秋田駒ヶ岳→乳頭山(山頂動画あります)
- GPS
- 08:59
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 854m
- 下り
- 1,369m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 8:51
天候 | 曇のち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山届は、八合目の小屋の中で記入して提出しました。 |
その他周辺情報 | アルパこまくさ http://www.heart-herb.co.jp/arupa/ 水沢温泉 http://www.tsukamoto-sogyo.co.jp/mizusawa/onsen/index.html |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
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感想
昨晩は、雲間から星が見えていましたが、一面の曇り空。天気予報ではズバリ晴でしたので意気消沈。
天気に文句を言っても始まりませんので、予定どおりに歩くつもりで準備を開始。
朝食と洗面を済ませ、着替えて体操。バスは、6時前に到着しました。
先客は無く、アルパこまくさから10名が乗車しました。
バスは暖房が効いていました。外気温が15度位なので暖房を付けていても不思議ではありませんが、運転手さんは、車内アナウンスで「暑ければ暖房を止めますが、大丈夫でしょうか?」と配慮されていました。
バスは、駒ヶ岳八合目に向けてカーブの多い道をグングン上って行きます。バス一台が通れる程の道幅で、対向車が来たならばすれ違うことができません。待避所は見かけませんでしたので、一般車両が入れる時期には大変な事になりそうな感じがしました。
バスは、定刻どおりに駒ヶ岳八合目に到着しました。
小屋の中で登山届を提出し、出発。
焦る必要も無いのでゆっくりと登りました。7分程登ると眼前が開けました。鉱山跡と知ったのは帰宅してからのことですが、火山特有の異星空間の様にも感じました。
更に登り続けると15分程で赤茶けた土の広場に出ました。ガスで視界が悪いので周囲の状況は分かりませんでしたが、ここが片倉岳山頂だと標柱に表示で分かりました。
そこから緩いアップダウンを繰り返し、木道となって下って行くと男岳と阿弥陀池への分岐がありました。標柱の写真を撮っていると、舞台の幕が開くように、一瞬にしてガスが切れて展望が広がりました。
これ程までに一瞬で状況が一変したのは、私の登山歴の中でも初めてです。驚きと感動でした。素晴らしい景色が広がりました。この一瞬だけでも来た甲斐があったというものです。
阿弥陀池は、両側に木道が付けられていますが、男女岳側の木道を通り、避難小屋の前から男女岳への登りが始まりました。
最初は、石を並べた道で、その後、木製の土留めをした階段状になり、最後は普通の登山道となって男女岳山頂(1637m)に到着しました。雲が低い位置にかかり、360度の大展望でした。ヘリが飛び回っています。窓から下を見ていますが、遭難者を捜していたのかも知れません。私が下山するまで、何度も駒ヶ岳周辺を飛んでいました。
今まで歩いてきた道では、転落したり、登山道を迷うような場所は無く、この様な山で、どの様にしたら遭難するのか不思議な感じでした。
男女岳から登ってきた道を下り、避難小屋で休憩。横岳に向かって登り返し、稜線からは横長根方面が良く見えました。
横岳(1583m)と名前が付いていますが、際だったピークではありませんでした。下って登り返すと円形広場の様な焼森に到着。ここでパンを一つ食べました。
焼森からは、富士山の須走の様な砂礫の道を下り、15分程下ったところが最低鞍部で水が流れていました。丁度、500mlのペットボトルが空いたので、保険のために水を入れました。
そこからの登り返しは、道がえぐれていたり、笹の藪漕ぎがあったりで、歩き難い部分も結構ありました。最低鞍部から45分程登って湯森山(1471.7m)に到着。キツい登りはありませんでしたが、前述のとおり難儀したことも有り疲れました。ここで、八合目方向から登ってきた監視員の腕章を付けた方お二人と、横岳方面から登ってきた単独行の方が通過していきました。
湯森山から17分程下って最低鞍部を通過。少し登ると熊見平で木道のある湿原の様な感じの場所でした。熊見平から少し下って登りに転じたところに大きな岩が4つ位ありました。一番大きな岩は、「宿岩」と表記された標柱がありました。
宿岩からは、笊森山まで緩い登りが続いていることが見て取れましたが、まだまだ遠くに見えました。
40分程登り続け、笊森山(1541m)に到着しました。広い山頂で、360度の大展望を楽しみました。これから向かう乳頭山が小さく見えます。お腹が空いたのでパンを3個食べて休憩しました。
笊森山から少し下ると千沼ヶ原との分岐を右に見て乳頭山方面に下りました。この下りも一部藪になっていて歩き難かったです。最低鞍部を少し過ぎると再び千沼ヶ原への分岐を右に見て乳頭山へ登っていきます。小さなアップダウンがあり、右手に池を見ると乳頭山(烏帽子岳)への本格的な登りになります。左側が切れ落ちている稜線を登り切ると乳頭山(烏帽子岳)山頂に到着しました。
山頂には、「乳頭山」と刻まれた板がありましたが、それ以外には今まで通ってきた山々には設置してあった様な標柱等は無く、方位を示す銅板(?)が落ちていました。以前は、立派な方位板としてコンクリートで設置されていたものなのかも知れません。
写真を撮って下山開始。少し下ると黒湯へ下る分岐があり、私は、田代平方面に進みました。
乳頭山から下ること約30分で田代平山荘に到着しました。周囲は、湿原に囲まれていて、花の時期は良さそうな感じがしました。
小屋の先の木道で八幡平へ続く稜線を左に取り孫六温泉への下りに入りました。バスの時刻まで1時間以上あるので余裕だろうと思っていましたが、ここからの下りは、本日、一番の悪路でした。
泥濘んでいるところが所々にあり、転けたくないので慎重に下ります。思いの外時間を要しました。
やがて沢音が大きくなってきましたが、温泉の気配が見えてきません。小屋を出発してから1時間以上が経過し、バス停までの距離が分からないので焦ってきました。
ようやく孫六温泉へ続く林道に出た時には、バスの時刻まで10分を切っていました。バス停までの距離が分かりませんが、バスは1時間に一本しか無いのでダメ元で走りました。
乳頭温泉バス停には、定刻の2分前に到着。間に合って良かったです。歩いていたら間に合いませんでした。
アルパこまくさに着いて靴を脱ぎ、温泉で汗を流し、翌日の登山に備えました。
阿弥陀池・男岳分岐
秋田駒ヶ岳(男女岳)山頂
笊森山 山頂
乳頭山(烏帽子岳)山頂
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