雨飾山(雨飾山荘から)滑り止め携行を!
- GPS
- 07:07
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,190m
- 下り
- 1,180m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
雨飾山荘へは「雨飾温泉」でナビ登録し、ナビの目的地到着地点からそのままコンクリート舗装の道を数キロ進むと、山荘下の駐車場に着く。1台が通れる細い道なので対向車に注意。所々に待避所がある 駐車場は10台(頑張っても12台か?)。トイレなし。すぐ上の雨飾山荘でトイレ利用可(100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは雨飾山荘の玄関にある 雨飾山荘から中の池: 山荘に向かって左手に登山口がある。水場と幕営地の横を通っていきなり急登。樹間の中をひたすら上がる。石、落ち葉、木の根のすべてが濡れるとすべる。早朝は特に滑りやすい。中の池に水芭蕉。ただしほとんど終わり 中の池から分岐: 雪が残っている。すぐに雪渓の上を歩く。所々夏道が出ていて、交互に歩く感じ。最後は夏道が雪渓の下にあるため、雪の急斜面を登る。よほど雪に慣れた人以外は、軽アイゼン必携。この日は下山時に、滑落した女性に遭遇。雪渓の急登の取り付きで滑落し、下の夏道まで滑り落ち、岩に頭をぶつけて出血。ヘリの救助を呼んだところだった 分岐から雨飾山頂: 夏道。お花畑の中を進む。最後はちょっと急な登りだが短い。山頂は双耳峰。双耳の距離はごく短い。北ア南部の槍穂から北部の後立まですべて一望できる |
その他周辺情報 | コンビニ: 糸魚川ICを下りてから進むと反対側車線に1軒ある(セブンだったと思う) 日帰り温泉: 雨飾山荘に男女別の内湯と混浴の露天(都忘れの湯)あり。内湯のみシャンプーとソープあり。小さいが源泉かけ流しの良い湯。5人位入ると一杯になる。500円。7時−20時。明治13年(西郷どん自決の3年後)創業の温泉宿ながら、良い雰囲気できれい。キャンプ場側の雨飾荘とは対照的な素朴さ https://www.mountaintrad.co.jp/~amakazari/index.html http://www.hitou.or.jp/hymbrrsv/hymbr_pg01.html?yc=na102 他には、糸魚川ICへ向かって走るとICの少し手前に日帰り温泉の看板がある 糸魚川温泉クアリゾート ひすいの湯。1000円、TEL:025-553-2222 営業時間10:00〜22:00(受付終了21:30)定休日年中無休 |
写真
感想
笠ケ岳を計画していた。高山に来てから晴れの日には会社から眺めている笠ケ岳。久しぶりに20キロ越えのヘビーな日帰り登山をガツンとやろうと考えていた
前日はとてもいい天気ながら、乗鞍、槍穂、笠などの山は雲に隠れて終日見えなかった。登山当日の山頂の天気予報はお昼ごろからガス。3時半から歩き始めて、山頂には12時過ぎに着く予定。これでは山頂にたどり着いてもガスで展望なしの可能性が・・
ならば梅雨前線の影響を受けにくいと期待される日本海側の山を選択。雨飾山は初めて。千葉に住んでいた半年前までは、この山域は日帰りの対象外。アクセスに5時間くらいかかる。高山からなら3時間。これなら行ける
南麓のキャンプ場側からのレコはそれなりに上がっていて様子は分かる。北側の雨飾山荘からのレコはまだ上がっていない。雪の状態が分からないので、念のためチェーンアイゼンに加えて、12本爪アイゼンにピッケルも持参。これは正解だった。中の池を越えたあたりから雪渓が夏道を覆い、結構な雪の急登になった
少し遅れて駐車場を出発した高知からの男性が樹林帯の途中で休憩しているときに追い付き、しばらく会話を交わす。若い頃は普通の登山に興味はなく、一の倉や滝谷などでロッククライミンをもっぱらやっていたとか。定年退職して普通の登山に目覚め(?)、あちこちの山を訪れるようになったとか。今回は奥さんと1カ月かけて日本海側を青森まで北上し、登山と旅行を楽しむとか。いいですね。私もぜひ北海道を1カ月くらいかけて回ってみたい
この方とは山頂でも一緒になり、奥さんが下で待っているので先に下山された。雪渓下りがほぼ終わるところで、カップルが休憩していると思ったら、この方と滑落した女性だった。女性は頭を岩にぶつけ血を出していたが、私が到着したときには止血していた。高知の男性が救助ヘリへの連絡などを助けて介抱していたおかげで、女性は落ち着きを取りもどし体の震えも収まっていた
滑り止めなしで雪渓を登り始めてすぐに滑落したようだ。あの雪渓は滑り止めなしではつらい。私は登るときにはチェーンアイゼンを付けたが、下りは12本爪をつけてピッケルを手にして雪の上をまっすぐ下りた。高知の男性はキックステップで登り切り、下りは中腰姿勢でストックをブレーキに使い、絵に描いたようなグリセードで下りて行った。雪に慣れた人以外は、今しばらくは滑り止めをつけて上り下りすることをお奨めする
それにしても、花飾山?と思うくらい花が咲いていた雨飾山だった。往復で10キロ未満の山だったが、ちょうどよかった。20キロ越えなど今の私にはとても無理だった。行っていたら抜戸岳までがやっとだったろう。無理していたら、怪我をした女性のようになっていたかもしれない。今回も無事に登山できたことに感謝感謝!
ピンさんこんにちは!
梅雨の時期にほっとんどの花が咲き始めちゃうんですよね。梅雨終わる頃には終盤で。どうせ夕立もらう夏よりも梅雨の晴れ間の方が出かけたくなりますね。私なぜかヨツバシオガマ見つけるとすんごくうれしくなります。今年はまだ会えておりませんが。
社長と専務がおともだちと浦安に行くそうで、急に日曜日がもらえてしまったのですが、天気見たらあらそこだけ抜けそう?うれしくなって色々計画してほくそえんでいるところです。
さすがにこちらからだと雨飾山まではアクセスキツイですね。薬師と黒五がとてもよさそうで飛越も考えたのですが。高山からなら1時間じゃないでしょうか。高山ベースのうらやましさ超越してズルい!って言ってしまうレベルになりそうです!
お花は・・・ユキザサ、かなぁ。
カッパさん、ご来訪ありがとうございます
ユキザサでしたね。「ササなんとか」で思い出そうともがいていましたが、くっつける場所が間違ってました。この年になると人や物の名前で同じようなことは日常茶飯事で、思い出せなくても何とも気にならなくなってます
地の利でしょ?でも折立へ行くことを考えれば、南側の登山口の雨飾高原キャンプ場は関東からでも行けるのでは?白馬へ行くより30分余分に走るだけですよ
私にとって折立は近そうで遠いんです。下道ばかりで。でも3時間はかからないな・・
重役のいぬ間に、得意のハードなコースをガツンとやってください。楽しみにしてます
糸魚川…富山に赴任してたこともあるので遠さは肌身に染みております(新幹線未開通でした)。
高山からでも3時間…こっちなら夜叉神や尾白川行くようなものですから近い部類ですね。
私はこの時期の山歩き、山の選定がピント狂いまくりでクソつまらない山ばかり歩いてます。
花の綺麗な山では浅草岳が個人的には辺りでしたが和歌山の山友さんたってのリクエスト…どうも今回の雨飾山のレコ拝見すると山登りの楽しみの半分近く損しているような気分になります。
雪渓歩き、残雪の斜面の下りは要注意ですね、GWの千枚小屋上の斜面で滑って止まらなかったです。
ピッケルや12爪、労を惜しまず投入すべきだと実感しました。
高知の方、素晴らしいですね。
トムさんの山もいいですよ。笹尾根に武甲山、修行僧っぽい趣はありますが感動ものでした
頸城山塊は千葉の自宅からでも尾張の実家からでも5時間越えのドライブです。でも高山のアパートなら3時間。今年はこの山域を楽しみ尽くします
高知の男性、素晴らしいでしょ。下山したら奥さんと露天風呂(混浴)に向かわれるところでした。私は内湯へ行きました。遠慮した訳ではなく、しこたまかいた汗を石鹸、シャンプーで流したかったので。内湯は貸切りで気持ちよかったです。自宅にあれくらいのサイズの温泉を持てたら最高ですね
雨飾山荘はラーメンなど昼食も食べられるんです。駐車場の斜面に一杯生えていたフキを取りに来ていた地元のおばちゃん二人が食べてました。気さくな人たちで一緒にラーメン食べようかと思いましたが、風呂上りで暑くて止めました(蕎麦もあったかな?)
雨の中の登山が何より苦手なので、梅雨明けまでしばらく休止になりそうです。梅雨が明けたら、地の利を生かしたロングなやつを画策しています
雲海に高山植物、山頂からの大展望と、雨飾山はいい山のようですね。
花の種類も多いですよね。花の名前もよくご存じですが、植物図鑑などで調べているんでしょうか?
雨飾山、ちょっと東京からだと遠くて二の足を踏んでしまいますが、そのうち行ってみたいです。
以前、紅葉シーズンの雨飾山をTVで見て、いつか行ってみたいと思っていました
お花の時期もこんなに素晴らしいとは思わず、いい意味で予想外でした
猿倉までドライブする時間に30分ほど足せば、雨飾高原キャンプ場登山口に行けるのではないかと思います。ぜひ出かけてみてください
花はレコで事前に何が咲いているのかを調べて行きます。知らない花はネットで写真を確認してます(事前、事後)。この年なので、覚えてもすぐに忘れてしまいますが、根気よく覚えていくしかないですね
花の写真をスマホで撮って送ると、AIが名前を回答してくれるアプリを使ったことがあるのですが、高山植物は使えないですね。まだまだ開発途上という感じでした
初めまして 地元のものです。
先週末、日本海口から行きましたが中の池で先行の若い男性グループから
「本格的なアイゼンでないと危険。自分たちも軽アイゼンだけど諦めます」と言われ素直に戻りました。
滑落した方がいたんですね。
小谷口は比較的容易ですが日本海口は覚悟がいりますね。
ただし、それに見合う素晴らしいトレイルなので又挑戦したいたと思っています。
はじめましてkibakoさん
頸城山塊の地元とは羨ましいです。本当に素晴らしい山が連なっています
6月9日(土)に雨飾山荘から登られていたんですね。「雨飾山」で検索してもkibakoさんのレコが出てきませんでした(私のレコも山名で検索した時に時々リストに出てこないことがあります。システムの不具合ですかね?)
もしkibakoさんのレコを拝見していたら、雨飾山荘ではなくキャンプ場登山口へ向かっていたかもしれませんでした。雪の状況を事前に情報収集できなかったので、念のためチェーンアイゼンに加えてピッケルと12本爪アイゼンを持って出かけた次第です
若者たちのアドバイスは的確だったと思いますし、それを受け入れて途中で引き返された判断も正解だったと思います。しばらくして雪が解けてしまえば、中の池から上もそこに至るまでの急登と変わりありません(地元の方には釈迦に説法みたいなものですが)
これからも地の利を生かして頸城山塊はもちろん、ちょっとドライブすればアクセスできる栂池や猿倉などから後立山の山などを存分に楽しまれてください
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