大日三山〜称名滝から日帰りピストン…and称名滝
- GPS
- 12:09
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,198m
- 下り
- 2,183m
コースタイム
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:52
天候 | 晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
桂台地点にゲートを設け、以下の通行制限(通行止)を実施しております。 通行時間:7:00〜18:00(例年4月下旬〜6月、9〜11月) 6:00〜19:00(7〜8月) 通行規制:連続雨量70mm、時間雨量30mm/h、風速30m <参考>富山県富山土木センター立山土木事務所http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1532/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは非常にわかりやすいです。…でも間違えた。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 ホイッスル 鈴 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 常備薬 保険証 タオル ツェルト 杖 シュラフ iPad スマホ*2 ヒトココ 虫除けネット
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感想
可能であれば大日岳、奥大日岳両方に登ることが理想なんですが、日帰りで行くとなると、称名道路の通行時間がネックになります。
ゆっくりとしか歩けない自分にとっては、タイムリミットのある登山は危険です。
今回はハナっから奥大日岳は考えず大日岳だけとし、ヤマレコの記録からいつもダウンロードしているGPSログも称名駐車場-大日岳のみのものを準備しました。
当日朝はゲート開きの数分後に通り、駐車場に着くと十数台の車が止まっていました。
みなさんいかにも「登山者」という感じで、低山ばかり登っている「なんちゃって」の私にはかなり引け目を感じます。
田舎では我が物顔なのに、都会に行ってキョロキョロしたり自分の身なりがおかしいんじゃないかと不安になる感じ。
普段自分の格好は全く気にしてないですが、はたから見ると妙に見えるかもとちょっと恥ずかしい気がしました。
上記の理由で、時間に余裕があります。
まずは称名滝を見に行くことにしました。
落差350mは日本一、滝でえぐられて10年で1m下がってるんですね!
去年のブラタモリで知りました。…地元なのに。
登山者で滝を先に見る人はいないようで、登山目的ではない親子連れ一組すれ違っただけでした。
登山口に戻り、6時50分出発。
出だしの牛ノ首まではやや急ですが、出だしが急で有名なお歴々の山々に比べたら登りやすかったです。
それに何だか上品に感じました。
はしご、ロープ、チェーン、ベンチといった人工物の配置もそうなんですが、石、土、草、木、…それらの佇まい全てが上品に思えたのです。
猿が馬場、牛ノ首を過ぎると平坦な大日平になります。
高山特有の草原の広がる中、木道を歩き大日平山荘に着きました。
鬱蒼とした草木ばかりの低山を歩いている私、時々登る高山で、景色のよい平原を歩くのは本当に気持ちがいいです。
大日平山荘からの道は、『富山の百山』から引用すると…
草原を行く木道は山荘を経て、大日岳と中大日岳の間のゆったりとした谷へ延びて行く。山荘より約25分で木道が途切れ、さらにしばらく登ると最初の水場となる。
とあります。
ところが私は10分で石ころごろごろの沢?に入り、延々と石を乗り越えながら歩いていました。
「おかしいな」とは思わないくらい、登りやすく配置された石なので、まさかコースアウトしてるとは思わなかったのです。
石ころロードに入り10分ほどしてGPSを見て、初めて間違えたことに気づきました。
私のGPSログを見ていただければ分かる通り、距離で500mくらい外れています。
石ころロードは楽しくはあったのですが、歩くのには結構面倒な道でした。
戻る気にはなりません。
GPSによると正しいコースとは50mも離れていないので、藪に突っ込むことにしました。
…藪の中を転んだりしながら、それでも10分もかからずに本道に出ることができました。
ところが持っていた杖…モンベル2wayグリップ アンチショック\5,400 +税を無くしてしまいました。
手にしっかり握っているものが無くなった、ってことはほとんど経験のないことです。
不思議な感覚ですねぇ。
一応藪に戻ってみましたが、見当たらず諦めました。
本コースはキレイに敷き詰められた木道なんです。
なんでこんな分かりやすい道を外れたのかとても不思議でしたが、帰りに判明しました。
石ころの沢を横切るところがあり、そこを私は横切らずに沢を上がっていったみたいです。
木道に戻ったもののそこは直ぐに途切れ、石ころロードに入りました。
わざわざ藪に突っ込まなくても、そのまま歩いていれば合流したのかも知れません。
途中にいくつか水場があり、タオルと頭、顔を冷やしました。
この辺りで、大日岳-奥大日岳の分岐にあたる大日小屋には11時頃に着くと計算できました。
確か大日小屋から奥大日岳までは「ヤマプラ」のコースタイムが1時間半だった、大日小屋に11時に着いたなら、奥大日岳に行くのも可能じゃないかと思いました。
(注.今確認したら2時間でした)
奥大日岳へのGPSログは準備はしてませんが、分かりやすい筈ですし行ってみようと思いました。
予想通り11時に大日小屋着。
奥大日岳を目指しました。
すぐにちょっとしたピークがありました。
カップルがいてはしゃいでいます。
…スルーしました。
一時間半後、奥大日岳まであと少しというところで、コースからちょっとだけ外れたところにニセピークらしきところがありました。
さほど広くないと思われるところに人が十数名ひしめき合って弁当を食べていました。
…ここもスルーしました。
そこから10分、奥大日岳に着きました!
誰もおらず、標識も何もありません。
フツー、標識のないピークには、どこかの山岳会が手製の看板を置いていく傾向があると思います。
そんなものもないのです。
ちょっと妙に思いましたが、気にせずにおにぎりを食べました。
この日天気は良く、歩いている時はそれなりに周囲のお山は見えたのですが、山頂はもやって景色が良くなかったです。
10分ほど休憩し、戻ります。
先程人がひしめいていた偽ピークがすいているようなので寄ってみました。
…「奥大日岳」というプレートがありました。
後から知ったのですが、私が偽ピークと思ったところは三角点がある場所で2606m、ここが奥大日岳とされているみたいです。
私がぼっちでお昼を食べた場所は最高点で2611m。こちらは一般的には奥大日岳とは言わないようです。
(ヤマレコでは前者が「奥大日岳三角点」、後者を「奥大日岳」と称してます。さすがヤマレコ!)
でも私は最高点を奥大日岳と呼びたい!
この日奥大日岳に行かれたレコが他に6つ上がってますが、みなさん奥大日岳最高点をスルーしてました。
…あなたたち、奥大日岳に行ってないですよ( *´ノェ`)コチョーリ
この日も下界は猛暑だったようです。
富山市の最高気温は最高37.6℃でした。
でも流石に2000m後半の高山です。
日差しは強かったものの稜線には涼しい風が吹き、気持ちよかったです。
七福園を過ぎ、もう一つさっきカップルがはしゃいでいてスルーしたピークに寄ってみました。
…中大日岳というプレートがありました^^;
調べずに来るというのはやばいことです。
危うく奥大日岳に来ながら、奥大日岳(とされている三角点)、中大日岳両方をスルーするところでした(汗)
大日小屋に着き、今度は大日岳に向かいました。
ここからは劔が惚れ惚れするような偉容を誇っていました。
何枚もカメラに収めました。
この時点で15時です。
下りはやや早足で歩き、何とかゲートが閉まる19時より前…18時過ぎに駐車場に着きました。
後から考えると、称名滝は最後にしておけば良かったです。
でも後回しにしていたら、行かなかった可能性もありますからねぇ。。。
あ、そうそう、毎回動物を見た、見なかったと書いてますが、下りの大日平で私の足音に驚いたらしく雷鳥が逃げていく後ろ姿を見ました!
雷鳥との初めての対面でしたが、逃げる姿だけというのはちょっと残念…でも嬉しかったです。
出会った人は多数…40名程度。
水分補給は4.3L!
大日平小屋で1L分=1,000円のお茶、カルピス、スポーツ飲料を購入しました。
前週、アブに2時間取り囲まれ、136箇所噛まれたことを書きましたが、今回は虫は全く気にならなかったです。
虫の面からも、気候も景色も全て快適な登山でした!
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