丹沢/玄倉川小川谷廊下


- GPS
- 08:14
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 3,131m
- 下り
- 3,123m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:49
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
穴ノ平橋の手前の余地に駐車。今日はなぜかゲートが空いていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・小川谷廊下 写真と感想を参照して下さい。 ・小川谷右岸径路 益々崩壊は進んでいる。ゴルジュの縁を行く所も多々あるので十分な注意が必要。 また、ヒルの巣窟だった。 ◆登山ポスト 玄倉BSの登山ポストで提出。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具
地図(地形図)
ヘッドランプ
ハーネス
ヘルメット
カラビナ
スリング
渓流シューズ
トポ
ルート図
|
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共同装備 |
ロープ(8mm×30m)×2
カム(約5個)
ハーケン(約10個)
ハンマー
|
感想
梅雨の合間に小川谷廊下へ。多少昔日のゴルジュ感は薄まってしまったけれど素晴らしい渓で、登攀を楽しませてくれる。しかし小川谷までもがヒルだらけになってしまっているとは大ショック!今度からは訪れる時期を慎重に考えないと…。
湘南を5:40に出て玄倉を目指し、7:10に到着。ここでI原さんと落ち合うが、ゲートが空いてるよ、と言う。これ幸いと中丿沢林道に向かい穴ノ平橋の手前の余地に駐車した。先客1台あり。ここで沢装備を身に付けて出発することとした。去年Aki-CLさんが巻いた黄色テープの目印から尾根を伝って沢に降りる。もう少し良い天気を期待していたけど空はどんよりとして一日晴れそうにも無い。天気は気分にも影響するな。
開けた渓相は数分歩くとゴルジュになり最初の3m滝とCS4m滝が続いて来る。3m滝は右壁の苔付きから乗越す。CS4m滝はすっかり流木が横になってしまってアシストにならなくなって難度が上がっている。Aki-CLさんが残置スリングに立ち込んで追加の支点を上に作ろうとするが苦闘している。13Kさんが持参したアブミを残置ハーケンにセットし、更にチョックストンの脇にカムを入れてスリングに2つ結び目を作った即席アブミを掛けて両方に立ち込んで漸く越えることができた。後続はロープを降ろして貰うがフォローした13Kさんがスリングを繋げて滝上の残置から伸ばしてくれたのでこれでゴボウで行く。
6m滝を登り2段6m滝からゴルジュ、そして4m滝へ。4m滝では13Kさんがリード。その後も手頃な滝が続く。釜を抱えた6m美瀑では手前右側の湿った凹角を登り高巻き、危ういトラバースを経て沢に降りるが、I原さんは少し名残惜しそうに右壁を見ていた。次回は挑戦しますか?4mヒョングリ滝で滝の裏側を通過して右壁から越す。これを越えるとつるつるの大岩が見えて来る。今日はフィックスロープが下げられていたのでAki-CLさん、placeさん、I原さん、僕と続くが、13Kさんはまた右側の流芯を行く。去年より一層容易になったように見られてかつては10mとトポに書いてあったものだが3-4mと言った所だ。
大岩を越えた所で区切りが良いから休憩しようか、となったがザックを降ろしたらヒルを発見。即火炙りにしたが気味が悪いので先に行こうと言うことになった。ここからは美しいナメと石棚ゴルジュ、小川谷の真骨頂だ。ナメと深い釜を幾つか越えて行くと3m滝に出合う。普段は流芯脇の右壁を登るが今日のチョイスは手前の壁、釜が深いと見たのかな?でもこのルートで残置が2点あった。そして5×15m滝を13Kさんがリード、そしてplaceさんが続くのだが、ここでもヒルを発見。Aki-CLさんと2人で退治に格闘していたが、placeさんはリーチが少し足らずに滝に取り付け無いでいた。そこで僕が抜けてスリングを延長し届くようにして先に抜けた。残置ハーケンが数ヶ所もあったがこんなにあったっけと言う感じだ。5m滝は右岸側から越えて行くが残置スリングの後のザレたトラバースが少し危うい。これを越えると石棚も近い。
手前の4m滝を越えると石棚20mの真下に出る。いつも通りの大瀑布だ。勿論ここは左側の岩壁を登って行き、トラバースして5m滝と3m滝も一緒に高巻いて残置の細いロープで沢に降りる。この辺りから湿気でレンズが曇ってきた。ゴルジュを抜けても気持ちの好い沢が続き、ここもザ・小川谷廊下と言う所だ。テーブル岩、デッチ沢出合と言ったランドマークを過ぎて樋状5m滝。右岸側から越えて行き、左側が壊れた大堰堤を潜ると広いゴーロになり、突然開放感が満ち溢れる。右側から東沢を合わせて堰堤をもう一つ越えて遡行終了。
先日誕生日を迎えたplaceさんにAki-CLさんからプリンがお祝いに振る舞われたが、一方でヒルチェックをすると僕はズボンの裾とかに計3匹発見。沢でも確実にヒルに出くわすようになってしまったとショック。言わんや下山路をや、である。ここで沢装備を解いて行ったが、ネオプレンソックスは履いたままの方が良かったなと言うのが後悔した所。東沢乗越からの径路には右岸側の斜面を登り出合うがその過程でもヒル数匹に纏わり付かれ、崩壊が進んだ径路でも、最後に林道に出合う辺りが薮っこくなっているので一番被害があった所かもしれないが林道に出てアスファルト舗装に変わった所でまた数匹、クルマまで戻って靴を脱ぐとその中にまた数匹、と散々だった。僕は今回塩水とバーナーを持って行ったけど13Kさんの持参したアルコールの方がバーナーとの相性が好いので次回はアルコールスプレーを持って来よう。と言うか先ずはヒルの居る沢は回避すべきだが。
小川谷廊下は美しく、登攀も楽しい渓だ。大満足でした。しかしこうもヒルだらけになってしまったのは本当にショック。訪れるタイミングは考えないと行けなくなってしまった。それでもまた来ますけど。
ギンリョウソウ(銀竜草、別名ユウレイタケ)はツツジ科でした!
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6
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