記録ID: 145819
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無雪期ピークハント／縦走
大台ケ原・大杉谷・高見山
薊岳・明神平・国見山・和佐羅滝
2011年10月29日(土) 〜
2011年10月30日(日)
三重県
奈良県
ono-4koku
その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 28:31
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,361m
- 下り
- 1,428m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
【1日目】
11:48 大又バス停(笹野神社前)
12:58-13:11 古池辻
14:14-14:38 大鏡山(大鏡池横)
15:44-15:48 薊岳山頂
17:08 明神平 着
【2日目】
9:25 明神平 発
9:48 水無山
10:11-10:15 国見山
11:33 伊勢辻山
11:50-12:45 P1220東側のコル付近(昼食休憩)
13:35 二俣
15:15 和佐羅滝
15:49 和佐羅滝入口(車道に合流)
16:10 やはた温泉
11:48 大又バス停(笹野神社前)
12:58-13:11 古池辻
14:14-14:38 大鏡山(大鏡池横)
15:44-15:48 薊岳山頂
17:08 明神平 着
【2日目】
9:25 明神平 発
9:48 水無山
10:11-10:15 国見山
11:33 伊勢辻山
11:50-12:45 P1220東側のコル付近(昼食休憩)
13:35 二俣
15:15 和佐羅滝
15:49 和佐羅滝入口(車道に合流)
16:10 やはた温泉
| 天候 | 1日目:晴れ 2日目:シトシトと降りました |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
榛原駅を10:12発で終点大又に11:21着。 運賃は1240円也。 もう1本早いバスとして榛原駅を7:28発、大又に8:37着というものもあります。 帰りも同じ路線のバス。 大又発16:10発、榛原駅17:20着の便と、 大又発17:59発、榛原駅19:09着の便を選ぶことができましたが、 なるべく早く帰りたいってことで、前者の便で帰りました。 なお、厳密にいえばバスに乗車した地点は「やはた温泉」の前。 菟田野〜大又間は自由乗降区間になっているため、 バスに向かって手を挙げてサインを送れば、 バス停でないところからでも乗車できます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
笹野神社横の取り付き口は、初めての人にはちょっとわかりにくいです。今年の台風のせいなのか、古池辻まで登る途中の道も、少し荒れている印象。軽度の崩落が何箇所かありました。とはいえ、大又(笹野神社)〜大鏡山まではとくに危険個所なし。むしろ薊岳手前の細尾根の方が危険といえば危険でしょう。 薊岳から先、前山に近づくにつれて尾根が広くなってきて、どこでも歩けるような状態になります。踏み跡が分散するからなのでしょう、道も不明瞭で、尾根を外さないように意識しながら進む感じになりました。 2日目の話。褒められた話ではありませんが、三度小屋辻は気付かぬうちに通過してしまっていました。ネットで他の方のレポを拝見すると、大きな倒木があってそれをやりすごすことに意識を持っていかれてしまい、見逃しやすいとのこと。たしかに大きな倒木はあったような。それと三度小屋辻の先。右折して尾根から外れ、又迫谷の源頭に降り立つ箇所があります。「大又→」ないし「和佐羅滝→」と書いた道標が2つか3つくらいは設置されているのでフツーは気付くと思いますが、これを見逃すと、P1045の尾根や、運が悪いと高台ノ尾の方に迷い込んでしまう可能性もあると思います。 又迫谷は荒れてはいますが、まぁ基本的には危険個所無し。ただし、写真でも説明しているように、二俣と和佐羅滝の間で盛大な崩落個所が約1箇所ありますので、そこの高まきだけは注意してください。 それと登山道から和佐羅滝に下りる道。とても一般ルートとは思えない荒れ荒れ状態。下りる方はその旨いちおう念頭におきながら下ってくださいね。 |
写真
大又バス停のすぐ向かいに笹野神社があります。その鳥居のすぐ右側の小路に入って行きます。ここは案内書きの類は全くありません。
延々と続く急登と、いつもより思いザックに太腿をヤラレ、ほうほうのていで大鏡池に到着。大又から1時間50分もかかってしまいましたorz (『山と高原地図』の標準コースタイムは1時間25分)
10/29 14:24
延々と続く急登と、いつもより思いザックに太腿をヤラレ、ほうほうのていで大鏡池に到着。大又から1時間50分もかかってしまいましたorz (『山と高原地図』の標準コースタイムは1時間25分)
大鏡山から先に進むと、ようやく植林とおさばらできました。時折岩場も出てくるような細尾根を進みます。ザックに銀マットやら何やらひっつけているので、ちょくちょくひっかかってタイヘンでした。いや、むしろそうであるがゆえにかえって慎重に行動できたかも。
10/29 15:15
大鏡山から先に進むと、ようやく植林とおさばらできました。時折岩場も出てくるような細尾根を進みます。ザックに銀マットやら何やらひっつけているので、ちょくちょくひっかかってタイヘンでした。いや、むしろそうであるがゆえにかえって慎重に行動できたかも。
金剛山(左)と葛城山(右)が意外なほどの存在感を放っていました。
薊岳の山頂が近づくにつれて、ちょくちょく眺めのいい箇所が散見されるようになりました。一番奥の高そうな山塊は、日出ヶ岳〜三津河落山あたりかな?
10/29 15:20
薊岳の山頂が近づくにつれて、ちょくちょく眺めのいい箇所が散見されるようになりました。一番奥の高そうな山塊は、日出ヶ岳〜三津河落山あたりかな?
さらに右に。ゴジラの背のようにコブが連なっている山があります。これは一目で大普賢岳だとわかりますね。
15:44に薊岳の山頂に到着。こんな時間に薊岳に登っている人は珍しいのではないでしょうか…
正面に赤ゾレ山。その左奥は高見山でしょうか? 赤ゾレ山の右奥の方にえらく尖ってみえる山が印象的です。倶留尊山かな?
薊岳から下る途中で、あしび山荘が見えました。実は今日はここに泊まるのです。事前に申請してちゃんと鍵を借りてきました。山荘に泊まるつもりなのでテントはもっていません(ツェルトなら持っていますが)。何としても日没までに明神平に着かなくては…。
1
10/29 15:52
薊岳から下る途中で、あしび山荘が見えました。実は今日はここに泊まるのです。事前に申請してちゃんと鍵を借りてきました。山荘に泊まるつもりなのでテントはもっていません(ツェルトなら持っていますが)。何としても日没までに明神平に着かなくては…。
このあたりの山は尾根が広いので踏み跡も分散気味。日没したら潔くビバークの方がいいだろうな…
最後の前山の登りも辛かった。どうして明神平までショートカットするトラバース道がないのか? 前山を過ぎるとあとは明神平に下りるだけ。このあたりまでくるとさすがに精神的余裕も生まれました。
10/31 23:29
最後の前山の登りも辛かった。どうして明神平までショートカットするトラバース道がないのか? 前山を過ぎるとあとは明神平に下りるだけ。このあたりまでくるとさすがに精神的余裕も生まれました。
竜門岳〜音羽三山の山塊の左側と右側にそれぞれ街の灯りが見えていました。左側は五條あたりでしょうか? 右側は桜井あたりでしょうかね? 三脚がなかったので長時間露光できず。手持ちではこれが限界です。
10/29 19:14
竜門岳〜音羽三山の山塊の左側と右側にそれぞれ街の灯りが見えていました。左側は五條あたりでしょうか? 右側は桜井あたりでしょうかね? 三脚がなかったので長時間露光できず。手持ちではこれが限界です。
翌朝。雲のせいで日の出を楽しめるようなコンディションではなかったです。
あびこが誇る餃子店「餃子王」で売ってるジャスミンティー。ティーバッグにして持ってきました。
昨夜は日没ギリギリに明神平に着いたので、水場に水を汲みに行く余裕がありませんでした。1.5リットルってすぐになくなりますね。水が足りないので奥山谷側にちょっくら下って汲みにいってきました。
10/30 7:21
昨夜は日没ギリギリに明神平に着いたので、水場に水を汲みに行く余裕がありませんでした。1.5リットルってすぐになくなりますね。水が足りないので奥山谷側にちょっくら下って汲みにいってきました。
このゴルジュのようなところに下るだけでもう水は得られますが、直上にテン場があるのが気分的にイヤで、もう少し下流まで下りました。
10/30 7:24
このゴルジュのようなところに下るだけでもう水は得られますが、直上にテン場があるのが気分的にイヤで、もう少し下流まで下りました。
右手(明神岳側)から別の沢が合流してきていたので、そちらの水を汲みました。
床下も探検してみました。リクエストがあれば、拙ブログで中の状況をレポートするかも。
あしび山荘の中は快適でした。本当は朝の内に桧塚まで往復しようと思っていたのですが、むしろ山荘内でゆっくりすることに。結局9:30頃までのんびりしていました。が、鍵を閉めていよいよさようならです。また来たいですね。
10/31 23:40
あしび山荘の中は快適でした。本当は朝の内に桧塚まで往復しようと思っていたのですが、むしろ山荘内でゆっくりすることに。結局9:30頃までのんびりしていました。が、鍵を閉めていよいよさようならです。また来たいですね。
朝の内はまだ天気もよかったのですが、いよいよガスがたちこめてきました。
視線を右に移す。昨日ヘロヘロになりながら登った薊岳はガスの中で見えません。
薊岳〜前山あたりはもはや冬枯れ状態でしたが、こちらの方には色づいた木が多少は…。といっても、多くの方が指摘しているように、大峰・台高界隈の今年の紅葉(黄葉)はちょっと残念な感じですね。
1
10/30 10:27
薊岳〜前山あたりはもはや冬枯れ状態でしたが、こちらの方には色づいた木が多少は…。といっても、多くの方が指摘しているように、大峰・台高界隈の今年の紅葉(黄葉)はちょっと残念な感じですね。
赤ゾレ山手前の池。周囲の木々が綺麗に色づいていれば、ここはたいそう雰囲気よさそうですね。
伊勢辻。三叉路状の分岐で、北を採ると高見山方面。西を採ると又迫谷経由で大又に下ることができます。
又迫谷は倒木天国。倒木さえなければ、雰囲気のよさそうな谷なんですが…
二俣の周辺でどでかいカエルを3匹くらい見た。台湾料理屋で食べたカエルの唐揚げはたいそうおいしかったです。このカエルはずいぶん肉厚にみえるけど、食べれるのかな?
10/30 13:29
二俣の周辺でどでかいカエルを3匹くらい見た。台湾料理屋で食べたカエルの唐揚げはたいそうおいしかったです。このカエルはずいぶん肉厚にみえるけど、食べれるのかな?
二俣から下流では登山道が崩れている箇所も散見されました。基本的には通行に支障ないレベルではありますが。
水浴びにちょうどよさそうな釜。雰囲気のいい谷なんですけどねぇ…、荒れてさえいなければ。
途中から荒れ荒れの斜面をむりくり下るような状態に。この写真の地点まで下ってくると大したことない感じですが、ここより上部は地面が粘土質ですべるし、灌木のせいでザックがひっかかるしでタイヘンでした。写真撮る余裕ありませんでした。
10/30 15:05
途中から荒れ荒れの斜面をむりくり下るような状態に。この写真の地点まで下ってくると大したことない感じですが、ここより上部は地面が粘土質ですべるし、灌木のせいでザックがひっかかるしでタイヘンでした。写真撮る余裕ありませんでした。
和佐羅滝の下流。いかにも滑りやすそうな木橋の下にまだ新しい花束が…。前の週に和佐羅滝の近くで死亡事故があったそうですが、ひょっとするとここなのかな。心の中で手を合わせて進みました。
10/31 23:59
和佐羅滝の下流。いかにも滑りやすそうな木橋の下にまだ新しい花束が…。前の週に和佐羅滝の近くで死亡事故があったそうですが、ひょっとするとここなのかな。心の中で手を合わせて進みました。
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