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Yamareco

記録ID: 1489778
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

残雪のコブ尾根〜飛騨尾根

2018年05月26日(土) 〜 2018年05月27日(日)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
31:33
距離
12.8km
登り
1,899m
下り
1,893m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:12
休憩
0:23
合計
9:35
5:58
6:00
5
6:37
6:39
80
7:59
8:17
433
15:30
コブの頭
2日目
山行
8:39
休憩
0:45
合計
9:24
4:00
240
コブの頭
8:00
8:30
117
10:27
10:38
58
11:36
11:36
47
12:23
12:23
21
13:08
13:08
7
13:15
13:19
1
13:20
13:20
4
13:24
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
5:15 乗り合いタクシーにて上高地到着。まだシーズンじゃないのでだいぶ少ない。
5:15 乗り合いタクシーにて上高地到着。まだシーズンじゃないのでだいぶ少ない。
新緑の向こうに残雪の穂高が見える。
2018年05月26日 06:07撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 6:07
新緑の向こうに残雪の穂高が見える。
河童橋からの天気は微妙。
昼からよくなるという予報なので問題なし。
河童橋からの天気は微妙。
昼からよくなるという予報なので問題なし。
6:10 岳沢登山道到着。 実は登りで使うのは初めてw
6:10 岳沢登山道到着。 実は登りで使うのは初めてw
今日のルートを確認する。
2018年05月26日 07:33撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
5/26 7:33
今日のルートを確認する。
コブ尾根のようす。
2018年05月26日 07:32撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 7:32
コブ尾根のようす。
ダラダラ登って岳沢の小屋が見えてきた。
1
ダラダラ登って岳沢の小屋が見えてきた。
8:00 岳沢小屋へ到着。ここまで誰にも合わず。
テント2張り。
8:00 岳沢小屋へ到着。ここまで誰にも合わず。
テント2張り。
コブ沢をつめて右のピークを目指す。
1
コブ沢をつめて右のピークを目指す。
cow)遅れないように付いて行く。
2018年05月26日 09:13撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 9:13
cow)遅れないように付いて行く。
cow)ガシガシ登ってきたが、ふと振り返ると傾斜が…
2018年05月26日 09:47撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
2
5/26 9:47
cow)ガシガシ登ってきたが、ふと振り返ると傾斜が…
2018年05月26日 10:01撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 10:01
雪渓が切れて微妙なザレ場が所どころ。
落石を気にして距離を空けて登る。
雪渓が切れて微妙なザレ場が所どころ。
落石を気にして距離を空けて登る。
雪渓が終わり泥の草付きを上がり稜線沿いにでると、ハイマツの間に踏み跡がある。
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雪渓が終わり泥の草付きを上がり稜線沿いにでると、ハイマツの間に踏み跡がある。
ピークからルートをよく確認し弱点を攻める。
テン泊装備なので早く抜けたい。
1
ピークからルートをよく確認し弱点を攻める。
テン泊装備なので早く抜けたい。
ルンゼを詰めると選択肢は3つ。
・右
・真ん中
・左
さぁどっちをいく。

ルートファインディングのいい経験になりました。重荷でアイゼン登攀なので無理せず易しいルートへ(taneku)
3
ルンゼを詰めると選択肢は3つ。
・右
・真ん中
・左
さぁどっちをいく。

ルートファインディングのいい経験になりました。重荷でアイゼン登攀なので無理せず易しいルートへ(taneku)
結局左をカンテまで行くと3級程度。
ただ高度感はある。
ここだけザイルを出した。
2
結局左をカンテまで行くと3級程度。
ただ高度感はある。
ここだけザイルを出した。
リードするtanekuさん。
2018年05月26日 12:58撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 12:58
リードするtanekuさん。
ビレイするliewさん。
2018年05月26日 13:02撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 13:02
ビレイするliewさん。
その先は懸垂ポイント。
一番上ではなく
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その先は懸垂ポイント。
一番上ではなく
一段下がった所の方が残置がしっかりしている。
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一段下がった所の方が残置がしっかりしている。
不安定な雪をつなげ高度を上げる。
不安定な雪をつなげ高度を上げる。
振り返るといい景色。
ここから、登っている所はインスタ栄えポイント。
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振り返るといい景色。
ここから、登っている所はインスタ栄えポイント。
ロバの耳が大きく見えるようになってくる。
2018年05月26日 13:33撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
5/26 13:33
ロバの耳が大きく見えるようになってくる。
鹿児島から来た二人は残雪と戦う。


cow)ふくらはぎが悲鳴を上げ、ギブアップ寸前でした…
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鹿児島から来た二人は残雪と戦う。


cow)ふくらはぎが悲鳴を上げ、ギブアップ寸前でした…
上がっていくと天気も回復してきた。
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上がっていくと天気も回復してきた。
最後のビクトリーロード。ジャンも見えてきた。
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最後のビクトリーロード。ジャンも見えてきた。
吊り尾根と前穂。
2018年05月26日 14:37撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 14:37
吊り尾根と前穂。
15:30 コブの頭に到着。
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15:30 コブの頭に到着。
ハイテンションで記念撮影をする。
2018年05月26日 15:49撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 15:49
ハイテンションで記念撮影をする。
奥穂の勇姿。
2018年05月26日 15:52撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 15:52
奥穂の勇姿。
明日登る飛騨尾根を眺める。
2018年05月26日 16:50撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/26 16:50
明日登る飛騨尾根を眺める。
夕日が沈む前に寝てしまった。
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夕日が沈む前に寝てしまった。
翌日4:00 αルンゼを下る。
滝が埋まっているのでサクサク降りれる。


cow)僕はバックステップで…
翌日4:00 αルンゼを下る。
滝が埋まっているのでサクサク降りれる。


cow)僕はバックステップで…
βルンゼと合流したあたりでトラバースしとりついた。
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βルンゼと合流したあたりでトラバースしとりついた。
電光クラックをリードするtanekuさん。
2018年05月27日 05:07撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/27 5:07
電光クラックをリードするtanekuさん。
電光クラック。ザイル出したけど別にいらん。
というか、アイゼンだと結局左のルートに合流するのでソロなら左から行くべし。

ザイルいるでしょ!常識的にw(taneku)
2
電光クラック。ザイル出したけど別にいらん。
というか、アイゼンだと結局左のルートに合流するのでソロなら左から行くべし。

ザイルいるでしょ!常識的にw(taneku)
ふと振り返ると、朝陽が笠ヶ岳を照らしていた。
2018年05月27日 05:12撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/27 5:12
ふと振り返ると、朝陽が笠ヶ岳を照らしていた。
T2あたり。
最後は右から巻く
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T2あたり。
最後は右から巻く
T1 ザイルいらんやろ〜。と言われ登らされる二人。
いらんけど、ピリリ感は味わえるw

liewさんにノーザイルでしごかれる(taneku )
2
T1 ザイルいらんやろ〜。と言われ登らされる二人。
いらんけど、ピリリ感は味わえるw

liewさんにノーザイルでしごかれる(taneku )
最後の登り
今回のベストショット。
8:00 ジャンダルム到着。
9
今回のベストショット。
8:00 ジャンダルム到着。
cow)槍穂の稜線をしみじみと眺めた。
2018年05月27日 08:07撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/27 8:07
cow)槍穂の稜線をしみじみと眺めた。
最高のテン場。また冬に会いましょう。
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最高のテン場。また冬に会いましょう。
後は一般道を歩くだけ。
後は一般道を歩くだけ。
一ヶ所、鎖場のところが凍っていて少しいやらしかった。
一ヶ所、鎖場のところが凍っていて少しいやらしかった。
10:20 天狗のコルまで到着
10:20 天狗のコルまで到着
下まで30分もせずに降りてきた。


cow)急いで下ったら、飛行機に乗った時のように耳がおかしくなった…
1
下まで30分もせずに降りてきた。


cow)急いで下ったら、飛行機に乗った時のように耳がおかしくなった…
11:30岳沢小屋通過。
11:30岳沢小屋通過。
13:00 河童橋到着。
観光客に揉まれながら、今回も無事に帰ってこれたことに感謝。
13:00 河童橋到着。
観光客に揉まれながら、今回も無事に帰ってこれたことに感謝。
cow)あっという間の二日間だった。また来よう!
2018年05月27日 13:05撮影 by  PENTAX K-5 II s , PENTAX
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5/27 13:05
cow)あっという間の二日間だった。また来よう!

感想

今回は、tanekuさんとliewさんに誘っていただき、二年ぶりの穂高山行となった。
初日はコブ尾根を登ったが、恥ずかしながらコブ尾根の頭の手前で、ふくらはぎが悲鳴を上げてしまった…liewさんから、「足がつらくなったら、腕にも荷重を分散させると良いよ!」と教えてもらったが、それでもやばかった。無駄に力を使っているのか、単に筋力不足なのかわからないが、まだまだだった。それから頭痛と息切れ…高所と呼べるほどのものでもないのかもしれないが、僕の体は間違いなく付いていけていない感じだった。悔しさがこみ上げてきた。
だけどそれも一つの大きな経験だった。
思えば、残雪期とはいえ、雪壁登りに触れることができたのもこれが初めてではなかっただろうか。
そして、もちろん状態次第なのだが、雪を味方につけることができれば、煩わしい岩稜もスムーズに抜けることができるということを、ルートファインディングを通じて知ることができた。
雪の怖さと面白さが少し分かった気がした。
二日目は飛騨尾根をアイゼンで登ったが、liewさんの話を聞いて、岩場でのアイゼンの丁寧な使い方を意識することができた。
結局、この日は天狗沢の下降が終わるまでは、ずっとアイゼンを装着していたが、土踏まずが痛くはなったものの、少しは装着感にも慣れた気がした。

二日間を通して、九州ではできない体験をすることができ、満足している。二人には深く感謝したい。
今回の山行で、僕の中の考えや、普段山に対して抱いている気持ちや、こういうことをやってみたいという憧れや希望といったものが広がった気がした。自分の実力をよくわきまえた上で、少しずつ取り組んでいきたい。

今回は、鹿児島から同い年3人組で豪華二本立てでお送りいたしました。
せっかく九州から来てるのだから、おもてなしをせねばと考えたこのルート。
難しくはないが、短距離でバリ2本、しかも稜線テン泊はいい感じです。
残雪にはオススメ。
2日間、岩アイゼンでいいトレーニングになりましたよ。
てか、もうどれが本チャンでどれがトレーニングなのか自分でもわからなくなりましたw
鹿児島最強のアルパインチームから、最強の男達二人を迎え楽しい二日間でした。
同県人はよかのぉ〜(^o^)

飛騨尾根と前穂北尾根を2日で登りたかったかったが、体力的に厳しい。liewさんと相談して、コブ尾根と飛騨尾根の2本を登ることになった。
雪どけが早く、コブ尾根は雪渓や岩、泥壁を繋ぎながら登る。途中から先頭を行かせてもらったので、ルートファインディングの良い勉強にもなった。コブの登攀は荷物があったので、左側の易しいルートを選択。ロープ無しでも行けそうだったが、高度感にビビり、1ピッチだけロープを出す。
2日目、飛騨尾根。自分にとっての核心は取り付きまでの雪渓下り。下手くそなアイゼンワークで初っ端に軽く滑って、岩場で止まる。その後は一部バックステップも交えて下る。取り付きで岩尾根を見上げたらホッとした。
飛騨尾根からジャンダルムの頂上に立ち天狗沢の雪渓から下山。毎度のことだが、liewさんの下山について行けず実力不足を痛感。できることから頑張ろう!

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アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
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技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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