山行者の少ない川乗橋〜蕎麦粒山〜三つドッケ(届かず)〜東日原
- GPS
- 08:26
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,674m
- 下り
- 1,569m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:27
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
自宅04:35-(徒歩 途中コンビニ)-04:55国立駅05:12-(JR東日本中央線)-05:16立川駅05:26-(JR東日本青梅線)-06:51奥多摩駅-奥多摩駅前バス停07:04-(西東京バス東日原行き)-07:18川乗橋 【帰り】 (バス停)岩松尾根16:14-(西東京バス鍾乳洞発奥多摩駅行き)-16:35奥多摩駅前バス停-奥多摩駅16:52-(JR東日本青梅線)-17:29青梅駅(乗換)17:30-(JR東日本JR青梅線快速東京行き)-18:07国立駅-(徒歩途中買い物)-18:30自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
川乗橋バス停〜蕎麦粒山登山口 川乗橋バス停のゲートから入り舗装された川乗林道を3分程進み、最初の左カーブを曲がるとすぐに低い石積み擁壁の斜面上に”蕎麦粒山”とだけ書いた地味な道標があります。登山口ですが、あまりに地味です。川苔山を目指す方には見落とす方もいらっしゃるのでは。 蕎麦粒山登山口〜笙ノ岩山 登山口からすぐにヒノキ林を縫っての急登が始まります。ルートははっきりしてますのでまずは登りましょう。ちょっとした九十九折や急な登り、尾根を巻くようなルートを12,3分登ると松葉は松ぼっくりの散乱した尾根道に出ます。基本的には右手にブナの原生林、左手にヒノキの植林地を見ながら登ります。再び、ヒノキの植林地の中の尾根登りになったりします。急な尾根の巻道にはロープ場となっているところもあります。 急な尾根道、緩やかな尾根道の繰り返しを約1時間強こなすと少し広々としたブナ林の中の山道に出ます。 ところどころに”川乗橋バス停”への道標が現れます。ということはこのルートは一般的には蕎麦粒山からの下りルートなのでしょうかね。 約1時間程で少し開けていて倒木がベンチのようになったところで一服できます。 そこから10分程登ると水準点の石標が現れ、更にこから少し登ると、”東京市”と彫られた石標が現れます。東京市という自治体名は昭和18年で消滅してますので昭和18年までに建てられた石標なのでしょうか?それにしては新しい感じがしますが...。 さiほどの水準点が約920mの水準点と思われますが、そこから先、中々標高が1,000mを超えません。 引続き尾根道、時々尾根の巻道をひたすら登ります。巻道は流石にルートははっきりしていますが、尾根道は宇ルートがぼんやりとしてしまう所もあります。ルートが分からなくなっても尾根沿いに登っていけば大丈夫、そのうちはっきりしたルートに戻れます。 約2時間半で(途中合計15分程の休憩を取りながらでしたが)少しだけ開けた笙ノ岩山山頂に到着。ここの山頂標もとっても地味です。この山頂にも水準点が設けられてます。ブナ樹林を通して周囲の山々は見えますが、開けた眺望は望めません。一服して蕎麦粒山を目指します。 笙ノ岩山〜蕎麦粒山 山と高原地図の表記ではここから蕎麦粒山頂に延びる尾根が鳥屋戸尾根(とやどおね)となっています。 笙ノ岩山から少し下ります。そして尾根登り、また下って尾根登り、鳥屋戸尾根登りはこれを何度も繰り返します。約標高差30,40mのアップダウンをひたすら繰り返します。高度をなかなか稼ぐことができません。ブナの落葉のたっぷり溜まった巻道をしばらくあるところもあります。 変化のないアップダウンで足も気持ちも疲れてきますが、この時期時折生見掛ける三葉躑躅のピンクの花が気持ちを和ませてくれます。山道には少ないですが、ところどころにタチツボスミレが咲いてます。これも気持ちを和ましてもらえます。 蕎麦粒山山頂直前になってようやく東京都の設置した道標が現れます。ということは、川乗橋と蕎麦粒山の間のルートは人気がなく山行者が少なく,蕎麦粒山への一般的なルートは一杯水から登ってくるルートか、川苔山方面から登ってくるルートなんでしょうかね。 天気が良いと山頂からは川苔山、日向沢ノ峰(”ひなたざわのうら”と読むそうですね)、大岳山、御前山などを望むことができます。 この日は遠くに西武球場のドーム屋根が銀色に光って見えてました。 蕎麦粒山〜一杯水〜一杯水避難小屋 下りはじめは少しルートがボヤットしていますが、すぐに明瞭になりますのでもんだいありません。標高差の少ない縦走路ですので面白味は少ないですが、蕎麦粒山までの登りで少し疲れた足には優しいルートです。やがてルートの先の方に三ツドッケの三つの峰が見えてきます。更に黙々と歩いて行くと一杯水に着きます。一杯水は湧水が枯れていることもあるらしいのですが、今回は青いビニルホースで引いてきた湧水がチョロチョロと出ていました。持ってきた水も十分余ってましたもで、湧水を使うこともなくそのまま進むんで行くとすぐに一杯水避難小屋に到着します。一杯水避難小屋はきちんと整備された避難小屋で、小屋内部もトイレも清掃がしっかりされていました。この避難小屋に泊まるケースはあまりないような気がしますが。 一杯水避難小屋〜三ツドッケ(天目山) ちょっと疲れていましたが折角奥多摩の奥の方まできましたので、三ツドッケを目指しました。一杯水避難小屋の裏に三ツドッケへの登山ルートがあり、九十九折はあるものの尾根を直登しますのでそれなりにタフなルートです。20分程登ると、岩が突き出ていて水準点のあるピークに到着。山名板がないので果たして三ツドッケなのかなとちょっと迷いましたが、山と高原地図の標準所要時間でも25分と書いてありますので、疲れていること、ここまで考えていたより時間がかかってしまっていることもあり、きっと三ツドッケだろうということで、東日原バス停へと下山の途につきましたが、後で調べるとそこは三ツドッケの手前のピークで、先ほどのピークを過ぎ一旦下って登り返したピークが三ツドッケということがわかりました。 一杯水避難小屋〜東日原バス停〜岩松尾根バス停 一杯水避難小屋前のテーブル、ベンチの広場を抜けて道標に従いしばらく尾根道を緩やかに下って行きます。ルートは明瞭でよく整備されています。 歩きやすいルートですが、標高1,200mあたりを延々と歩きます。標高がなかなか下がりません。やっと標高1,000m位になるとヒノキの植林地帯の中のルートに入っていきます。植林地内のルートには10cm程の大きさのグリが点在してますのでつまずきや踏み間違えによる捻挫などに注意して下りましょう。標高800mくらいからやや急な九十九折のルートが始まります。急では無いですがかなり長い下りで疲れた足には堪える下りです。やがて民家が見えてきて山道も終わりになりそうなところで大きなグリがゴロゴロ転がっている民家の脇を通り抜けて行くルートになります。ここはとても歩き辛く感じます。もうちょっと整備すれば良いのでしょうが、個人の所有地なので東京都も手を出せないのでしょうかね。 最後のコンクリート舗装の坂を下りと日原街道の車道に出ます。東日原バス停はすぐそばにあります。が、奥多摩駅行きバスの発車時間まで40分以上あったので、しばらく車道を奥多摩駅方面へ歩いて時間つぶしをしました。東日原バス停から10分ほど歩くと延長が1,100mを超える日原トンネルが現れます。 日原トンネル内には広い歩道が設置されていて安全に歩いて抜けることができます。 トンネルを抜けてすぐのところに奥多摩工業の鉱山関係の施設が有り、その前が岩松尾根バス停です。 鍾乳洞バス停から来たバスには16:00頃でしたので登山帰りの乗客が多く、座ることはできませんでしたが、25分ほどで奥多摩駅前バス停に着きました。 |
写真
装備
個人装備 |
皮登山靴(GOROのブーティエル)
毛糸の靴下と綿の靴下(2枚重ね履き)
スポーツタイツ(ワコールCW-X)
ライトシェル(ミズノ)
ジップネックシャツ×2(ミレー)
ソフトシェルパンツ(Mont-bell)
下着(ボクサーパンツ 半そでシャツ)
<着替え>(下着ボクサーパンツ
厚手靴下2枚
ジップネックシャツ(Mont-bell)
薄手トレッキングパンツ(Mont-bell))
地図(山と高原地図 奥多摩)
地図ケース
救急セット
スポーツバンデージ
入浴セット
スマホ
Wi-Fiルータ
予備バッテリー(単3×2
単4×2)
GPSロガー(Holux m-241)
スポーツ飲料(大塚製薬 OS-1)
ミネラルウォーター(1Lペットボトル)
ヘッドライト
万能ナイフ(ビクトリノックス)
フリーズドライフルーツ・ナッツ
一口チョコレート
おにぎり(筍ご飯-小ぶり4個)
高度計付腕時計(SEIKO PROSPEX)
オーバーグラス(SPALDING)
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感想
07:04奥多摩駅発東日原行きのバスはさすがに早いのかバスには20名ほどが乗り込みゆっくり座れました。といっても川乗橋にはすぐに着きます。
ここで9名ほど下車しましたが、蕎麦粒山へ向かったのは私一人。やはり皆さんこの辺りでは人気の川苔山へ向かいますよね。
そもそも蕎麦粒山は奥多摩でも奥の方ですし、どのルートもアプローチが長いので都心方面から来られる方には日帰りではかなり帰宅が遅くなりますので人気薄のルートなのかもしれません。
それ故に当然のことながら蕎麦粒山山頂に着くまで山行者に会うことは有りませんでした。
山頂に着いた時には2名の方が休憩されてました。
1名の方とお話ししましたが、名栗湖の方から登って来られたようで、この後日向沢ノ峰の方へ向かわれるとのことでした。
一杯水に向かって降り始める際に東日原から登ってこられた方とすれ違いました。
その方は一杯水までは面白いが一杯水から蕎麦粒山は単調でつまらないと仰ってましたが、私には悪くないルートに思えました。
一杯水避難小屋でお二人連れの女性山行者に会いました。
1名の方は前日に雲取山へ登り一泊され、もう1名の方と酉谷山方面で合流して一杯水避難小屋まで降りてこられたとのこと、天目山から降りてこられたところで、様子を伺ったらとてもいいピークだといってらしたので頑張って登ったのですが………。
一杯水避難小屋からの下りで2名の方を見かけましたので、本日道中でお会いした方は合計7名。人気の少ないルートです。
計画では15:00頃には奥多摩駅に戻り、駅近くの三河屋旅館のお風呂に入ってサッパリして帰る予定でしたが、事前のルート所要時間のチェックで間違えていたのか川乗橋から蕎麦粒山の登りが大幅に考えていた時間をオーバーしてしまいましたので、蕎麦粒山に着いた時点でお風呂は諦めました。折角奥多摩の奥の方まで来たので三ツドッケ(天目山)にも寄っていこうと登りましたが、疲れもあって、いい加減な判断でピークに到達したと思い込み手前で引き返してしまいました。あと5分ほどで着いたのでしょうが残念。でも、いつか東日原バス停から一杯水避難小屋を経由して川苔山に寄り鳩ノ巣駅に降りる縦走ルートを歩いてみようと思いますのでその時にしっかりと登ってみようと思います。6年ほど前に天祖山、酉谷山を歩いた時もそうでしたがこの辺りは標高1,200mを超えるとアブが多く、うるさく付き纏われます。虫除けスプレーを顔や首に噴霧しても付き纏ってきます。ただ、うるさいだけで、刺されることは有りませんでした。
蕎麦粒山はアプローチするルートはいくつか有りますが、いずれも割に長いルートでエスケープルートとしてはタフですので事前の体調管理、携行品の確認、そしてなによりもルートの確認をしっかりとやった方が良いでしょうね。
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