スイス アイガー（ガイド登山）

2018年08月05日(日) 〜 2018年08月06日(月)

• GPS: 28:28
• 距離: 10.4km
• 登り: 1,295m
• 下り: 882m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:35
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:35

5:20 アイスメール
7:55 ミッテルレギヒュッテ

2日目

• 山行: 11:13
• 休憩: 0:15
• 合計: 11:28

22:20 ミッテルレギヒュッテ
3:40 3:55 アイガー
9:48 ユングフラウヨッホ

天候

5（日）晴れ、夕方雲に包まれ雷　20〜18℃　体感風速：3〜5m/sくらい
6（月）晴れ、夕方ポツポツ　朝5〜15〜20〜ユングフラウヨッホで5℃　風はほぼなし。

こちらのサイトでお天気チェック。
https://www.mountain-forecast.com/peaks/Eiger/forecasts/3970
http://www.meteocentrale.ch/de/europa/schweiz/wetter-jungfraujoch/details/M11-001482/
https://www.meteoblue.com/en/weather/forecast/week/grindelwald_switzerland_2660498
ライブカメラはここで。
http://www.jibswiss.com

アクセス

利用交通機関：

電車

グリンデルワルド→クライネシャイデック→アイスメール
41.00CHF（ハーフフェアカード使用）
※クライネシャイデックからの乗り換えは混雑時には4時間待ちとなることもあるそうです。なので私たちは少し早めに出ました。

ユングフラウヨッホ→クライネシャイデック→グリンデルワルド
53.50CHF（ハーフフェアカード使用）

ユングフラウヨッホからの最終電車　1843

コース状況／危険箇所等

今年のヨーロッパは猛暑だったので、グリンデルワルドから見てもアイガーの雪は少なく、山頂付近の雪稜は想像していたより短かかった。

その他周辺情報

---ミッテルレギヒュッテ---
70.00CHF/1泊夕朝付き　現金払いのみ
ミネラルウォーター/500mペットボトル　5.00CHF
持ってく用のお茶/1L　4.00CHF
アイゼンと靴は外に置く。
清算は食事の後。食事以外に頼んだ水やビールはメモしておき、清算の時に渡す。
メニューなどはドイツ語と英語併記されてる。

写真

8/5 17:56

（1日目）
クライネシャイデックでアイガー、メンヒ、ユングフラウを見ながら電車待ち。この日は1本（30分）待つだけで済みました。

8/5 19:08

アイスメール駅下車。駅員さんに案内されトンネル出口へ。トイレあり。ここからアイガーの山腹、外へ飛び出します。電気は右手のボタンをポチっと。金網には「ここからは本格登山ですぞ」的な注意喚起あり。

8/5 19:10

薄暗いくだり坂のトンネルを抜けて

8/5 19:12

ばーん！
アイガー山腹に出ます。

8/5 19:24

外から見るとこんな穴です。

8/5 19:22

アイゼンを付けて、氷河へ降りて行きます。

8/5 19:36

右側になんちゃらホルンがいっぱい＆大氷河の迫力、

8/5 19:44

左側にアイガー東山稜を眺めながら

8/5 19:31

クレバスを避けつつ落石に注意しつつ進む。

8/5 19:48

しばらく行くとアイガーの取り付きが見えてきた。

8/5 19:48

ここからアイガーに取り付きます。
初めの2ピッチはリード＆フォローで。1ピッチ目に少し難しいポイントあり。

8/5 20:48

しばらくはトラバースしつつ、上がって行く感じ。

8/5 21:17

踏み跡、ケルンあり。

8/5 21:45

ミッテルレギヒュッテが見えて来ました。

8/5 21:47

横を見るとアイガーが！
と、とんがってるー！

8/5 21:58

ミッテルレギヒュッテに到着し、リベラで乾杯！

8/5 21:55

ヒュッテから眺めるアイガー。
しかし、まあ、とんがってる。明日はあの稜線を登るのよ。

8/5 22:09

シュレックホルンや氷河を眺めながら贅沢にごろごろ。

8/5 23:54

【ヒュッテ紹介】
部屋は三段ベッド。キッチンのコンロのおかげで暖かい。

8/5 23:56

【ヒュッテ紹介】
三段ベッドの反対側に荷物スペース。

8/5 23:56

【ヒュッテ紹介】
荷物スペースの上に屋根裏部屋。
私たちはこちらでした。

8/5 23:39

【ヒュッテ紹介】
食堂はこんな感じ。大テーブルが2つ。この日はお客さん32人。夕食は18時と19時の2回戦でした。

8/5 22:43

【ヒュッテ紹介】
食堂の壁にはわれらが槇有恒さん！

8/5 23:41

【ヒュッテ紹介】
軽食などのメニュー。頼んだものをメモ書きしておき、清算の時に渡します。

8/6 0:19

【ヒュッテ紹介】
食堂の壁際にキッチン。なんとヒュッテは若い女性ひとりで切り盛りしてました。

【ヒュッテ紹介】
夕食。大皿からみんなでシェアする方式。取り分けながら「どっから来たの？」なんて会話が始まる。

8/6 11:56

（2日目）
朝食はコーヒー、紅茶、パン、バター、ジャム、甘いオートミール。

8/6 12:41

薄暗い中、ヘッデンの明かりを頼りに次々登って行く。
マッターホルンの時のように出発時間や順番のしばりはなかった。

8/6 13:01

振り返るとミッテルレギヒュッテと後ろにシュレックホルンやディーヒターホルン。

8/6 13:01

ミッテルレギヒュッテのアップ。
あんなところに建っているんだな。

8/6 14:16

ささ、目の前に出てくる岩峰をどんどん登って行きますよー。

8/6 13:31

セルフビレイはボルト（ペツルGマーク）や

8/6 13:47

フィックスロープのクイ、

8/6 14:13

岩になどで適宜。

8/6 14:31

このピナクルはフィックスロープ地帯でした。

8/6 14:39

足場はあるので、ロープと岩を掴んで足でどんどん登ります。

8/6 15:04

どんどん。

8/6 15:11

下を見るとかなりの高度感。
落ちたら大変です。

8/6 15:32

でもホールドと

8/6 15:32

スタンスはしっかりあります。

8/6 15:39

たまに景色を眺めながら。

8/6 15:43

前方には下山路のメンヒ東山稜とメンヒ。

8/6 15:44

メンヒのアップ。裏から見るとこんな雪壁なんですね。びっくり。

8/6 15:42

ささ、どんどん登って行きますよー。

8/6 15:49

どんどん。

8/6 16:27

ん？あれが山頂かしら？ってところが2回くらい出てきました。
向こうに見えるのは山頂ではなく、まだまだ続きます。

8/6 17:02

雪稜が出てきたので、

8/6 17:03

ここでアイゼンを付けました。
細い細い雪稜。

8/6 17:05

写真では分かりにくですが、若干右側に張り出していて、しかもやや柔らかい雪で、左右とも緊張した一歩一歩でした。

8/6 17:12

雪稜終わって、また岩稜。

8/6 17:22

2回目の雪稜もなかなかデンジャラスでした。

8/6 17:33

2回目の雪稜のあとしばらく行くと、

8/6 17:39

あ、もしかして山頂？？？

8/6 17:46

はい。ようやくアイガー山頂です。
着きました！着きましたよ！ありがとうございます！
前方にはメンヒとユングフラウ。

8/6 18:07

下山路はメンヒに向かってあの稜線を行くんですって！

8/6 18:03

またギザギザしてるし、長そうだなあ。

8/6 18:32

懸垂をして、どんどん降ります。

8/6 19:50

雪の斜面のトラバース。
しっかりピックを打って。

8/6 20:37

こちらは硬めの雪でした。
前方にあるピナクルも巻かずにしっかり登りますよ。

8/6 21:03

下山路の核心部。
ここは向こう側に回り込むように移動するので、高度感がなかなかでした。先人の足跡があるのでそれを参考にすればOK。

8/6 21:26

下山路も岩を登って、

8/6 22:05

登って行きます。

8/6 22:17

ここの雪稜も硬かったので、良かったですが、

8/6 22:22

斜度が凄かったです。

8/6 22:26

ここで稜線から離れてユングフラウヨッホへ向かいます。
やっと岩稜が終わりました。アイゼンを付けたままの岩稜のアップダウン、おなかいっぱいありがとうございました。

8/6 22:27

クレバスに気をつけながらユングフラウヨッホへ向かいます。
間近で見るメンヒは迫力ありました。
ここもいつか登りたいですね。

8/6 22:59

前方に見えるのがメンヒスヨッホヒュッテ。ユングフラウに登る時とかここに泊まるみたいです。

8/6 23:21

ユングフラウヨッホが見えて来ました。
左下にはヨーロッパ最大のアレッチ氷河。

8/6 23:21

ユングフラウヨッホのアップ。
このピナクルの中を電車が通ったり、観光施設があるなんて、さすがトップオブヨーロッパだなあ。

8/6 23:48

ユングフラウヨッホの出入口到着。
お疲れ様でした！

8/7 0:01

トンネルを通り、現実世界へ。
中は暖かかった。

8/7 0:04

現実世界に戻り、観光客に混じり、巨大スノードームやアイスパレスなどを観光して帰りました。

装備

備考

ベースレイヤー、ハードシェル、ストームゴージュアルパインパンツ1枚のみ。
12本爪アイゼン、ピッケル、ヘルメット、ハーネス、PASS+環付カラビナ、ATC+環付カラビナ、スリング60、カラビナ1枚、革手袋、ハイドレーション2L

感想

roku

例年のヨーロッパは雪が心配で心配で、今年もどうなることやらと旅立ちましたが、ヨーロッパも猛暑で雪なし。（むしろ夕立＆雷のほうが心配ごとだった。）
予定通り小屋へ向かい、予定通り登って、予定通り無事に下山できました。

ミッテルレギヒュッテから見たとんがったアイガー、メンヒの雪壁、
グリンデルワルド東方面から見たぺらっぺらのアイガーが印象的でした。

コメント

aburage-og3

登頂 おめでとう御座います
ブラボー（拍手）

私には夢の世界　夢で満足(^^♪

次は何処へ？　楽しみにしております。

？？
ミネラルウォーター/500mペットボトル　5.00CHF
5.00CHF　て　おいくら万円？

roku

Re: 登頂 おめでとう御座います
ありがとうございます！
まだまだ登りたいお山はたくさんあるのですが、
ヨーロッパはひとまず、一区切りです。
何年かしたら、ベルナー・オーバーランドで残ってるメンヒとユングフラウ、
あとモンテローザとリスカムとカストールとドムとアルプフーベルとグランドジョラス、
オートルートも行きたいなぁ。
と思ってます（笑

5.00CHFは5スイスフランなので、580円くらいですね。
ちなみに下界のスーパーで買えば1Lペットボトルは100円弱くらいです。

うみさま

ユングフラウ
懐かしい〜新婚旅行

そういや この時も嫁ちゃんしんどそうやった
乗鞍の畳平で しんどそうやったんは 体調の問題ちゃうんやなぁ＞１人思い出に浸る

roku

Re: ユングフラウ
umisamaさん、こんにちは。
あら〜、新婚旅行がスイスだなんて、
ステキですね〜。
ユングフラウヨッホの展望台まで行くと標高3,571mですからね。
軽く高山病になりますね。
当時の思い出がよみがえって、にやにやしておられるところでしょうか

andromeda_ak

懐かしのアイガー
自分達で行った時はガスっていて、展望が効かず写真も殆どないので、嬉しく拝見しました。
ルートを探しながらリーダーに確保してもらいながら15時間もかかりました。緊張で1度もトイレに行かなかった想い出があります。

roku

Re: 懐かしのアイガー
andromeda_akさん、コメントありがとうございます。
お天気や山のコンディションによって難易度や印象がだいぶ変わるんでしょうね。
ガスってる中を登るのは大変そうですね。。
私が滞在してた期間は昼間はお天気で猛暑、夕方に夕立という日が続いていましたので、
雪の心配も凍結の心配もなく、山のコンディションも良かったと思います。
写真はいっぱい撮ったのですが、前後に登っている人がいなかったので、
距離感がでない岩場の同じような写真ばかりでした