五竜岳
- GPS
- 27:52
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,635m
- 下り
- 1,925m
コースタイム
- 山行
- 6:52
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:11
天候 | 晴れ後曇り後強風雷雨・・ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
八方第三駐車場へ前日日中に移動し車中泊しました。 |
写真
感想
今年の夏は何処に行くか?
一週間前に後立山へ照準を合わせていましたが
車で行って、気持ちよく縦走し下山後
車を回収し易いルートを考えた時浮かんだのは
「唐松岳〜五竜岳」縦走なのでした。
他にも色々と考えましたが一度行ってみたかった
五竜岳を目指します。
自宅を出るのが12日の朝なのですが直前まで
天気図や予報を見ても何とも煮え切らない天候です。
ただ最悪の天気にはならないだろうと予想し
八方第三駐車場で前夜を過ごしました。
1日目、朝7時からゴンドラリフト「アダム」は運行します。
5時起床、夫婦で準備をし乗り場へ向かいます。
チケットの販売は30分前からなので他の登山者の方たちも
ぞろぞろと並び始めます。と、妻が突然・・・
「あ〜!どーしよう!!」と悲痛な顔をしています。
私は「ん?ナニ??」と聞くと
妻は靴ひもを結び直そうと持っている登山靴の
ソールを指さし・・・
「ソールがゆるゆる剥がれそう」と言って来ました
確かに左右とも今にもソールが剥がれそうです。
実は妻の愛用している登山靴は私が見てももう限界で
一月前に新しい靴を買って用意していたのでした。
しかし!妻は慣らしてない登山靴で縦走は出来ないと
今回持って来てなかったのでしたっ・・・
私「どうするの?」
妻「・・・お土産屋さんで買ってくる!」
と、アダム出発10分前に売店にあったキャラバンを
購入したのでした・・。
結局妻は登山靴は慣らしもへったくれも無い事が
少しわかったようでした。
そうこうしてゴンドラ、リフトを乗り継いで
八方尾根の取付きです。やはり天候は不安定で
雨に降られてリフトを乗ってましたが八方池までは快晴。
しかし、そこから先に行くにつれどんどん天気は
下り坂になるのでした。まぁ前日からも稜線や山頂は雲で
一度も見れてませんから案の定ですが。。
雨具装備でてくてく歩いて行きます。丸山を過ぎた位から
”ビカビカ!!””ゴロゴロ〜〜!!””ドバァ〜ン!!"
稲光と雷鳴が鳴り響きます。雨も大粒でなかなか厳しい状況です。
稜線に出掛け私は「撤退した方がいいかな?」と考えてると
ガスの中にぼんやりと山小屋が!!
妻は「カミナリ怖い〜死にたくない〜」と言ってます。
言うまでもなく唐松岳頂上山荘に避難する事にしました。
雨風雷は酷く他の登山者の方も殆ど唐松岳頂上山荘の
中に居るので混み混み状態でした。
(もちろんこのヤバい状況で唐松岳のピークはスルーします)
山荘には気象レーダの情報があり、ほぼリアルタイムで
確認することが出来ます。山荘の方にも話を聞きましたが
雨はともかく雷は1時間後には抜ける様です。
縦走する他の方達もそのタイミングで出発する準備をしてます。
私は何度も外を確認しましたが大凡予想通り雷雲は去ったようです
雷雲を消し去った風が思ったより強かったので思案しましたが
妻を連れて五竜山荘へ向かいました。
途中の牛首や岩場、登り返しなど変化に富んだ素晴らしい
縦走路でしたが、なんせ雨風は白岳の手前までは止まず
途中夫婦で「なんか逆に気持ちイイね」と
雨風に慣れてきて少し楽しんでました・・・。
ともすると五竜山荘へ到着。早速宿泊の手配をします。
私は晴れてたらテン泊して星空と流星を見ながら寝ようと
思っていたけど完全に天候にやられたなと
リベンジを誓うのでした。
この日の五竜山荘は天候のせいもあってか平和でした。
部屋も2階の「白岳の間」で熟年のご夫婦と2組で寝ました。
楽しみにしていたカレーライスも2回お替りして
日本酒やワイン、ビールを飲んでいつもの様にご機嫌でした。
明日の天気を期待しつつ就寝です・・。
翌朝、やはりガスっていましたが朝食後に五竜岳に登り始めると
空が明るくなってきて雲の切れ間から青空や日差しが見えます。
五竜岳のピークに気持ち良く登頂し間もなく五竜山荘へ戻りますが
途中で雷鳥の親子に遭遇しました。
妻「ライチョウさん可愛いナ〜」
ちょっとこの雷鳥親子をじっと観察していましたが
ハイマツのなかへ行ってしまいました。
私達も身支度をして遠見尾根を下り始めます。
アップダウンあり面白い遠見尾根を下って来るとアルプス平の
界隈は高山植物園ではありませんか!しっかりコマクサもあって
パチリと写真を撮ります。
テレキャビンの乗り場で軽く昼食をとったのですが
ココのおススメでもある「すいかジュース」が
ムチャクチャ美味い!!甘いすいかそのまま飲んでる感じです。
これで今回の山行は終わりですがエスカルプラザからタクシーで
八方第三駐車場まで戻る途中にタクシーの運転者さんが
話していたのですが「今年の夏は暑すぎる」との事。
確かに一般の方が避暑に白馬に来てるのに全然涼しくない・・
妻曰く「これは異常気象だナ間違いない」との事です。
この後は白馬ハイランドホテルの展望温泉に入り
近所のペンションで後泊しました。
後日談は日記に書いておきましょう・・。
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