北アルプス(荒天のため涸沢まで)
- GPS
- 11:21
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 968m
- 下り
- 984m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 6:20
- 山行
- 5:21
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 6:47
天候 | 5月18日(金)晴れのち曇りのち夜に雨、風が次第に強くなる 5月19日(土)朝のうち風雨のち曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
本谷橋の近くから雪が少し残っている。横尾本谷へ涸沢が合流するあたりまで夏道とおり。ここから斜面は雪がついている。ダケカンバの木のあたりは踏み抜き注意。 |
その他周辺情報 | 小梨平のキャンプ場の小梨の湯が12時からやっているので入浴して山の汗を流す。食事も小梨食堂でカレーとビール。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
---|
感想
前線の通過がちょうど今回の予定とぶつかっていた。その時の天候次第と思って新宿を出発した。横尾までの林道の両側にニリンソウの群落が敷き詰めた絨毯のように広がる。今の季節のすばらしい景観だと思う。見上げる空は青空に白い雲が流れている。明神五峰の山頂付近は雲がかかっている。金曜日のこの道は人通りがほとんどない。小鳥のさえずりを聞き、足元の花を眺めてのんびりと歩いていく。見上げる山は明神から前穂北尾根、屏風の頭、方脇に梓川の流れが雪解け水を足して勢いよく流れている。横尾大橋の上の空は青空で白い雲が次第に増えてきていた。今日いっぱいこのままだといいなと思い横尾谷に進む。
横尾谷からの屏風岩はいつ見ても立派だ。そそり立つ岸壁のルンゼに雪解け水がはねながら流れ落ちている。屹立した屏風岩、白いしぶきを上げ流れている横尾谷と見飽きることがなく歩いていく。やがて残雪が登山道を覆ってくると本谷についた。今の時期で沢に雪が詰まっていない。本谷橋も仮設ではない。ゆっくりと温暖化が進んでいることを感じさせる。本谷橋を渡り、夏道どおりに登って行く。少し雪がついてくるがアイゼンをつけるような雪でも斜面でもない。涸沢と横尾本谷の合流点から涸沢沿いに進むと一面の雪の斜面になるが谷底は水流が勢いよく流れている。ダケカンバや潅木を避けながら雪の上のトレースをたどる。前方に見える前穂北尾根の上空は濃い色の雲に覆われている。しだいにガスが下りてきて山を隠し始める。涸沢ヒュッテの建物が見え始める。ヒュッテを左に見て天場への斜面を登って行く。表面が凍っている雪を避けながらキックステップで登るとテント場に着いた。北穂、涸沢岳、奥穂、前穂は見えない。北尾根も五峰から上は雲の中、少し雨も降ってきた。こんな状態なので登る気持ちはもうなうなってしまった。まず右側に見える涸沢小屋に入る。ちょっと早いが受付をした。この日の宿泊は1名だった。まずビールを飲み落ち着く。小屋のテラスから見ていると天場にテントが4張りある。
夜にはいると雨が屋根をたたき風のうなる音が絶え間なく聴こえる。テントは大変だろうなと思う。それでも前日の夜行バスの疲れからか目が覚めると五時になっていた。山では遅い目覚めで外は明るくなっている。風の音がまだしている。窓から外を見るとテントが一張りもない。朝早くくだったのかと思っていたが、テントを張っていたという人から下山して横尾で話を聞くと夜中の暴風でテントをつぶれそうになりそのうちテントに入ったまま流されたので危険を感じてヒュッテにテントの全員が逃げ込んだという。大変な思いをしたらしい。やはり無理して稜線の小屋に登らなくてよかったと思う。この朝も昨日と変わらず山は見えずザイテンの下までガスがかかっている。
この日は下山するだけなので山ではめずらしく七時に小屋をでる。雨は小雨になっていて雨具をつけるほどではない。腐った雪なのでアイゼンもつけない。ピッケルを手にくだっていく。涸沢出会あたりから登ってくる人に会う。この土日は天気がよさそうなのでいい登山ができそうだ。今回は残念だがまた晩秋にここへ来ることにする。
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