ヘロヘロな奥秩父主脈縦走路 甲武信ヶ岳〜国師ヶ岳〜北奥千丈ヶ岳〜大弛峠
- GPS
- 14:58
- 距離
- 17.2km
- 登り
- 2,407m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:20
天候 | 晴れ。梅雨明け直後で酷暑 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はナシ |
写真
感想
えーと奥秩父主脈縦走路(の一部)を歩いて来ました。
一昨年ですが、大弛峠までクルマで行き、金峰山と国師ヶ岳&北奥千丈ヶ岳に行こうと計画したことがありました。この時は朝の5時に大弛峠をスタートして金峰山に登り、大弛峠まで戻ってくる途中で腸脛靱帯炎を発症。泣く泣く国師ヶ岳&北奥千丈ヶ岳は諦めた…という顛末でありました。
以来、国師ヶ岳&北奥千丈ヶ岳に行くのがアタクシの宿願(!?)となったのですが、アタクシの住んでいるところから大弛峠に行くには、クルマの場合時間やコストは八ヶ岳や鳳凰三山に行くのとそんなに変わらない。電車とバスで大弛峠まで行った場合、帰りのバスまでの時間が少なく、国師ヶ岳&北奥千丈ヶ岳を回るだけになりそうでもったいないという感じ…。
で、思い着いたのが、まずは甲武信ヶ岳まで登り、そこから奥秩父主脈縦走路を歩いて国師ヶ岳&北奥千丈ヶ岳に向かうという今回のルートです。
甲武信ヶ岳には西沢渓谷から日帰りピストンしたことがあります。
その際、確か14時頃だったか、すっかりくたびれて甲武信小屋で休憩していたンですが、テン場に張られたすごい数のテントとテン泊の人たちがのんびりとくつろぐ姿を見て、「あぁこの人たちはもう今日は登ったり下ったりしないンだ」とすごくうらやましくなったものでした。結果、日帰り専門だったアタクシがテントを買う決心をしたのです。
そんな甲武信小屋でテン泊するというのは、もはやアタクシの宿命なのでしょう(!?) ただでさえ大変だった西沢渓谷から甲武信ヶ岳ですが、行かねばなりますまい…そう思ったアタクシはテン泊で奥秩父へと挑んだワケです。
ってなワケで西沢渓谷から甲武信ヶ岳に向かって徳ちゃん新道を登り始めたのですが…予想していたよりもキツイorz テン泊装備ってのを差し引いても、記憶よりもキツイ(*´Д`*)
たちまち息も絶え絶えになり、「オレにはテン泊装備で甲武信ヶ岳など無理だったんだ!」と弱気になります。
それでもヒーヒーいいながら登って行きますと、途中山仲間のyuichisさんと邂逅。彼は5時に西沢渓谷をスタートし、甲武信ヶ岳をピストンして戻ってくるところでした。甲武信ヶ岳まで4時間を切ったそうです…アタシは目標時間の5時間以上かかりそうorz
道は急登に次ぐ急登、周囲はず〜っと原生林に囲まれて眺望なしの修行ロードです。梅雨明け直後の酷暑で、汗がキャップのひさしのからポタポタと垂れるくらい…なかなかペースがあがりません。
しかし、ここまで広河原から北岳とか長沢背稜20キロをテン泊装備で踏破した経験はダテではなかったのでしょうか? なんと5時間弱で甲武信小屋へと到着しました。
テン場は混んでいて(もう15時だから仕方ないッス)、なんとかスペースを見つけてテントを設営。その後はもう何もしたくなかったのですが…どうしても連絡を取りたいトコがあって、電波状況のいい甲武信ヶ岳山頂に行くことにしましたorz
ようやくたどり着いた山頂で連絡を済ましてこの日は終了。
翌日は奥秩父主脈縦走路を大弛峠に向かいます。
距離は10キロほどですが、本日の最高所が北奥千丈ヶ岳の2600m超なのに、いったん2200m台まで標高が下がるのでちょっとションボリです。とはいえ大弛峠まで行くのがイチバン楽なルートなのでおとなしく歩きます。
道は基本原生林の中を通っていて、路面はよく整備されています。ときたま茂みが道をふさぐような箇所や倒木も多いですが、おおむね歩きやすい道が続きます。いかにも奥秩父らしい道で、こういう道は好きなので機嫌良くズシズシと歩いていきます。
が、細かいアップダウンが多く、やがてこれがボディブローのように利いてくるんですわ(*´Д`*)
なので国師のタルに着く頃にはすっかりヘロンヘロンorz しかもそこから先が本格的な登り返しになりましたので…キツカッタ(>_<)
それに加えて虫のまとわりつきもヒドかった(||゜Д゜)
梅雨明け直後の大発生ですかね? ハエだかメマトイだかがブンブンと周囲を飛び交い、うっとうしいったらありません。初めて防虫ネットを使いました。
それに、ときたま足にチクンとした痛みが走りました…アブですね( ゜д゜)
3〜4箇所は刺されたかなぁ。
そんなこんなでヘロヘロになりつつ国師ヶ岳に到着。
さらには奥秩父最高峰の北奥千丈ヶ岳のピークもついに踏んだのでした。どちらも眺望もよく気分のいい山頂です。虫のまとわりつきがなければもっとよかったのに…。
そしてヘロヘロと大弛峠まで下り、予約していたバスで塩山駅まで戻った次第。
標高差はあまりないはずですがアップダウンの連続ノックに加えて暑さと虫…なかなかにシンドイ山行でしたが、天候がよく眺望に恵まれたのはよかったでしたね。
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