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Yamareco

記録ID: 1557991
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

天候不順の大雪山

2018年08月10日(金) 〜 2018年08月14日(火)
 - 拍手
GPS
104:00
距離
14.0km
登り
1,102m
下り
1,173m

コースタイム

1日目
山行
4:15
休憩
0:25
合計
4:40
8:50
50
9:40
9:55
175
12:50
13:00
30
旭岳
13:30
裏旭幕営地
2日目
山行
4:00
休憩
0:35
合計
4:35
6:20
50
裏旭幕営地
7:10
7:25
30
間宮岳分岐
7:55
8:00
55
中岳分岐
8:55
9:10
105
北鎮岳分岐
10:55
黒岳石室
3日目
山行
0:25
休憩
1:35
合計
2:00
4:00
15
黒岳石室
4:15
5:50
10
4日目
山行
1:40
休憩
0:10
合計
1:50
8:45
50
9:35
9:45
50
黒岳
天候 雨、曇り、霧
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
・旭川空港→旭岳温泉:タクシー¥8,970、約45分
・層雲峡→旭川駅:バス\2,100、約2時間
・往復の空路はまったくの満席(5月上旬に予約しました)。
 飛行機を使う場合はJR以上に早めの計画立案・決定が必要。
コース状況/
危険箇所等
・旭岳→裏旭はザクザクの砂礫地で滑り易く注意。
・裏旭幕営地は旭岳東鞍部。表示は無いが北側にルート有、視界不良時は注意。
 水場は融雪の小沢。風よけの石組みが点在。
・黒岳石室の水場は天水タンク。トイレは超オーバーユース状態。
 視線をそらして使用しましょう。トイレットパーパーはあります。
 飯豊のような自転車漕ぎはすでに効果が無くなっていそうな状態。
その他周辺情報 ・旭岳温泉にはロープウェイ(以降RW)売店以外店舗なし(酒はRW売店)。
・旭岳野営場は\500、管理棟、炊事場、トイレのみ(トイレにコンセントあり)。
・黒岳石室はテント¥500、素泊まり(毛布1枚付)¥2,000、ビール\500。
・層雲峡には北海道コンビニのセイコーマートがあるので便利。
・層雲峡野営場はRWから20分弱と遠いが無料。炊事場、トイレのみ。管理人無し。
 ブルーシートに覆われた常設(?)テントは肝試しに良いかも。
旭川空港
野営場は分かりにくいが駐車場の奥
野営場は分かりにくいが駐車場の奥
バス時刻表
RW山麓駅売店(お酒あります♪)、2Fにレストラン
RW山麓駅売店(お酒あります♪)、2Fにレストラン
旭川地ビール!
旭岳野営場のフードボックスは2箱しかない。
旭岳野営場のフードボックスは2箱しかない。
マンホールの蓋は可愛いナキウサギ柄
マンホールの蓋は可愛いナキウサギ柄
今回の燃料はエスビットのみ。ネトネト除けのためにアルミホイルを使う。カップは2重、焜炉板1枚で1泊3枚使用。風防の換気が悪いと煙が盛大に出るので注意。
今回の燃料はエスビットのみ。ネトネト除けのためにアルミホイルを使う。カップは2重、焜炉板1枚で1泊3枚使用。風防の換気が悪いと煙が盛大に出るので注意。
雨の旭岳姿見駅
山頂売店
身支度をしながら軽く腹ごしらえ
身支度をしながら軽く腹ごしらえ
チングルマの花穂(あちこちで大きな群落が点在)
チングルマの花穂(あちこちで大きな群落が点在)
エゾリンドウ?花は詳しくないので適当です。
エゾリンドウ?花は詳しくないので適当です。
旭岳石室
これは金庫岩かなー
これは金庫岩かなー
ガスガスの旭岳
裏旭幕営地
初めて浄水器使用
1
初めて浄水器使用
裏旭で一時の晴れ
裏旭で一時の晴れ
砂礫地を間宮岳へ向かう
砂礫地を間宮岳へ向かう
コマクサの小群落
コマクサの小群落
石垣ドドメ
北鎮岳分岐
烈風の跡
隣の岩はなんともないのに、岩質によるのだろうか?
1
隣の岩はなんともないのに、岩質によるのだろうか?
イワギキョウ?
御鉢平の硫黄の川
御鉢平の硫黄の川
ミヤマリンドウ?
ミヤマリンドウ?
中岳界隈、桂月岳あたりに点々と咲いています。
1
中岳界隈、桂月岳あたりに点々と咲いています。
構造土になる途中かな?
構造土になる途中かな?
水の流れに沿って茂るバイケイソウ
水の流れに沿って茂るバイケイソウ
黒岳石室
濡れ物、湿気物の虫干し中。
2
濡れ物、湿気物の虫干し中。
ロシア土産
本日は超満杯。
ヒグマに騒然(中央やや右の黒い点)
2
ヒグマに騒然(中央やや右の黒い点)
桂月岳の朝
雨の予報で小屋泊に変更
1
雨の予報で小屋泊に変更
この雪渓は上が頭のテルテル坊主あるいは下に口を向けているクジラ
この雪渓は上が頭のテルテル坊主あるいは下に口を向けているクジラ
430FMは空振り
久し振りに這松の海に飛び込んだら戻るのが大変だった
久し振りに這松の海に飛び込んだら戻るのが大変だった
本日の夕食
今日もヒグマが現れた(中央雪渓上部の明緑部の黒い点)
今日もヒグマが現れた(中央雪渓上部の明緑部の黒い点)
黒岳もガスガス
黒岳山頂の祠
上に記された日付と時間が変だ(ただ今2018/8/14 10:30過ぎです)
上に記された日付と時間が変だ(ただ今2018/8/14 10:30過ぎです)
リフト駅(海外観光客が多い)
リフト駅(海外観光客が多い)
やっととらえたシマリス(「ぼのぼの」のシマリスみたいで可愛い)
やっととらえたシマリス(「ぼのぼの」のシマリスみたいで可愛い)
小糠雨が降りしきるリフトに耐える
小糠雨が降りしきるリフトに耐える
冷えた体にうれしい熱いラーメン(舞茸たっぷり)と冷たいビール
冷えた体にうれしい熱いラーメン(舞茸たっぷり)と冷たいビール
層雲峡RW売店
セイコーマートで酒類を調達
セイコーマートで酒類を調達
以外に遠く、目立たない
以外に遠く、目立たない
2段上のサイトA端にはブルーシートで覆われた怪しいテント(中には白骨が横たわっていそうな感じがする。撮影する度胸も、中を覗く度胸もない小心者です)
2段上のサイトA端にはブルーシートで覆われた怪しいテント(中には白骨が横たわっていそうな感じがする。撮影する度胸も、中を覗く度胸もない小心者です)
炊事場で荷造り
層雲峡バス停前
バス時刻表
沙羅ちゃんは上川出身だったのですね
沙羅ちゃんは上川出身だったのですね
旭川駅でガス調達OK
旭川駅でガス調達OK
酒ばっか!(手前は燻製卵)
酒ばっか!(手前は燻製卵)
旭川から札幌へ向かう
旭川から札幌へ向かう
本日はすすきの泊。「NIKKA BAR」♩♩はTVでよく見るこの交差点の1ブロック左です(画面サッポロビール看板左下)。
本日はすすきの泊。「NIKKA BAR」♩♩はTVでよく見るこの交差点の1ブロック左です(画面サッポロビール看板左下)。
結局ほとんど晴れなかった
結局ほとんど晴れなかった
千歳空港で朝からですね・・・
千歳空港で朝からですね・・・
今日も雨
数日ぶりの青空は福島上空
数日ぶりの青空は福島上空

装備

個人装備
・燃料はエスビットスタンダード6箱持参で 4.5箱使用(点火は古風にマッチ) ・食品はα米やカップ麺リフィルなのでお湯が沸かせればOK(沸騰しなくても問題なし
備考 ・火器はガスにしてもよかったかも。
但し、残ったボンベの処分に困りそうだ(飛行機には持ち込めないので)。
・ガス缶は黒岳RWやJR旭川駅で販売, 旭川空港でも購入可(空港HP参照)
・旭岳RWでガス缶があったかは覚えていない。
・入山時 タクシー移動なら旭川市内モンベルショップや各種店舗利用ができて便利

感想

【8/10 初日 日数除外】
 機内で国際線の混雑のため離陸が15~20分遅れるとアナウンスがあった。今回の山行を暗示しているようだった。結局20分遅れで旭川空港に到着し、予定のバスには乗れなかったので、タクシーで旭岳温泉に向かう。霧雨、小雨散発の天候であった。
【8/11 2日目】
 4:30起床、20℃、雨。今日は裏旭までなので炊事場でのそのそ荷造りしRWへ向かう。姿見駅でビールを飲みながら雨支度をする。売店のコロッケは意外においしかった。夫婦池、しゅうしゅうと噴煙をあげる噴気口、姿見池を廻り、旭岳へ向かう。雨・霧で視界の無い中、延々と火山礫路のだらだら登り続く。霧の中、左手に見え隠れしている四角い岩は金庫岩だろうか?「ずいぶん昔に金庫岩SOS遭難騒ぎがあったかな」と思っているとほどなく旭岳に到着した。山頂からはズルズルの砂礫路を下る。しばらくすると、草地が見え、小沢を渡ってちょっと下ると霧の中に、声が聞こえ、テントが見えてきた。シェルター設営時には雨が止んでいて助かった。石組みに座ってビールを飲んでいると、一時青空が広がってきた。好天を期待したが夕刻からは再び雨になった。本日の幕営数は15張り位。〇路×陵高校の声の大きい先生や生徒がうるさかった。
【8/12 3日目】
 4:00起床、霧、15℃。昨夜は本降りで風も強かったが、とりあえず今朝は小康状態であった。白雲岳に向かう予定だったが、好天を期待できないため、予定を変更して黒岳石室へ直行する。間宮岳までの登りをこなすと、穏やかな稜線歩きとなる。中岳あたりからコマクサが点々と咲いているのがうれしかった。御鉢平の底には黄色い川が網目のように走っている。硫黄が析出しているのだろうか。谷底にはお地蔵様や風車は見えなかった。ここまであまりハイカーには会わなかったが、展望台からは一気にハイカーが増える。石室到着時、テン場はほぼ一杯でわずかな隙間にシェルターをねじ込んだ。今日は小屋前にもテントが張られる程の超満張りだった。
【8/13 4日目】
 未明に桂月岳へ行ってみるが、薄雲越しに朝日が見えただけだった。テン場に戻ると、小屋スタッフが本日午後から再び雨が降り出すと言うので、シェルターを撤収し、小屋泊まりとする。夕刻から本降りとなった。本日は入山少なく、テント10張り位、小屋泊5組程度だった。昨日と同様、凌雲岳の麓に現れたヒグマに宿泊客騒然となって見物する、「えー、どこどこ?」「あっちあっち」「あー、いたいた!」。
本日は北鎮岳や比布岳をピストンする予定だったがやる気が出ず、停滞となった。
【8/14 5日目】
 5:10起床、小屋内14℃、霧。相変わらず天候不順だが雨は止んでいた。今日は層雲峡泊りなのでのんびり支度する。黒岳への登りは見た目より順調にこなしたが、山頂は相変わらず視界がきかない。山頂の小祠に「無事帰宅できますように!次回は晴れますように!」と祈願し下山する。意外に大勢の外国人が登ってくる。登山するのはほとんど欧米人で、アジア人観光客はリフト七合目までしか上がってこない。リフト駅ではシマリスが沢山ちょろちょろしているがカメラに収めるのに苦労した。層雲峡に下山するとセイコーマートで酒を調達して、層雲峡野営場にシェルターを設営した。旭岳野営場も層雲峡野営場も屋根付き炊事場、トイレだけで余分な施設が一切ないのは快適だった。
【8/15~8/16 日数除外】
  両日ともに朝から雨だった。8:40発のバスで旭川へ向かい、札幌に宿泊してから帰路に着いた。今回の山行で青空が見えたのは、裏旭の一瞬と帰りの福島上空あたりからだった。日帰り可能な旭岳温泉→層雲峡間の夏山縦走で5日も費やすのんびりハイカーはめったにいないような気がする。今回またしても「宿題・課題を残しておく方が再訪のきっかけとなる!」との妙な言い訳を残してきたのであった。


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