいるカウンターで預けました(T_T)顰蹙… ・別府温泉カプセルホテルグロリア 鍵付き個室3,000円 温泉は24時間入浴可能 寝巻き・タオル・スリッパ付き ・別府から長者原・牧ノ戸峠への朝便は 亀ノ井バス(2,000円弱?)激混み 九州横断バス(2,300〜2,500円)がら空きでした ※九州横断バスは予約が必要なのでめんどくさいが 荷物をトランクに預けられるのでテン泊装備者には嬉しい 座席定員制だが自由席なので一番前のAB席がおすすめ 席が空いてれば当日でも乗れるが… ・坊がつるキャンプ場 無料 トイレ 紙なし和式4個室(女子) 紙は捨てていいかわからなかったので持って帰った(辛) 炊事場あり 水豊富 ・法華院温泉山荘(坊ガツルから10分ほど) トイレは水洗!洋式1和式1男性用小便器1 枝豆紙コップ一杯100円☆ メニューに「地鶏」「カモ」があったのを見て 食べたかったが機会がなく残念… 山女山男シャツは「もうないです」と言われた…売り切れ? 山小屋だんご食べた。いもとかぼちゃ。値段忘れた 自動販売機もあり(500ml200円)烏龍茶2回買いました テン場は有料だが高台にあるので眺めよし |
写真
装備
備考 | 半袖ドライレイヤー、メリノウール、半袖Tシャツ、夏用トレッキングパンツ、夏用靴下、帽子、モンベルテナヤブーツが行動着。4日の夜は寒く、トイレに行く時はフリースとダウンを着用。寝る時も寒かった。5日の夜は暖かく寝袋#0が暑かった。6日は雨風のわりに暖かく上着はレインウェアのみ |
---|
感想
(^∀^)やま〜なみ〜♪ ハ〜イウ〜エ〜イ〜♪
プロローグ:
2013年に牧ノ戸峠から久住山に登った私、
(霧島連山や阿蘇、由布岳にも登った♪)
今回は遠征登山としては初のテン泊を坊ガツルで
のんびり過ごしつつ、がっつり登りたい!
初日は飛行機に持ち込めない燃料を現地調達しなければならないため、
移動日と割り切ってついでに大好きな阿蘇山観光しようと目論み、
阿蘇くまもと空港の便をとりあえず2月頃に予約。
細かい計画は後で立てればいいやと、
2回目の場所だからベテランのつもりで余裕こいてました。
しかし、直前になって細かく計画立てようとしたら、
九州横断バスは一日2往復しかないし(前回は4〜5往復あったような?)
阿蘇山ロープウェイ駅を経由しなくなったので阿蘇駅で乗り換えが必要、
そもそもロープウェイが運行してなかったのね…(※代行バスあり)
直前に火口周辺の入山規制が解除されたと思いきやまた規制されたり…
肥後大津駅〜阿蘇駅の電車は熊本地震の影響で未だ不通だし、
バスは満席だったり時間が合わなかったりで阿蘇山観光は絶望的。
だったら大分空港の方が便利だったのに!と思っても後のまつり。
何とか初日に登山口まで移動してれば無駄は最少限になるので、
登山口の長者原に近いやまなみキャンプ村にダメ元で電話してみるも
ずっと話し中で通じず、諦めた。
とりあえず100円ショップで固形燃料を調達したのみで、
初日は晴天の中、やまなみハイウェイドライブで終りました。
バスで流れた「やまなみハイウェイ」の歌が、頭から離れません。
その夜は別府のカプセルホテルに泊まり、温泉に入ってまったり。
翌日は別府からバスで長者原へ!
普通に考えて何でわざわざ熊本基点にしたのか理解に苦しみますが、
阿蘇山に寄りたかったので…というより、
前回そうしたからと、あまり深く考えてなかった…
今回は完全に計画ミスでした(T_T)
大分空港の便にしていたとしてもバスの時間が合わないから
初日に坊ガツルまで行くのはムリだったと思うけど、
それならそれでのんびり地獄めぐりでもしたのに!
(あ、鶴見岳もいいな♪)
第一章:強風の坊がつるキャンプ(5/4)
別府から再び九州横断バスで長者原へ(ほんとムダ…)
(亀の井バスの方が時間が早いし安いのでこっちに登山者はいなかったが
ザックをトランクに預けられるし予約定員制なので確実に座れます)
タデ原湿原を軽く散策して登山口へ。
道は特に問題なく歩きやすい。九州自然歩道ですもの。
登山者の数はさほどでもなく、ばらけた感じで渋滞はない。
雨ヶ池に到着すると景色は一変、花には早いものの美しい景色。
クサボケがちょこちょこ咲いており楽しい。
ここから平坦な木道、それが終るとなだらかに下ってゆき、
やがて坊ガツル湿原へ。
キャンプ場のスペースはまだたくさんある。さてどこに張ろうか。
目の前には大船山〜平治岳の稜線と、後ろには三俣山、久住山?
どっち向きにしようか。景色無視して人の来ないはじっこに行こうか。
悩みに悩んで奥の川のそばに。玖珠川の源流だそうです。
ここなら人の話し声が多少あっても、水の音で紛らわせる。
強風の中、場所も迷いながらで1時間以上かけてテント設営。
その後は、法華院温泉山荘に行ってだんごを買って来たり。
風がすごいので山はムリだと思い、昼寝してました。
夜は久々に早ゆでサラスパを食べましたが、マズかった。
夜は満天の星空でしたが、寒かったなぁ…。
第二章:大船山〜平治岳(5/5)
今日はとうとう山に登ります!
昨日のように風もなく、晴天で絶好の登山日和!
テントを張ったままだから荷物も軽い。
意外と登山者は少なく、快適に歩きます。
だんだん展望が良くなると、私のテントも見えて感動。
やっぱりわかりやすいはじっこに張って良かった?
大船山山頂は360°の大展望でした。
大勢の登山者が感動しながらくつろいでいます。
すぐ下に池があるので行こうとしましたが、
下り出しが急なので、滑ったら恥ずかしいからやめました。
北大船山もすぐ隣りで、こっちは狭いけど人がいないので嬉しい!
と思ったらすぐ人が来たケド…。
ミヤマキリシマの群落らしき稜線を平治岳に向かって歩きます。
最高に幸せです。
しばらく歩くと大戸越へ下りに入りますが、
意外と急で火山らしい乾いた石がゴロゴロ、けっこう滑ります。
けっこう延々と下るのでウンザリしていると、やがて大戸越。
ここでランチにしようか迷いましたが、とりあえず平治岳登っちゃえ!
ここは上りと下りで道が分かれているため、確認して進みます。
ミヤマキリシマの時期には混雑するからかな?
登ってみると、上り専用道は激急登でした…。
こんなの下るのは私にはムリだ!下りはきっと緩いはず!
そして登り切った!と思ったら、山頂はまだ先でした(ありがち)
ここからは緩やかに、最後ちょっと登って、山頂に到着!
ここも展望良し!
人がいなくなったのでしばらくのんびりくつろぎました。
そして下り。下り専用道がどこかちょっと探しましたが、無事下山。
やっぱり緩やかに作ってありました。ヨカッタ!
無事大戸越に戻ったら、お湯を沸かしてスープパスタを食べます。
シマッタ、そういえば昨日もサラスパ食べたような…
そして坊ガツルへ下ります。キャンプ場へ直接出る道なので便利。
大した距離じゃなかったから疲れることもなく、楽しめました。
お腹が空いたので法華院温泉山荘でカップ麺購入。
九州らしくちゃんぽんにしましたが製造は大阪でした…。
温泉入っても良かったケドめんどくさくて…(←すぐそれ)
夜はごはん炊いて猫まんま食べましたが、
もうちょっと山メシに気合い入れれば良かったかな…
空は雲が出て来て星は少ししか見えませんでしたが、
暖かい夜でした。
※ちょっと熱っぽかったのでそのせいかもしれませンが…
喉も若干痛かったのですが夜中に治りました。
第三章:強風の指山(5/6)
本日は長者原に下りながら三俣山へ登る予定。
曇ってたけど悪くない感じに見えます。
風はまた強いですが、朝はそれほどでもなかったような?
法華院温泉山荘を抜けて諏蛾守へ向かいます。
途中で雨が降って来たのでレインウェアとレインカバー装着。
風も激しくなかなか辛いですが、寒くはありません。
諏蛾守までコースタイム1時間半のはずだけど、1時間で着きました。
…てことは、この目の前のが三俣山への道か…。
山と高原地図では初級コースになってましたが、見上げるとけっこう急。
しかも風が強いし、雨も降ってるからぬかるんだら滑るかも。
でも諦めるには、まだ早い。時間はたっぷりある。
不安に思いながら、登山道をとりあえず登ってみます。
しかし、風が強いので怖い。
少し上まで行った時点で帽子が飛ばされ、自分も倒れそうなほどの突風。
…これは、アカンやつだな…。
山頂まで登ったらしき親子が下りてくるのが見えましたが、私にはムリ。
勇気の撤退です。
三俣山に登らないなら、もっとテン場でゆっくりすれば良かった…。
どうせなら法華院温泉に入ってくれば良かった…。
このまま長者原に下ったら、時間が余ってしょうがない。
グスン。どうしよう…。
しばらく下ると舗装された道となり、何かつまらん。
そして遊歩道のような道になると、雨が降ってるせいもあって
滑るし濡れるし何かうっとうしい。
正直、ここがこの山行一番の難所だった?と思うほど。
延々と下って(※そんなに距離はないケド)舗装道に出て、
つまんねーなーととぼとぼ歩きます。
すると、「指山自然観察路」の看板が!
地図を確認したら、ここを通って雨ヶ池越に向かえば、
けっこう時間がつぶれるし舗装道よりずっと楽しそう!
さっそく歩くことにします。
樹林帯の中を歩くから雨風がしのげて楽チン。
薄暗いですが緑が美しい。
しばらく歩くと指山登山口。
山と高原地図では破線ルートでしたが、道は歩きやすそうで、
ロープも張ってあるので迷わなさそう。
それに、樹林の山だから強風でも危なくないし、
大した距離もなさそう。30分ぐらいで登れる?
何だかとても登りたくて、登り始めてしまいました。
登ってみると、ロープがない所でも赤テープがあったり、
何で破線ルートなのかわからないほど歩きやすい道。
上に行くに従って少し傾斜が急になりましたが、
雨で土が滑る以外は問題のない初級コース。
あともう少し、もう少し登ってみようと頑張ってたら、
結局一時間かかりましたが、
途中シャクナゲが咲いていたり、
雨風ながら展望が見えたりもしてテンションUP!
そしてとうとう、広い山頂に到着です!
山頂はさすがに遮るものがなく強風にさらされまくりですが、
360°の大展望、目の前の三俣山、奥に「指山」の標識!
まだほとんど咲いてないけどお花も多く、
山頂直下までは木々のおかげで雨風の影響もなかったし、
ほんと登って良かったです!
満足して、慎重に下ります。滑る所もあるので…
このまま自然観察路を歩くとバスの時間にギリギリなので、
さっきの舗装道に戻ることにします。
少し時間が余るから、長者原で温泉に入ろうかな…
しばらく歩くと今度はタデ原湿原に通じる木道があり、
そこを抜けて長者原に到着!
これで私の山旅は終ってしまいました…
少し寂しい気持ちでトイレに行きました(←情緒がない)
駐車場の隣りの店に足湯があったので、
タダで入るのも悪いから中の食堂でだご汁定食を食べました。
とり天定食も食べたかったけど、だご汁にもとり天が付いてたので…
あまり美味しくなかった気がしますが、
これで大いばり(?)で外の足湯でまったりしました。
小雨降ってるし肌寒いから、他に誰も来なかったケド…
エピローグ:
三たび九州横断バスに乗って阿蘇くまもと空港へ。
空いてましたが、何故か人のそばに来たがる人が多くて辟易。
後から乗って来た中国人?の男性なんて、
他にも席が空いてるにも関らずわざわざ私の前の席に座って、
「背もたれ倒していい?OK?」
とか言うンですよ。OKじゃねぇよ(; ` 皿´ )=3
空港はなぜか暑苦しくてたまらんかった。
母へのお土産をさんざん選んで散財(※シャレではない)
トイレ行ってから馬肉まんといきなり団子を買おうとしたら、
タッチの差で団子は売り切れてしまいました。
馬肉まんは購入出来ましたが、美味しくなかったです。
そして飛行機に乗り、羽田からはバスで川崎へ。
とうとう帰って来ちゃいました…(T_T)
色々計画ミスやら強風など残念な部分もあったけど、
景色はよく見えたしとても楽しい山行でした!
でもやまなみハイウェイは、ちょっと飽きたかな…(^皿^)
(ちなみに曲は皆さんの想像する通り。ようつべで検索してください)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する