越中駒ヶ岳、僧ヶ岳〜東又ルート
- GPS
- 09:05
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,598m
- 下り
- 1,582m
コースタイム
天候 | 晴〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から100mくらい上がるまでは急で怖かったです。 また、僧ヶ岳から北駒ケ岳へ向かうところに、右側にロープを張ったところがありました。 かなりの急斜面で、落ちたら必ず死にます。 そこだけ土砂崩れがあったのか、草木もなく岩がむき出しになっていました。 「ここを見ろ」と言わんばかりに唐突にロープがあるのでつい見てしまい、足がすくみました。 下は見ないようにして通り過ぎるのが吉です。 コースは分かりやすく、迷うようなところはなかったです。 伊折山までは急ですが、要所にロープがあり登りやすいです。 北駒ケ岳から駒ケ岳までも数箇所ロープがありました。 20〜50mほど歩く雪の箇所が7箇所くらいありました。 どこも急ではないので、アイゼンは不要です。 |
写真
装備
個人装備 |
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ツェルト
杖
シュラフ
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感想
富山百山のうち日帰り可能なお山を制覇するのが目標ですが、そろそろ限られて来ました。
冬には登山口まで行けないお山ばかりを残していたためカウントを稼げなかったので、春になり怒涛のようにカウントを稼いでいます。
未踏の百山ばかりにこだわる訳でもないのですが、減らせるうちは減らしたいのです。
ということで今回も百山のうち登っていないお山へ。
有峰林道小口川線やブナオ峠は未開通。毛勝周辺五山は体力的に無理、寺地〜北ノ俣岳もちょっと厳しそう。
駒ケ岳しかない!ということで、前日に決めました。
駒ケ岳へは3つの主要コースがあります。
そのうち烏帽子尾根から登るコースは昨年僧ヶ岳まで登っています。
同じコースを辿るのは芸がないです。
宇奈月コースに決めました。
…東又コースは単純計算でも標高差が1250mあるんです。絶対無理です。
ヤマレコログを見ると、今年はまだ誰も宇奈月コースは歩いてないようですが、一昨年にこのコースを辿っている方がおられるので何の心配もしていませんでした。
GPSログも保存しさあ寝るぞと思いつつ一応「黒部市 僧ヶ岳」と検索してみたら、市のサイトに「林道別又僧ヶ岳線の通行状況について 6月1日 平和の像広場まで」とありました。
平和の像から宇奈月コースの出発点である第三駐車場までは相当な距離があります。
それから一週間経っているので、金曜にでも電話で確認したら、さらなる開通情報が得られていたかも知れません。
でも確認しないまま、そこまで向かうほどチャレンジャーではありません。
予定変更を余儀なくされ、東又ルート?他のお山?…いろいろ考えてしまいました。
頭は「駒ケ岳」モードになっています。
結局、今更他のお山に変更する気にはなりませんでした。
一番困難と思われる、東又ルートにチャレンジすることにしました。
2つ前の山行記録「鍬崎山」へはリフトを使って登り、「粟巣野から登るのは自分には厳しそう」と書きました。
東又から駒ケ岳に登るのと、粟巣野から鍬崎山に登るのと同じくらいの難易度に思えました。
でもよくよく調べると、東又ルートで大変なのは、登山口から伊折山までで、それ以降はさほど大変そうでもないんですね。
その伊折山までは、だいたい1.5kmの距離に対して625m登ります。
私の中で、三大急坂は、唐堀山の第二鉄塔まで、大地山の途中鍋倉山まで、そしてクズバ山です。
大地山(鍋倉山)は2kmで607m上がりました。唐堀山は1.4kmで630m上がりました。
伊折山までは、大地山より急で、唐堀山と同レベルのようなんです。
唐堀山には曲がりなりにも登れました。
じゃあ、伊折山までは唐堀山、それ以降は別のお山、と2つの登山と分けて考えれば、自分にも登れるんじゃないかと思いました。
連続して登る一度の登山なのに、そんなバカな発想があるかっ!
…そのバカな発想を実現するのに近い歩き方…自分の中で導き出された答えは「伊折山まではゆっくりと、全く疲れないように登る」というものでした。
ということで、前置き長すぎスミマセン。
伊折山までは疲れないように、ゆっくりゆっくり登りました。
自分は、ソロの場合、自分ペースではありますが、精一杯の力で登ってしまうクセがあるんです。
なのですぐにバテてしまうようです。
今回は、ゆっくり、ゆっくりと言い聞かせながら登ったので、結論を言いますが、さほど疲れないで駒ケ岳まで辿り着けました。
余りに厳しい場合、僧ヶ岳で引き返すことも想定していたのですが。
伊折山までは、要所にロープがあって大変有り難かったです。
私は腕力は人並みと思うのですが、脚力がとても弱いんですね。
なのでロープがあると、腕力を借りることができるので、大変助かるんです。
整備されている方々にはホント頭が下がります。
…とは言え、もし整備されてなければ、それはそれでその状況を楽しみたいと思います。
前に富山のお山についてのどなたかのレコードを読んでみたら、整備されてないことへの不満が綴られていました。
その方は県外の方だったので、特に愉快じゃない思いを抱きました。
整備されていたら感謝、されていなくても楽しみたいと思います。
そんな風に、ロープの力も借り、伊折山に到着。
「伊折山からがスタートの登山と思えるように、脚力を使わない」という目標にしていましたが、その通り疲れないで辿り着けました。
厳しくはありましたが、唐堀山ほどではなく、大地山(鍋倉山)に近いイメージを持ちました。
伊折山から駒ケ岳までは、急なところはほとんどなく、順調に足を進められる道でした。
常に毛勝山が圧倒されるような大きさで目の前にありました。
景色が開ける場所からは、他の山々もきれいに望め、とても素晴らしい景観でした。
午後から雨の予報でしたが、雨は降らなかったです。
成谷山から先は風があり、大変心地よかったです。
動物とは出会いませんでした。
ところで、人糞のような形で、色は青黒く、人糞を一回り小さくしたような糞をあちこちで沢山見ました。
20個ほどでしょうか…他の山ではほとんど見かけてないような糞でした。
駒ケ岳の山頂近くでも見ました。
ツキノワグマかと思いましたが、調べてみるとツキノワグマの糞は丸まっているようなんです。
私が見た糞は、どれもきれいに一直線なんです。
写真に撮ってくればよかったです。何の糞でしょうか?
…大きさ的にはクマ以外に思い浮かばないです。
虫は成谷山、駒ケ岳山頂でうるさかったです。
先週防虫ネットを購入し持参しましたが、それを使うほどではなかったです。
他の登山者とはずっと会わず、下りで伊折山を過ぎてから二名、四名の女性登山者を追い抜きました。
僧ヶ岳で引き返された方々のようです。
飲み物は3L持参し、2.5L以上飲みました。
毎回持っていく量を増やしても増やしてもほとんど飲んでいます。
一体どこまで増やせばいいのでしょうか?
登山口には車が三台停まっていました。
この登山口は毛勝山の登山口でもあります。
今回の登山で先行者とは出会わなかったので、みなさん毛勝山に登られたのだと思われます。
しかし、私には自分がそこから毛勝山に登れようとはとても思えませんでした。
ヤマレコのレポを見ても思うのですが、猛者ってそこかしこにいるもんですね。
自分が体力なさすぎなのかも知れませんが。
前回ゴミを拾った女性を目にして感銘した旨を書きました。
その手前もあり、今回はなるべくゴミを拾おうと思いました。
9つのゴミを目にし、6つ拾いました。
全部拾うべきだったのでしょうが、6勝3敗…勝ち越しということで勘弁して貰いましょう。
走行距離、累計標高からみれば、少し前に登った鍬崎山、細蔵山より大変なハズですが、それらより楽に感じました。
しかし翌日の筋肉痛は、前者はなかったものの、今回は節々が痛いです。
コメント
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「感想、記録」楽しく読ませてもらいました。
私も、10年ほど前に駒ケ岳に行ったのですが、もう一回行きたくて、今年こそはと思っています。
途中、崩落個所にロープがあるとのこと、行けるか心配になりました。
コメントありがとうございます。
駒ケ岳、良いお山ですよね。
またぜひ行かれたらと思います。
>途中、崩落個所にロープがあるとのこと、行けるか心配になりました。
たぶんみなさん大丈夫なんだと思います。
私はまだ回数を重ねていないことと、低山ばかりなので、通常は稜線歩きでも左右にヤブがあるため、裸の崖を見慣れてないんです。
そのせいで足がすくみました。
高山に慣れてる人なら、「なんだこんなもんか」ってところだと思います。
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