また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 153661
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳・涸沢岳【錦秋の涸沢カール?】

2011年10月02日(日) 〜 2011年10月04日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
24.2km
登り
1,924m
下り
1,912m

コースタイム

10月2日(日)
上高地バスターミナル12:21-14:02岳沢小屋
10月3日(月)
岳沢小屋6:45-9:10前穂高岳9:50-11:43奥穂高岳11:49-12:24穂高岳山荘
10月4日(火)
穂高岳山荘6:06-涸沢岳-6:56穂高岳山荘7:05-8:46涸沢ヒュッテ10:03-11:11本谷橋-横尾山荘12:08-徳澤13:03-14:34上高地バスターミナル


天候 初 日:高曇り  二日目:晴れ/曇り(槍ヶ岳はガスの中)  三日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
初 日:上高地着 12:00
三日目:上高地発 15:00
コース状況/
危険箇所等
◆岳沢小屋まで
 登山口からしばらく樹林帯を歩き、小屋近くまで来るとガレた道になります。
 特に危険箇所はありません。
◆重太郎新道
 急登で梯子や岩場がありますが落ち着いて登れば問題ありません。
 紀美子平は思った以上に狭いです。この日のこの時間帯は韓国からの方が大勢い
 ました。
◆吊尾根
 去年もここで雨の日に事故がありましたが、好天であれば問題ないですが、雨の
 日はやはり通過しない方がよさそうです。以前も雨のため、吊尾根→前穂高岳を
 断念しザイテングラートから下って行った方がいました。実際に通ってみて分かりました。
◆最低コルを通り過ぎたところに雷鳥が一羽いました。
◆奥穂高岳→穂高岳山荘
 穂高岳山荘手前の梯子が一番怖いです。滑落事故が過去にもあったそうです。
 
岳沢小屋です。テラスは工事中でした。ここからは上高地がよく見えます。
岳沢小屋です。テラスは工事中でした。ここからは上高地がよく見えます。
岳沢小屋夕食です。
岳沢小屋夕食です。
長く感じる梯子です。足元には落下防止用の網がついていました。
長く感じる梯子です。足元には落下防止用の網がついていました。
振り返って撮りました。
振り返って撮りました。
右手上には紀美子平の道標があります。皆さんここにザックをデポして山頂に向かいます。
右手上には紀美子平の道標があります。皆さんここにザックをデポして山頂に向かいます。
前穂高岳山頂。
前穂高岳山頂から奥穂高岳。
1
前穂高岳山頂から奥穂高岳。
前穂高岳山頂から涸沢岳・北穂高岳を望みます。
2
前穂高岳山頂から涸沢岳・北穂高岳を望みます。
前穂高岳山頂から常念岳。
前穂高岳山頂から常念岳。
最低コルを抜け、振り返って前穂高岳。
最低コルを抜け、振り返って前穂高岳。
このあたりに岩場は雨だと危険です。
このあたりに岩場は雨だと危険です。
ジャンダルムがガスに包まれそうです。
1
ジャンダルムがガスに包まれそうです。
間もなく奥穂高岳山頂です。
間もなく奥穂高岳山頂です。
涸沢岳。明日、登ります。
涸沢岳。明日、登ります。
山荘が見えていますが、この梯子は用心です。
山荘が見えていますが、この梯子は用心です。
穂高岳山荘夕食。
1
穂高岳山荘夕食。
早朝の穂高岳山荘。快晴の朝です。
早朝の穂高岳山荘。快晴の朝です。
涸沢岳から槍ヶ岳。立山、白馬岳は冠雪していました。
涸沢岳から槍ヶ岳。立山、白馬岳は冠雪していました。
涸沢カールから北穂高岳。
2
涸沢カールから北穂高岳。
横尾本谷右俣。これを登って南岳小屋にいけるそうです。将来のお楽しみということで。
1
横尾本谷右俣。これを登って南岳小屋にいけるそうです。将来のお楽しみということで。
本谷橋。多くの方が休憩しています。
横尾からこの橋を渡らず沢沿いに進んで横尾本谷右俣に入っていくそうです。
本谷橋。多くの方が休憩しています。
横尾からこの橋を渡らず沢沿いに進んで横尾本谷右俣に入っていくそうです。
快晴の上高地。

感想

3000m峰21座(諸説ありますが)で残していた前穂高岳、涸沢岳の頂を目指して行ってきました。
涸沢岳は、3年前に槍ヶ岳から南下したときにすぐそこに山頂がありながら、奥穂高岳優先ということでパスしていました。

岳沢小屋
日曜日ということまり、自分も含めて小屋泊まりは10人ちょっとでした。
支配人の方は、南岳小屋を切り盛りされていた方で、その力を買われて新しい岳沢小屋の支配人に指名されたとのことです。

夕食前、一杯ひっかけているところに大阪のご婦人が来られ、いろいろな情報を得ることができました。その方は学生時代にバリバリに山登りをされており、今はスタイルを変えて目的地に着くとそこにしばらく滞在し、山と一緒に過ごされるとのことです。ということで岳沢小屋も三連泊されたそうです。この方のお気に入りの山小屋は南岳小屋、燕山荘、そして岳沢小屋だそうです。ポイントを伺ってみると「居心地の良さ」が重要とのことです。
また、横尾本谷右俣から南岳小屋に登るルートも教えてもらいました。来年、行ってみることにしました。それから、南岳小屋に行ったら日野さんを訪ねなさい、とも言われました。
因みに、ご主人との馴れ初めは、白馬山荘だったそうです。

そうこうしているところに兵庫県の男性の方が現れ話しが進んでいくと、ご婦人が「もんすい」さんですか?「はい、そうです」ということになり、話しはお二人を中心にしてさらに盛り上がっていきました。

「もんすい」さんとはその後、同じ行程をたどることになりました。


前穂高岳の山頂は、山頂の標識があるところから奥穂高岳に向かって歩いていくと涸沢カールが眼下にドーンと広がってきます。また、吊尾根の途中からも涸沢カールをドーンとみることができ感動が広がります。特にこの時期だったので、絵に描いたように美しい光景を見ることができました。「もんすい」さんもこの光景を見て行程変更されたそうです。

前穂高岳山頂、奥穂高岳山頂は風もありかなり寒かったです。
穂高岳山荘では、上高地→岳沢小屋→天狗ノ頭→ジャンダルム→奥穂高岳を経て来られたパーティの中には低体温症気味になっている方もいました。

奥穂高岳山荘で寝床が隣だった方から話しかけられ、聞いてみると、明日はジャンダルムから西穂山荘に行く、ということでした。同じ藤沢市民ということも判明し、いろいろ聞いてみると、登山歴は2年で、剱岳や北穂から奥穂は経験済みだそうでした。自分は、ジャンダルム→西穂は登山を始めてから6年かけて、大キレットなどの三大キレットを終わらせてから挑みました。その前夜は台風直撃で涸沢小屋に停滞、翌日快晴のもと早朝に出発ということで、誰とも話しをすることなく不安100%だったことを覚えています。なので、自虐ネタを交えて自分なりの助言を面白おかしくさせてもらいました。その方は新聞沙汰になっていないので無事だったと思います。

三日目は涸沢岳に登り後は降りるだけでした。早朝の涸沢岳も風が強くとても寒かったのですが、その分、空は晴れ渡り360度の大展望となりました。昨晩から北部は雪だったようで、立山・白馬岳は冠雪していました。

涸沢ヒュッテでは、つい我慢しきれず生ビールとおでんで一杯ひっかけていたのですが、毎年この時期に来られている方の会話を聞いていると、今年の紅葉はこの7,8年で最悪だそうで、くすんでいるということを言われていました。加えて、「でも、これを初めて見た人は満足なんだろうな〜」ということで自分は満足していました。














お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1221人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 槍・穂高・乗鞍 [3日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地〜横尾〜徳沢
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら