月山「月山屈指のロングコース」本道寺コース

2018年06月24日(日) [日帰り]

• GPS: 10:35
• 距離: 31.3km
• 登り: 2,013m
• 下り: 2,011m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:58
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:36

3:31 本道寺湯殿山神社駐車場
3:32 3:37 口之宮湯殿山神社（本道寺）
4:07 4:07 本道寺登山口
5:56 5:56 岩根沢コース分岐
7:46 7:47 清川行人小屋分岐
8:22 8:22 大雪城
9:01 9:03 胎内岩
9:15 9:15 本道寺、岩根沢コース分岐
9:16 9:16 月山山頂小屋
9:18 9:18 月山神社
9:20 9:41 月山
9:46 9:46 月山山頂小屋
10:01 10:02 胎内岩
10:19 10:19 大雪城
10:41 10:41 清川行人小屋分岐
12:12 12:19 岩根沢コース分岐
13:05 13:05 本道寺登山口
14:04 14:05 口之宮湯殿山神社（本道寺）
14:07 本道寺湯殿山神社駐車場

天候

晴れ時々曇り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

本道寺湯殿山神社、駐車場を利用

コース状況／危険箇所等

■駐車場〜林道〜本道寺登山口
本道寺湯殿山神社右手に林道があり、3分ほど歩くと舗装された林道にぶつかる。
林道をしばらく歩くと本道寺登山口がある。
登山口の標識が壊れていて良く見て歩かないと通り過ぎてしまうので注意。

■本道寺登山口〜岩根沢分岐〜清川小屋分岐
初めは杉林の登山道、稜線までの登山道は一部草が茂り足元が見えづらいが踏み跡はしっかりしている。
稜線に出ると明るく幅広い登山道になりブナ林の中とても快適に歩ける。
アップダウンも気にならないほどで緩やかに高度を増していく。
登山道の一部に残雪、区間は短いので間違うことはないはずだが、視界不良時はルートを間違えないように留意。
清川行人小屋分岐付近は灌木のトンネルになっていて若干屈んで歩いた、背の高い人は苦労しそうである。

■清川行人小屋分岐〜大雪城〜月山山頂
清川行人小屋分岐からの登りがこのコース一番の急登、大岩が多く、登山道は狭い。
急登を登り切ると豊富な残雪が残る大雪城の雪渓が広がる。
広大な雪渓は目印がほとんどなく悪天時はルートファインディングが必須。
(一部岩に赤ペンキあり)
進んで行くと胎内岩と呼ばれる大岩が目印があり、雪渓が終わる。
そこからはお花畑の登山道を登り月山山頂へ

写真

6/24 3:31

月山本道寺コース
一緒に行くはずだった友人が急遽行けなくなり単独で行くことに
熊の不安が付きまとう

6/24 3:35

本道寺湯殿山神社
112号は何度も通るが寄ってみたのは初めて
今回の登山の無事を祈って出発

6/24 3:51

神社の右手を少し進むと舗装された林道にぶつかる
林道をしばらく進む

6/24 4:06

本道寺登山口
看板が朽ちていて解りづらい
気づかず通り過ぎてしまいそうになった。

6/24 4:30

稜線までの登山道が一部草木に覆われていた、踏み跡はしっかりあるので大丈夫はなず。

6/24 4:36

日の出
夏至直後で日の出も早い

6/24 4:36

今日は良い天気
奥には蔵王連峰の峰々

6/24 4:49

たまに見かけるこのような樹
調べてみたらこぶ病という病気にかかった樹なんだな

6/24 4:58

ブナ林に光が差し込み幻想的

6/24 5:04

今日は風が強め
上空の雲も舞っている

6/24 5:07

ギンリョウソウ

6/24 5:22

やっと視界が開けた
ありゃ、山頂はガスって見えないか

6/24 5:31

登山道の一部に残雪が残る

6/24 5:54

岩根沢コースと合流
ここまで約2時間半

6/24 5:55

右が歩いて来た本道寺コース
左が岩根沢コース
岩根沢登山口から登ればここまで約1時間ほどらしい

6/24 5:56

朝日連峰も稜線に少しガスがかかっている

6/24 6:09

地蔵森山…だったかな？

6/24 6:10

目指す月山が近づいたように感じるが？
先はまだ長そう

6/24 6:17

勉強不足

6/24 6:25

残雪の脇から
春の花の水芭蕉が咲き始めたようだ

6/24 6:46

まだ登山道が残雪に埋まっている

6/24 6:49

稜線はサラサドウダンの群生

6/24 6:49

物凄い数咲いていました

6/24 6:56

少し危険なトラバース
際の根曲がり竹に掴みながら通過した

6/24 7:05

山頂はまだガス
午後には晴れる予報だが

6/24 7:08

月山と言うと緑豊富なイメージがあるが
この斜面は少し荒々しい

6/24 7:44

ドウダン坂分岐(清川行人小屋分岐)に到着
分岐前の登山道
両脇の根曲がり竹がアーチ状に覆われ少々暗い

6/24 7:52

分岐後は本道寺コースで唯一の急登になる
傾斜があるので振り返ると眺望が良い

6/24 7:58

秋のような雲の形

6/24 7:58

清川行人小屋が見える
実は前から気になっている小屋、一度訪れてみたい所だ

6/24 7:58

大岩が目立つ

6/24 7:58

歩いて来た稜線が見える

6/24 8:02

見えていた大岩を通過

6/24 8:07

雪渓から流れる雪解け水が豊富
本道寺コースは水場はないと書かれていたが
この水は飲めそうだ

6/24 8:07

急登を登り切るとそこには広大な雪渓が広がっていた
大雪城と呼ばれる広大な雪渓

6/24 8:22

しかし広いな…
今日は心配ないけど
目印らしいものがなにもないのでガスられるとかなり危険

6/24 8:42

クレバス回避

6/24 8:48

大雪城の雪渓は緩やかな登りなのだが長い！
足に疲労が溜まる、今回はツボ足で歩いた

6/24 8:53

胎内岩
しかし風が強くて寒い…大雪城を歩いている時から寒かったのだが、我慢できずにアウターを羽織る

6/24 8:55

雪解け水が丁度登山道を流れていて雪渓をそのまま歩くと踏み抜きそうだったので脇を迂回して進む
中央に見えるのが胎内岩ね

6/24 8:56

大雪城が終わり夏道へ―――――

6/24 8:57

するとそこには花畑が広がっていた

6/24 8:59

ん、あれはいったいなんだろう？

6/24 9:00

チングルマ

6/24 9:00

登山道脇にはハクサンイチゲ、イワカガミ、チングルマなどなど

6/24 9:04

ヒナザクラ

6/24 9:06

ミヤマウスユキソウ
日本のエーデルワイス

6/24 9:08

ホソバイワベンケイ

6/24 9:10

ミヤマシオガマ

6/24 9:11

月山神社がついに見えた

6/24 9:13

姥沢コースと合流

6/24 9:14

月山山頂小屋は計壁張替え中？
と言うか屋根も新しくなった！？

6/24 9:16

月山神社
ここより先は撮影禁止なのです

6/24 9:17

休憩前に三角点へ寄ろう

6/24 9:17

無雪期は三角点まで行くのが少し面倒だが
残雪があるこの時期は楽ですね

6/24 9:19

月山一等三角点
長かった…約6時間で到着

6/24 9:20

ちょっとガスっちゃってるけど薬師岳方面

6/24 9:24

行者ヶ原湿原はまだ雪の下

6/24 9:39

山頂で休憩
山頂までほとんど休憩してこなかったな

6/24 9:41

ハクサンイチゲ

6/24 9:42

花の百名山にも名を連ねる月山

6/24 9:43

青空、残雪、緑
抜群のコントラスト

6/24 9:44

時間があれば小屋でコーヒーの一杯でも飲みたいが
今日は帰りも長い、先へ進もう

6/24 9:48

ハクサンイチゲの奥には姥ヶ岳、湯殿山

6/24 9:49

下を見下ろすと大勢の登山者の姿が見えた
リフト組の団体だろう、早めに到着して良かった

6/24 9:51

クロユリ

6/24 9:52

さて、では下山しますかね

6/24 9:56

姥ヶ岳方面とはまた違った表情

6/24 9:57

イワウメ

6/24 10:06

大雪城
登りは大変だったが下りは楽ちん

6/24 10:13

ヒップソリ持ってくればよかったかな？
でもこの傾斜では真っ直ぐ滑れないからダメか

6/24 10:14

まっすぐ進んでいるつもりだったが目印がないのでずれていく

6/24 10:19

雪解け水の水量が豊富

6/24 10:26

ふぅ・・・
ゴールはまだ遥か向こうか

6/24 10:26

朝日連峰のガスも取れたようだ
向こうも大勢の登山者で賑わっていることだろう

6/24 10:26

清川行人小屋
時間的に寄ってみる余裕はあったのだが、気力がなかった(苦笑)

6/24 10:36

トウダン坂(清川小屋分岐)付近
根曲がり竹が蔽いかぶさり暗い
若干屈んで歩くので首が疲れる^^;

6/24 11:22

葉山

6/24 11:22

水玉模様の残雪登山道

6/24 12:16

岩根沢コース分岐で小休止
虫が寄ってきてゆっくり休憩もできん

6/24 12:31

木漏れ日が心地よい
明るく幅広の登山道、歩くのがとても気持ちがいい

6/24 13:20

風吹反射板？
そんな反射板あったのか

6/24 13:22

稜線から降りてくると草木が茂り登山道が良く見えない場所がある

6/24 13:26

足元をよく見ると踏み跡はしっかりあるので大丈夫だとは思う

6/24 13:35

本道寺登山口まで下山
いやぁ長かったな
まだ林道歩きが残っていたな

6/24 14:01

下界は暑い、今日は風があるのでまだましだが、風がなかったら地獄だな

6/24 14:02

本道寺湯殿山神社
今回の登山の無事に歩けたことを報告

6/24 14:03

月山屈指のロングコース
無事踏破できました！
お疲れ様でした

撮影機器：

PowerShot S120 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ ハーフパンツ+サポタイ 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料4ℓ 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 携帯 時計 サングラス タオル

感想

manimani

　月山は東西南北登山道が伸びているが、今回は前から挑戦してみたいと考えていた月山屈指のロングコースの本道寺コースに挑戦。
月山のロングコースでは肘折コースがあるがさすがにあちらは日帰りでは厳しい。
本道寺はなんとか日帰りできそうな距離
往復予定12時間と見込み、夜明け前からのスタートとなった。

　初めは杉林の中、稜線に上がるとブナ林の森に変った。
登山道は明るく幅広い、傾斜も緩く非常に快適だ、思わずスキップしてしまいそうなぐらい快適。眺めはと言うと時折り木々の間から朝日連峰や葉山などが見えるだけであまり眺望抜群とは言えないようだ。
　アップダウンもほとんどなく緩やかな登りが続く、ドウダン坂と呼ばれる稜線はサラサドウダンが群生していてその圧倒的な多さに驚いた。
清川行人小屋分岐を過ぎると本道寺コース唯一といって良い急登があるが、それも距離は短くさほど苦にはならなかった。
　急登を登り切ると大雪城と呼ばれる大雪渓、その広大な雪渓に圧倒される。
だたこの雪渓、悪天時には要注意だろう、目印になるようなものが一切なく、できるならば視界不良時は通過は避けたい場所だろう。
大雪城を通過するとお花畑の中を登山道登ることになった、今まで歩いて来た苦労が和らぐようだ。
月山山頂はリフト組の登山者がまだのようで人はまばら、休憩を少し取って早々下山することにしよう、帰りも長いからね…
稜線は風も吹きまだ快適だったが、高度が下げるとどんどん気温が上昇、これで風がなかったら地獄だったなと考えながら下山するのであった。

下山後ログを確認すると移動距離30kmオーバー！？
おかしいな、28kmくらいだと思っていたんだけど？
まあ正確ではないだろうし、しかし良く歩いた。日帰りの距離では自己記録更新。
ハードな本道寺コースだったが、傾斜も緩く危険個所もほぼなし、膝への負担も少なく、思いの外快適な登山道に満足でした。

木漏れ日の本道寺コース

コメント

juan

長いコース
おはようございます。
私も地図を見て前から気になっていたコースです。
それにしても距離が30km程とは

manimani

Re: 長いコース
juanさん、おはようございます。
事前にヤマプラで確認したら約28kmだったんですよね。
それが30kmとは・・・
スマホのログはあまり当てにはなりませんね

chicken_man

ロングコース！
このロングを日帰りピストンは凄い。
しかも写真もたくさん撮ってて精神的な余裕が感じられます。
私なんかは余裕がなくなると途端に写真の枚数が減るので、この心持に感心してしまいます。
それにしてもいいコースですね。花も緑も景色も楽しめる。

manimani

Re: ロングコース！
風がそこそこあったので快適な歩きが出来ました。
緩やかな登りが続くので距離の割にはあまり疲れませんでした。
おかげで写真の枚数も増えました
大雪城の雪渓はBCもいいかもしれませんね

yumiha

清川行人小屋
　お久しぶりです。
　数年前飯豊方面でお会いしました、okusannです。（パソコンが変わったので、ネームを変えました。）
　manimaniさんの前日に、岩根沢から小屋を周回しようとしたのですが、川を渡渉した後の道が不鮮明で断念。その辺をぶらついて帰りました。
　たけのこ取りをしていた地元の方の話によると、皇族のためにわざわざ建てた小屋ということでした。一度行ったことがありますが、小屋の中の水道口から水が出てくるのには驚きました。
　７月の3連休時に、小屋泊りで登山道の草刈りをするので、その後来たらいい・・・ということでした。ぜひ行って、ヤマレコに載せてください。自分は、それを参考にして行こうかと・・・。

　ちなみに、岩根沢林道は初めて入り込みましたが、道は整備され安定しています。四駆でなくても大丈夫でした。長くていやになるけど・・・。

manimani

Re: 清川行人小屋
yumihaさん、おはようございます。
皇族の為に建てられた小屋だったとは清川行人小屋にそんな歴史があったとは知りませんでした。
ちょうどこの日、下山中に小屋に泊まった方と会ったのですが。
小屋を管理している地元の方たちで登山道の整備も行っていて、こうやってきちんと整備されている人たちのおかげで気持ち良く歩けたんだと、頭が下がる思いでした。