餓鬼岳 ☆静かな名峰！白沢登山口から☆

2018年08月04日(土) [日帰り]

• GPS: 12:21
• 距離: 15.4km
• 登り: 2,117m
• 下り: 2,110m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:22
• 休憩: 1:54
• 合計: 12:16

3:19 白沢登山口
5:09 5:10 最終水場
6:46 6:47 大凪山
9:01 9:06 餓鬼岳
9:09 9:09 餓鬼岳小屋
9:16 10:12 餓鬼岳
10:20 10:49 餓鬼岳小屋
12:34 12:52 お昼ねタイム
12:58 12:58 大凪山
13:52 13:56 最終水場
15:33 15:33 白沢登山口
15:35 ゴール地点

寝不足で下山途中我慢できなくなって「お昼寝タイム」少々
寝ぼけた状態で下山できるほど”やわな道”ではない。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国営アルプスあづみの公園（大町・松川地区）を過ぎて、両側の草が生い茂り道幅の狭くなった舗装道路をさらに進むと白沢登山口（現地の表示は餓鬼岳登山口）に至る。登山口周辺に数か所路肩駐車可能なエリアがある。
併せて20台は駐車可能。
この日は朝3時頃到着したが、前日以前からの車含めて10台ほど。
下山時は入れ替わりがあるがさらに増えて15台位。
登山ポストと仮設トイレ一基が登山口にあります。
トイレは清潔、ペーパー有り。

コース状況／危険箇所等

登山道はよくここに道をあけたものだと感心する。
ここに道を通して下さったご苦労には頭が下がる。

餓鬼岳登山口からしばらくは林道、白沢登山口から標高約1,600mくらいまではアップダウンを繰り返しつつ、川沿いの斜面・岩場に設けられたヘツリトラバース、梯子、階段、鎖場、河川に渡された古い木橋等々が出現する道をすすむ。
ヘツリトラバースは慎重に注意して歩く必要あり。（鎖、ロープ設置有り）
雨上がり等岩が濡れると滑りやすくなるので更に注意。

それらを過ぎると普通の急登を標高約2,000mくらいまで登り、その後しばらくアップダウンが続く。
百曲がりから再び急騰が始まり餓鬼岳小屋に至る。
急登区間はザレ・ガレ場がところどころあり、ややくずれやすいので落石を起こさないように注意が必要。
山荘から山頂は5分の表示。

水場は6っか所有るが最終水場（標高1,500m）が文字通り最終。
餓鬼岳小屋のトイレは無料、ペーパー無し。

写真

8/4 3:19

餓鬼岳登山口
次の登山口表示までは未舗装林道です。

8/4 3:27

10分ほど歩くと白沢登山口
ここから登山道スタート

8/4 3:32

沢を渡る木橋

8/4 4:21

沢沿いの斜面に設けられた足場・・

8/4 6:07

朝6時頃、急登を登り標高約1,800m地点、ようやく背後に景色が開けてきた。

8/4 6:18

カニコウモリ

8/4 7:34

標高約2,190mくらいの地点
蓮華岳、さらに先（左）に鹿島槍ヶ岳の姿が見えました。
こういう景色が見えると力が湧いてきます。

8/4 8:08

ミヤマアキノキリンソウ

8/4 8:10

ここから百曲がりの急登
ザレた個所があるので石を落とさないように注意して登ります。

8/4 8:25

アザミは同定が苦手です💦

8/4 8:27

モミジカラマツ

8/4 8:31

シナノオトギリ

8/4 8:37

シロバナハナニガナ

8/4 8:38

ウサギギク

8/4 8:41

だいぶへばっているので励まされます(^^)

8/4 8:42

クロトウヒレン

8/4 8:44

ハナニガナとなんだろう？？
これから咲くミヤマホツツジかな？！

8/4 8:48

ハナニガナ

8/4 8:55

あと15分

8/4 9:05

オヤマリンドウ

8/4 9:08

山頂まで0:05は、ちと・・・

8/4 9:13

山頂まであと少し・・・

8/4 9:16

山頂に到着です＼(^O^)／
ここで1時間ほど過ごす間に3人の方が通過していかれました。

8/4 9:16

常念山脈の稜線と奥に槍穂高連峰です。

8/4 9:18

燕山荘の上に大天井岳、燕岳の上に奥穂高岳。
燕山荘から燕岳の稜線の上につり尾根。

8/4 9:19

槍ヶ岳、大喰岳、中岳・・かっこいい！

8/4 9:20

笠ヶ岳、双六岳、鷲羽岳など

8/4 9:20

野口五郎岳はいつ見ても美しい！

8/4 9:21

立山・劔岳もいいけど、手前の針ノ木岳がかっこいいと思った！

8/4 9:21

蓮華岳でっかい！

8/4 9:22

鹿島槍ヶ岳と重なるように手前の爺ヶ岳。

8/4 9:22

妙高山の方角は霞んでた・・

8/4 9:23

四阿山の方角も霞んでて。トンボがやけに多い。

8/4 9:23

南アルプスや中央アルプスもだいぶ霞んでました。

8/4 10:06

自分の中では今日の主役は針ノ木岳・・

8/4 10:22

餓鬼岳小屋にお邪魔して写真撮らせていただきました。
これが見たかった！

8/4 10:40

餓鬼岳小屋と餓鬼岳

8/4 10:50

エゾシオガマ

8/4 10:51

ヤマハハコ

8/4 10:52

ミヤマホツツジ

8/4 10:59

ゴゼンタチバナ

8/4 13:27

エゾアジサイなのかヤマアジサイなのか・・
林の中でこの青が清々しい！

8/4 13:55

レイジンソウ

8/4 14:11

ソバナの青も清々しいですね。

8/4 14:17

シラヒゲソウ
初めてみたユキノシタ科の植物

8/4 14:23

スケールの大きな「魚止メの滝」（標高1,300m）
滝つぼまでは見通せなかった。

8/4 14:44

足元注意！

8/4 14:46

普通に気を付けて歩けば大丈夫！

8/4 15:10

すれ違いはできないので譲り合い！

撮影機器：

LUMIX DMC-TZ70 パナソニック

感想

Q_B

以前中房温泉から乗車したタクシーの運転手がこの餓鬼岳が好きでよく登るのだとお話しされていたのが頭の片隅に・・・,”いつか登ってみよう”と考えていた。
最近他の方のレコを拝見する中で餓鬼岳登山道の面白さや、山頂からの眺望の良さを知り、さらにウェブ上で情報収集を重ね、とても魅力的な山と感じ・・・”登らねば”に昇格した。

コース状況に記載したが、繰り返し現れる木橋や川沿いの岩場に設けられたヘツリトラバース、鎖場等々を通過しながらよくここに道を開けたものだと先人のご苦労に心より感謝。

多少の緊張感とワクワクした気持ち、まだ暗い中ヘッデンの灯りを頼りに登山道を進んだ。
やがて現れる急登は自分にとってなかなか手強いが、これぞ餓鬼岳！と思った！

百曲がりの急登も途中に「小屋まで30分」「小屋まで15分」の表示に励まされて何とか辛抱で登り切る。
小屋から山頂へもうひと頑張り。
行き帰りともトレランの若者に道を譲ったが、その速さには毎度のことながら驚かされる。
自分ももうちょっとパワーが欲しい！

山頂では期待の景色が待っていてくれた。
南に燕岳、燕山荘も近くはっきりと。
燕山荘の上には大天井岳、左奥には常念岳、右奥に槍が岳。
見る場所が変わるとそれぞれの山も違う表情を見せてくれるもの。
北に目を転じると立山、劔岳の手前に針ノ木岳が本日主役級のカッコよさ。
あらためてその山の魅力を見せつけてくる。

南アルプスや中央アルプスは霞んでいたんですが、そのことはちっとも気にならなかった。
この日は餓鬼岳から北アルプスの峰々、すでに登ったところ、これから行きたいところ、それらが眺められただけで十分満足でした。
この山からの北アルプスの眺望はそれほど素晴らしい。

山頂では約1時間、景色に見とれながらランチタイム。
とてもゆったりした時間を過ごした。

餓鬼岳は人気の名峰がそろっている北アルプスの中でややマイナーな存在と思っていたのですが、なかなかどうして・・・とても素晴らしい山でした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
早起き苦手でまたしても途中から睡魔との戦いに負けそうになった。
・・・いや、負けた！
山登りするには生活習慣を改善しないと行かんなあ・・・(+o+)

コメント

hikokigumo

針ノ木岳
初めまして。
同じ日に餓鬼岳に登っていました(こちらはテント泊でしたが)。
針ノ木岳がカッコよかったという感想に全く同感で、ついコメントしてしまいましたm(__)m
針ノ木、蓮華は去年登りましたが、針ノ木岳からの眺望も最高でした。
その針ノ木岳を他の山から見るとさらにカッコイイ！私も餓鬼岳での一番の感動だったかもしれません(^-^)
白沢登山口から日帰りできるなんて、健脚が羨ましいです(^_^;

Q_B

Re: 針ノ木岳
hikokigumo さん　初めまして！

コメントありがとうございます。
どうやら下山中にお会いしているようですね。
多分簡単なご挨拶くらいはさせていただいているのではないかと・・・

針ノ木岳の存在感素晴らしかったですよね。
同じ感想を持たれた方がいて嬉しいです＼(^O^)／

私も昨年の8月に針ノ木岳に登っていたので、hikokigumo さんはいつ登られたのだろうと記録拝見しましたがレコアップされてないようで、残念でした。
以前、同じ山に登っていた方のレコ拝見したら、別の山でもすでにお会いしていたなんてことがあったので、今回も期待してしまいました。

せっかく天気が良いのに、一日しか山に登れる日が確保できず日帰りしました。
山頂で太陽が沈むのを眺め、清々しい朝を迎えるなんてすばらしいですよね。
近いうちに何処かの山にテントを背負って登りたいと思っています。

またどこかでお会いできると楽しいですね(^^)

ところで、4枚目のお写真・・・、鎖写ってますが・・・
最初に拝見した時から気になってしまい(^-^;　失礼<(_ _)>

hikokigumo

針ノ木、蓮華岳へは秋の紅葉時期に登りました。
涸沢の紅葉の人混みを避けて行ったのですが正解でした！
紅葉も素晴らしく、黒部湖を挟んだ立山、劔も最高でした！
SNSの方にはアップしたのですが、こちらには時間がなくて出来なかったのかもしれません(^_^;
4枚目の写真、確かに変でしたね(笑)コメントを直しておきました。ありがとうございます。